ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1984年6月2日付 Deniece Williams - Let's Hear It for the Boy

2020-05-31 21:14:05 | 1984年ビルボードTop40
1984年6月2日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はDeniece Williamsの"Let's Hear It for the Boy"。映画「Footloose」のサウンドトラックから2曲目のNo.1ヒットです。Deniece Williamsですが、60年代から活躍していますが、Top40ヒットはこの曲で4曲目、1978年に1位を記録したJohnny Mathisとのデュエットソング"Too Much, Too Little, Too Late"以来2曲目のNo.1ヒットです。

2位は3位からアップ、Cyndi Lauperの"Time After Time"。Cyndi Lauperですが、デビューシングル"Girls Just Want to Have Fun"が2位を記録、同じアルバムからの2枚目のシングルで2曲連続のTop3入りです。
3位は2位からダウン、2週間の1位の大ヒット、Lionel Richieの"Hello"。Lionel Richieですが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、"Truly"、"All Night Long"に続くソロで4曲目のNo.1、The Commodoresと合わせると通算6曲目のNo.1。偉大なミュージシャンです。
4位は5位からアップ、Steve Perryの"Oh Sherrie"。Steve Perryですが、もちろんJourneyのリードボーカリスト。Journeyでは最高位2位の"Open Arms"、4位の"Who's Crying Now"の2曲のTop5ヒットを持っていますが、ソロでは最高位17位のKenny Logginsとのデュエット"Don't Fight It"以来2曲目のTop40ヒットです。
5位は7位からアップ、Duran Duranの"The Reflex"。Duran Duranですが、1982年に初めてのヒットで最高位3位を記録した"Hungry Like the Wolf"以来この曲で4曲目のTop5ヒットとなりました。

この週2週目の1位はDeniece Williamsの"Let's Hear It for the Boy"。最高位はこの2週間の1位。年間チャートは13位。"Too Much, Too Little, Too Late"は年間28位でしたので、この曲が彼女の最大のヒットになりました。

Deniece Williamsですが、元々はスティーヴィー・ワンダーのバックコーラスとして歌手デビュー。70年代の中頃にソロ歌手としてアルバム『This Is Niecy』を発表します。このアルバムからは"Free"が1976年に最高位25位を記録、彼女の初めてのヒットとなります。
そして彼女を一躍大スターにしたのが1978年に発表されたJohnny Mathisとのデュエットソング"Too Much, Too Little, Too Late"。曲も良かったですが、この曲でのDeniece Williamsの透き通るような高音のボーカルがこの曲の大ヒットに結びつきました。

続くヒットが1982年にリリースされた"It's Gonna Take a Miracle"。全米第10位のヒットとなります。
その曲に続く彼女4曲目のTop40ヒットがこの曲"Let's Hear It for the Boy"です。

さてこの曲、映画「Footloose」のサウンドトラックから2曲目のNo.1ヒットです。このサントラ盤はヒット曲満載のアルバムでありまして、私のブログにもこの曲で4曲目の登場になりました。(もう1曲登場予定ですのでよろしくお願いします)
曲の作者はいずれもソングライターのTom SnowとDean Pitchfordの共作。プロデューサーはGeorge Duke。George Dukeはキーボードプレイヤーで、ソングライターでもありますが、全米Top40では、1981年に発表されたStanley Clarkeとのデュエットシングルヒット曲(最高位19位)の"Sweet Baby"でも有名ですね。
曲はわかりやすいダンスミュージック、ですが、Deniece Williamsの伸びのあるボーカルにより素晴らしい曲に仕上がりました。


