ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1985年11月30日付 スターシップ Starship - We Built This City

2021-11-28 20:45:49 | 1985年ビルボードTop40
1985年11月30日付ビルボード All American Top40、3位から上がっての1位はPhil Collins & Marilyn Martinの"Separate Lives (Theme From White Nights)"。この曲、映画「White Nights」サウンドトラックからのテーマ曲です。Phil Collinsですが、もちろん皆さんご存知、Genesisのドラマー兼ボーカリストで、ソロでも大ヒットを連発、"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"などこの曲で4曲目のNo.1ヒットとなりました。一方、Marilyn Martinですが、この曲が初めてのシングルヒットで初のNo.1を記録しました。

2位は2週間の1位からダウン、Starshipの"We Built This City"。Starship、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、ジェファーソン・エアプレイン創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことにより、Starshipとなりました。Starshipとしては初めてのヒットですが、Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせて3曲目のTop5ヒット、グループの長い歴史を経ての初めてのNo.1です。
3位は4位からアップ、Mr. Misterの"Broken Wings"。Mr. Misterですが、アメリカのロックグループ。彼ら初めてのTop40ヒットがTop3ヒットになりました。
4位は2週間続けた2位からダウン、残念ながら1位にはなれませんでした、Glenn Freyの"You Belong To The City"。Glenn Freyですが、もちろん皆さんご存知、The EaglesでDon Henleyなどとともに、ボーカリスト、ソングライター、ギタリストとして活躍し、イーグルス活動停止後、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、最高位2位の"The Heat Is On"に続く2曲目の2位を記録するヒットになりました。この曲、No.1となったJan Hammerの"Miami Vice Theme"と同じくテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』サントラ収録曲です。
5位は前週と変わらず、Heartの"Never"。Heartですが、1975年にデビューしたアメリカンロックグループ。1975年の初めてのヒット"Magic Man"が最高位9位、それ以降ヒットを積み重ね、この曲で11曲目のTop40ヒットで初めてのTop5ヒットになりました。

この週2位は2週間の1位からダウン、Starshipの"We Built This City"。年間チャートは14位。長い歴史を持つStarship、初のNo.1ヒットで、もちろん彼らグループの最大のヒットとなりました。

さてStarship、その歴史は1965年までさかのぼり、アメリカン・ロックの創成期にあたります、サイケデリック・ロックの代表格がJefferson Airplane。オリジナルメンバーのポール・カントナーにマーティ・バリン、さらにもう一人のボーカルのグレイス・スリックが加入し、その年1967年に出した"Somebody to Love"が最高位5位の大ヒット、人気を確立します。

その後、メンバーチェンジを繰り返し、1973年にJefferson Airplaneはいったん解散、Jefferson Airplaneのメンバーのポール・カントナー、マーティ・バリン、グレイス・スリック、ディヴィッド・フライバーグなどに、ギタリストのクレイグ・チャキーソ、ピート・シアーズが加わり、Jefferson Starshipと改名、1974年にファーストアルバム『Dragon Fly』を発表、そして翌年1975年にリリースしたセカンドアルバム『Red Octopus』が大ヒット、アルバムチャートでNo.1、シングルでも"Miracles"が3位を記録する大ヒットとなり、復活します。
Jefferson Starship、ポール・カントナー、マーティ・バリン、グレイス・スリックの3人が曲を作り、さらにはその3人がボーカルも担当するという、メンバーの個性が発揮された素晴らしいグループでした。

特に3枚目の『Spitfire』は素晴らしいアルバムでした。大好きなアルバムで、今でもよく聴きます。アルバムジャケットは長岡秀星さんのデザインで、そこには「星船」の文字。シングル"With Your Love"は最高位12位、年間84位のヒットとなっています。こちらをご覧ください→→→

1978年、ボーカルで中心メンバーのグレイス・スリック、マーティ・バリンが相次いでバンドを離れ、代わりにミッキー・トーマスが加入、それまでのポップバラード路線から、ロック路線に急転向します。
Starshipになってから、音楽性が変わったと言われますが、実はこの79年のミッキー・トーマスの加入、81年のグレイス・スリックの復帰で、このバンドの音楽性が変わったと思います。
中でも5枚目のアルバム「Freedom At Point Zero」、そのアルバムからのシングル"Jane"は新生ジェファーソン・スターシップを象徴する曲でした。ロック色の強い私の好みの曲です。ミッキー・トーマスはエルヴィン・ビショップ・グループの名曲"Fooled Around and Fell in Love"のリードボーカルで有名ですね。こちらをご覧ください→→→

