ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1986年3月29日付 アトランティック・スター Atlantic Starr - Secret Lovers

2022-03-27 20:52:14 | 1986年ビルボードTop40
1986年3月29日付ビルボード All American Top40、この週もまた1位の交代です、4位から上がって1位はFalcoの"Rock Me Amadeus"。Falcoですが、オールトリア出身のロックミュージシャン。本国オーストリアを中心にヨーロッパではすでにヒット曲を持っていますが、アメリカではこの曲が初めてのヒット。初めてのヒットがNo.1となりました。ヨーロッパでのヒットというのは"Der Kommissar"、アメリカではAfter the Fireバージョンがヒット済みですが、実はこの曲は彼の方がオリジナルです。

2位は1週のみの1位からダウン、Heartの"These Dreams"。Heartですが、初めてのTop40ヒット1976年の"Crazy on You"からこの曲で合計12曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop10ヒット、"Never"に続く2曲連続で通算でも2曲目のTop5ヒット、ついに初めてのNo.1となりました。
3位は前週と変わらず、Atlantic Starrの"Secret Lovers"。Atlantic Starrですが、初めてのTop40ヒットが1982年の最高位38位の"Circles"。この曲で2曲目のTop40ヒットが3位まで上がってきました。
4位は5位からアップ、John Cougar Mellencampの"R.O.C.K. In The U.S.A."。John Cougar Mellencampですが、1979年の"I Need a Lover"が初めてのTop40ヒットで、この曲で12曲目のTop40ヒット、No.1ヒット"Jack & Diane"を含め3曲目のTop5ヒットになりました。
5位は10位からジャンプアップ、Prince & The Revolutionの"Kiss"。Prince殿下、もちろん皆さんご存知だとは思いますが、1979年に最高位11位を記録した"I Wanna Be Your Lover"から、2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で通算12曲目のTop40ヒット、5曲目のTop5ヒットになりました。

この週3位変わらずはAtlantic Starrの"Secret Lovers"。最高位は3月22日と29日付の第3位、年間チャートは12位。ロングヒットで、最高3位ながら年間上位に食い込む大ヒットになりました。

Atlantic Starrですが、ニューヨークで結成されたR&Bバンド。デビューは1976年、主にR&B界で活躍します。ファーストアルバムのリリースは1978年。R&Bチャートではアルバム・シングルともまずまずのヒットになりますが、レギュラーチャートではHot100ヒットには至りませんでした。

レギュラーチャートでの初ヒットは彼ら4枚目のアルバム『Brilliance』から、シングル"Circles"が最高位38位を記録、アルバムも18位を記録します。5枚目のアルバム『Yours Forever』は、ヒットせず、消えてしまったかなぁ、と思いきや、1985年にリリースした6枚目のアルバム『As the Band Turns』からの3枚目のシングル、"Secret Lovers"が突然の大ヒットになりました。

バンドの結成時には、メンバーは沢山いました。11人でしょうか。"Circles"の入ったアルバム『Brilliance』を見ると、この時は9人のグループだったようです。そこから、メンバーが大幅に交替、6枚目のアルバム『As the Band Turns』の時には、中心メンバーのLewis3兄弟に、新ボーカルのBarbara Weathersが加わり、5人組グループとなっていました。

この曲"Secret Lovers"は、新ボーカルのBarbara WeathersとDavid Lewisのツインリードボーカル。女性ボーカルのBarbara Weathersが加わったことが、突然のこの曲の大ヒットに繋がったと思います。曲の作者はLewis3兄弟のうちのDavid LewisとWayne Lewisの共作。二人のボーカルの掛け合いが素晴らしい、ソウルバラードです。


こちらが1982年に最高位38位を記録した"Circles"。Top40には3週間滞在したのみでした。この曲のことは全く覚えていませんでしたので、私にとっては、"Secret Lovers"の方が、初めてのAtlantic Starrの曲でした。


