モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

読売新聞の記事

2011年09月21日 | 日記

19日に延楽さんのロビーで見つけた新聞記事。

読売新聞さんが19日朝刊に掲載してくださったようです。

ありがとうございます。

画像は、松田梨子&わこさんの連弾と、5時間室内楽コンサートの弦楽カルテットですね。

来年は、ぜひ、初日に掲載してくださいね。

この音楽祭をより多くの人に知ってもらいたいと思っています。

でも、掲載、本当にありがとうございます。この記事でおいでになった方もきっとたくさんあったのだろうと思います。


こういう楽譜があるんですね

2011年09月21日 | 演奏

延楽さんで演奏した女性ヴァイオリンデュオ。

一つの譜面台を向き合って演奏しているので、変だなと思ったら、実はこんな楽譜をつかっていました。

両方から見てそれぞれに演奏するとそのまま楽曲になるというもので、「鏡」と名付けられた曲です。

演奏はこんな感じです。

回文みたいなものですね。

この画像は、延楽さんのロビーですが、右手に甲冑。左には、掛け軸。正面奥には、昭和天皇と今上天皇陛下が来訪されたお写真が飾られています。

この雰囲気もすごいなあ。

ちょっと見かけないモーツァルトです。


宇奈月には地鉄が似合う

2011年09月21日 | 演奏

17日、初日、くろワンの「モーツァルト電車」が到着し、いよいよ気分が盛り上がったところで、午後1時、富山地方鉄道吹奏楽団の演奏が始まりました。もちろん、場所は、富山地方鉄道宇奈月温泉駅前。「レイルウェイズ2」の舞台にもなった場所です。

富山地方鉄道グループは他の鉄道会社同様に、さまざまな仕事をしており、そこで働く人たちの社会人楽団です。富山地方鉄道の前身にあたる会社が宇奈月まで延伸して、温泉が開かれるきっかけを作りました。

富山の人は「ちてつ」と呼んで親しんでいます。

宇奈月には欠かせない「ちてつ」のみなさんが、いよいよモーツァルト音楽祭に登場です。

準備を始めた頃は雨が上がっていたのですが、演奏直前雨が落ちてきました。並べられた椅子が濡れていきます。この演奏だけは、雨天プログラムがありません。ここでやることに意味があるので、あらかじめ作っておいたテントを、何と並べられた椅子の上に移動しました。ヤフードーム式ですね。

何とか、演奏会が行えそうです。指揮者だけが外に出てしまいました。

実は、モーツァルトは吹奏楽があまりお好きでなかったらしく、専用の作品はほとんどないそうです。そこで今回は、別の楽曲を吹奏楽用に作り替えているのです。

吹奏楽は迫力がありますね。

音を出し始めた瞬間に人が集まり出しました。

雨は少し強くなっていますが、それを気にしない指揮者の熱い指揮ぶりにも心を動かされます。

うしろをカボチャ電車が走っていきました。

似合うなあ、いいなあ。

トロッコ電車も宇奈月の象徴ですが、ちてつも似合いますね。

(画像は、何の手違いかアップされていませんでした。後日、追加します)


ドルチェリンカーさんのハンドベル

2011年09月20日 | 演奏

ドルチェリンカーさんの演奏場所が一転二転しました。19日朝、海岸部は土砂降り。宇奈月温泉街はうそのように雨が落ちていません。時々、ぽつりとくるかなというところです。

駅前決行!そう決まったのはかなりぎりぎりで、お客さんもどっちでやっているんだろうと動き回っていました。

ドルチェリンカーさんは地元のマリンバの演奏家が指導されるハンドベルなどの音楽グループです。今回は、そこに声楽を加えています。同じ指導者のリトル・ミュージシャンはこのあとセレネ小ホールで演奏します。