さて、前振りがだいぶ長くなりましたが、1984年、ジェファーソン・エアプレインのオリジナルメンバーのポール・カントナーがバンドを去ったのですが、その際、『ジェファーソン』の名称を、「ジェファーソン・エアプレイン」のメンバーが同意しないと名乗れない、ということになってしまい、バンド名が「ジェファーソン」をとって、「スターシップ」に縮められ、再スタートを切ることになりました。

その新生Starshipのファーストアルバムが『Knee Deep in the Hoopla』、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"We Built This City"です。
この曲の作者ですが、 Bernie TaupinにMartin Page、Dennis Lambert、Peter Wolfの4人の共作。なんと Bernie TaupinとPeter Wolfが入っているってビックリですよね。Peter Wolfはプロデューサーとしても参加、アルバムのプロデューサー、その他の曲も提供するという、全面的な協力をしています。

"We Built This City"ですが、邦題は「シスコはロック・シティ」。日本でも大ヒットしました。
「産業ロック」と酷評する評論家もいましたが、曲は素晴らしいですし、ミッキー・トーマスとグレイス・スリックの二人の力強いボーカルの掛け合いがまた素晴らしいんです。文句なくNo.1にふさわしい曲だと思います。

アルバム『Knee Deep in the Hoopla』はシングルのヒットに伴いアルバムも大ヒット、最高位こそ7位でしたが、アルバム年間チャートでは13位となる大ヒットアルバムとなりました。


今週 先週 song / artist
1 3 SEPARATE LIVES (THEME FROM WHITE NIGHTS) / PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN
2 1 WE BUILT THIS CITY / STARSHIP
3 4 BROKEN WINGS / MR. MISTER
4 2 YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY
5 5 NEVER / HEART
6 6 LAY YOUR HANDS ON ME / THOMPSON TWINS
7 9 WHO'S ZOOMIN' WHO / ARETHA FRANKLIN
8 13 ELECTION DAY / ARCADIA
9 17 PARTY ALL THE TIME / EDDIE MURPHY
10 14 SLEEPING BAG / ZZ TOP
11 18 ALIVE & KICKING / SIMPLE MINDS
12 22 SAY YOU, SAY ME(TITLE SONG FROM WHITE NIGHTS) / LIONEL RICHIE
13 11 BE NEAR ME / ABC
14 8 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
15 15 ONE OF THE LIVING / TINA TURNER
16 19 I MISS YOU / KLYMAXX
17 7 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
18 10 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
19 21 PERFECT WAY / SCRITTI POLITTI
20 12 YOU ARE MY LADY / FREDDIE JACKSON
21 25 SMALL TOWN / JOHN COUGAR MELLENCAMP
22 20 SOUL KISS / OLIVIA NEWTON-JOHN
23 16 LOVE THEME FROM ST. ELMO'S FIRE / DAVID FOSTER
24 26 SISTERS ARE DOIN' IT FOR THEMSELVES / EURYTHMICS AND ARETHA FRANKLIN
25 30 TONIGHT SHE COMES / CARS
26 28 WRAP HER UP / ELTON JOHN
27 39 THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR / DIONNE & FRIENDS
28 33 WALK OF LIFE / DIRE STRAITS
29 32 OBJECT OF MY DESIRE / STARPOINT
30 31 RUNNING UP THAT HILL / KATE BUSH
31 35 EMERGENCY / KOOL & THE GANG
32 23 TAKE ON ME / A-HA
33 47 TALK TO ME / STEVIE NICKS
34 36 BURNING HEART / SURVIVOR
35 40 LOVE IS THE SEVENTH WAVE / STING
36 37 CONGA / MIAMI SOUND MACHINE
37 38 YOU'RE A FRIEND OF MINE / CLARENCE CLEMONS & JACKSON BROWNE
38 24 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
39 42 DO IT FOR LOVE / SHEENA EASTON
40 45 EVERYBODY DANCE / TA MARA & THE SEEN
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ケイト・ブッシュ Kate Bush - Running Up That Hill(1985年の洋楽 Part46)

2021-11-25 21:00:35 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart46はKate Bushの"Running Up That Hill"。最高位は11月30日付の30位。年間チャートは圏外でした。

