ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

バーシア Basia - Time and Tide(1988年の洋楽 Part42)

2024-10-31 23:28:58 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart42は、Basiaの"Time and Tide"。最高位は10月29日付の1週のみの第26位。年間チャートは圏外でした。

Basiaですが、皆さんご存じでしたか、意外に日本ではヒットしていたようですが、ポーランド出身のシンガー・ソングライター、ポップス・ソウル・ジャズのクロスオーバーなシンガーです。Top40には初登場、ポーランド出身の歌手というのは珍しい、というか、私が知っている限りでは初めてです。

70年代から、ポーランドで音楽活動を開始、80年代に入ってイギリスに渡り、まずは、Matt Biancoというバンドに加入、レコードデビューを果たします。イギリスをはじめ、ヨーロッパでは人気のバンドで、今でも活動しているようです。

1985年、そのMatt Biancoを、パートナーのDanny Whiteとともに離れ、ソロ活動を始めます。
1987年になって、ソロ第一弾のアルバム『Time and Tide』をリリース、このアルバムは、BasiaとDanny Whiteのコンビで曲を作成、プロデュースも手掛けたアルバムです。このアルバムは、本国イギリスやオーストラリアで徐々に人気がでて、シングルも、アメリカではヒットしませんでしたが、イギリスなどで、ある程度のヒット、成功をおさめます。

そしてこの曲"Time and Tide"ですが、デビューアルバムからの、実に6枚目のシングルで、初のアメリカでのヒットにつながりました。曲の作者は、そのBasiaとDanny Whiteのコンビです。

この曲、ソウル・ジャズっぽいところがある、なかなか良い曲ですね。ジャズ系の曲というと、シャーデーを思い浮かべますが、シャーデ-の曲よりももっとソウルフルでポップな明るい曲です。そこがこの曲の魅力でしょう。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年10月29日付 フィル・コリンズ Phil Collins - A Groovy Kind Of Love

2024-10-27 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年10月29日付、2週目の1位はPhil Collinsの"A Groovy Kind Of Love"。映画『Buster 』挿入歌。Phil Collinsですが、ご存じ、Genesisのドラマー兼ボーカルであり、ソロでも大ヒットを連発、ソロではまず、1981年に"I Missed Again"が最高位19位を記録、このシングルを皮切りに、この曲までにTop40ヒットは計12曲、Top5ヒットは7曲目。"Against All Odds"、"Sussudio"、"One More Night"、"Separate Lives"に続き、この曲で5曲目のNo.1となりました。

2位は6位からジャンプアップ、The Beach Boysの"Kokomo"。映画『カクテル』の主題歌。The Beach Boysですが、60年代から活躍するアメリカカリフォルニアで結成されたロックバンド。60年代初めからTop40ヒットを連発、60年代に、"I Get Around"など、3曲のNo.1ヒットを持っています。Top3ヒットは、この曲で、No.1となった66年の"Good Vibrations" 以来22年ぶりとなりました。

3位は5位からアップ、The Escape Clubの"Wild, Wild West"。The Escape Clubですが、イギリスロンドンで結成されたポップ・ロックグループ。デビューは1986年、初めてのシングル"Wild, Wild West"が3位まで上がってきました。

4位は2位からダウン、1週間の1位を記録、UB40の"Red Red Wine"。UB40ですが、イギリス出身のレゲエ・ポップ・バンド。イギリスでは80年代初めからヒットを持つ人気バンドでしたが、アメリカでは、84年にこの曲"Red Red Wine"が最高位34位の初のTop40ヒット。88年のネルソン・マンデラ70歳コンサートに出演し、再びこの曲に火が付き初のNo.1を記録しました。

5位は3位からダウン、Information Societyの"What's on Your Mind (Pure Energy)"。Information Societyですが、アメリカのエレクトリックポップバンド。初のシングルヒットが3位を記録しました。

この週2週目の1位はPhil Collinsの"A Groovy Kind Of Love"。映画『Buster』挿入歌。1位はこの2週間、年間チャートは29位。年度の途中で年間チャートは低めになりましたが、1985年12月のMarilyn Martinとのデュエット曲"Separate Lives (Theme From White Nights)" 以来、3年ぶりソロで5曲目のNo.1となりました。"Separate Lives (Theme From White Nights)" についてはこちらをご覧ください→→→

Phil Collinsですが、イギリスのプログレッシブ・ロック バンドのドラマー兼ボーカリスト。バンドの活動をつづけながらソロでも大ヒットを連発、特にこの80年代、世界一忙しいロックシンガーともいわれているほどの大活躍でした。

