モーツァルト@宇奈月

湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月
scince2010年秋。毎年9月に音楽祭を開催しております。

風の音楽家 滝沢卓さん

2010年08月28日 | 出演者
出演者を紹介します。
シンセサイザーの音って独特ですね.
楽器の振動で得られる音と違って、電子的に合成した音に何だか嫌悪感を持っている人もまだいらっしゃるかもしれません.
たしかに、生楽器の音は素晴らしいものです.CDを通して聴いたものとは違って、空気全体をふるわせていくつもの響きを重なるように伝わってきます.宇奈月の自然、風や光にはとてもよく似合っていると思います.
ですから、今回のモーツァルト@宇奈月も、宇奈月温泉のさまざまな場所で演奏し、モーツァルトの響きで宇奈月の自然の姿をいっそう輝くものにしようと考えました.
じゃあ、シンセサイザーは?
これがまた別の姿を見せてくれます。
今回の出演者の一人に、滝沢卓さんというシンセサイザー奏者がいます。
(滝沢卓さんのホームページより借用)
滝沢さんのことを「風の音楽家」と呼んだ人がいます。自然体験活動を応援するフィールド・ナビゲーターをやっている本丸さんです。
本丸さんは、こんな言い方をしました。
風が大好きです。山や野を吹き渡る風を体全体に浴びているのが大好きです。でも、風って実は音を持たない。風の音だと思っているのは、風が何かに当たって生まれた音なんですね。それも悪くはないけれど、風そのものの音を聞くことは出来ないのかって時々思うことがあります。滝沢さんの音楽を聴いたときに、あ、この人は風を使っているんだと思いました。シンセサイザーの魅力はたくさんあります。一人でたくさんの音を扱えることが一番のメリットかも知れませんが、シンセサイザーの語源にもなっている音を作り出す機能は、ものが乗り越えられない固有の音、振動数を突き抜けたその人の音を生み出すことが出来るんですね。ボクらには何かに触れたときにしか感じられない風の音。でも、ちゃんと風そのものにも音を感じてきました。滝沢さんは、その風の音を作り出している。空の上の方で風と風がぶつかり語り合ってくるような、そんなものをシンセサイザーという楽器を使って、本来はボクらの感情の中でしか想起できない音を、実際の響きにして演奏してくれる。風の音楽家です。」
なるほど、そんな見方が出来るんですね。
風の音楽。宇奈月の空気にふれて生み出される風にひたってみたいものです。
滝沢卓さんの演奏は、9月20日(月・祝)午後。黒部峡谷鉄道宇奈月駅そばの黒部川電気記念館宇奈月グランドホテルを予定しています。お彼岸の光と風を味わってみましょう。
滝沢卓さんのホームページ

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