その曲がJohnny Mathisとのデュエットで1978年のNo.1ヒット"Too Much, Too Little, Too Late"。名曲ですよね。


今週 先週 song / artist
1 1 LET'S HEAR IT FOR THE BOY / DENIECE WILLIAMS
2 3 TIME AFTER TIME / CYNDI LAUPER
3 2 HELLO / LIONEL RICHIE
4 5 OH SHERRIE / STEVE PERRY
5 7 THE REFLEX / DURAN DURAN
6 8 SISTER CHRISTIAN / NIGHT RANGER
7 4 AGAINST ALL ODDS / PHIL COLLINS
8 13 THE HEART OF ROCK & ROLL / HUEY LEWIS & THE NEWS
9 9 BREAKDANCE / IRENE CARA
10 6 TO ALL THE GIRLS I'VE LOVED BEFORE / JULIO IGLESIAS & WILLIE NELSON
11 19 SELF CONTROL / LAURA BRANIGAN
12 18 BORDERLINE / MADONNA
13 16 I'LL WAIT / VAN HALEN
14 22 JUMP / POINTER SISTERS
15 14 THE LONGEST TIME / BILLY JOEL
16 20 ITS A MIRACLE / CULTURE CLUB
17 17 DANCING IN THE SHEETS / SHALAMAR
18 36 DANCING IN THE DARK / BRUCE SPRINGSTEEN
19 11 HEAD OVER HEELS / GO GO'S
20 24 YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT / JOE JACKSON
21 12 YOU MIGHT THINK / CARS
22 29 ALMOST PARADISE / MIKE RENO & ANN WILSON
23 33 EYES WITHOUT A FACE / BILLY IDOL
24 10 HOLD ME NOW / THOMPSON TWINS
25 27 RUN RUNAWAY / SLADE
26 28 STAY THE NIGHT / CHICAGO
27 30 WHO'S THAT GIRL? / EURYTHMICS
28 15 LOVE SOMEBODY / RICK SPRINGFIELD
29 34 MODERN DAY DELILAH / VAN STEPHENSON
30 32 MY EVER CHANGING MOODS / STYLE COUNCIL
31 25 ROCK YOU LIKE A HURRICANE / SCORPIONS
32 39 MAGIC / CARS
33 38 DANCE HALL DAYS / WANG CHUNG
34 35 LOVE WILL SHOW US HOW / CHRISTINE MCVIE
35 47 INFATUATION / ROD STEWART
36 50 LEGS / ZZ TOP
37 42 WHAT IS LOVE? / HOWARD JONES
38 40 WHISPER TO A SCREAM / ICICLE WORKS
39 43 I CAN DREAM ABOUT YOU / DAN HARTMAN
40 41 MUSIC TIME / STYX
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スコーピオンズ Scorpions - Rock You Like A Hurricane(1984年の洋楽 Part21)

2020-05-28 20:09:16 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart21はScorpionsの"Rock You Like A Hurricane"。
最高位は5月26日付の1週のみの第25位。年間チャートは残念ながら圏外でした。
この時のチャート、ロック系の素晴らしい曲が何曲もチャートインしていましたが、その中でもピカ一の曲がこの曲でした。

Scorpionsですが、珍しくドイツ出身のハードロックグループ。結成は1965年という長い歴史のあるグループです。
ギターのRudolf Schenkerが中心となってバンドを結成し、活動を開始します。
レコードデビューはバンド結成から7年後の1972年になってから、ファーストアルバムの『Lonesome Crow』をリリースします。
この時のメンバーは、Rudolf Schenkerに、その後ずっとリードボーカルを務めることになるKlaus Meine、そしてリードギターにはRudolf Schenkerの弟のMichael Schenkerが起用されていました。その時Michael Schenkerはまだ若干17歳、天才ギタリストMichael Schenkerのデビューがこのアルバムです。

私がScorpionsを初めて聞いたのは1976年にリリースした彼ら4枚目のアルバム『Virgin Killer』。このアルバムは素晴らしいアルバム、名盤でした。
この時にはMichael Schenkerはバンドを抜けて、リードギターにはUlrich Rothが加入していました。
このアルバムは、ジャケットが問題視され、差し替えられるといういわく付きのアルバムではありましたが、内容は素晴らしく、A面1曲目の"Pictured Life(幻の肖像)"などは名曲でした。

