ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1988年1月30日付 INXS - Need You Tonight

2024-01-28 22:51:26 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年1月30日付、この週も1位の交代がありました、2位から上がって1位はINXSの"Need You Tonight"。INXSですが、オーストラリア出身のロック・ポップグループ。1982年の"The One Thing"が最高位30位で初のTop40ヒット。つづいて1985年に"What You Need"が最高位5位、この曲で3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒット、ついにNo.1獲得です。

2位は3位からアップ、Tiffanyの"Could've Been"。Tiffanyですがアメリカ出身のポップス歌手。初のヒット曲"I Think We're Alone Now"がNo.1を記録、続くシングルのこの曲で2曲連続のTop3ヒット、2曲連続のNo.1目前まできました。

3位は5位からアップ、The Banglesの"Hazy Shade Of Winter"。原曲はSimon & Garfunkelの"A Hazy Shade Of Winter"「冬の散歩道」です(原曲には「A」が付いていますね)。1966年の曲で最高位は13位、20年の時を経てヒットチャートに帰ってきました。The Banglesとしては、初のヒットシングル"Manic Monday"が2位、この曲で5曲目のTop40ヒットで、年間1位のメガヒット"Walk Like an Egyptian"を含め、この曲で3曲目のTop3ヒットです。

4位は1週間の1位からダウン、Michael Jacksonの"The Way You Make Me Feel"。アルバム『Bad』からは、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"、セカンドシングルの"Bad"と2曲連続のNo.1、ついにこの曲で、アルバムから3曲連続のNo.1を記録しました。Michael Jacksonのソロヒットとしては、この曲で20曲目のTop40ヒット、11曲目のTop3ヒット、これで9曲目のNo.1となりました。

5位は8位からアップ、Exposeの"Seasons Change"。Exposeですが、アメリカ出身の女性ポップスボーカルグループ。デビューアルバム『Exposure』からは、最高位5位→5位→7位と3曲連続のTop10ヒットを記録、この曲で4連続のTop40ヒット、Top10ヒットで、3曲目のTop5ヒットとなりました。

この週1位はINXSの"Need You Tonight"。1位はこの1週間ですが、年間チャートはなんと第2位。Hot100には25週、Top40には17週間滞在するロングヒットで、年度を代表する大ヒットになりました。

INXSですが、デビューは1980年、Michael HutchenceとFarriss3兄弟を中心に結成された、オーストラリア出身のロックグループ。このブログで、2回連続のオーストラリア出身グループの曲紹介となりました。

アメリカでの初のヒットは3枚目のアルバム『Shabooh Shoobah』からのシングル"The One Thing"が最高位30位。つづいて、5枚目のアルバム『Listen Like Thieves』からのシングル"What You Need"が最高位5位を記録します。ファンクなロックでいい曲でしたね。こちらをご覧ください→→→

彼ら3曲目のTop40ヒットのこの曲"Need You Tonight"、初のNo.1の特大のヒットとなりました。曲の作者は中心メンバーのAndrew FarrissとMichael Hutchenceの共作。プロデュースはChris Thomas。これは"What You Need"と同じ作者・プロデューサーです。

この曲ですが、彼ら6枚目のアルバム『Kick』からのファーストシングルカット。このアルバムですが、最高位こそ3位でしたが、1988年の年間チャートでは第4位、シングルとともにアルバムも大ヒットとなりました。