音楽活動を開始したのは1960年代、ジェネシスへの加入は1970年、初めはドラマーとしてジェネシスで活動していましたが、70年代半ばに、ジェネシスの中心メンバーでボーカリストのピーター・ガブリエルが脱退し、メインボーカルを務めるようになります。

Phil CollinsのTop40への登場は、1979年のGenesisの"Follow You Follow Me"が最高位23位を記録しました。

ソロでは、1981年に"In the Air Tonight"が最高位19位を記録、このヒットから、この曲までにTop40ヒットは計12曲目。Top10以内が9曲、そのうち、まずは映画のサントラから"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"が初めてのNo.1となり、"Sussudio"、"One More Night"、"Separate Lives"、前述のように、この曲でソロでの5曲目のNo.1、さらにこの後もしばらく人気の絶頂期が続きます。

この曲"A Groovy Kind Of Love"ですが、映画『Buster』のテーマ曲。映画『Buster』ですが、日本での映画名が『フィル・コリンズ in バスター』 となっているように、フィル・コリンズ初の主演映画です。

この映画、実際の列車強盗事件をもとにしたクライム・ロマンティックコメディ映画、だそうです。残念ながら私はこの映画見逃してしまいましたが、映画自体は賛否両論があったようですが、フィル・コリンズの演技は評判が良かったようです。

この曲"A Groovy Kind Of Love"ですが、曲の作者はToni WineとCarole Bayer Sagerの曲、ですが、クラシックのMuzio Clementiの「ソナチネ作品36第5番のロンド」のメロディに基づいて作られた曲です。

1965年、Diane & Annitaが初めて発表し、その後、多くのミュージシャンにカバーされ、The Mindbendersが、同じ1965年の末に、最高位2位を記録する大ヒットになっています。

Phil Collinsバージョンですが、元々はStephen Bishopの曲として考えていたようですが、映画のシーンに合っているということで、Phil Collinsバージョンをサントラの主題歌として大ヒットにつながりました。Stephen Bishopは"Separate Lives"の作者ですね。

The Mindbendersバージョンが軽快なポップなのに比べ、スローなバラードでしたが、イギリス、アメリカの両方でNo.1、世界中での大ヒット曲になりました。

こちらが1965年にビルボードで2位、キャッシュボックスでは1位となったThe Mindbenders バージョンです。

今週    先週    song    /    artist
1 1 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
2 6 KOKOMO / THE BEACH BOYS
3 5 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
4 2 RED RED WINE / UB40
5 3 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY
6 7 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
7 10 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
8 11 NEVER TEAR US APART / INXS
9 12 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
10 15 BAD MEDICINE / BON JOVI
11 8 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
12 16 CHAINS OF LOVE / ERASURE
13 4 LOVE BITES / DEF LEPPARD
14 18 DESIRE / U2
15 13 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
16 20 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
17 22 HOW CAN I FALL? / BREATHE
18 14 TRUE LOVE / GLENN FREY
19 9 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
20 23 DON'T KNOW WHAT YOU GOT / CINDERELLA
21 26 BABY, I LOVE YOUR WAY / WILL TO POWER
22 28 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
23 29 LOOK AWAY / CHICAGO
24 17 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
25 31 A WORD IN SPANISH / ELTON JOHN
26 27 TIME AND TIDE / BASIA
27 38 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
28 36 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
29 33 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
30 30 DANCE LITTLE SISTER / TERENCE TRENT D'ARBY
31 19 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
32 39 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
33 40 THE PROMISE / WHEN IN ROME
34 25 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
35 21 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
36 37 IT TAKES TWO / ROB BASE & D.J. E-Z ROCK
37 24 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
38 42 DOWNTOWN LIFE / DARYL HALL & JOHN OATES
39 45 EDGE OF A BROKEN HEART / VIXEN
40 44 SMALL WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
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ロッド・スチュワート Rod Stewart - Forever Young(1988年の洋楽 Part41)

2024-10-24 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart41は、 Rod Stewartの"Forever Young"。最高位は10月15日付の1週間の第12位。年間チャートは圏外でした。

Rod Stewartですが、イギリスロンドン出身のロックシンガー・ソングライター。音楽活動を始めたのは、60年代初め、様々なロックグループに所属しながら音楽活動を続けます。

名前が知られるようになったのは、60年代半ばころから、ジェフ・ベック・グループや、フェイセズのボーカリストとして活躍、70年代になってからはソロのロック歌手として活動、71年の初めてのソロヒット"Maggie May"が、いきなりのNo.1を記録しました。その"Maggie May"は71年の年間チャートで2位の特大のヒットでした。

