ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

アース・ウィンド・アンド・ファイアー - After The Love Has Gone(ビルボード1979年の洋楽 Part31)

2016-02-06 19:10:54 | '79年洋楽
1979年の洋楽を紹介するシリーズのPart31はアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)の"After The Love Has Gone"。
最高位は1979年9月15日と22日の2位。年間チャートは38位。1975年の年間6位に輝いた"Shining Star"に次ぐ彼らとしては2番目の大ヒットとなりました。

そして、また訃報を載せなければならなくなりました。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーのリーダー、モーリス・ホワイト氏が亡くなりました。74歳の生涯でした。ご冥福をお祈りいたします。

アース・ウィンド・アンド・ファイアー、1977年のアルバム「太陽神」が強烈でした。まず長岡秀星さん作のピラミッドのイラストのジャケットに驚いたものでした。
音楽も、ソウルディスコは元々は苦手な分野なのですが、このアルバムは良かった。洗練された素晴らしいファンクミュージックでこの頃からファンになりました。
そして1979年のアルバム「黙示録(I am)」からのシングルが"After The Love Has Gone"。なんとバラードだったのです。
この曲、プロデュースはモーリス・ホワイト、作はデイヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、ビル・チャンプリンのゴールデンメンバー、名曲です。
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リッチー・フューレイ Richie Furay - I Still Have Dreams(ビルボード1979年の洋楽 Part30)

2015-12-31 17:47:37 | '79年洋楽
1979年の洋楽を紹介するシリーズのPart30はRichie Furayの"I Still Have Dreams"。
最高位は1979年12月15日から3週間連続の39位と小ヒットでしたが、この曲は記憶に残る曲でした。

リッチー・フューレイ、日本ではあまり知られていませんが、アメリカンロックファンの方ならご存知の方も多いと思います、ウエストコーストロック界の大物です。
元々は、60年代にアメリカンロックの伝説的グループ「バッファロー・スプリングフィールド」をスティーヴン・スティルス、ニール・ヤングらとともに結成、数々の名曲を生んでいます。グループ解散後は、ジム・メッシーナ、ランディ・マイズナーとともにウエストコーストロックグループ「ポコ」を結成しています。
この曲"I Still Have Dreams"はポコを脱退後ソログループを結成し、彼のソロシングルで初めてで唯一のTop40ヒットとなりました。明るく陽気なウエストコーストロックです。


リッチー・フューレイは今でもバッファロー・スプリングフィールド時代の仲間であるスティーヴン・スティルスやニール・ヤングとともに時々活動しているようです。そのBuffalo Springfield時代の名曲 "Kind Woman"です。


このブログも今年最後の更新となりました。
本年もご愛読ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
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メリサ・マンチェスター Melissa Manchester - Pretty Girls(ビルボード1979年の洋楽 Part29)

2015-11-29 13:22:29 | '79年洋楽
1979年の洋楽を紹介するシリーズのPart29はMelissa Manchesterの"Pretty Girls"。
最高位は11月24日と12月1日の39位。Top40には2週間のみのエントリーでした。

Top40にはたったの2週間しか入っていませんでしたがこの曲凄く印象に残っています。
覚えやすいメロディなのですね。それにメリサの力強いボーカルがマッチしていて隠れた名曲だと思います。
この曲の原曲はリサ・ダルベロ(Lisa Dal Bello)という人の曲。こちらの方がアップテンポアレンジです。リサ・ダルベロはヒット曲こそありませんが、デヴィッド・フォスターのプロデュースでデビューしたカナダ出身のポップロック歌手です。

メリサ・マンチェスターですが、1970年代中番から活躍するシンガーソングライターで、この曲の前に"Don't Cry Out Loud"「あなたしか見えない」が全米10位を記録する大ヒットとなってます。もうひとつ彼女はケニー・ロギンスとスティービー・ニックスのデュエット大ヒット"Whenever I Call You "Friend""の共作者としても有名です。よい曲を書きます。"Whenever I Call You "Friend""は"Pretty Girls"が収録されたメリサのアルバムに収録されていますが、ソローテンポでしっとりとした、ケニーロギンスバージョンとは違った魅力ある曲になっています。


リサ・ダルベロの原曲はこちら


ケニー・ロギンスで大ヒットした"Whenever I Call You "Friend""「二人の誓い」のメリサバージョンです。
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マイケル・ジョンソン -This Night Won't Last Forever(ビルボード 1979年の洋楽 Part28)

2015-11-22 16:22:11 | '79年洋楽
1979年の洋楽を紹介するシリーズのPart28はMichael Johnsonの"This Night Won't Last Forever"邦題 「この夜の果てに」。
マイケル・ジャクソンの次はマイケル・ジョンソンです。
最高位は11月17日の19位。最終的にはHot100に20週ランクインするロングセラーでしたが、年度途中のこともあり残念ながら年間チャートは圏外でした。

マイケル・ジョンソンですがミネソタ出身、1978年7月に最高位12位を記録した「哀しみの序章(Bluer Than Blue)」で有名です。60年代からカントリー界を中心に活躍し、ジョン・デンバーなどとも一緒に活動していたキャリアの長いシンガーソングライターです。
この曲"This Night Won't Last Forever"「この夜の果てに」ですが、穏やかでしっとりとしたよい曲ですね。まさにアメリカンAORポップスの王道とも言うべき曲です。
曲の作者はビル・ラバウンティ、彼のバージョンがフジテレビのドラマ月9の挿入曲となって日本でも聴くとわかる人が多いと思います。この曲のようなAORポップスは日本人好みで、ドラマの挿入歌に使われたのもわかります。
今回調べて知ったのですが、ビル・ラバウンティのバージョンが先にヒットして1978年の8月8日と15日に最高位65位を記録しています。
"Bluer Than Blue"も原曲はランディ・グッドラム、マイケルジョンソンは元々良い曲を上手くアレンジして生まれ変わった素晴らしい曲をヒットさせています。


ビル・ラバウンティバージョンです。
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イアン・ゴム Ian Gomm - Hold On(ビルボード 1979年の洋楽 Part27)

2015-11-12 21:30:41 | '79年洋楽
1979年の洋楽を紹介するシリーズのPart27はIan Gommの"Hold On"。
最高位は10月27日と11月3日の18位。Top40は5週のみのチャートインで年間チャートは圏外でした。

Ian Gommですが、イギリス出身のポップーロックシンガーソングライター。
全米Top40的にはヒット曲はこの"Hold On"のみのいわゆる一発屋。
この曲も最高位18位とそんなにヒットしませんでしたがメロディアスなポップなロックで凄く良い曲です。
10月10日付のブログで紹介したニック・ロウの"Cruel To Be Kind"はイアン・ゴムとニック・ロウの共作なのですが、こちらもポップな素晴らしい曲です。

曲のタイトル"Hold On"ですが、トライアンフの"Hold on"のブログでも書きましたが同名異曲のよい曲がたくさんあります。Kansas、Santana、Wilson Phillipsなどなど、聞き比べも面白いです。
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