曲は、このバンドの特徴のファンキーでダンサブルなロック。ゴキゲンな曲ですね。


今週 先週 song / artist
1 2 NEED YOU TONIGHT / INXS
2 3 COULD'VE BEEN / TIFFANY
3 5 HAZY SHADE OF WINTER / BANGLES
4 1 THE WAY YOU MAKE ME FEEL / MICHAEL JACKSON
5 8 SEASONS CHANGE / EXPOSE
6 10 I WANT TO BE YOUR MAN / ROGER
7 4 GOT MY MIND SET ON YOU / GEORGE HARRISON
8 11 HUNGRY EYES / ERIC CARMEN
9 6 CANDLE IN THE WIND / ELTON JOHN
10 7 TELL IT TO MY HEART / TAYLOR DAYNE
11 13 I COULD NEVER TAKE THE PLACE / PRINCE
12 18 WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS? / PET SHOP BOYS & DUSTY SPRINGFIELD
13 17 SAY YOU WILL / FOREIGNER
14 15 TUNNEL OF LOVE / BRUCE SPRINGSTEEN
15 21 DON'T SHED A TEAR / PAUL CARRACK
16 14 CRAZY / ICEHOUSE
17 20 I LIVE FOR YOUR LOVE / NATALIE COLE
18 23 EVERYWHERE / FLEETWOOD MAC
19 12 THERE'S THAT GIRL / HEART
20 9 SO EMOTIONAL / WHITNEY HOUSTON
21 31 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
22 26 POP GOES THE WORLD / MEN WITHOUT HATS
23 25 HONESTLY / STRYPER
24 34 NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY
25 30 PUMP UP THE VOLUME / M/A/R/R/S
26 27 PUSH IT / SALT-N-PEPA
27 32 CAN'T STAY AWAY FROM YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
28 16 FAITH / GEORGE MICHAEL
29 35 I FOUND SOMEONE / CHER
30 37 FATHER FIGURE / GEORGE MICHAEL
31 19 IS THIS LOVE / WHITESNAKE
32 24 SHAKE YOUR LOVE / DEBBIE GIBSON
33 40 I GET WEAK / BELINDA CARLISLE
34 22 CHERRY BOMB / JOHN COUGAR MELLENCAMP
35 39 853-5937 / SQUEEZE
36 42 BECAUSE OF YOU / COVER GIRLS
37 45 JUST A LITTLE PARADISE / DAVID LEE ROTH
38 28 CATCH ME / PRETTY POISON
39 52 LOVE OVERBOARD / GLADYS KNIGHT & THE PIPS
40 53 ENDLESS SUMMER NIGHTS / RICHARD MARX
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アイスハウス Icehouse - Crazy(1988年の洋楽 Part3)

2024-01-25 20:43:25 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart3は、Icehouseの"Crazy"。最高位は1月23日付の第14位。年間チャートは圏外でした。

Icehouseですが、オーストラリアのロックグループ。オーストラリア出身のバンドとしては、INXSがちょうどこの時期に大ヒット中ですが、このIcehouseは、アメリカでこそ初のTop40ヒットになりますが、地元オーストラリアでは、80年代前半から、コンスタントにヒットを出す、人気のロックグループです。

バンドの結成は1970年代後半、まずは「Flowers」というバンド名で、活動を開始、1980年にファーストアルバム『Icehouse』をリリースします。このファーストアルバムには、"Icehouse"という、タイトル曲も含まれ、セカンドアルバムからは、その「Icehouse」をバンド名として使ってリリースされています。

ファーストアルバムから、地元オーストラリアやニュージーランドでは大人気バンドとなり、アルバムはTOP10内、年間チャートも上位に入るセールスを記録します。アメリカでも、ファーストアルバムの時から、アルバムはHot100以内、シングルも100位以内には入りますが、残念ながらTop40内に入るヒットにまでは至りませんで、通算5枚目となるアルバム『Man of Colours」からのシングルカット曲の"Crazy"で、初のTop40ヒットを記録しました。

"Crazy"の曲の作者はバンドメンバーのIva Davies、Robert Kretschmer、Andy Quntaの3人の共作。プロデュースはPeter GabrielやThe Korgis( スマッシュヒットした"Everybody's Got to Learn Sometime"で有名ですね)などのプロデューサーとして知られる David Lordです。

"Crazy"ですが、いかにもオーストラリア、というポップなノリの良い曲です。なかなか良い曲だったですが、アメリカでは、この曲と、次の曲がさらにヒットしましたが、Top40には2曲のみのヒットに終わりました。母国オーストラリアでは、その後もヒットを続け、今でも活躍しているようです。
コメント (35)
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年1月23日付 エルトン・ジョン Elton John - Candle in the Wind