さらに1977年、8週間のNo.1を記録したのが"Tonight's the Night (Gonna Be Alright)"で、77年の年間チャートでNo.1の歴史的なヒットに、そして、79年に4週間のNo.1を記録したのが"Da Ya Think I'm Sexy?"で、これが年間チャート第4位。この3曲No.1ヒットが、どれも年間5位以内に入る偉大なロックシンガーです。

80年代に入っても、"Passion"、"Young Turks"が最高位5位。"Infatuation"、"Love Touch" が最高6位など、コンスタントにヒットを続けます。"Love Touch" については、こちらをご覧ください→→→

"Forever Young"ですが、彼の15枚目となるスタジオアルバム『Out of Order』からのファーストシングルカット曲。曲の作者は、このアルバムのギターのJim Cregan、キーボードのKevin Savigar、Rod Stewartの3人、それに加えてBob Dylanの4人の共作。驚いたことにBob Dylanの名前が曲の作者にありました。

Bob Dylanの1974年のアルバム『Planet Waves 』に収録されていた曲が"Forever Young" 。Rod Stewartのこの曲"Forever Young"とは、曲のメロディは全く違いますが、歌詞の構成がそっくりだそうで、ボブ・ディランに断って、曲の作者に名前を入れたそうです。

この"Forever Young"、大ヒットにはなりませんでしたが、印象に強く残る、素晴らしい曲だったです。この後も、スポーツ番組のテーマ曲など、いろいろな場面で使われる曲になりました。

こちらが、1974年、アルバム『Planet Waves 』に収録されていたBob Dylanの"Forever Young"です。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年10月22日付 チープ・トリック Cheap Trick - Don't Be Cruel

2024-10-20 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年10月22日付、3位から上がって1位はPhil Collinsの"A Groovy Kind Of Love"。映画『Buster 』挿入歌。Phil Collinsですが、ご存じ、Genesisのドラマー兼ボーカルであり、ソロでも大ヒットを連発、ソロではまず、1981年に"I Missed Again"が最高位19位を記録、このシングルを皮切りに、この曲までにTop40ヒットは計12曲、Top5ヒットは7曲目の。"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"、"Sussudio"、"One More Night"、"Separate Lives"に続き、この曲で5曲目のNo.1となりました。

2位は1週間の1位からダウン、UB40の"Red Red Wine"。UB40ですが、イギリス出身のレゲエ・ポップ・バンド。イギリスでは80年代初めからヒットを持つ人気バンドでしたが、アメリカでは、84年にこの曲"Red Red Wine"が最高位34位の初のTop40ヒット。88年のネルソン・マンデラ70歳コンサートに出演し、再びこの曲に火が付き初のNo.1を記録しました。

3位は5位からアップ、Information Societyの"What's on Your Mind (Pure Energy)"。Information Societyですが、アメリカのエレクトリックポップバンド。初のシングルヒットが3位まで上がってきました。

4位は2位からダウン、1週間の1位を記録、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した"Pour Some Sugar On Me"を超え、ついに初のNo.1獲得です。

5位は9位からジャンプアップ、The Escape Clubの"Wild, Wild West"。The Escape Clubですが、イギリスロンドンで結成されたポップ・ロックグループ。デビューは1986年、初めてのシングル"Wild, Wild West"が5位まで上がってきました。

この週4位からダウンして9位は、Cheap Trickの"Don't Be Cruel"。最高位は10月8日付と15日付の2週間の第4位。年間チャートは70位。No.1となった"The Flame"に続く大ヒットになりました。

チープ・トリックですが、1974年にシカゴ郊外にあるイリノイ州ロックフォード市で結成されたアメリカンロックグループ。まずはギターのリック・ニールセンと、ベースのトム・ピーターソン、ドラムスのバン・E・カルロスが中心となって結成、その後、ボーカルのロビン・ザンダーが加入、1975年にデビュー・アルバム『チープ・トリック』発表。その後、2枚のアルバムを発表するも、本国アメリカでは全くヒットしない状況が続きます。

ただ、唯一日本で人気が高まり、1978年4月に、「武道館」で初の日本公演を行うまでの人気ロックグループとなります。その時のライブを収録したアルバムが『チープ・トリックat武道館』。1978年に日本限定で発売され、本国アメリカでも、日本からの逆輸入盤が話題となり、リリースされることに、バンドにとって初の全米でのヒットアルバムとなります。

このアルバムからシングルカットされたのが「甘い罠 (I Want You To Want Me)」、最高位7位を記録、年間チャートでも34位のアメリカでは初の大ヒット・シングルとなりました。

その後、Top40ヒットが3曲続きますが、80年代に入ってからは、シングルは、Hot100には入るものの、40位以内には入れず、約8年間、低迷する時期が続きます。