今週 先週 song / artist
1 4 ROCK ME AMADEUS / FALCO
2 1 THESE DREAMS / HEART
3 3 SECRET LOVERS / ATLANTIC STARR
4 5 R.O.C.K. IN THE U.S.A. / JOHN COUGAR MELLENCAMP
5 10 KISS / PRINCE & THE REVOLUTION
6 9 WHAT YOU NEED / INXS
7 7 NIKITA / ELTON JOHN
8 2 SARA / STARSHIP
9 13 LET'S GO ALL THE WAY / SLY FOX
10 11 THIS COULD BE THE NIGHT / LOVERBOY
11 15 MANIC MONDAY / BANGLES
12 8 KING FOR A DAY / THOMPSON TWINS
13 18 ADDICTED TO LOVE / ROBERT PALMER
14 14 SANCTIFY YOURSELF / SIMPLE MINDS
15 6 KYRIE / MR. MISTER
16 19 TENDER LOVE / FORCE M.D.'S
17 17 BEAT'S SO LONELY / CHARLIE SEXTON
18 12 HOW WILL I KNOW / WHITNEY HOUSTON
19 30 WEST END GIRLS / PET SHOP BOYS
20 31 HARLEM SHUFFLE / ROLLING STONES
21 24 CALLING AMERICA / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
22 23 NO EASY WAY OUT / ROBERT TEPPER
23 25 I CAN'T WAIT / STEVIE NICKS
24 43 WHY CAN'T THIS BE LOVE / VAN HALEN
25 20 MILLIONAIRE / ABC
26 33 I THINK IT'S LOVE / JERMAINE JACKSON
27 16 SILENT RUNNING / MIKE + THE MECHANICS
28 39 WHAT HAVE YOU DONE FOR ME LATELY / JANET JACKSON
29 34 SO FAR AWAY / DIRE STRAITS
30 37 YOUR LOVE / OUTFIELD
31 40 OVERJOYED / STEVIE WONDER
32 35 LIVE IS LIFE / OPUS
33 28 NIGHT MOVES / MARILYN MARTIN
34 32 I'M NOT THE ONE / CARS
35 22 ANOTHER NIGHT / ARETHA FRANKLIN
36 48 AMERICAN STORM / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
37 47 TAKE ME HOME / PHIL COLLINS
38 49 BAD BOY / MIAMI SOUND MACHINE
39 45 FOR AMERICA / CLARENCE CLEMONS & JACKSON BROWNE
40 46 SATURDAY LOVE / ALEXANDER O'NEAL
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チャーリー・セクストン Charlie Sexton - Beat's So Lonely(1986年の洋楽 Part11)

2022-03-24 22:21:32 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart11はCharlie Sextonの"Beat's So Lonely"。最高位は3月22日から3週続けた17位。年間チャートは圏外でした。

Charlie Sextonですが、アメリカ・テキサス出身のギタリスト・シンガーソングライター。
1985年にファーストソロアルバム『Pictures for Pleasure』をリリースするのですが、Charlie Sextonは1968年生まれ、ということは、このファーストアルバムリリース時には、なんとまだ17歳。そのファーストアルバムからのシングルカット曲がこの曲"Beat's So Lonely"です。

"Beat's So Lonely"の作者は、Charlie Sexton自身と、イギリスのソングライターのKeith Forseyとの共作。
このアルバムで、Charlie Sextonはボーカルとギターに加え、ベースやピアノ、キーボ-ドも演奏しています。恐るべき17歳だったです。

どんなすごいミュージシャンになるかと思いきや、ソロアルバムは全部で4枚出すものの残念ながらヒットせず、結局Top40ヒットはこの曲1枚の一発屋で終わってしまいました。
ただ、日本ではかなり人気のあるミュージシャンで、ロック雑誌などにはよく登場していたと思います。
また、その後はセッションミュージシャンとして活動していたようです。ボブ・ディランのバックバンドにも参加していたとのことです。

"Beat's So Lonely"ですが、かなりハードなロックでした。この当時でも、これだけのギターギンギンのロックがヒットするのは珍しかったです。PVでは、とても17歳とは思えない風貌ではありました(タバコをぷかぷか吸っていました、いくらアメリカでもダメでしょう、とは思いましたが、気になります)
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ビルボード 全米 Top40 1986年3月22日付 スターシップ Starship - Sara

2022-03-20 21:45:26 | 1986年ビルボードTop40
1986年3月22日付ビルボード All American Top40、この週もまた1位の交代です、2位から上がって1位はHeartの"These Dreams"。Heartですが、初めてのTop40ヒット1976年の"Crazy on You"からこの曲で合計12曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop10ヒット、"Never"に続く2曲連続で通算でも2曲目のTop5ヒット、ついに初めてのNo.1となりました。