2024-01-21 20:41:58 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年1月23日付、この週も1位の交代がありました、3位から上がっての1位はMichael Jacksonの"The Way You Make Me Feel"。アルバム『Bad』からは、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"、セカンドシングルの"Bad"と2曲連続のNo.1、ついにこの曲で、アルバムから3曲連続のNo.1を記録しました。Michael Jacksonのソロヒットとしては、この曲で20曲目のTop40ヒット、11曲目のTop3ヒット、これで9曲目のNo.1となりました。

2位は4位からアップ、INXSの"Need You Tonight"。INXSですが、オーストラリア出身のロック・ポップグループ。1982年の"The One Thing"が最高位30位で初のTop40ヒット。つづいて1985年に"What You Need"が最高位5位、この曲で3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒット、ついに2位まで上がってきました。

3位は5位からアップ、Tiffanyの"Could've Been"。Tiffanyですがアメリカ出身のポップス歌手。初のヒット曲"I Think We're Alone Now"がNo.1を記録、続くシングルのこの曲で2曲連続のTop3ヒットとなりました。

4位は1週間の1位からダウン、George Harrisonの"Got My Mind Set On You"。George Harrisonですが、ずいぶん久しぶりのTop40ヒットとなりました、この曲の前のTop40ヒットだと、1981年に2位となった"All Those Years Ago"にまでさかのぼります、もちろん、ビートルズ解散後ソロになってからですが、この曲で12曲目のTop40ヒットで、No.1を記録した"My Sweet Lord"と"Give Me Love"、そして2位の"All Those Years Ago"、この曲で4曲目のTop3ヒットで3曲目のNo.1となりました。

5位は6位からアップ、The Banglesの"Hazy Shade Of Winter"。原曲はSimon & Garfunkelの"A Hazy Shade Of Winter"「冬の散歩道」です(原曲には「A」が付いていますね)。1966年の曲で最高位は13位、20年の時を経てヒットチャートに帰ってきました。The Banglesとしては、初のヒットシングル"Manic Monday"が2位、この曲で5曲目のTop40ヒットで、年間1位のメガヒット"Walk Like an Egyptian"を含め、この曲で3曲目のTop5ヒットです。

この週6位はElton Johnの"Candle in the Wind"。最高位はこの1週間の第6位。年間チャートは71位。Elton Johnとしてはまずまずのヒットとなりました。

Elton Johnですが、もちろん皆さんご存じ、イギリス出身のロック・ポップス歌手で、シンガーソングライター。世界的な大スターです。

デビューは1960年代前半にまでさかのぼります。その後、初のTop40ヒットは70年代に入ってから、2枚目のアルバム『Elton John』からのシングル"Your Song"が最高位8位を記録します。

それからは毎年のように大ヒット生み出し、1973年には"Crocodile Rock"がNo.1を記録、その後も大ヒットを連発し、1973年からは、なんと4年連続で年間チャートのTop10以内に曲を送り込む、大記録を打ち立てます。

70年代後半からは、盟友Bernie Taupinと別れ、アルコール依存症などにも悩まされ、勢いにも陰りが見えましたが、それでも、この数年間にも、"I Guess That's Why They Call It the Blues"が4位、"Sad Songs"が5位、"Nikita"が7位など、毎年のようにコンスタントにヒットを出し続けます。"Sad Songs"はこちらをご覧ください→→→

数えるのも大変ですが、この曲で、通算40曲目のTop40ヒット、6曲のNo.1ヒットを含め、21曲目のTop10ヒットとなりました。

"Candle in the Wind"ですが、曲の作者はElton JohnとBernie Taupinの共作。この曲が作られたのは、実は1973年。この曲のオリジナルバージョンは、彼の7枚目のアルバム『Goodbye Yellow Brick Road』収録曲です。このアルバム『Goodbye Yellow Brick Road』ですが、2枚組アルバムですが、素晴らしいアルバムだったです。タイトル曲のほかにも、"Bennie and the Jets"、"Saturday Night's Alright for Fighting"などなど、素晴らしい曲満載の名盤でした。