この日の皮切りの演奏だけに、注目度が高くなっています。

あいかわらず指揮の大谷先生の表情は豊かですね。

音楽とは楽しみ謳歌するものだと姿勢で教えてくださっているようです。

この日のために毎週3日間の練習を続けたと聞きました。

峡谷の風土にハンドベルはとても似合います。

モーツァルトは、もちろん、ハンドベルのための曲を作ったりはしていません。しかし、ハンドベルになればなったで、また新しい魅力を見せてくれるのがモーツァルトの曲のすばらしさでもあります。この日もそのことを十分に教えていただきました。

今年は、ハンドベルに声楽も加わっていっそう味わい深い演奏でした。

みなさんの笑顔が素敵ですね。

真ん中が声楽の木村もえさんのようですね。

実は、この演奏会で、ちょっとだけはみ出しがありました。モーツァルト音楽祭ではモーツァルトの楽曲だけを演奏することになっていますが、いずみたくさんの「見上げてごらん夜の星を」の演奏が加わっていました。

今年は、おそらく後年歴史に残る年として記憶されます。地球にとっては小さな地面の揺らぎが、私たちのくらしを一変させました。傷跡ばかりでなく、現在も災害は続いたままです。つい、下を向いて、勇気や元気をなくしがちになります。しかし、私たちはここから前に進み、私たちの社会を受け継ぎ、また、次の世代に送って行かなくてはなりません。

亡くなられた方々は星になって私たちを見下ろし、励ましてくださっています。

前を向き、顔を上げて、私たちは手をつなぎ、進んで行かなくてはならないのでしょうね。

峡谷に響くハンドベルは、鎮魂と復興への深い祈りに聞こえました。

手をつなごう ぼくと 追いかけよう 夢を 二人なら 苦しくなんかないさ



圧倒的な最年少出演者グループ

2011年09月20日 | 演奏

19日セレネ3階小ホールはちょっとそれまでと違った熱気に包まれました。

最年少出演者集団の登場です。

お星様に扮した子どもたちとお母さんのグループ「ベビ☆ママコーラス」です。

たぶん、1才になっていないお子さんもいたのではないでしょうか。

一人ずつ自己紹介。ちゃんとお返事できた子もいましたよ。

前の方で横たわっているのは、はいはい中のお子さんです。

プロフェッショナルな演奏もあれば、こんな微笑ましいモーツァルトもあるというのが、この音楽祭の特徴です。

演奏終了後は記念撮影。

みんな上手でしたね。ありがとう。UNZ48とでも名付けておきたいくらいです。

お星様になって、きらきら星変奏曲とは、ちょっと考えつかなかったです。

あなた方がすっかり大きくなるまで音楽祭を続けたいですね。


オリジナルかさ

2011年09月20日 | 日記

音楽祭の期間中、17日は時折雨の降る天気、18日は30度を超える秋晴れ、19日は台風接近といいながらも奇跡的に雨が少ないというめまぐるしく変化する状況が続きました。

17日、19日は念のため傘が手放せませんでした。

ビニル傘がそこら中にあったので、実行委員会の本丸さんは、傘に絵を描いちゃいました。

おなじみアマデウナヅキンちゃんです。

売れそうという声もありましたし、数人の方には傘にイラストを描いておられたようですね。

すっかりキャラクターとして定着しましたね。

来年は、ピンクのアマデウナヅキンも描こうかとそんな話も出ていました。


ブログの更新は続きます

2011年09月20日 | 日記
音楽祭の期間は終了しましたが、ブログや公式HPの更新は続きます。来年に向けての動きもすでに始まっています。

音楽祭の感想などをメールやコメントでお寄せください。みなさんが味わった音楽祭を少しでも記録し、もっともっとモーツァルトを楽しめるように広げていきたいと思っています。

膨大な記録を現在整理中です。
順次アップしていきますが、必ずしも日付やプログラムの順にはならない場合もあります。五月雨式になりますが、ご勘弁ください。

昨年は、ほぼリアルタイムでアップできたのですが、今年のボリュームでは無理でした。期待しておられた方には申し訳ありません。来年までにもう少しいい仕組みを考えてみます。

