1986年4月26日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はPrince & The Revolutionの"Kiss"。Prince殿下、もちろん皆さんご存知だとは思いますが、1979年に最高位11位を記録した"I Wanna Be Your Lover"からこの曲で通算12曲目のTop40ヒット、5曲目のTop3ヒットで、"When Doves Cry"、"Let's Go Crazy"に続く3曲目のNo.1になりました。
2位は3位からアップ、Robert Palmerの"Addicted To Love"。Robert Palmerですが、初めてのTop40ヒット"Every Kinda People"からこの曲で3曲目のTop40ヒット、さらにThe Power Stationの3曲を入れると通算6曲目のTop40ヒットで、初めてのTop3ヒットです。
3位は5位からアップ、Pet Shop Boysの"West End Girls"。Pet Shop Boysですが、イギリス出身のポップ・デュオ。この曲が初めてのヒットで、3位まで上がってきました。
4位は1週のみの2位からダウン、残念ながら1位にはなれませんでした、The Banglesの"Manic Monday"。女性ロックバンドThe Banglesですが、この曲が初めてのヒットで、最高位2位の大ヒットになりました。
5位は9位からアップ、Van Halenの"Why Can't This Be Love"。アメリカのハードロックバンドVan Halen、初のTop40ヒット"You Really Got Me"以来、この曲で7曲目のTop40ヒットで、No.1の"Jump"以来2曲目のTop5ヒットになりました。
この週2週目のNo.1はPrince & The Revolutionの"Kiss"。1位はこの2週間、年間チャートは19位。Hot100には18週間滞在で短かったためか、年間チャートは2週間の1位にかかわらず多少低めではありましたが、大ヒットになりました。
"Kiss"ですが衝撃的な曲でありました。この曲がチャートを上がってきたとき驚きましたです、全部ファルセットで歌っている、気色悪いPV、初めの感想は「なんなんだこの曲!」でした。Falcoの"Rock Me Amadeus"に続いた「キワモノ」No.1ソングだったです。でも、天才Princeの才能がいかんなく発揮された、名曲であることは確かだと思います。これだけ聞く人に衝撃を与える、さすがです。
この曲はPrinceの8枚目のアルバムで、「& The Revolution」が付いた3枚目で最後のアルバム『Parade』からのファーストシングルです。
このアルバム、1984年の『プリンス/パープル・レイン』に続き、プリンス自らが主演、監督を務めた映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』のサウンドトラックでした。私は映画は見ていませんが、興業的には全然ダメだったようです。
"Kiss"ですが、曲の作者はもちろんPrince、プロデューサーもPrince自身が務めています。
この時のチャートですが、4月19日付では1位が"Kiss"、2位がThe Banglesの"Manic Monday"と、「作者Prince」のワンツーフィニッシュでした。作者は同じで違うアーチストの曲のワンツーフィニッシュ、70年代のビージ-ズ兄弟ではありましたが、その他ではあるのでしょうか?珍しいですね。
"Kiss"、曲やボーカルも衝撃的ではありましたが、また、PVもその気色悪さでは最高値でした。なんであんなに上半身裸なんでしょうか?PVに出てくる女性ギタリストですが、The RevolutionのWendy Melvoinです。彼女、Princeが近寄ってくると嫌がっているじゃないですか?黒いベールをかぶって踊っている女性は誰なんでしょう?こちらの方は嬉しそうにプリンスと一緒に踊っています。それにしてもこのPV、見るごとに背筋がゾクゾクしますです。でも癖にはなります。
今週 先週 song / artist
1 1 KISS / PRINCE & THE REVOLUTION
2 3 ADDICTED TO LOVE / ROBERT PALMER
3 5 WEST END GIRLS / PET SHOP BOYS
4 2 MANIC MONDAY / BANGLES
5 9 WHY CAN'T THIS BE LOVE / VAN HALEN
6 8 HARLEM SHUFFLE / ROLLING STONES
7 4 ROCK ME AMADEUS / FALCO
8 12 WHAT HAVE YOU DONE FOR ME LATELY / JANET JACKSON
9 13 YOUR LOVE / OUTFIELD
10 14 TAKE ME HOME / PHIL COLLINS
11 6 WHAT YOU NEED / INXS
12 22 GREATEST LOVE OF ALL / WHITNEY HOUSTON
13 18 BAD BOY / MIAMI SOUND MACHINE