その低迷から脱したのが1988年にリリースされた彼ら10枚目のアルバム『Lap of Luxury』邦題『永遠の愛の炎』、このアルバムからのファーストシングル"The Flame"が突然チャートを駆け上がり、初のNo.1シングル、ついにカムバックを果たしました。こちらをご覧ください→→→

そのアルバム『Lap of Luxury』からのセカンドシングルがこの曲"Don't Be Cruel"。2曲連続の大ヒットになりました。

この"Don't Be Cruel"ですが、オリジナルはエルビス・プレスリー。プレスリー56年のロックンロールヒット曲です。曲の作者はソングライターのOtis Blackwell。50年代の数々のロックンロールの名曲を生み出した方だそうです。

この曲、チープ・トリックのほかにも、ビートルズなどたくさんのミュージシャンがカヴァーした曲ですが、このチープ・トリックバージョンが、最高位4位と、最もヒットしたカバーになりました。このPVの最後の場面で、ドラムスのバン・E・カルロスでしょうか、太ったエルビスに扮して登場しますよ。

こちらが1956年のオリジナル、エルビス・プレスリー バージョンです。

今週    先週    song    /    artist
1 3 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
2 1 RED RED WINE / UB40
3 5 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY
4 2 LOVE BITES / DEF LEPPARD
5 9 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
6 16 KOKOMO / BEACH BOYS
7 7 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
8 8 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
9 4 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
10 17 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
11 14 NEVER TEAR US APART / INXS
12 18 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
13 12 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
14 13 TRUE LOVE / GLENN FREY
15 22 BAD MEDICINE / BON JOVI
16 20 CHAINS OF LOVE / ERASURE
17 6 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
18 25 DESIRE / U2
19 15 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
20 26 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
21 10 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
22 28 HOW CAN I FALL? / BREATHE
23 27 DON'T KNOW WHAT YOU GOT / CINDERELLA
24 11 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
25 19 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
26 32 BABY, I LOVE YOUR WAY / WILL TO POWER
27 29 TIME AND TIDE / BASIA
28 34 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
29 35 LOOK AWAY / CHICAGO
30 33 DANCE LITTLE SISTER / TERENCE TRENT D'ARBY
31 37 A WORD IN SPANISH / ELTON JOHN
32 21 FALLEN ANGEL / POISON
33 39 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
34 23 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
35 24 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
36 43 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
37 38 IT TAKES TWO / ROB BASE & D.J. E-Z ROCK
38 49 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
39 45 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
40 41 THE PROMISE / WHEN IN ROME
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グレン・フライ Glenn Frey - True Love(1988年の洋楽 Part41)

2024-10-17 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart41は、Glenn Freyの"True Love"。最高位は10月15日付の1週間の第13位。年間チャートは圏外でした。

Glenn Freyですが、もちろん皆さんご存じ、イーグルスの創設メンバーであり、ドン・ヘンリーと並ぶ中心メンバー。イーグルスのデビュー曲の"Take It Easy"のリードボーカルがグレン・フライですね。ハスキーヴォイスのドン・ヘンリーと、甘い歌声のグレン・フライ、この二人のボーカルが、イーグルスの素晴らしいところのひとつですね。

そしてグレン・フライ、「ホテル・カリフォルニア」をはじめとするイーグルスの名曲の数々を、ドン・ヘンリーとともに生み出した、希代のソングライターでもあります。

そのイーグルスが1980年に活動を停止、グレン・フライはソロ活動を開始します。1982年に初のTop40ヒット"I Found Somebody" が31位を記録、2枚のアルバムから、計3曲のTop40ヒットが出ますが、イーグルスの時のヒットに比べると、物足りないものがありました。

1984年、ついにソロでの大ヒットが生まれます。それがエディ・マーフィ主演の映画「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックからのシングルカット曲 "The Heat Is On"、最高位2位の大ヒット、さらには、85年にテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』サントラ収録曲"You Belong To The City" も同じく最高位2位の大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

この曲"True Love" ですが、久しぶりの映画・ドラマのサントラ以外からの、オリジナルアルバムからのシングルヒット、ソロのサードアルバム『Soul Searchin'』からのファーストシングルが、最高位13位を記録するヒット曲となりました。

"True Love"の曲の作者はGlenn FreyとJack Tempchin。Jack Tempchinですが、イーグルスのファーストアルバムのシングルヒット"Peaceful Easy Feeling"が彼の作品、イーグルス時代からグレン・フライと一緒に活動してきたソングライターです。前述の"You Belong to the City"も、この二人のコンビによる作品です。

ソロになってからの曲は、ロック系の曲やブルース系の曲などが多くありましたが、この曲のような穏やかなポップスが、グレン・フライには合っているのではないでしょうか。3年ぶりのシングルヒットになりました。
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