音楽祭においでになった方で、画像を撮影された方にお願いです。
みなさんの名場面をご提供ください。
別の専用ブログで、画像投稿を受け付けています。
専用のメールアドレスにアクセスすると投稿用のメールが返ってきます。その指示にしたがって画像を添付してください。別ブログのフォトチャンネルに投稿されますので、ウェブ担当が、公式HPやこのブログでご紹介したり、演奏場所別になった、フォトチャンネルに追加していきます。画像は、2MBまでです。以下のQRコードでアクセスください。



期間中にアップしていただいた方もありました。ありがとうございます。

公式HPには、出演者情報がそのまま残されていますので、もう一度調べたいという場合には、公式HPからアクセスいただけます。

出演されたみなさんには、画像提供も可能です。
事務局までお問い合わせください。
提供までに時間がかかる場合がありますので、ご容赦ください。

今後ともブログをご覧いただけますようお願いします。

モーツァルトとともにすごした至福の時間

2011年09月20日 | 音楽祭について
湯の街ふれあい音楽祭モーツァルト@宇奈月の3日間が終わりました。
宇奈月は、冷たい雨の日になりました。急激に秋が深まりつつあります。

2回目となる音楽祭を終えました。
初回の昨年は、どんな風景に出会えるのか、確信のないまま進め、その場その場に生まれる音楽と人、自然が作り上げる響きに驚きながらの3日間でした。

今年は、そうした見通しのある風景に少し安心さえあったのですが、むしろ、さらにすばらしい風景に出会い、生まれ、育まれ、受け継がれ、大きく広がっていくものに圧倒されました。

出演者数、聴衆、ステージ数、なによりも、演奏のクオリティとバリエーションが増え、そのなかに、まだまだ知らない、これから生まれてくる宇奈月とモーツァルトの光景がたくさん見つかっていく3日間でした。

歌枕ということばがあります。和歌や俳句、詩などに歌い込まれた風土のもつ霊性を示すようなことばですが、例えば、芭蕉の「奥の細道」はそうした歌枕を訪ねる旅でもあり、芭蕉が訪ね句を詠むことで、その土地がもつ力はさらに強くなっていたというと、おわかりいただけるでしょうか。

夭折の作家立松和平が、ジョン・レノンが幼い頃に暮らしていた町にあったストロベリー・フィールズを訪ねます。ザ・ビートルズの名曲「ストローベリー・フィールズ・フォーエバー」に読み込まれた場所です。地元の人に、どこだと聞くと「何にもないけど、あっちだよ」と教えてくれ、「ほんと、何にもないんだよ」とよく訪ねる人があるけれど、一体何を見に来るんだという顔をしたそうです。立松和平がその場所に立つと、実際、何もなかったのに、とにかく、いろいろなものがこみ上げてきてただただ立ち尽くしたそうです。閉館したさいたま市のジョン・レノン・ミュージアムには、ストロベリー・フィールズという孤児院の門の写真がありました。写真なのに、そこに立ち尽くす人がずいぶんいらっしゃると聞きました。

ザルツブルクは、モーツァルトの歌枕の土地です。
豊かに深い山々と、大きな川。人々が集い、交易し、また、歌い笑い、ときには悲しみにくれ、励まし合い、幾年にもわたって、喜怒哀楽を飲み込み、出会いと絆を結んだ街だそうです。

そこにモーツァルトの生家があり、街角には日常的に音楽があふれている。そう聞いています。世界中の人々を未だに魅了して止まないモーツァルトの音楽はこの街の風土から生まれました。

私たちが、ザルツブルクと宇奈月を結びつけたのは、ちょっとした思いつきだったかも知れません。しかし、その思いつきがさまざまな縁を引き込み、やがて、私たちが気付いてもいなかったいくつもの絆が、遠いオーストリアの地と宇奈月に確かにあったと、この音楽祭を作りながら教えられました。

私たちの思いつきは、実は、そうした絆が垣間見せていた姿に無意識で反応していたということだったのかも知れません。音楽祭の主唱者の一人でもある指揮者横島勝人さんは、その優れた感性から、直感的に私たちの思いつきの根拠を読み取っていたのでしょうか。

宇奈月にはモーツァルトが似合う!

