ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1985年11月2日付 スティーヴィー・ワンダー Stevie Wonder - Part Time Lover

2021-10-31 21:22:53 | 1985年ビルボードTop40
1985年11月2日付ビルボード All American Top40、この週も1位の交代がありました、これで4週連続の1位交代です、2位から上がって1位はStevie Wonderの"Part Time Lover"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のソウル界の、いや音楽界のスーパースター。デビューは60年代、早くも63年には"Fingertips – Part 2"が初めてのNo.1ヒット、その後も数多くのヒット曲を重ね、この曲でなんと9曲のNo.1、14曲目のTop3ヒットになりました。

2位は4位からアップ、Jan Hammerの"Miami Vice Theme"。Jan Hammerですが、チェコスロバキア出身のプロデューサー、ピアニスト、キーボードプレイヤー。テレビ番組『特捜刑事マイアミ・バイス』のテーマ曲のこの曲で初めてのTop40ヒットが4位まで上がってきました。
3位は1週のみの1位からダウン、Whitney Houstonの"Saving All My Love For You"。Whitney Houstonですが、もちろん皆さんご存知、数々の大ヒットを持つスーパースター、ソウル界のスーパー歌姫の記念すべきはじめてのNo.1です。Whitney Houston、最高位3位を記録した初ヒット"You Give Good Love"に続く2曲目のヒットです。
4位は5位からアップ、Tears For Fearsの"Head Over Heels"。イギリス出身のデュオTears For Fears、アメリカでの初ヒット"Everybody Wants to Rule the World"、続く"Shout"と、2曲連続の1位を記録、さらに続いてシングルカットされたこの曲で、3曲連続のTop5ヒットとなりました。
5位は3位からダウン、1週のみですが1位を記録、A-haの"Take On Me"。A-haですが、ノルウェー出身のポップバンド。この曲はデビューシングルで、もちろん初めてのNo.1ヒットになりました。

さて、今週も1位の交代がありましたので、今回の記事も1位の紹介です、Stevie Wonderの"Part Time Lover"。1位はこの1週間のみ、年間チャートは22位、年度の途中でしたので年間チャートこそ20位台でしたが、9曲目のNo.1ヒットとなりました。

Stevie Wonderですが、デビューは60年代前半、1962年にファーストアルバム『The Jazz Soul of Little Stevie』を発表します。このアルバムはインストゥルメンタルアルバムで、スティービーは1950年生まれですのでこの時まだ12歳、作曲や演奏も手掛ける、改めて天才ミュージシャンです。1963年に初のライブアルバム『Recorded Live: The 12 Year Old Genius』を発表、アルバム収録の"Fingertips – Part 2"がいきなりのNo.1を記録します。

その後も、切れ目なく大ヒット曲を積み重ね、1984年の10月に"I just called to say I love you"が1位となり、デュエット曲を含め8曲目のNo.1を記録します。詳しくはこちらの記事をご参照ください→→→

そしてこの曲"Part-Time Lover"で、なんと通算9曲目のNo.1ヒットとなりました。
この曲は彼の20枚目のスタジオアルバム『In Square Circle』からのファーストシングルカット曲、作詞、作曲、プロデュースももちろんスティービー自身です。さらにこの曲、演奏もスティービー自身が担当しています。ドラムスとシンセサイザーです。
ボーカルには有名人がたくさん入っています。その中でも目立っているのがLuther Vandross、かなりの部分を一緒に歌っていますね。他にもEarth Wind & FireのPhilip Bailey、Syreeta(1979年のヒット、Billy Prestonとのデュエット曲の"With You I'm Born Again"で有名です)、さらにはNaked EyesのPeter Byrne もバックボーカルに参加しています。

アルバム『In Square Circle』ですが、こちらもプロデュースはもちろんスティービー自身。演奏も、ピアノ、シンセサイザー、ドラムス、パーカッションと、沢山の楽器をスティービーが演奏しています。曲を作ったのもすべて彼自身ですので、やっぱり天才ミュージシャンとは彼のことを言うのでしょう。

この曲の前のシングルNo.1ヒット"I just called to say I love you"が収録されていたのはアルバム『The Woman in Red』でしたが、このアルバムはサントラ盤でした。その前のNo.1ヒット"Ebony and Ivory"もポール・マッカートニーのアルバムに収録されていた曲ですので、『Songs in the Key of Life』"Sir Duke"以来となるオリジナルアルバムからのNo.1ヒットとなります。
アルバム『In Square Circle』ですが、『Songs in the Key of Life』以来の名盤と言っていいかもしれません。"Part-Time Lover"の他にも素晴らしい曲満載のアルバムでありました。