その後もアルバムはコンスタントにアメリカやヨーロッパでヒットし、ライブ系のロックバンドとしての人気を確立します。
そして1984年にリリースした彼ら9枚目のアルバム『Love at First Sting』からのシングルがこの曲"Rock You Like a Hurricane" です。
アルバムやライブで人気が高かった彼らの初めてのシングルTop40ヒットとなりました。
曲の作者はメンバーのRudolf Schenker、Klaus Meine、Herman Rarebellの3人の共作。
イントロのツインギターからカッコいいです!Klaus Meineのボーカルも素晴らしい。


やっぱりこのバンド、ライブが一番ですか。


そしてScorpionsですが、90年代に入って、"Wind of Change"がまさかの全米4位の大ヒット、ヨーロッパ各国で1位を記録する世界的な大ヒットとなります。
今でも活躍している素晴らしいハードロックグループです。
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ビルボード 全米 Top40 1984年5月26日付 ゴーゴーズ The Go-Go's - Head Over Heels

2020-05-24 20:13:39 | 1984年ビルボードTop40
1984年5月26日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はDeniece Williamsの"Let's Hear It for the Boy"。映画「Footloose」のサウンドトラックから2曲目のNo.1ヒットです。Deniece Williamsですが、60年代から活躍していますが、Top40ヒットはこの曲で4曲目、1978年に1位を記録したJohnny Mathisとのデュエットソング"Too Much, Too Little, Too Late"以来2曲目のNo.1ヒットです。

2週間の1位からダウンしての2位はLionel Richieの"Hello"。Lionel Richieですが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、"Truly"、"All Night Long"に続くソロで4曲目のNo.1、The Commodoresと合わせると通算6曲目のNo.1。偉大なミュージシャンです。
3位は6位からアップ、Cyndi Lauperの"Time After Time"。Cyndi Lauperですが、デビューシングル"Girls Just Want to Have Fun"が2位を記録、同じアルバムからの2枚目のシングルで2曲連続のTop3入りです。
4位は3位からダウン、3週間の1位の大ヒット、Phil Collinsの"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"。映画『カリブの熱い夜』(Against All Odds)の主題歌、「Footloose」に続いての2曲連続の映画主題歌のNo.1です。Phil Collinsですが、この時点ではソロで10位を記録した"You Can't Hurry Love"、Genesisで6位を記録した"That's All"に続く3曲目のTop10ヒットで、もちろん初めての1位です。
5位は8位からアップ、Steve Perryの"Oh Sherrie"。Steve Perryですが、もちろんJourneyのリードボーカリスト。Journeyでは最高位2位の"Open Arms"、4位の"Who's Crying Now"の2曲のTop5ヒットを持っていますが、ソロでは最高位17位のKenny Logginsとのデュエット"Don't Fight It"以来2曲目のTop40ヒットです。

この週11位はThe Go-Go'sの"Head Over Heels"。最高位は5月19日と26日付の第11位。年間チャートは88位。The Go-Go's、通算4曲目のTop40ヒットとなりました。

The Go-Go'sですが、1978年に結成された女性のみの5人組ロックグループ。
リードボーカルのベリンダ・カーライルとギターのジェーン・ウィードリンが中心になって結成されました。

1981年にデビューアルバム『Beauty and the Beat』をリリース。このアルバムからのファーストシングル"Our Lips Are Sealed"は最高位20位ながら、Hot100に30週エントリーするデビューシングルにしては異例の超ロングヒットを記録。このファーストアルバムはBillboard200で6週間連続の1位を記録、年間チャートも2位の大ヒットアルバムとなりました。さらにセカンドシングル"We Got the Beat"が最高位2位の大ヒット、大人気グループとなります。

その後もセカンドアルバムからのシングル"Vacation"が最高位8位のヒット、1984年にリリースした3枚目のアルバム『Talk Show』からのファーストシングルがこの曲"Head Over Heels"です。

さて"Head Over Heels"ですが、メンバーのCharlotte CaffeyとKathy Valentineの作品。
邦題は「キッスに御・用・心」、よくわからない題が付いていました。明るくノリの良い、これぞゴーゴーズという作品でした。