Kate Bushですが、私のブログには初登場となります、イギリス出身のシンガーソングライター。皆さんはご存じだったでしょうか?
デビューは1975年、なんと デヴィッド・ギルモアに見出されてレコード・デビューしたという歌手ですが、なんとその時にはまだ17歳、ものすごい才能の持ち主でした。

レコードのデビューは1978年、シングル"Wuthering Heights"をリリースすると、母国イギリスでいきなりの1位を獲得、それも4週間。日本を含む世界で大ヒットとなります、が、なんとアメリカでだけは全くヒットしませんでした。
このシングルを含んだアルバム『The Kick Inside』も同年リリースし、このアルバムもまたイギリスで3位を記録するなどヨーロッパを中心に大ヒット、でも何故かアルバムもアメリカでは全くヒットしませんでした。
その後もヨーロッパではシングル・アルバムともヒットを続けます。

そしてこの曲"Running Up That Hill"ですが、彼女の5枚目となるアルバム『Hounds of Love』からのファーストシングルカット曲。この曲で初めてアメリカでもチャートを上昇、Top40入りとなります。アルバムも最高位30位と、初めてのヒットアルバムとなります。

"Running Up That Hill"の曲の作者はもちろん彼女自身。プロデュースもKate Bushです。
何とも不思議な雰囲気を持った曲です。デビュー当時よりもずいぶん洗練され、ダンサブルな曲になりましたが、彼女のミステリアスな雰囲気は変わらず、不思議と引き込まれる曲です。


こちらはデビューシングル"Wuthering Heights"。邦題は「嵐が丘」。エミリー・ブロンテの小説『嵐が丘』を題材にしたとの曲であります。日本ではCMに使われましたし、テレビ番組『恋のから騒ぎ』のテーマ曲にも使われましたので聞いたことのある方もたくさんいらっしゃるかもしれません。
この曲を最初に聞いた時には驚きました。なんという魅力的な曲だったでしょうか。一度聞いたら耳から離れなくなる独特な雰囲気を持った名曲でありました。二十歳の方が作ったとは思えない曲でした。PVもなかなか衝撃的な映像でした。
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ビルボード 全米 Top40 1985年11月23日付 グレン・フライ Glenn Frey - You Belong To The City

2021-11-21 22:52:07 | 1985年ビルボードTop40
1985年11月23日付ビルボード All American Top40、久し振りの2週連続の1位となりました、Starshipの"We Built This City"。Starship、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、ジェファーソン・エアプレイン創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことにより、Starshipとなりました。Starshipとしては初めてのヒットですが、Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせて3曲目のTop5ヒット、グループの長い歴史を経ての初めてのNo.1です。

2位も前週と変わらず、Glenn Freyの"You Belong To The City"。Glenn Freyですが、もちろん皆さんご存知、The EaglesでDon Henleyなどとともに、ボーカリスト、ソングライター、ギタリストとして活躍し、イーグルス活動停止後、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、最高位2位の"The Heat Is On"に続く2曲目の2位を記録するヒットになりました。この曲、No.1となったJan Hammerの"Miami Vice Theme"と同じくテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』サントラ収録曲です。
3位は6位からアップ、Phil Collins & Marilyn Martinの"Separate Lives (Theme From White Nights)"。この曲、映画「White Nights」サウンドトラックからのテーマ曲です。Phil Collinsですが、もちろん皆さんご存知、Genesisのドラマー兼ボーカリストで、ソロでも大ヒットを連発、"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"など3曲のNo.1ヒットを含み、この曲でソロ5曲目のTop3ヒットです。一方、Marilyn Martinですが、この曲が初めてのシングルヒットです。
4位は7位からアップ、Mr. Misterの"Broken Wings"。Mr. Misterですが、アメリカのロックグループ。彼ら初めてのTop40ヒットがTop5ヒットになりました。
5位は8位からアップ、Heartの"Never"。Heartですが、1975年にデビューしたアメリカンロックグループ。1975年の初めてのヒット"Magic Man"が最高位9位、それ以降ヒットを積み重ね、この曲で11曲目のTop40ヒットで初めてのTop5ヒットになりました。

この週2週目の2位はGlenn Freyの"You Belong To The City"。最高位はこの2週間の2位。年間チャートは30位。同じこの年の最高位2位、年間19位の"The Heat Is On"に次ぐ大ヒットになりました。