今週 先週 song / artist
1 2 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
2 4 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
3 1 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
4 5 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
5 3 TAKE ON ME / A-HA
6 10 YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY
7 13 WE BUILT THIS CITY / STARSHIP
8 8 FORTRESS AROUND YOUR HEART / STING
9 11 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
10 16 BE NEAR ME / ABC
11 6 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
12 7 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
13 14 I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN / PAUL YOUNG
14 17 ONE NIGHT LOVE AFFAIR / BRYAN ADAMS
15 20 SEPARATE LIVES (THEME FROM WHITE NIGHTS) / PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN
16 18 YOU ARE MY LADY / FREDDIE JACKSON
17 23 NEVER / HEART
18 19 LAY YOUR HANDS ON ME / THOMPSON TWINS
19 9 I'M GOIN' DOWN / BRUCE SPRINGSTEEN
20 27 BROKEN WINGS / MR. MISTER
21 25 WHO'S ZOOMIN' WHO / ARETHA FRANKLIN
22 24 LOVE THEME FROM ST. ELMO'S FIRE / DAVID FOSTER
23 21 AND WE DANCED / HOOTERS
24 12 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
25 22 SUNSET GRILL / DON HENLEY
26 29 BOY IN THE BOX / COREY HART
27 31 ONE OF THE LIVING / TINA TURNER
28 30 SO IN LOVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES
29 15 DANCING IN THE STREET / MICK JAGGER & DAVID BOWIE
30 34 SOUL KISS / OLIVIA NEWTON-JOHN
31 35 PERFECT WAY / SCRITTI POLITTI
32 36 SLEEPING BAG / ZZ TOP
33 38 ALIVE & KICKING / SIMPLE MINDS
34 37 THE NIGHT IS STILL YOUNG / BILLY JOEL
35 46 ELECTION DAY / ARCADIA
36 40 I MISS YOU / KLYMAXX
37 39 GIRLS ARE MORE FUN / RAY PARKER JR.
38 26 CHERISH / KOOL & THE GANG
39 45 SISTERS ARE DOIN' IT FOR THEMSELVES / EURYTHMICS AND ARETHA FRANKLIN
40 53 WRAP HER UP / ELTON JOHN
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ザ・フーターズ The Hooters - And We Danced(1985年の洋楽 Part42)

2021-10-28 22:39:13 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart42はThe Hootersの"And We Danced"。最高位は10月26日付の第21位。年間チャートは圏外でした。

The Hootersですが、アメリカフィラデルフィア出身のロックグループ、1980年に活動を開始します。
ファーストアルバムは1983年『Amore』をリリース、アルバムからは3枚のシングルが出ましたが、いずれもヒットせず、Hot100にも入らなかったようです。アルバムも200位以内には入れませんでした。

1985年に2枚目のアルバム『Nervous Night』をリリース、このアルバムからのファーストシングル"All You Zombies"こそ、最高は50位台とTop40には入れませんでしたが多少のヒットとなり、続くシングルがこの曲"And We Danced"で、最高位21位の初めてのTop40ヒットとなりました。

"And We Danced"ですが、曲の作者はメンバーのEric BazilianとRob Hyman。プロデューサーはRick Chertoffです。Rick ChertoffはCyndi LauperやJoan Osborneのプロデューサーとして有名な方です。

The Hootersのメンバーの、Eric BazilianとRob Hymanの二人ですが、スタジオミュージシャンとしても活躍しています。Rick ChertoffがプロデュースしたCyndi Lauperの大ヒット曲 "Girls Just Want to Have Fun" や"Time After Time"、Joan Osborneの "One of Us"のバックミュージシャンとして参加していますし、他にも Jon Bon Joviのアルバムなどにも参加しています。

"And We Danced"ですが、私はこの曲の出だしが大好きです。勢いがあって、楽しい曲です。
このアルバムからは3曲のTop40ヒットが出ましたが、その後はTop40に入る曲はありませんでした、が、今でも活動を続けているようです。


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ビルボード 全米 Top40 1985年10月26日付 ホイットニー・ヒューストン Whitney Houston - Saving All My Love For You