14 15 AMERICAN STORM / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
15 7 LET'S GO ALL THE WAY / SLY FOX
16 17 I THINK IT'S LOVE / JERMAINE JACKSON
17 10 TENDER LOVE / FORCE M.D.'S
18 20 IF YOU LEAVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
19 21 SO FAR AWAY / DIRE STRAITS
20 27 SOMETHING ABOUT YOU / LEVEL 42
21 31 ON MY OWN / PATTI LABELLE & MICHAEL MCDONALD
22 28 I CAN'T WAIT / NU SHOOZ
23 25 I DO WHAT I DO (THEME FOR 9 1/2 WEEKS) / JOHN TAYLOR
24 35 LIVE TO TELL / MADONNA
25 29 ALL I NEED IS A MIRACLE / MIKE + THE MECHANICS
26 26 SATURDAY LOVE / CHERRELLE with ALEXANDER O'NEAL
27 11 R.O.C.K. IN THE U.S.A. / JOHN COUGAR MELLENCAMP
28 33 IS IT LOVE / MR. MISTER
29 16 I CAN'T WAIT / STEVIE NICKS
30 19 SECRET LOVERS / ATLANTIC STARR
31 36 ROUGH BOY / ZZ TOP
32 37 NEVER AS GOOD AS THE FIRST TIME / SADE
33 40 MOVE AWAY / CULTURE CLUB
34 39 BE GOOD TO YOURSELF / JOURNEY
35 24 OVERJOYED / STEVIE WONDER
36 23 THESE DREAMS / HEART
37 44 STICK AROUND / JULIAN LENNON
38 43 FEEL IT AGAIN / HONEYMOON SUITE
39 30 FOR AMERICA / JACKSON BROWNE
40 46 TOMORROW DOESN'T MATTER TONIGHT / STARSHIP
2位は3位からアップ、Robert Palmerの"Addicted To Love"。Robert Palmerですが、初めてのTop40ヒット"Every Kinda People"からこの曲で3曲目のTop40ヒット、さらにThe Power Stationの3曲を入れると通算6曲目のTop40ヒットで、初めてのTop3ヒットです。
3位は5位からアップ、Pet Shop Boysの"West End Girls"。Pet Shop Boysですが、イギリス出身のポップ・デュオ。この曲が初めてのヒットで、3位まで上がってきました。
4位は1週のみの2位からダウン、残念ながら1位にはなれませんでした、The Banglesの"Manic Monday"。女性ロックバンドThe Banglesですが、この曲が初めてのヒットで、最高位2位の大ヒットになりました。
5位は9位からアップ、Van Halenの"Why Can't This Be Love"。アメリカのハードロックバンドVan Halen、初のTop40ヒット"You Really Got Me"以来、この曲で7曲目のTop40ヒットで、No.1の"Jump"以来2曲目のTop5ヒットになりました。
この週2週目のNo.1はPrince & The Revolutionの"Kiss"。1位はこの2週間、年間チャートは19位。Hot100には18週間滞在で短かったためか、年間チャートは2週間の1位にかかわらず多少低めではありましたが、大ヒットになりました。
"Kiss"ですが衝撃的な曲でありました。この曲がチャートを上がってきたとき驚きましたです、全部ファルセットで歌っている、気色悪いPV、初めの感想は「なんなんだこの曲!」でした。Falcoの"Rock Me Amadeus"に続いた「キワモノ」No.1ソングだったです。でも、天才Princeの才能がいかんなく発揮された、名曲であることは確かだと思います。これだけ聞く人に衝撃を与える、さすがです。
この曲はPrinceの8枚目のアルバムで、「& The Revolution」が付いた3枚目で最後のアルバム『Parade』からのファーストシングルです。
このアルバム、1984年の『プリンス/パープル・レイン』に続き、プリンス自らが主演、監督を務めた映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』のサウンドトラックでした。私は映画は見ていませんが、興業的には全然ダメだったようです。
"Kiss"ですが、曲の作者はもちろんPrince、プロデューサーもPrince自身が務めています。