宇奈月には、歌枕の土地としてのザルツブルクにつながる霊性が秘められているに違いありません。
改めて、そのことばの意味を深く受け止めさせられる3日間でした。

モーツァルト、そして、宇奈月とザルツブルク。
そのことばが見せてくれた風景を、このブログでは、少しずつ描いていきます。

やっとはいはいができるようになった赤ちゃんから、人生の機微を知り尽くした人々まで。

やっと鍵盤をおいかけられるようになった音楽のスタート台に立つ子どもから、たった一音でその場の空気を変えてしまう優れたプロ演奏家まで。

この音楽祭を楽しみにカレンダーにいくつもの丸を付け、くしゃくしゃになるまでコンサートガイドを読み込んだ人から、通りすがりに音楽祭に出会った人々まで。

どうしても音楽祭に行けなかったけれど、宇奈月とモーツァルトの風景に心を寄せてブログを見たり、ニュースを見たりしてときめいてくださった方。

この音楽祭に協賛してくださった方々。

音楽祭のために励まし、多くの協力と支援をいただいた宇奈月温泉街のみなさん。

もっともっと書き尽くせないほど、宇奈月につながり絆となったみなさん、すべてに感謝いたします。

2012年の開催も決定しています。

宇奈月の山々を見渡したとき、きっとみなさんの心に体に知らず知らずモーツァルトが響いているはずです。華麗で、自然にわき出る水のように澄み渡って静かで激しく、強い力をもったモーツァルトは、たしかに、黒部峡谷の山や谷、黒部川の水、宇奈月温泉街の風景の中にいたようです。

このブログでは、音楽祭の模様を、続々とお届けしていきます。
いくつものモーツァルトとの出会いを思い出していただけたら幸いです。

ありがとうございました。
また、宇奈月でお会いしましょう。


女性ヴァイオリンデュオ

2011年09月19日 | 演奏
音楽祭最後の演奏は、女性ヴァイオリンデュオによる演奏です。
麗しい演奏が続きます。
アンコールは、アイネ・クライネ・ナハトムジークの第2楽章を2本のヴァイオリンで演奏します。
2回目の音楽祭の最後の演奏を、2にかけて演奏していただけました。そして、2012年につなぎます。
数千人のお客さんと500人に及ぶキャスト。ブログなどでご覧いただいた皆さん、こられなかったけれど心にかけていただいたみなさんとの手作り音楽祭がお開きです。
ありがとうございました。

残るはロビーコンサートのみ

2011年09月19日 | 音楽祭について
いよいよ千秋楽に近づきました。
残るコンサートは、ホテルロビーコンサート。
午後8時からは、延対寺荘さん、午後8時30分からは、延楽さんでのコンサートです。
これが最終演奏会。
さきほど、セレネ大ホールで、これがモーツァルトの真髄と思わせる圧倒的な演奏を聞かせていただいたスペシャルコンサートメンバーによるロビーコンサートです。
宇奈月の夜は、独特のしっとり感があります。
今日の霧雨、といっても、ずいぶんお天気は持っていたのですが、こんな日の夜は空気が柔らかく、そこだけ分厚くなった感じがします。音は染み入り、透き通り、響きがずっと遠くまでゆっくりと歩いて行く感じがあります。
どんな演奏会で、この素晴らしい3日間が閉じていくのでしょうか。
来年に向けて、大きな夢を着実につなぐ、そんな時間が過ごせそうです。

スペシャルコンサートに うっとり

2011年09月19日 | 出演者

本日14時から宇奈月国際会館セレネにて開演したスペシャルコンサート。

たくさんの方々がご来場してくださいました。

14時前の宇奈月温泉街では、準備中の札をかけているお店も見かけました。

グリーンホテル喜泉さんでは、この音楽祭を見るためにわざわざご宿泊にいらっしゃったお客様までいらっしゃったというお話まで伺いました。本当に嬉しくなるお話です。

まだコンサートは続いております。

泉原隆志さん率いる、音楽祭スペシャルオーケストラのみなさんの演奏にうっとり・・・