2021-10-25 20:06:53 | 1985年ビルボードTop40
1985年10月26日付ビルボード All American Top40、この週も1位の交代がありました、これで3週連続の1位交代です、2位から上がって1位はWhitney Houstonの"Saving All My Love For You"。Whitney Houstonですが、もちろん皆さんご存知、数々の大ヒットを持つスーパースター、ソウル界のスーパー歌姫の記念すべきはじめてのNo.1です。Whitney Houston、最高位3位を記録した初ヒット"You Give Good Love"に続く2曲目のヒットです。

2位は3位からアップ、Stevie Wonderの"Part Time Lover"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のソウル界の、いや音楽界のスーパースター。デビューは60年代、早くも63年には"Fingertips – Part 2"が初めてのNo.1ヒットとなりました。その後も数多くのヒット曲を重ね、この時までに、なんと8曲のNo.1ヒット、この曲で14曲目のTop3ヒットになりました。
1週のみの1位からダウンして3位はA-haの"Take On Me"。A-haですが、ノルウェー出身のポップバンド。この曲はデビューシングルで、もちろん初めてのNo.1ヒットになりました。
4位は5位からアップ、Jan Hammerの"Miami Vice Theme"。Jan Hammerですが、チェコスロバキア出身のプロデューサー、ピアニスト、キーボードプレイヤー。テレビ番組『特捜刑事マイアミ・バイス』のテーマ曲のこの曲で初めてのTop40ヒットが4位まで上がってきました。
5位は10位からジャンプアップ、Tears For Fearsの"Head Over Heels"。イギリス出身のデュオTears For Fears、アメリカでの初ヒット"Everybody Wants to Rule the World"、続く"Shout"と、2曲連続の1位を記録、さらに続いてシングルカットされたこの曲で、3曲連続のTop5ヒットとなりました。

さて、この週の紹介曲は、やっぱりこの曲しかありません、初のNo.1を記録したWhitney Houstonの"Saving All My Love For You"。1位はこの週のみでしたが、年間チャートは23位、初めてのヒットで最高位3位を記録した"You Give Good Love"を上回るヒットとなりました。

Whitney Houstonですが、デビューは1984年、まずはTeddy Pendergrassとのデュエット曲が初めてのシングルヒット。"Hold Me"という曲で、この曲は最高位46位を記録します。この曲はまずはTeddy Pendergrassのアルバム収録曲として発表されました。
そして1985年に彼女のファーストアルバム『Whitney Houston』を発表、"You Give Good Love"が3位を記録し、続くこの曲で1位を獲得します。詳しくはこちらをご覧ください→→→
このアルバム『Whitney Houston』、名盤でした。デビューアルバムにして完成度の高い素晴らしいアルバムです。

"Saving All My Love For You"ですが、ソングライターでプロデューサのMichael Masser と作詞家Gerry Goffinの共作。
オリジナルはMarilyn McCoo and Billy Davis Jr.の1978年のアルバムに収録されていた曲です。
Marilyn McCoo and Billy Davis Jr.はご存知でしょうか?1977年1月にNo.1を記録した"You Don't Have to Be a Star"、ご存知の方もいると思います。
オリジナルよりも、絶対にWhitney Houstonバージョンの方が素晴らしいと思います。


こちらは1991年の日本でのライブの動画です。1991年というと、横浜アリーナでしょうか?私は行ったことがないのですが、何度も来日して、ライブで素晴らしい歌唱を披露してくれています。早すぎる死は何とも残念でした。


