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成田山新勝寺

2010年11月27日 | 散歩
 成田山新勝寺、成田不動さんとして親しまれている。
今年は春に神田明神に詣でたが、
実は成田不動と神田明神は、敵対関係なのだそうだ。
神田明神は平将門を祀った神社。逆に成田山新勝寺は、平将門の乱を平定するためのお寺ということである。
新勝寺の歴史は古く、平安時代にさかのぼり、平将門の乱の平定祈願のために開山され、弘法大師空海が自ら彫ったといわれる不動明王がご本尊となった。


JR成田駅  成田市観光循環バス


門前町の辻


門前町、三重塔が垣間見える




総門が見えてきた


総門
平成20年は、成田山開基1070年に当たるため、その記念事業として、現在、総門を建設中、ほぼ完成している。


仁王門
天保2年(1831)再建。境内入り口にあって、伽藍守護の役目をしている。


仁王門の巨大提灯、魚がしの字がみえる
昭和43年に大本堂が落成した際に、東京の魚河岸が奉納したものだそうだ。


仁王門下の仁王池
願をかけ、かなった人が、ここに亀を放つようで、亀がうじゃうじゃいる。
また、両側にたくさんの石碑がある。


仁王門と仁王池を上からみる


大本堂と三重塔
大本堂は、昭和43年に建てられた立派な建造物で、内部には、ご本尊の不動明王が祀られている。
神田明神の祟りに逢わないように、丁重にお参りをする。


歌舞伎成田屋の市川海老蔵奉納の大絵馬、海老蔵と麻央のサインがみえる


三重塔(左)、一切経堂(中)、鐘楼(右)
三重塔は新しいようにみえるが18世紀初頭に建立されたもの。


三重塔の十六羅漢の彫刻


一切経堂の八角輪転蔵には一切経(仏教経典の総集)が納められている
一切経蔵と言って、ぐるぐると回すだけで、この中に収められた、
一切経という長い長いお経のすべてを読んだと同じ功徳を得られるもの。
現在は、文化財保護のため、実際に回すことはできない。


光明堂
こちらは、元禄時代の新勝寺の本堂だった。昔の本堂を大切にしている。
建物の壁に施された彫刻は百羅漢や二十四孝(中国の教訓書に記されている二十四人の孝行者)などの物語が、何枚もの細かな彫刻で表現されている。
恋愛成就祈願ができるようだ。


額堂
こちらは、やはり江戸末期に建てられたもので、お参りに来た信徒の人々が奉納した絵馬や額をかけるための建物。
額には、主に明治や大正時代の人々の名前や屋号などが刻まれている。


開山堂
成田山の開山は古く940年。そしてその開山の祖、寛朝大僧正(かんちょうだいそうじょう)が祀られているのがこの開山堂。現在の建物は昭和13年に再建されたもの。


釈迦堂
釈迦堂は、江戸末期の安政時代に建てられたもので、現在の大本堂が建つ前は、こちらが新勝寺の本堂だった。


七五三参りの女の子

このあと、成田山公園へ行く。

成田山公園へ


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