"Candle in the Wind"のオリジナルバージョンは1974年にイギリスでシングルカットされ、最高位11位を記録しましたが、アメリカでは、そもそもシングルとして発売されなかったようです。

この1987年のヒット曲はオーストラリアでのライブ音源です。アルバム『エルトン・スーパー・ライヴ 〜栄光のモニュメント〜』に収録されたもので、オーケストラがバックに入っています。

"Candle in the Wind"の邦題は「風の中の火のように(孤独な歌手、ノーマ・ジーン)」、そう「ノーマ・ジーン」はマリリン・モンローのこと、この曲はマリリン・モンローへ捧げた曲です。

"Candle in the Wind"ですが、1997年に事故死したダイアナ元英皇太子妃のために、バーニー・トーピンが歌詞をダイアナ妃に捧げる歌として書き換え、エルトンがダイアナ妃の葬儀で歌います。この新しいバージョンが"Candle in the Wind 1997"として発売され、アメリカでは初登場1位、14週間連続1位、年間チャートもNo.1となる歴史的な大ヒット、アメリカ以外でも全世界での大ヒットとなりました。

こちらがこの1988年に6位となったオーストラリアでのライブ音源です。


こちらが1973年のオリジナルバージョンです。


そして最後にこちらが1997年のダイアナ妃の葬儀会場でのライブ音源です。


今週 先週 song / artist
1 3 THE WAY YOU MAKE ME FEEL / MICHAEL JACKSON
2 4 NEED YOU TONIGHT / INXS
3 5 COULD'VE BEEN / TIFFANY
4 1 GOT MY MIND SET ON YOU / GEORGE HARRISON
5 6 HAZY SHADE OF WINTER / BANGLES
6 7 CANDLE IN THE WIND / ELTON JOHN
7 8 TELL IT TO MY HEART / TAYLOR DAYNE
8 11 SEASONS CHANGE / EXPOSE
9 2 SO EMOTIONAL / WHITNEY HOUSTON
10 15 I WANT TO BE YOUR MAN / ROGER
11 17 HUNGRY EYES / ERIC CARMEN
12 14 THERE'S THAT GIRL / HEART
13 16 I COULD NEVER TAKE THE PLACE / PRINCE
14 18 CRAZY / ICEHOUSE
15 21 TUNNEL OF LOVE / BRUCE SPRINGSTEEN
16 9 FAITH / GEORGE MICHAEL
17 22 SAY YOU WILL / FOREIGNER
18 24 WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS? / PET SHOP BOYS & DUSTY SPRINGFIELD
19 10 IS THIS LOVE / WHITESNAKE
20 23 I LIVE FOR YOUR LOVE / NATALIE COLE
21 25 DON'T SHED A TEAR / PAUL CARRACK
22 12 CHERRY BOMB / JOHN COUGAR MELLENCAMP
23 29 EVERYWHERE / FLEETWOOD MAC
24 13 SHAKE YOUR LOVE / DEBBIE GIBSON
25 27 HONESTLY / STRYPER
26 30 POP GOES THE WORLD / MEN WITHOUT HATS
27 32 PUSH IT / SALT-N-PEPA
28 19 CATCH ME / PRETTY POISON
29 26 POWER OF LOVE / LAURA BRANIGAN
30 37 PUMP UP THE VOLUME / M/A/R/R/S
31 39 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
32 36 CAN'T STAY AWAY FROM YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
33 20 DON'T YOU WANT ME / JODY WATLEY
34 41 NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY
35 38 I FOUND SOMEONE / CHER
36 34 TRUE FAITH / NEW ORDER
37 49 FATHER FIGURE / GEORGE MICHAEL
38 28 VALERIE / STEVE WINWOOD
39 46 853-5937 / SQUEEZE
40 54 I GET WEAK / BELINDA CARLISLE
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ローラ・ブラニガン Laura Branigan - Power of Love(1988年の洋楽 Part2)

2024-01-18 23:59:56 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart2は、Laura Braniganの"Power of Love"。最高位は1月9日付と16日付の第26位。年間チャートは圏外でした。