今週 先週 song / artist
1 2 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
2 3 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
3 1 TAKE ON ME / A-HA
4 5 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
5 10 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
6 4 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
7 6 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
8 9 FORTRESS AROUND YOUR HEART / STING
9 11 I'M GOIN' DOWN / BRUCE SPRINGSTEEN
10 15 YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY
11 12 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
12 7 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
13 17 WE BUILT THIS CITY / STARSHIP
14 16 I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN / PAUL YOUNG
15 8 DANCING IN THE STREET / MICK JAGGER & DAVID BOWIE
16 18 BE NEAR ME / ABC
17 19 ONE NIGHT LOVE AFFAIR / BRYAN ADAMS
18 21 YOU ARE MY LADY / FREDDIE JACKSON
19 24 LAY YOUR HANDS ON ME / THOMPSON TWINS
20 29 SEPARATE LIVES (THEME FROM WHITE NIGHTS) / PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN
21 23 AND WE DANCED / HOOTERS
22 22 SUNSET GRILL / DON HENLEY
23 27 NEVER / HEART
24 26 LOVE THEME FROM ST. ELMO'S FIRE / DAVID FOSTER
25 28 WHO'S ZOOMIN' WHO / ARETHA FRANKLIN
26 13 CHERISH / KOOL & THE GANG
27 35 BROKEN WINGS / MR. MISTER
28 14 DRESS YOU UP / MADONNA
29 33 BOY IN THE BOX / COREY HART
30 36 SO IN LOVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES
31 37 ONE OF THE LIVING / TINA TURNER
32 20 FOUR IN THE MORNING / NIGHT RANGER
33 31 THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO / MY GIRL / DARYL HALL & JOHN OATES
34 44 SOUL KISS / OLIVIA NEWTON-JOHN
35 41 PERFECT WAY / SCRITTI POLITTI
36 49 SLEEPING BAG / ZZ TOP
37 43 THE NIGHT IS STILL YOUNG / BILLY JOEL
38 52 ALIVE & KICKING / SIMPLE MINDS
39 42 GIRLS ARE MORE FUN / RAY PARKER JR.
40 46 I MISS YOU / KLYMAXX
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Mick Jagger and David Bowie - Dancing In The Street(1985年の洋楽 Part41)

2021-10-21 22:35:46 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart41は、Mick Jagger and David Bowieの"Dancing In The Street"。最高位は10月12日付の第7位。年間チャートはというと、最高7位ながら残念ながら圏外でした。Top40には9週間しか滞在しなかったのが響きました。

Mick Jagger も David Bowieも、もちろん皆さん十分にご存知、紹介の必要ない、ロック界のスーパースターの夢の競演です。

さてその夢の競演がなぜ実現したのかというと、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート、「ライヴエイド(LIVE AID)」です。
そのライヴエイドで、イギリスウェンブリー・スタジアムのデヴィッド・ボウイと、アメリカJFKスタジアムのミック・ジャガーの、衛星中継による世紀のデュエットが企画されましたが、音のずれを克服できずに、この曲のPVの放映という形になりました。
そしてシングルにのみ発売され、アメリカでは7位でしたが、イギリス、さらにはヨーロッパ各国でNO.1を獲得する大ヒットになり、売り上げがチャリティとして寄付されました。

"Dancing In The Street"ですが、オリジナルはモータウンの女性コーラスグループMartha and the Vandellasの1964年のヒット曲。最高位2位、年間17位の大ヒットでした。
曲は Marvin Gaye、William "Mickey" Stevenson、Ivy Jo Hunterの3人の共作。
この曲は、モータウンを代表する名曲と言われ、沢山のミュージシャンがカバーしています。
私は、1982年に38位まで上がったVan Halenのカバーで、この曲を知りました。

この曲のMick JaggerとDavid Bowie、驚きの超ノリノリです。これは見ているだけで楽しくなりますです。
オリジナルには無いようですが、最初に「Tokyo」が出てきます。


「ライヴエイド(LIVE AID)」では実現しなかったライブでの二人の共演、たった一度だけですが、翌年の1986年、英国王室チャールズ皇太子が主催した若者失業者支援チャリティコンサートで、ポール・マッカートニーの演奏中、サプライズ出演の形でこの二人の共演が実現しています。
その時の動画がありました、ポールはもちろん、クラプトン、フィル・コリンズ、マーク・ノップラーなどなど、スーパースターをバックに、こちらも超ノリノリのステージです。
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ビルボード 全米 Top40 1985年10月19日付 A-ha - Take On Me

2021-10-17 22:27:35 | 1985年ビルボードTop40
1985年10月19日付ビルボード All American Top40、この週も1位の交代がありました、3位から上がっての1位はA-haの"Take On Me"。A-haですが、ノルウェー出身のポップバンド。この曲はデビューシングルで、もちろん初めてのNo.1ヒットになりました。