The Go-Go'sですが、この3枚目のアルバムを最後に活動を休止しますが、各自ソロ活動に入り、特にBelinda Carlisleは"Heaven Is a Place on Earth"のNo.1ヒットをはじめ、数々の大ヒット曲を生み出します。


今週 先週 song / artist
1 2 LET'S HEAR IT FOR THE BOY / DENIECE WILLIAMS
2 1 HELLO / LIONEL RICHIE
3 6 TIME AFTER TIME / CYNDI LAUPER
4 3 AGAINST ALL ODDS / PHIL COLLINS
5 8 OH SHERRIE / STEVE PERRY
6 5 TO ALL THE GIRLS I'VE LOVED BEFORE / JULIO IGLESIAS & WILLIE NELSON
7 12 THE REFLEX / DURAN DURAN
8 16 SISTER CHRISTIAN / NIGHT RANGER
9 13 BREAKDANCE / IRENE CARA
10 4 HOLD ME NOW / THOMPSON TWINS
11 11 HEAD OVER HEELS / GO GO'S
12 9 YOU MIGHT THINK / CARS
13 21 THE HEART OF ROCK & ROLL / HUEY LEWIS & THE NEWS
14 14 THE LONGEST TIME / BILLY JOEL
15 7 LOVE SOMEBODY / RICK SPRINGFIELD
16 19 I'LL WAIT / VAN HALEN
17 18 DANCING IN THE SHEETS / SHALAMAR
18 22 BORDERLINE / MADONNA
19 24 SELF CONTROL / LAURA BRANIGAN
20 30 ITS A MIRACLE / CULTURE CLUB
21 15 AUTHORITY SONG / JOHN COUGAR MELLENCAMP
22 28 JUMP / POINTER SISTERS
23 10 FOOTLOOSE / KENNY LOGGINS
24 29 YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT / JOE JACKSON
25 27 ROCK YOU LIKE A HURRICANE / SCORPIONS
26 17 THEY DON'T KNOW / TRACEY ULLMAN
27 32 RUN RUNAWAY / SLADE
28 35 STAY THE NIGHT / CHICAGO
29 40 ALMOST PARADISE / MIKE RENO & ANN WILSON
30 38 WHO'S THAT GIRL? / EURYTHMICS
31 31 IT'S MY LIFE / TALK TALK
32 34 MY EVER CHANGING MOODS / STYLE COUNCIL
33 39 EYES WITHOUT A FACE / BILLY IDOL
34 37 MODERN DAY DELILAH / VAN STEPHENSON
35 36 LOVE WILL SHOW US HOW / CHRISTINE MCVIE
36 - DANCING IN THE DARK / BRUCE SPRINGSTEEN
37 23 NO MORE WORDS / BERLIN
38 45 DANCE HALL DAYS / WANG CHUNG
39 59 MAGIC / CARS
40 43 WHISPER TO A SCREAM / ICICLE WORKS
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シャラマー Shalamar - Dancing In The Sheets(1984年の洋楽 Part20)

2020-05-21 22:59:03 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart20はShalamarの"Dancing In The Sheets"。
最高位は5月26日と6月2日の第17位。年間チャートは92位。70年代から活躍しているソウル・ディスコグループShalamar、1983年に22位を記録した"Dead Giveaway"以来のTop40ヒット、通算のTop40ヒットはこの曲で4曲目となります。

Shalamarですが、1977年にファーストアルバム『Uptown Festival』をリリース。そのアルバムからのシングルカットが"Uptown Festival"で、最高位25位を記録します。
この曲は大変インパクトがありました。モータウンのクラシックソウル・ディスコソング10曲のメドレーです。当時、ディスコメドレーというのは珍しく、ビックリしました。
この時のメンバーは Jody Watley、Jeffrey Daniel、Gary Mumfordの3人組。Gary Mumfordはすぐに交替し、Howard Hewettがメンバーとなり、しばらくこの3人で活動を続けます。その3人のメンバー時の1979年にリリースしたシングル"The Second Time Around"が大ヒットし、全米第8位を記録します。この曲がグループの一番のヒットになります。