2位は1週のみの1位からダウン、Starshipの"Sara"。Starship、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、ジェファーソン・エアプレイン創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことにより、Starshipとなりました。Starshipとしては"We Built This City"に続くなんと驚きの2曲連続のNo.1となりました。Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせると4曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットです。
3位は4位からアップ、Atlantic Starrの"Secret Lovers"。Atlantic Starrですが、初めてのTop40ヒットが1982年の最高位38位の"Circles"。この曲で2曲目のTop40ヒットが3位まで上がってきました。
4位は7位からアップ、Falcoの"Rock Me Amadeus"。Falcoですが、オールトリア出身のロックミュージシャン。本国オーストリアを中心にヨーロッパではすでにヒット曲を持っていますが、アメリカではこの曲が初めてのヒット。ヨーロッパでのヒットというのは"Der Kommissar"、アメリカではAfter the Fireバージョンがヒット済みですが、実はこの曲は彼の方がオリジナルです。
5位は6位からアップ、John Cougar Mellencampの"R.O.C.K. In The U.S.A."。John Cougar Mellencampですが、1979年の"I Need a Lover"が初めてのTop40ヒットで、この曲で12曲目のTop40ヒット、No.1ヒット"Jack & Diane"を含め3曲目のTop5ヒットになりました。

この週1位からダウンしての2位はStarshipの"Sara"。3月15日付の1週のみでしたが1位を記録。年間チャートは24位。長い歴史を持つこのグループで、初のNo.1を記録した"We Built This City"に続く、驚きの2曲連続のNo.1ヒットになりました。

Starshipですが、元々のグループ結成は1965年、アメリカン・ロックの創成期のサイケデリック・ロックバンドJefferson Airplaneがグループの原点になります。
Jefferson Airplaneとしては最高位5位の"Somebody to Love"、8位の"White Rabbit"の2曲のTop10ヒットを生み出します。
さらに、1974年からはJefferson Starshipとして活動を開始、2枚目のアルバム『Red Octopus』から、"Miracles"が最高位3位の大ヒット、1984年にかけて9曲のTop40ヒット、そのうち2曲がTop10になりました。"Miracles"についてはこちらをご覧ください→→→

1984年、オリジナルメンバーのポール・カントナーがバンドを去り、バンドは分裂、グレイス・スリック、クレイグ・チャキーソ、ミッキー・トーマスなどのメンバーによる新生「Starship」として活動を開始、そのファーストアルバム『Knee Deep in the Hoopla』からのファーストシングルが"We Built This City"で、バンド初のNo.1ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

その『Knee Deep in the Hoopla』からのセカンドシングルがこの曲"Sara"です。曲の作者はソングライターでプロデューサーのPeter WolfとIna Wolfの共作。 Peter WolfはJ. Geils BandのPeter Wolfとは同姓同名ですね。こちらのPeter Wolfは"We Built This City"でもソングライター兼プロデューサーとして参加していた方です。
"Sara"は、ポップ・ロック路線の"We Built This City"よりもバラード系、Mickey Thomasのハイ・トーンボーカルで歌い上げています。「Sara」ですが、人の名前で、Mickey Thomasmの奥様のことらしいです。


