1986年8月30日付ビルボード All American Top40、2位からアップして1位はSteve Winwoodの"Higher Love"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、81年に、"While You See A Chance"が最高位7位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、もちろん初のNo.1となりました。
2位は3位からアップ、Bananaramaの"Venus"。Bananaramaですが、イギリス出身のガールグループ。Top40には、84年に"Cruel Summer"が最高位9位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初めて2位まで上がってきました。
3位は2週間の1位からダウン、Madonnaの"Papa Don't Preach"。Madonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからたった3年ですが、この曲で10曲目のTop40ヒットで、8曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒット、Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"に続き、4曲目のNo.1となりました。
4位は7位からアップ、Berlinの"Take My Breathe Away Love Theme From ”Top Gun””。曲名から分かるように、大ヒット映画「Top Gun」のテーマ曲です。Berlinですが、アメリカ出身のロックバンド、1984年に最高位23位を記録した"No More Words"が初めてのTop40ヒット。この曲が2曲目のヒットで、4位まで上がってきました。
5位は6位からアップ、Lionel Richieの"Dancing On The Ceiling"。Lionel Richieですが、1984年にCommodoresを脱退します。ソロ活動については、脱退前から開始し、1981年に、Diana Rossとのデュエット"Endless Love"が、9週間の1位の歴史的な大ヒットを記録、その後も大ヒットを重ね、この曲を含め、計11曲のソロシングル全部がTop10ヒット。そのうち、この曲を含め9曲がTop5ヒットで5曲がNo.1ヒットとなりました。
この週1位はSteve Winwoodの"Higher Love"。1位はこの1週のみ。年間チャートは20位。Steve Winwoodですが、81年に、"While You See A Chance"が最高位7位、年間68位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、初のNo.1、大ヒットとなりました。
Steve Winwoodですが、デビューは1960年代初めにまで遡ります。1948年生まれですので、まだ10代の時ですが、まずは、The Spencer Davis Groupのボーカリストとして活躍、1964年には、"Keep On Running"という曲が、イギリスで1位、アメリカでも、70位台にまで上がります。66年には、Steve Winwoodが曲づくりに参加した"Gimme Some Lovin'"が、全米7位まで上昇、初のTop10ヒットとなり、翌年には同じく彼が曲づくりに参加した"I'm a Man"が10位となります。"Gimme Some Lovin'"については、The Blues Brothersが、"I'm a Man"については、Chicagoがカバーしていますね。
67年にThe Spencer Davis Groupを脱退、デイヴ・メイスンやジム・キャパルディとともに、トラフィックを結成します。トラフィックでは、特にイギリスを中心に大ヒット、アメリカでも、シングルヒットこそありませんでしたが、アルバムは大ヒットとなりました。さらに、そのトラフィックの活動をいったん中断し、エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、リック・グレッチ、そして、スティーヴ・ウィンウッドの4人で結成されたのが、スーパーグループ「ブラインド・フェイス」。アルバムは1枚だけ発表したのが『スーパー・ジャイアンツ』、全世界で大ヒット、イギリス、アメリカの両方でアルバムチャート1位を記録します。
トラフィックの活動も74年には停止し、その後は、様々なプロジェクトに参加しながら、ソロ活動を開始します。
1980年に発表したソロ第二弾『Arc of a Diver』からのシングル"While You See a Chance"は全米7位を記録するヒットとなります。こちらをご覧ください→→→
1986年に、ソロで4枚目のアルバム『Back in the High Life』をリリース、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Higher Love"です。
この"Higher Love"ですが、突然の大ヒットでした。まさか1位になるとは。もちろん曲としては、テンポも良く、ポップで聞きやすい曲でした。
なんと、バックボーカルにはChaka Khan、PVにも登場しています。さらには、ギターにはNile Rodgersも参加しています。
"Higher Love"の曲の作者は、Steve WinwoodとWill Jenningsの共作。Will Jenningsは、アメリカのソングライターで、調べてみたら、77年の全米No.1ヒット、Barry Manilowの"Looks Like We Made It"の作者でした。この方、素晴らしい曲を作る人で、他にも、いずれもNo.1ソングのJoe Cocker と Jennifer Warnes の"Up Where We Belong"や、90年代の曲ですが、Eric Claptonの"Tears in Heaven"や、Celine Dionの"My Heart Will Go On" を作った方です。
こちらが1967年に最高位7位を記録したSpencer Davis Groupの'Gimme Some Lovin' 。曲の作者にはSteve Winwoodが名前を連ねています。あれ、この曲、聞いたことがあるぞ、と思ったら、The Blues Brothersがカバーして、1980年に最高位18位を記録した曲です。動画は、Spencer Davis Groupのオリジナルバージョンです。
せっかくですから、こちらはBlues Brothersの"Gimme some lovin'"。最高位は1980年の7月26日と8月2日の第18位。Blues Brothersですが、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドを中心としたR&Bグループ。
この曲、結構好きだったんですよね。でもブログで紹介してなかったんじゃあないでしょうか。今回驚いたのは、曲を作ったのはSteve Winwoodだったのですよね。なので、せっかくですから、Blues Brothersバージョンも紹介します。
今週 先週 song / artist
1 2 HIGHER LOVE / STEVE WINWOOD
2 3 VENUS / BANANARAMA
3 1 PAPA DON'T PREACH / MADONNA
4 7 TAKE MY BREATH AWAY(LOVE THEME FROM "TOP GUN") / BERLIN
5 6 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
6 12 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
7 11 SWEET FREEDOM(THEME FROM "RUNNING SCARED") / MICHAEL MCDONALD
8 9 RUMORS / TIMEX SOCIAL CLUB
9 15 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
10 4 MAD ABOUT YOU / BELINDA CARLISLE
11 8 WE DON'T HAVE TO TAKE OUR CLOTHERS OFF / JERMAINE STEWART
12 5 GLORY OF LOVE(THEME FROM "THE KARATE KID PART Ⅱ) / PETER CETERA
13 16 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
14 14 BABY LOVE / REGINA
15 20 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
16 18 YANKEE ROSE / DAVID LEE ROTH
17 10 THE EDGE OF HEAVEN / WHAM!