この時のチャートですが、4月19日付では1位が"Kiss"、2位がThe Banglesの"Manic Monday"と、「作者Prince」のワンツーフィニッシュでした。作者は同じで違うアーチストの曲のワンツーフィニッシュ、70年代のビージ-ズ兄弟ではありましたが、その他ではあるのでしょうか?珍しいですね。
"Kiss"、曲やボーカルも衝撃的ではありましたが、また、PVもその気色悪さでは最高値でした。なんであんなに上半身裸なんでしょうか?PVに出てくる女性ギタリストですが、The RevolutionのWendy Melvoinです。彼女、Princeが近寄ってくると嫌がっているじゃないですか?黒いベールをかぶって踊っている女性は誰なんでしょう?こちらの方は嬉しそうにプリンスと一緒に踊っています。それにしてもこのPV、見るごとに背筋がゾクゾクしますです。でも癖にはなります。
今週 先週 song / artist
1 1 KISS / PRINCE & THE REVOLUTION
2 3 ADDICTED TO LOVE / ROBERT PALMER
3 5 WEST END GIRLS / PET SHOP BOYS
4 2 MANIC MONDAY / BANGLES
5 9 WHY CAN'T THIS BE LOVE / VAN HALEN
6 8 HARLEM SHUFFLE / ROLLING STONES
7 4 ROCK ME AMADEUS / FALCO
8 12 WHAT HAVE YOU DONE FOR ME LATELY / JANET JACKSON
9 13 YOUR LOVE / OUTFIELD
10 14 TAKE ME HOME / PHIL COLLINS
11 6 WHAT YOU NEED / INXS
12 22 GREATEST LOVE OF ALL / WHITNEY HOUSTON
13 18 BAD BOY / MIAMI SOUND MACHINE
14 15 AMERICAN STORM / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
15 7 LET'S GO ALL THE WAY / SLY FOX
16 17 I THINK IT'S LOVE / JERMAINE JACKSON
17 10 TENDER LOVE / FORCE M.D.'S
18 20 IF YOU LEAVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
19 21 SO FAR AWAY / DIRE STRAITS
20 27 SOMETHING ABOUT YOU / LEVEL 42
21 31 ON MY OWN / PATTI LABELLE & MICHAEL MCDONALD
22 28 I CAN'T WAIT / NU SHOOZ
23 25 I DO WHAT I DO (THEME FOR 9 1/2 WEEKS) / JOHN TAYLOR
24 35 LIVE TO TELL / MADONNA
25 29 ALL I NEED IS A MIRACLE / MIKE + THE MECHANICS
26 26 SATURDAY LOVE / CHERRELLE with ALEXANDER O'NEAL
27 11 R.O.C.K. IN THE U.S.A. / JOHN COUGAR MELLENCAMP
28 33 IS IT LOVE / MR. MISTER
29 16 I CAN'T WAIT / STEVIE NICKS
30 19 SECRET LOVERS / ATLANTIC STARR
31 36 ROUGH BOY / ZZ TOP
32 37 NEVER AS GOOD AS THE FIRST TIME / SADE
33 40 MOVE AWAY / CULTURE CLUB
34 39 BE GOOD TO YOURSELF / JOURNEY
35 24 OVERJOYED / STEVIE WONDER
36 23 THESE DREAMS / HEART
37 44 STICK AROUND / JULIAN LENNON
38 43 FEEL IT AGAIN / HONEYMOON SUITE
39 30 FOR AMERICA / JACKSON BROWNE
40 46 TOMORROW DOESN'T MATTER TONIGHT / STARSHIP
映画「プリティ・ウーマン」でジュリア・ロバーツが泡風呂に入りながらこの曲を歌うシーンがとても印象的です。
月曜の朝から刺激的ですね~(笑)。
この「KISS」は当時は殆ど聴けなかったですね~。ちょっとこのテの音楽は当時は受け付けなかったかも。
でも今、聴いても斬新。36年前の曲とは思えないですね~。
PVのWendy Melvoin、多分背の高い女性ですよね。だから座ってギターを弾いているのかな。
トップレスだと顔と頭のかたちから、佐山サトルさん(初代タイガーマスク)を思い出させますね❤️?