今週 先週 song / artist
1 2 THESE DREAMS / HEART
2 1 SARA / STARSHIP
3 4 SECRET LOVERS / ATLANTIC STARR
4 7 ROCK ME AMADEUS / FALCO
5 6 R.O.C.K. IN THE U.S.A. / JOHN COUGAR MELLENCAMP
6 3 KYRIE / MR. MISTER
7 10 NIKITA / ELTON JOHN
8 9 KING FOR A DAY / THOMPSON TWINS
9 11 WHAT YOU NEED / INXS
10 15 KISS / PRINCE & THE REVOLUTION
11 12 THIS COULD BE THE NIGHT / LOVERBOY
12 5 HOW WILL I KNOW / WHITNEY HOUSTON
13 16 LET'S GO ALL THE WAY / SLY FOX
14 14 SANCTIFY YOURSELF / SIMPLE MINDS
15 19 MANIC MONDAY / BANGLES
16 8 SILENT RUNNING / MIKE + THE MECHANICS
17 20 BEAT'S SO LONELY / CHARLIE SEXTON
18 32 ADDICTED TO LOVE / ROBERT PALMER
19 29 TENDER LOVE / FORCE M.D.'S
20 23 MILLIONAIRE / ABC
21 13 THE SWEETEST TABOO / SADE
22 24 ANOTHER NIGHT / ARETHA FRANKLIN
23 31 NO EASY WAY OUT / ROBERT TEPPER
24 33 CALLING AMERICA / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
25 35 I CAN'T WAIT / STEVIE NICKS
26 17 LIVING IN AMERICA / JAMES BROWN
27 18 LIFE IN A NORTHERN TOWN / THE DREAN ACADEMY
28 30 NIGHT MOVES / MARILYN MARTIN
29 21 WHEN THE GOING GETS TOUGH(JEWEL OF THE NILE THEME) / BILLY OCEAN
30 40 WEST END GIRLS / PET SHOP BOYS
31 47 HARLEM SHUFFLE / ROLLING STONES
32 36 I'M NOT THE ONE / CARS
33 39 I THINK IT'S LOVE / JERMAINE JACKSON
34 44 SO FAR AWAY / DIRE STRAITS
35 38 LIVE IS LIFE / OPUS
36 26 STAGES / ZZ TOP
37 43 YOUR LOVE / OUTFIELD
38 22 RUSSIANS / STING
39 48 WHAT HAVE YOU DONE FOR ME LATELY / JANET JACKSON
40 45 OVERJOYED / STEVIE WONDER
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マリリン・マーティン Marilyn Martin - Night Moves(1986年の洋楽 Part10)

2022-03-17 20:54:32 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart10はMarilyn Martinの"Night Moves"。最高位は3月22日付の1週のみの第28位。年間チャートは圏外でした。

Marilyn Martinですが、アメリカテネシー州出身のシンガーソングライター・ロック歌手。70年代初めから音楽活動を始めていましたが、メジャーで知られるようになったのは、そうなんです、ついこの間私のブログにも登場しました、1985年11月30日付のNo.1ソング、Phil Collinsとのデュエット曲で、映画「White Nights」サウンドトラックからPhil Collins & Marilyn Martinの"Separate Lives (Theme From White Nights)"のMarilyn Martinです。こちらをご覧ください→→→

そのMarilyn Martinですが、まずはStevie Nicks、Joe Walsh、Don Henley、Tom Petty、Kenny Logginsのバックコーラスの一員としてツアーに参加、歌手としての活動を続けます。
そして、"Separate Lives"の大ヒット後、初めてのソロアルバム『Marilyn Martin』をリリース、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Night Moves"です。

"Night Moves"ですが、曲の作者はMarilyn MartinとJohn Parr、Jon Astleyの3人の共作。Jon Astleyは、 Eric Claptonや ABBA,、George Harrisonなどを手掛けたプロデューサー兼ソングライターです。そしてJohn Parr、あの"St. Elmo's Fire"のスーパー一発屋ですね。
曲はカッコよかったし、Marilyn Martinのハスキーなボーカルも、ロックっぽいこの曲にぴったりでした。ギターソロはJohn Parrだったでしょうか?いい曲でした。あんまりヒットしなくって残念でした。

Marilyn Martinですが、この曲の後はシングルヒットを出すことはありませんでしたが、その後もバックコーラスとしての活動を続け、 Stevie Nicksの2016年から17年にかけて行われた『24 Karat Gold Tour』でもバックに参加していました。
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ビルボード 全米 Top40 1986年3月15日付 Mr.ミスター Mr. Mister - Kyrie

2022-03-13 20:14:10 | 1986年ビルボードTop40
1986年3月15日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はStarshipの"Sara"。Starship、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、ジェファーソン・エアプレイン創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことにより、Starshipとなりました。Starshipとしては"We Built This City"に続くなんと驚きの2曲連続のNo.1となりました。Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせると4曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットになりました。

2位は4位からアップ、Heartの"These Dreams"。Heartですが、初めてのTop40ヒット1976年の"Crazy on You"からこの曲で合計12曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop10ヒット、"Never"に続く2曲連続で通算でも2曲目のTop5ヒット、初めて2位まで上がってきました。初のNo.1まであと一歩です。
2週間の1位からダウンして3位はMr. Misterの"Kyrie"。Mr. Misterですが、初めてのTop40ヒットでNo.1を記録した"Broken Wings"に続く2曲連続の驚きのNo.1に輝きました。
4位は5位からアップ、Atlantic Starrの"Secret Lovers"。Atlantic Starrですが、初めてのTop40ヒットが1982年の最高位38位の"Circles"。この曲で2曲目のTop40ヒットが4位まで上がってきました。
5位は3位からダウン、2週間の1位の大ヒット、Whitney Houstonの"How Will I Know"。Whitney Houstonですが、3位を記録した"You Give Good Love"、No.1となった"Saving All My Love for You"に続く3曲目のTop40ヒットで同じく3曲目のTop5ヒット、2曲連続のNo.1となりました。