Glenn Freyですが、もちろん皆さんご存知、私も大好きなアーチスト。イーグルスの創設メンバーであり、ドン・ヘンリーとともにグループの中心メンバー。シンガーソングライターであり、ギタリスト、キーボーディストでもあります。
その甘い声で、イーグルスの数々の大ヒット、デビュー曲の"Take It Easy"をはじめ、"Lyin' Eyes"、"New Kid in Town"、"Heartache Tonight"などなど、のリードボーカルを務めています。

Eaglesが1980年に活動を停止した後、ソロ活動を開始、まずは1982年にファーストソロアルバム『No Fun Aloud』をリリースします。
さらに1984年にはセカンドソロアルバム『The Allnighter』をリリース、シングルヒットも、大ヒットにはならなかったものの、2枚のアルバムから計3曲のTop40ヒットを記録します。

続いて、エディ・マーフィ主演の映画「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックからのシングルカット曲の "The Heat Is On"が大ヒット、前述のように最高位2位、年間19位の大ヒットになります。 "The Heat Is On"はこちらをご覧ください→→→

そしてこの曲"You Belong To The City"ですが、曲の作者はGlenn FreyとJack Tempchinの共作。Jack Tempchinですが、ミュージシャンでもありますが、有名ソングライターです。Eaglesにも曲を提供し、"Peaceful Easy Feeling"や"Already Gone"は彼の作によるものです。Glenn Freyとも、この曲の他にも、"Smuggler's Blues"や"Sexy Girl", "True Love"も彼ら二人の共作です。

Glenn Freyの甘い、優しいボーカルには、 "The Heat Is On"のようなアップテンポの曲よりも、この"You Belong To The City"のような陰のあるバラードの方が断然合っていると思います。
この曲、サックスも効果的。サックスの担当はBill Bergmanというスタジオミュージシャンです。
この曲ですが、前述のようにテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』サントラ収録曲。このサントラからはもう1曲Jan Hammerの"Miami Vice Theme"がNo.1となる大ヒットになっています。こちらをご覧ください→→→


今週 先週 song / artist
1 1 WE BUILT THIS CITY / STARSHIP
2 2 YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY
3 6 SEPARATE LIVES (THEME FROM WHITE NIGHTS) / PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN
4 7 BROKEN WINGS / MR. MISTER
5 8 NEVER / HEART
6 10 LAY YOUR HANDS ON ME / THOMPSON TWINS
7 4 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
8 3 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
9 11 WHO'S ZOOMIN' WHO / ARETHA FRANKLIN
10 5 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
11 9 BE NEAR ME / ABC
12 12 YOU ARE MY LADY / FREDDIE JACKSON
13 18 ELECTION DAY / ARCADIA
14 19 SLEEPING BAG / ZZ TOP
15 17 ONE OF THE LIVING / TINA TURNER
16 15 LOVE THEME FROM ST. ELMO'S FIRE / DAVID FOSTER
17 24 PARTY ALL THE TIME / EDDIE MURPHY
18 22 ALIVE & KICKING / SIMPLE MINDS
19 23 I MISS YOU / KLYMAXX
20 21 SOUL KISS / OLIVIA NEWTON-JOHN
21 25 PERFECT WAY / SCRITTI POLITTI
22 32 SAY YOU, SAY ME(TITLE SONG FROM WHITE NIGHTS) / LIONEL RICHIE
23 13 TAKE ON ME / A-HA
24 14 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
25 36 SMALL TOWN / JOHN COUGAR MELLENCAMP
26 31 SISTERS ARE DOIN' IT FOR THEMSELVES / EURYTHMICS AND ARETHA FRANKLIN
27 26 SO IN LOVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
28 33 WRAP HER UP / ELTON JOHN
29 16 ONE NIGHT LOVE AFFAIR / BRYAN ADAMS
30 38 TONIGHT SHE COMES / CARS
31 35 RUNNING UP THAT HILL / KATE BUSH
32 37 OBJECT OF MY DESIRE / STARPOINT
33 40 WALK OF LIFE / DIRE STRAITS
34 20 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
35 44 EMERGENCY / KOOL & THE GANG
36 46 BURNING HEART / SURVIVOR
37 51 CONGA / MIAMI SOUND MACHINE
38 48 YOU'RE A FRIEND OF MINE / CLARENCE CLEMONS & JACKSON BROWNE
39 57 THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR / DIONNE WARWICK & FRIENDS
40 47 LOVE IS THE SEVENTH WAVE / STING
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デイヴィッド・フォスター David Foster - Love Theme from St. Elmo's Fire(1985年の洋楽 Part45)