胸に変なの来ていると、西川TMレボリューションが10年後にマネしていましたね❤️?
いやー、私もジュリアロバーツ、なつかしーーー!
当時マライヤとどっちが萌えたかなー?
殿下流ロマンティック・コメディ?でモノクロなフランス映画?という異世界感とジゴロが真実の愛に目覚めるという純愛物語です。
内容はハチャメチャなストーリー展開(一応コメディもあり)や登場人物の薄い人物描写に、ゲップが出るほど殿下の存在感が全面に押し出されています(笑)
もう少し歌うシーンがあれば良かったですね。
この年のゴールデンラズベリー賞総ナメは納得です(笑)
殿下が音楽大好きで彼の作品は全部チェックしたいという人には良いかもです。
ある意味お金の掛かった長~いプロモーション映画でした(笑)
女性を座らせて、なんて可愛いじゃないですか?
背を感じさせないダイナミックなダンス、ギターに歌に躍りもスゴいとなるとまるでチナターナー!
んでも思い出しました。
JRA(馬賭博のクセに)の昔のコマーシャル、真田広之、中井貴一、時任サブローの三人が「さぁ、競馬場へ!」とかCMがあったんですよ。
熱くて仲の良い三人、しかし馬に乗っての登場!
これは真田さんの提案というか要望というか強要だったそうですが、なんともほのぼのしますね?
チャラかしてごめんなさい😫
でもうちのおネーはレコードや写真集で真田さんに10万以上は費やしているので許してもらおうではないですか、ナハハ
やはりジム・スタインマンの1位ボニー・タイラー2位エア・サプライ あと1位ティファニー2位ビリー・アイドルも共にトミー・ジェームズ&ションデルズというのもありましたね
実は、このブログ本文の"Rock Me Amadeus"に続いた「キワモノ」No.1ソング」については、すみません、音時さんのブログのFalcoの回から、無断で使わせてもらっちゃいました。でも、この時のチャート、衝撃的なこの"Kiss"に"Rock Me Amadeus"というウソみたいなワンツーフィニッシュでした。
今振り返ると、楽しいチャートでした。
朝からスミマセンです^^;
そうなんですよ、当時は「何だこりゃ!」ではありましたが、斬新で刺激的、癖になる驚異の曲でした。
PVは遠近法を使っているのでしょうか?背の違いはあんまり気にならなかったですが、でも言われてみると、座っても、立っている殿下と背があんまり変わりませんね。
84年の♪Purple Rain♪で大成功を収めて(映画はズッコケ)しばらく休むのかと思ったら、Princeの♪SGT. Peppers♪とも言われた♪Around The World~♪を85年にリリースし、今度こそ活動にひと区切りかと思ったら、また趣向が異なる♪Parade♪をリリースですか。
創作意欲の旺盛さには頭が下がります。
それだけでなくBanglesにも曲を提供していて、懲りもせず映画のズッコケぶりも含めて、話題に事欠かない人でした。
Falcoに負けじとキワモノ系でしたが。