この週2週間の1位からダウンして3位はMr. Misterの"Kyrie"。年間チャートは9位。アメリカ出身で、1984年に初めてのアルバムを出したばかりの新人ロックグループ、2枚目のアルバムから、驚きの2曲連続のNo.1ヒット、それも、2曲とも年間チャートTop10に入る特大のヒットになりました。

Mr. Misterですが、中心メンバーのRichard PageとSteve Georgeが、70年代にPagesというバンドを結成。
1978年にファーストアルバム『Pages』をリリース。3枚のアルバムをリリースしますが、残念ながらヒットしませんでした。

1982年になってから、二人を加えて4人組ロックグループとしてMr. Misterを結成、ファーストアルバム『I Wear the Face』に続きセカンドの『Welcome to the Real World』リリースします。そのセカンドアルバムからのファーストシングル"Broken Wings"が突然の大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

2曲目となるNo.1ヒット"Kyrie"ですが、曲の作者はメンバーのRichard PageとSteve Georgeの二人が作曲、作詞家のJohn Langが作詞の3人の共作。これは"Broken Wings"と同じ作者です。アルバム『Welcome to the Real World』の曲はほとんどがこの3人による共作です。

「Kyrie」って何だろう、と調べてみると、キリスト教の「主よ」だそうです。この曲は祈りの曲なのですね。
それで聞くと、荘厳な感じが良くわかります。そこが大ヒットに繋がったところでしょうか。
PVは、ツアーの動画ですが、なんとTina Turnerとのツアーの様子だとのことです。


今週 先週 song / artist
1 2 SARA / STARSHIP
2 4 THESE DREAMS / HEART
3 1 KYRIE / MR. MISTER
4 5 SECRET LOVERS / ATLANTIC STARR
5 3 HOW WILL I KNOW / WHITNEY HOUSTON
6 11 R.O.C.K. IN THE U.S.A. / JOHN COUGAR MELLENCAMP
7 14 ROCK ME AMADEUS / FALCO
8 6 SILENT RUNNING / MIKE + THE MECHANICS
9 10 KING FOR A DAY / THOMPSON TWINS
10 13 NIKITA / ELTON JOHN
11 17 WHAT YOU NEED / INXS
12 19 THIS COULD BE THE NIGHT / LOVERBOY
13 7 THE SWEETEST TABOO / SADE
14 20 SANCTIFY YOURSELF / SIMPLE MINDS
15 28 KISS / PRINCE & THE REVOLUTION
16 24 LET'S GO ALL THE WAY / SLY FOX
17 8 LIVING IN AMERICA / JAMES BROWN
18 9 LIFE IN A NORTHERN TOWN / THE DREAN ACADEMY
19 26 MANIC MONDAY / BANGLES
20 23 BEAT'S SO LONELY / CHARLIE SEXTON
21 12 WHEN THE GOING GETS TOUGH(JEWEL OF THE NILE THEME) / BILLY OCEAN
22 16 RUSSIANS / STING
23 25 MILLIONAIRE / ABC
24 27 ANOTHER NIGHT / ARETHA FRANKLIN
25 15 TARZAN BOY / BALTIMORA
26 21 STAGES / ZZ TOP
27 22 A LOVE BIZARRE / SHEILA E.
28 18 DAY BY DAY / HOOTERS
29 32 TENDER LOVE / FORCE M.D.'S
30 31 NIGHT MOVES / MARILYN MARTIN
31 35 NO EASY WAY OUT / ROBERT TEPPER
32 38 ADDICTED TO LOVE / ROBERT PALMER
33 36 CALLING AMERICA / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
34 33 GOODBYE IS FOREVER / ARCADIA
35 40 I CAN'T WAIT / STEVIE NICKS
36 39 I'M NOT THE ONE / CARS
37 29 THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR / DIONNE & FRIENDS
38 44 LIVE IS LIFE / OPUS
39 45 I THINK IT'S LOVE / JERMAINE JACKSON
40 50 WEST END GIRLS / PET SHOP BOYS
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