"Dancing In The Sheets"ですが、彼ら8枚目のアルバム『Heartbreak』収録曲で、映画『Footloose』のサウンドトラック盤にも収録されていた曲です。
映画の影響もありヒットシングルとなりました。
このアルバム作成の直前にオリジナルメンバーの Jody WatleyとJeffrey Danielが脱退し、この時はBill Wolfer、David Williams、Micki Free、Howard Hewettの4人組でした。

"Dancing In The Sheets"ですが、曲の作者はメンバーのBill Wolferと、ソングライターであり脚本家のDean Pitchford。Dean Pitchfordは映画『Footloose』の脚本を書いた人でもあります。この曲、かなりプリンスを意識していますね。「1999」を連想する曲であります。ギターなどの演奏もプリンスっぽいですね。

Shalamarのオリジナルメンバー Jody Watleyですが、グループ脱退後ソロとしてデビュー、現在に至るまで活躍を続けています。
1987年に最高位2位を記録した"Looking for a New Love"や1989年に同じく2位を記録した"Real Love"など、数々のヒット曲を生み出します。


この曲はShalamarのファーストシングルヒット"Uptown Festival"。シングル盤はPart1でしたが、フルバージョンでは8分超のメドレー。なかなか聞きごたえがあります。
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ビルボード 全米 Top40 1984年5月19日付 Julio Iglesias & Willie Nelson - To All The Girls I've Loved Before

2020-05-17 20:18:55 | 1984年ビルボードTop40
1984年5月19日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はLionel Richieの"Hello"。Lionel Richieですが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、"Truly"、"All Night Long"に続くソロで4曲目のNo.1、The Commodoresと合わせると通算6曲目のNo.1。偉大なミュージシャンです。

2位は4位からアップ、Deniece Williamsの"Let's Hear It for the Boy"。映画「Footloose」のサウンドトラックから2曲目のTop3ヒットです。Deniece Williamsですが、60年代から活躍していますが、Top40ヒットはこの曲で4曲目、Top3ヒットは1978年に1位を記録したJohnny Mathisとのデュエットソング"Too Much, Too Little, Too Late"以来2曲目となります。
3位は2位からダウン、3週間の1位の大ヒット、Phil Collinsの"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"。映画『カリブの熱い夜』(Against All Odds)の主題歌、「Footloose」に続いての2曲連続の映画主題歌のNo.1です。Phil Collinsですが、この時点ではソロで10位を記録した"You Can't Hurry Love"、Genesisで6位を記録した"That's All"に続く3曲目のTop10ヒットで、もちろん初めての1位です。
4位は2週間の3位からダウン、Thompson Twinsの"Hold Me Now"。Thompson Twinsですが、1977年に結成されたイギリス出身のポップグループ。Top40ヒットは最高位30位を記録した"Lies"以来2曲目で、初めてのTop3ヒットです。
5位は6位からアップ、Julio Iglesias & Willie Nelsonの"To All The Girls I've Loved Before"。Julio Iglesiasですが、スペイン出身のポップス歌手。本国スペインをはじめヨーロッパ各国、日本でも大ヒットを持っている大歌手ですが、意外にもアメリカではこの曲が初めてのTop40ヒット。カントリー界の大御所Willie Nelsonとの異色のデュエットでのTop5ヒットです。

さてその5位のJulio Iglesias & Willie Nelsonの"To All The Girls I've Loved Before"。邦題は「かつて愛した女性へ」。最高位はこの1週のみの第5位。年間チャートは50位。Julio Iglesias、アメリカでの初めてのヒットが大ヒットになりました。

Julio Iglesiasですが、母国スペインでは60年代から活躍し、この時点で既に国民的な大スター。オランダやドイツなどヨーロッパ各国でも徐々に人気が出て、80年代に入り1981年にリリースした"Begin the Beguine (Volver a Empezar)"がイギリスでも1位を記録する大ヒット、この曲は日本でも大ヒットしましたので、皆さんご存知ですよね。
さらに、"Quiéreme mucho (Yours)"がヨーロッパで大ヒットしましたが、日本では"Nathalie"が大ヒットしました。Julio Iglesiasのムード歌謡曲っぽいところが日本では大うけでした。
そのJulio Iglesiasとカントリー界の大御所Willie Nelsonとの異色のデュエットが実現したのがこの曲"To All The Girls I've Loved Before"です。
Willie Nelsonの方がJulio Iglesiasに興味を持ってこのデュエットが実現したようです。
Willie Nelsonにとっても1982年に5位を記録した"Always on My Mind"以来のTop5ヒットになりました。