2位は4位からアップ、Whitney Houstonの"Saving All My Love For You"。Whitney Houstonですが、もちろん皆さんご存知、数々の大ヒットを持つスーパースター、ソウル界のスーパー歌姫です。そのWhitney Houston、最高位3位を記録した初ヒット"You Give Good Love"に続くTop3ヒットになりました。
3位は5位からアップ、Stevie Wonderの"Part Time Lover"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のソウル界の、いや音楽界のスーパースター。デビューは60年代、早くも63年には"Fingertips – Part 2"が初めてのNo.1ヒットとなりました。その後も数多くのヒット曲を重ね、この時までに、なんと8曲のNo.1ヒット、この曲で14曲目のTop3ヒットになりました。
1週のみの1位からダウンして4位、Ready For The Worldの"Oh Sheila"。Ready for the Worldですが、アメリカ出身の6人組R&Bグループ。デビューアルバムからの3曲目のシングルにして初めてのTop40ヒットがついにNo.1獲得です。
5位は9位からジャンプアップ、Jan Hammerの"Miami Vice Theme"。Jan Hammerですが、チェコスロバキア出身のプロデューサー、ピアニスト、キーボープレイヤー。テレビ番組『特捜刑事マイアミ・バイス』のテーマ曲のこの曲で初めてのTop40ヒットが5位まで上がってきました。

この週、3位から上がって初めての1位はA-haの"Take On Me"。1位はこの週のみでしたが、年間チャートは第10位。Hot100に27週間チャートインするロングヒットでした。

A-haですが、1982年に結成されたノルウェー出身のポップバンド。
メンバーは、ボーカルのモートン・ハルケット、ギターでドラムスのポール・ワークター、キーボードのマグネ・フルホルメンの3人組。

A-haはこの曲"Take On Me"でデビュー、まずは1984年にこの曲のファーストバージョンがTony Mansfield と John Ratcliffのプロデュースによりレコードリリース、母国ノルウェーでは3位を記録する大ヒットにはなるものの、その他の国ではヒットしませんでした。
が、1985年に同じ曲を Alan Tarneyがプロデュースして再リリース、このセカンドヴァージョンがヨーロッパ、アメリカ、全世界での大ヒットになりました。

曲の作者はメンバーの三人の共作。超アップテンポでありながらメロディアス、革新的な曲でありました。また、モートン・ハルケットのボーカル、良い声しています。高音も素晴らしいです。
PVも大変な話題になりました。鉛筆によるアニメーションと実写を重ね合わせた、それまでにないオリジナリティあふれたPVで、翌年1986年のMTV Video Music Awardsで、最優秀新人アーティストビデオ賞など6部門で受賞する話題のPVでありました。このPVも、大ヒットに結びついたのかもしれません。


こちらが1984年のファーストバージョン。セカンドバージョンよりも全体が軽い感じに仕上がっています。やっぱりセカンドバージョンの方が聞きなれて良いと思っちゃいます。


今週 先週 song / artist
1 3 TAKE ON ME / A-HA
2 4 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
3 5 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
4 1 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
5 9 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
6 6 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
7 2 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
8 7 DANCING IN THE STREET / MICK JAGGER & DAVID BOWIE
9 11 FORTRESS AROUND YOUR HEART / STING
10 13 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
11 12 I'M GOIN' DOWN / BRUCE SPRINGSTEEN
12 15 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
13 8 CHERISH / KOOL & THE GANG
14 10 DRESS YOU UP / MADONNA
15 24 YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY
16 18 I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN / PAUL YOUNG
17 25 WE BUILT THIS CITY / STARSHIP
18 23 BE NEAR ME / ABC
19 21 ONE NIGHT LOVE AFFAIR / BRYAN ADAMS
20 19 FOUR IN THE MORNING / NIGHT RANGER
21 29 YOU ARE MY LADY / FREDDIE JACKSON
22 26 SUNSET GRILL / DON HENLEY
23 28 AND WE DANCED / HOOTERS
24 30 LAY YOUR HANDS ON ME / THOMPSON TWINS
25 14 FREEDOM / WHAM!
26 32 LOVE THEME FROM ST. ELMO'S FIRE / DAVID FOSTER
27 33 NEVER / HEART
28 35 WHO'S ZOOMIN' WHO / ARETHA FRANKLIN
29 37 SEPARATE LIVES (THEME FROM WHITE NIGHTS) / PHIL COLLINS & MARILYN MARTIN
30 17 CRY / GODLEY & CRÈME
31 20 THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO / MY GIRL / DARYL HALL & JOHN OATES
32 16 DON'T LOSE MY NUMBER / PHIL COLLINS
33 36 BOY IN THE BOX / COREY HART
34 34 COMMUNICATION / POWER STATION
35 41 BROKEN WINGS / MR. MISTER
36 39 SO IN LOVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES
37 40 ONE OF THE LIVING / TINA TURNER
38 22 C-I-T-Y / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
39 27 ST. ELMO'S FIRE(MAN IN MOTION) / JOHN PARR
40 31 DARE ME / POINTER SISTERS
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