Laura Braniganですが、アメリカニューヨーク出身の女性ボーカリスト。70年代後半から、バックボーカルで音楽活動を開始、82年、ソロ歌手として、デビューアルバム『Branigan』をリリース。そのアルバムから、2曲目のシングルとなった"Gloria"が、大ヒット、パワフルな歌声によるこの曲で、全米第2位を記録しました。こちらをご覧ください→→→

その後もヒットを続け、84年には"Self Control"が第4位。ポップス・ダンスミュージックだけでなく、バラードでもヒットします。まだ無名時代のMichael Boltonが曲作りに参加している"How Am I Supposed to Live Without You"で、最高位12位のヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

そしてこの曲"Power of Love"ですが、彼女の通算7曲目のTop40ヒット、残念ながら、最後のTop40ヒットでもありました。

さてこの曲、"Power of Love"ですが、オリジナルはアメリカのシンガーソングライター Jennifer Rushの1985年のヒット曲。オリジナル Jennifer Rushバージョンは曲名に「The」がついた"The Power of Love"で、アメリカでは最高位57位どまりでしたが、イギリスではなんとNo.1を記録、それも、1985年のUK年間チャートではNo.1に輝いた、記録的な大ヒット曲です。

"The Power of Love"の曲の作者は Jennifer Rushに加え、ソングライターのGunther Mende、Candy DeRouge、Mary Susan Applegateの4人の共作。
この曲は名曲中の名曲でした。なぜアメリカでヒットしなかったのでしょうか。今でも疑問です。

以前、hannahさんからのコメントにもあった同名異曲のNo.1ヒット、まさにこの曲がそれです。この曲"The Power of Love"を、1994年にCeline DionがカバーしてNo.1を記録しました。名曲ですから、やっと94年になって、アメリカでこの曲の良さが認められました。同名異曲のもう1曲は、もちろんHuey Lewis & The Newsの"The Power Of Love"です。


こちらがオリジナルの Jennifer Rushバージョン。1985年の全英チャート年間1位、ぜひともこのオリジナルバージョンも聞いてほしかったです。
コメント (17)
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年1月16日付 ジョージ・ハリスン George Harrison - Got My Mind Set On You

2024-01-14 21:17:27 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年1月16日付、この週も1位の交代がありました、2位から上がっての1位はGeorge Harrisonの"Got My Mind Set On You"。George Harrisonですが、ずいぶん久しぶりのTop40ヒットとなりました、この曲の前のTop40ヒットだと、1981年に2位となった"All Those Years Ago"にまでさかのぼります、もちろん、ビートルズ解散後ソロになってからですが、この曲で12曲目のTop40ヒットで、No.1を記録した"My Sweet Lord"と"Give Me Love"、そして2位の"All Those Years Ago"、この曲で4曲目のTop3ヒットで3曲目のNo.1となりました。

2位は1週間の1位からダウン、Whitney Houstonの"So Emotional"。Whitney Houstonですが、初のシングルヒット"You Give Good Love"が最高位3位を記録、その後は、"Saving All My Love for You"を皮切りに、前のシングル"Didn't We Almost Have It All"まで、実に5曲連続の1位を記録、この曲でなんと6曲連続のNo.1となりました。

3位は5位からアップ、Michael Jacksonの"The Way You Make Me Feel"。アルバム『Bad』からは、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"、セカンドシングルの"Bad"と2曲連続のNo.1、3枚目のシングルのこの曲も3位まで上がってきました。Michael Jacksonのソロヒットとしては、この曲で20曲目のTop40ヒット、8曲のNo.1ソングを含め通算11曲目のTop3ヒットとなりました。

4位は6位からアップ、INXSの"Need You Tonight"。INXSですが、オーストラリア出身のロック・ポップグループ。1982年の"The One Thing"が最高位30位で初のTop40ヒット。つづいて1985年に"What You Need"が最高位5位、この曲で3曲目のTop40ヒットで2曲目のTop5ヒットです。

5位は14位からジャンプアップ、Tiffanyの"Could've Been"。Tiffanyですがアメリカ出身のポップス歌手。初のヒット曲"I Think We're Alone Now"がNo.1を記録、続くシングルのこの曲で2曲連続のTop5ヒットとなりました。