2021-11-18 21:11:12 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart45はDavid Fosterの"Love Theme from St. Elmo's Fire"。最高位は11月16日付の第15位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

さてこの曲、曲名から分かると思いますが、映画『セント・エルモス・ファイアー』 愛のテーマ。インスツルメント曲です。
映画『セント・エルモス・ファイアー』 、監督はジョエル・シュマッカー、出演しているのはエミリオ・エステベス、ロブ・ロウ、アンドリュー・マッカーシー、デミ・ムーアなどなど、大ヒット青春映画でした。私も見に行きました。大変面白い映画だったです。
この映画からは、すでに紹介しましたが、John Parr の"St. Elmo's Fire (Man In Motion)"が2週間の1位を記録、年間チャート18位の大ヒットになりました。詳しくはこちらをご覧ください→→→

この映画のサウンドトラックのプロデューサーはデイヴィッド・フォスター。"St. Elmo's Fire (Man in Motion)"についても、プロデューサーはもちろんDavid Fosterで、曲もJohn ParrとDavid Fosterの共作です。
そしてこの曲"Love Theme from St. Elmo's Fire"の、曲の作者・プロデュースとも、もちろんDavid Fosterです。

David Fosterですが、このブログをご覧の方々はもちろんご存知ですよね。希代の名プロデューサーであり、ソングライターです。
彼が作り、プロデュースした曲は数知れず、私のブログでもすでに何曲も紹介されています。Boz Scaggsの名曲"Look What You've Done to Me"、Earth, Wind & Fireの"After the Love Has Gone"、Chicagoの"Hard to Say I'm Sorry"・"Hard Habit to Break"などなど、書ききれないほどの大ヒットを手掛けています。

そのDavid Fosterですが、数々の大ヒットを手掛けてはいますが、彼が単体でのソロでのヒット曲・Top40ヒットは、実はこの曲のみなのです。そちらの方が驚きですよね。
曲はストリングスと、彼のピアノ・キーボードで演奏され、David Boruffという方が唯一saxophoneで参加しています。


さてこの曲、サントラの最終曲には、歌・歌詞入りの曲が収録されています。歌っているのはDanny Gerrard と Amy Holland。
Amy Hollandですが、1980年に"How Do I Survive?"という曲で最高位22位を記録したヒット曲を持っています。 Danny Gerrardについては、カナダ出身の歌手のようですが、詳細は不明です。
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ビルボード 全米 Top40 1985年11月16日付 ティアーズ・フォー・フィアーズ Tears For Fears - Head Over Heels

2021-11-14 22:44:09 | 1985年ビルボードTop40
1985年11月16日付ビルボード All American Top40、この週も1位の交代がありました、ついに6週連続の1位交代、いつ以来でしょうか?70年代の半ばには1位がコロコロと変わる時期もありましたので、その頃以来でしょうか?
5位から上がってのいきなりの1位はStarshipの"We Built This City"。Starship、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、ジェファーソン・エアプレイン創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことにより、Starshipとなりました。Starshipとしては初めてのヒットですが、Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせて3曲目のTop5ヒット、グループの長い歴史を経ての初めてのNo.1です。

2位は4位からアップ、Glenn Freyの"You Belong To The City"。Glenn Freyですが、もちろん皆さんご存知、The EaglesでDon Henleyなどとともに、ボーカリスト、ソングライター、ギタリストとして活躍し、イーグルス活動停止後、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、最高位2位の"The Heat Is On"に続く2曲目の2位を記録するヒットになりました。この曲、1位のJan Hammerと同じくテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』サントラ収録曲です。
3位は1週のみの1位からダウン、Jan Hammerの"Miami Vice Theme"。Jan Hammerですが、チェコスロバキア出身のプロデューサー、ピアニスト、キーボードプレイヤー。テレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』のテーマ曲のこの曲で初めてのTop40ヒットがついにNo.1獲得です。
4位は3位からダウン、Tears For Fearsの"Head Over Heels"。イギリス出身のデュオTears For Fears、アメリカでの初ヒット"Everybody Wants to Rule the World"、続く"Shout"と、2曲連続の1位を記録、さらに続いてシングルカットされたこの曲で、3曲連続のTop3ヒットとなりました。
5位は2位からダウン、1週間ですが1位を記録、Stevie Wonderの"Part Time Lover"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のソウル界の、いや音楽界のスーパースター。デビューは60年代、早くも63年には"Fingertips – Part 2"が初めてのNo.1ヒット、その後も数多くのヒット曲を重ね、この曲でなんと9曲のNo.1、14曲目のTop3ヒットになりました。