18 23 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
19 22 MAN SIZE LOVE(FROM "RUNNING SCARED") / KLYMAXX
20 21 THAT WAS THEN, THIS IS NOW / THE MONKEES
21 13 YOU SHOULD BE MINE / JEFFREY OSBORNE
22 24 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
23 28 DREAMTIME / DARYL HALL
24 27 THE CAPTAIN OF HER HEART / DOUBLE
25 31 TWO OF HEARTS / STACEY Q
26 36 WHEN I THINK OF YOU / JANET JACKSON
27 38 THROWING IT ALL AWAY / GENESIS
28 39 PRESS / PAUL MCCARTNEY
29 19 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
30 17 LOVE TOUCH(THEME FROM "LEGAL EAGLES") / ROD STEWART
31 37 OH PEOPLE / PATTI LABELLE
32 32 TAKEN IN / MIKE + THE MECHANICS
33 40 HEAVEN IN YOUR EYES / LOVERBOY
34 45 MISSIONARY MAN / EURTHMICS & ARETHA FRANKLIN
35 41 VELCRO FLY / ZZ TOP
36 44 LOVE WALKS IN / VAN HALEN
37 43 ALL CRIED OUT / LISA LISA & CULT JAM
38 26 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
39 55 TWIST AND SHOUT / BEATLES
40 48 MONEY$ TOO TIGHT / SIMPLY RED
2位は3位からアップ、Bananaramaの"Venus"。Bananaramaですが、イギリス出身のガールグループ。Top40には、84年に"Cruel Summer"が最高位9位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初めて2位まで上がってきました。
3位は2週間の1位からダウン、Madonnaの"Papa Don't Preach"。Madonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからたった3年ですが、この曲で10曲目のTop40ヒットで、8曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒット、Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"に続き、4曲目のNo.1となりました。
4位は7位からアップ、Berlinの"Take My Breathe Away Love Theme From ”Top Gun””。曲名から分かるように、大ヒット映画「Top Gun」のテーマ曲です。Berlinですが、アメリカ出身のロックバンド、1984年に最高位23位を記録した"No More Words"が初めてのTop40ヒット。この曲が2曲目のヒットで、4位まで上がってきました。
5位は6位からアップ、Lionel Richieの"Dancing On The Ceiling"。Lionel Richieですが、1984年にCommodoresを脱退します。ソロ活動については、脱退前から開始し、1981年に、Diana Rossとのデュエット"Endless Love"が、9週間の1位の歴史的な大ヒットを記録、その後も大ヒットを重ね、この曲を含め、計11曲のソロシングル全部がTop10ヒット。そのうち、この曲を含め9曲がTop5ヒットで5曲がNo.1ヒットとなりました。
この週1位はSteve Winwoodの"Higher Love"。1位はこの1週のみ。年間チャートは20位。Steve Winwoodですが、81年に、"While You See A Chance"が最高位7位、年間68位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、初のNo.1、大ヒットとなりました。
Steve Winwoodですが、デビューは1960年代初めにまで遡ります。1948年生まれですので、まだ10代の時ですが、まずは、The Spencer Davis Groupのボーカリストとして活躍、1964年には、"Keep On Running"という曲が、イギリスで1位、アメリカでも、70位台にまで上がります。66年には、Steve Winwoodが曲づくりに参加した"Gimme Some Lovin'"が、全米7位まで上昇、初のTop10ヒットとなり、翌年には同じく彼が曲づくりに参加した"I'm a Man"が10位となります。"Gimme Some Lovin'"については、The Blues Brothersが、"I'm a Man"については、Chicagoがカバーしていますね。
67年にThe Spencer Davis Groupを脱退、デイヴ・メイスンやジム・キャパルディとともに、トラフィックを結成します。トラフィックでは、特にイギリスを中心に大ヒット、アメリカでも、シングルヒットこそありませんでしたが、アルバムは大ヒットとなりました。さらに、そのトラフィックの活動をいったん中断し、エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、リック・グレッチ、そして、スティーヴ・ウィンウッドの4人で結成されたのが、スーパーグループ「ブラインド・フェイス」。アルバムは1枚だけ発表したのが『スーパー・ジャイアンツ』、全世界で大ヒット、イギリス、アメリカの両方でアルバムチャート1位を記録します。
トラフィックの活動も74年には停止し、その後は、様々なプロジェクトに参加しながら、ソロ活動を開始します。
1980年に発表したソロ第二弾『Arc of a Diver』からのシングル"While You See a Chance"は全米7位を記録するヒットとなります。こちらをご覧ください→→→