この曲の作者はAlbert HammondとHal Davidという人の共作。原曲は1975年にリリースしたAlbert Hammondのアルバム『99 Miles From L.A.』に納められていた曲です。
"To All The Girls I've Loved Before"は、Julio Iglesiasが初めて全曲英語で歌ったアルバム『1100 Bel Air Place』に収録されていました。
このアルバムはAlbert Hammondが全面的にバックアップして作られたアルバムで、この曲の他にも、The Beach Boysとのコラボ"The Air That I Breathe"や"Moonlight Lady"など、Albert Hammondのオリジナルソングが数曲含まれています。

この曲のプロデュースはRichard Perry。70年代から80年代にかけて、Rod StewartやCarly Simon、 Barbra Streisand 、Pointer Sistersなどなど、数々の有名ミュージシャンのレコーディングを手掛けた名プロデューサーとして有名ですね。


こちらはAlbert Hammondバージョンです。最近のライブ映像ですね。


今週 先週 song / artist
1 1 HELLO / LIONEL RICHIE
2 4 LET'S HEAR IT FOR THE BOY / DENIECE WILLIAMS
3 2 AGAINST ALL ODDS / PHIL COLLINS
4 3 HOLD ME NOW / THOMPSON TWINS
5 6 TO ALL THE GIRLS I'VE LOVED BEFORE / JULIO IGLESIAS & WILLIE NELSON
6 10 TIME AFTER TIME / CYNDI LAUPER
7 5 LOVE SOMEBODY / RICK SPRINGFIELD
8 9 OH SHERRIE / STEVE PERRY
9 7 YOU MIGHT THINK / CARS
10 8 FOOTLOOSE / KENNY LOGGINS
11 12 HEAD OVER HEELS / GO GO'S
12 19 THE REFLEX / DURAN DURAN
13 15 BREAKDANCE / IRENE CARA
14 14 THE LONGEST TIME / BILLY JOEL
15 16 AUTHORITY SONG / JOHN COUGAR MELLENCAMP
16 17 SISTER CHRISTIAN / NIGHT RANGER
17 11 THEY DON'T KNOW / TRACEY ULLMAN
18 20 DANCING IN THE SHEETS / SHALAMAR
19 22 I'LL WAIT / VAN HALEN
20 13 TONIGHT / KOOL & THE GANG
21 27 THE HEART OF ROCK & ROLL / HUEY LEWIS & THE NEWS
22 25 BORDERLINE / MADONNA
23 23 NO MORE WORDS / BERLIN
24 28 SELF CONTROL / LAURA BRANIGAN
25 18 MISS ME BLIND / CULTURE CLUB
26 26 WHITE HORSE / LAID BACK
27 29 ROCK YOU LIKE A HURRICANE / SCORPIONS
28 35 JUMP / POINTER SISTERS
29 33 YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT / JOE JACKSON
30 42 ITS A MIRACLE / CULTURE CLUB
31 32 IT'S MY LIFE / TALK TALK
32 34 RUN RUNAWAY / SLADE
33 24 A FINE FINE DAY / TONY CAREY
34 36 MY EVER CHANGING MOODS / STYLE COUNCIL
35 39 STAY THE NIGHT / CHICAGO
36 38 LOVE WILL SHOW US HOW / CHRISTINE MCVIE
37 40 MODERN DAY DELILAH / VAN STEPHENSON
38 45 WHO'S THAT GIRL? / EURYTHMICS
39 48 EYES WITHOUT A FACE / BILLY IDOL
40 65 ALMOST PARADISE / MIKE RENO & ANN WILSON
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