この週4位はTears For Fearsの"Head Over Heels"。最高位はこの前週の11月9日付の第3位。年間チャートは60位。この年の年間チャートでは、7位に"Everybody Wants to Rule the World"、20位に"Shout"、そしてこの曲が60位と、アメリカでは実質的なデビュー年度でありましたが、大活躍でした。

Tears For Fearsですが、イギリス出身の4人組シンセポップ・ロックバンド。デビューは1981年で、まずはシングルがイギリスで大ヒット、1983年にリリースしたファーストアルバム『The Hurting』もシングルに続いて大ヒット、イギリスではいきなりの1位獲得となりますが、残念ながらまだアメリカでは人気が出ませんでした。

アメリカでのブレイクはセカンドアルバムの『Songs from the Big Chair』。このアルバムからアメリカでのファーストシングルカット曲"Everybody Wants to Rule the World"で、アメリカでの初めてのヒットがNo.1を獲得、日本を含め全世界での大ヒットになります。
"Everybody Wants to Rule the World"についてはこちらの記事をご覧ください→→→

"Head Over Heels"ですが、アルバム『Songs from the Big Chair』からの3曲目のシングルカット曲。曲の作者はメンバーのRoland OrzabalとCurt Smith。この二人がバンドの中心メンバーですね。

そしてこの曲のリードボーカルをとっているのがRoland Orzabal。
Tears For Fearsですが、このグループの特徴は、Roland OrzabalとCurt Smithの二人のボーカリストがいるということでしょう。
力強くもあり、また繊細で穏やかなボーカル、この二人のボーカリストがTears For Fearsのサウンドを作り出しています。
初めてのヒット"Everybody Wants to Rule the World"のリードはCurt Smithで、"Shout"のリードはRoland Orzabal。そしてこの曲がRoland Orzabalで、3曲の大ヒットを記録しました。


今週 先週 song / artist
1 5 WE BUILT THIS CITY / STARSHIP
2 4 YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY
3 1 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
4 3 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
5 2 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
6 7 SEPARATE LIVES (THEME FROM WHITE NIGHTS) / PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN
7 11 BROKEN WINGS / MR. MISTER
8 12 NEVER / HEART
9 9 BE NEAR ME / ABC
10 10 LAY YOUR HANDS ON ME / THOMPSON TWINS
11 16 WHO'S ZOOMIN' WHO / ARETHA FRANKLIN
12 14 YOU ARE MY LADY / FREDDIE JACKSON
13 8 TAKE ON ME / A-HA
14 6 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
15 19 LOVE THEME FROM ST. ELMO'S FIRE / DAVID FOSTER
16 13 ONE NIGHT LOVE AFFAIR / BRYAN ADAMS
17 21 ONE OF THE LIVING / TINA TURNER
18 29 ELECTION DAY / ARCADIA
19 25 SLEEPING BAG / ZZ TOP
20 15 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
21 24 SOUL KISS / OLIVIA NEWTON-JOHN
22 28 ALIVE & KICKING / SIMPLE MINDS
23 31 I MISS YOU / KLYMAXX
24 35 PARTY ALL THE TIME / EDDIE MURPHY
25 30 PERFECT WAY / SCRITTI POLITTI
26 26 SO IN LOVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
27 18 I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN / PAUL YOUNG
28 17 FORTRESS AROUND YOUR HEART / STING
29 20 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
30 23 AND WE DANCED / HOOTERS
31 37 SISTERS ARE DOIN' IT FOR THEMSELVES / EURYTHMICS AND ARETHA FRANKLIN
32 40 SAY YOU, SAY ME / LIONEL RICHIE
33 38 WRAP HER UP / ELTON JOHN
34 36 GIRLS ARE MORE FUN / RAY PARKER JR.
35 39 RUNNING UP THAT HILL / KATE BUSH
36 42 SMALL TOWN / JOHN COUGAR MELLENCAMP
37 43 OBJECT OF MY DESIRE / STARPOINT
38 44 TONIGHT SHE COMES / CARS
39 22 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
40 45 WALK OF LIFE / DIRE STRAITS
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