1986年に、ソロで4枚目のアルバム『Back in the High Life』をリリース、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Higher Love"です。
この"Higher Love"ですが、突然の大ヒットでした。まさか1位になるとは。もちろん曲としては、テンポも良く、ポップで聞きやすい曲でした。
なんと、バックボーカルにはChaka Khan、PVにも登場しています。さらには、ギターにはNile Rodgersも参加しています。
"Higher Love"の曲の作者は、Steve WinwoodとWill Jenningsの共作。Will Jenningsは、アメリカのソングライターで、調べてみたら、77年の全米No.1ヒット、Barry Manilowの"Looks Like We Made It"の作者でした。この方、素晴らしい曲を作る人で、他にも、いずれもNo.1ソングのJoe Cocker と Jennifer Warnes の"Up Where We Belong"や、90年代の曲ですが、Eric Claptonの"Tears in Heaven"や、Celine Dionの"My Heart Will Go On" を作った方です。
こちらが1967年に最高位7位を記録したSpencer Davis Groupの'Gimme Some Lovin' 。曲の作者にはSteve Winwoodが名前を連ねています。あれ、この曲、聞いたことがあるぞ、と思ったら、The Blues Brothersがカバーして、1980年に最高位18位を記録した曲です。動画は、Spencer Davis Groupのオリジナルバージョンです。
せっかくですから、こちらはBlues Brothersの"Gimme some lovin'"。最高位は1980年の7月26日と8月2日の第18位。Blues Brothersですが、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドを中心としたR&Bグループ。
この曲、結構好きだったんですよね。でもブログで紹介してなかったんじゃあないでしょうか。今回驚いたのは、曲を作ったのはSteve Winwoodだったのですよね。なので、せっかくですから、Blues Brothersバージョンも紹介します。
今週 先週 song / artist
1 2 HIGHER LOVE / STEVE WINWOOD
2 3 VENUS / BANANARAMA
3 1 PAPA DON'T PREACH / MADONNA
4 7 TAKE MY BREATH AWAY(LOVE THEME FROM "TOP GUN") / BERLIN
5 6 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
6 12 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
7 11 SWEET FREEDOM(THEME FROM "RUNNING SCARED") / MICHAEL MCDONALD
8 9 RUMORS / TIMEX SOCIAL CLUB
9 15 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
10 4 MAD ABOUT YOU / BELINDA CARLISLE
11 8 WE DON'T HAVE TO TAKE OUR CLOTHERS OFF / JERMAINE STEWART
12 5 GLORY OF LOVE(THEME FROM "THE KARATE KID PART Ⅱ) / PETER CETERA
13 16 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
14 14 BABY LOVE / REGINA
15 20 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
16 18 YANKEE ROSE / DAVID LEE ROTH
17 10 THE EDGE OF HEAVEN / WHAM!
18 23 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
19 22 MAN SIZE LOVE(FROM "RUNNING SCARED") / KLYMAXX
20 21 THAT WAS THEN, THIS IS NOW / THE MONKEES
21 13 YOU SHOULD BE MINE / JEFFREY OSBORNE
22 24 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
23 28 DREAMTIME / DARYL HALL
24 27 THE CAPTAIN OF HER HEART / DOUBLE
25 31 TWO OF HEARTS / STACEY Q
26 36 WHEN I THINK OF YOU / JANET JACKSON
27 38 THROWING IT ALL AWAY / GENESIS
28 39 PRESS / PAUL MCCARTNEY
29 19 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
30 17 LOVE TOUCH(THEME FROM "LEGAL EAGLES") / ROD STEWART
31 37 OH PEOPLE / PATTI LABELLE
32 32 TAKEN IN / MIKE + THE MECHANICS
33 40 HEAVEN IN YOUR EYES / LOVERBOY
34 45 MISSIONARY MAN / EURTHMICS & ARETHA FRANKLIN
35 41 VELCRO FLY / ZZ TOP
36 44 LOVE WALKS IN / VAN HALEN
37 43 ALL CRIED OUT / LISA LISA & CULT JAM
38 26 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
39 55 TWIST AND SHOUT / BEATLES
40 48 MONEY$ TOO TIGHT / SIMPLY RED