この週1位はGeorge Harrisonの"Got My Mind Set On You"。1位はこの1週間でしたが、年間チャートはなんと第3位。George Harrison、6年ぶりのTop40ヒットが特大のヒットとなりました。

George Harrisonですが、もちろん皆さんご存じ、元ビートルズのメンバーで、ビートルズのリードギタリスト。ビートルズ時代から、"While My Guitar Gently Weeps"、"Here Comes the Sun"、"Something"などの名曲を生みだしてきました。

そのGeorge Harrison、ビートルズ解散直後、ソロで初めてのヒット"My Sweet Lord"が、No.1を記録します。1973年にリリースした"Give Me Love(Give Me Peace on Earth)"が2曲目のNo.となるなど、81年までコンスタントにチャートにシングルヒットを送り込みます。

1981年には、"All Those Years Ago"が第2位を記録、この曲はジョージがリンゴ・スターに提供するために作った曲だったですが、1980年12月のジョン・レノンの訃報に接し、急遽この曲をジョンへの追悼曲にするため、大幅に歌詞を書き換え、大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

そして"All Those Years Ago"以来、久しぶりのTop40ヒットがこの曲"Got My Mind Set On You"です。

"Got My Mind Set On You"ですが、George Harrisonの5年ぶりとなるニューアルバム『Cloud Nine』からのファーストシングルカット曲。このアルバムのプロデュースは、George Harrisonと、Electric Light Orchestraのリーダー Jeff Lynne が務めています。George HarrisonとJeff Lynneは、親交が深かったですね。いわれてみると、この曲も、ELOっぽいところもありますね。

"Got My Mind Set On You"ですが、曲の作者はRudy Clarkという人、オリジナルはJames Ray with Hutch Davie Orchestra & Chorusというグループの1962年の"I've Got My"という曲です。ジェフ・リンが、プロデュースだけでなくベースとキーボードでも参加しています。


せっかくですので、こちらがオリジナルのJames Ray with Hutch Davie Orchestra & Chorus "I've Got My"です。


今週 先週 song / artist
1 2 GOT MY MIND SET ON YOU / GEORGE HARRISON
2 1 SO EMOTIONAL / WHITNEY HOUSTON
3 5 THE WAY YOU MAKE ME FEEL / MICHAEL JACKSON
4 6 NEED YOU TONIGHT / INXS
5 14 COULD'VE BEEN / TIFFANY
6 12 HAZY SHADE OF WINTER / BANGLES
7 11 CANDLE IN THE WIND / ELTON JOHN
8 9 TELL IT TO MY HEART / TAYLOR DAYNE
9 3 FAITH / GEORGE MICHAEL
10 4 IS THIS LOVE / WHITESNAKE
11 16 SEASONS CHANGE / EXPOSE
12 8 CHERRY BOMB / JOHN COUGAR MELLENCAMP
13 7 SHAKE YOUR LOVE / DEBBIE GIBSON
14 17 THERE'S THAT GIRL / HEART
15 22 I WANT TO BE YOUR MAN / ROGER
16 20 I COULD NEVER TAKE THE PLACE / PRINCE
17 23 HUNGRY EYES / ERIC CARMEN
18 21 CRAZY / ICEHOUSE
19 13 CATCH ME / PRETTY POISON
20 10 DON'T YOU WANT ME / JODY WATLEY
21 25 TUNNEL OF LOVE / BRUCE SPRINGSTEEN
22 29 SAY YOU WILL / FOREIGNER
23 27 I LIVE FOR YOUR LOVE / NATALIE COLE
24 31 WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS? / PET SHOP BOYS & DUSTY SPRINGFIELD
25 30 DON'T SHED A TEAR / PAUL CARRACK
26 26 POWER OF LOVE / LAURA BRANIGAN
27 33 HONESTLY / STRYPER
28 15 VALERIE / STEVE WINWOOD
29 34 EVERYWHERE / FLEETWOOD MAC
30 35 POP GOES THE WORLD / MEN WITHOUT HATS
31 18 DUDE (LOOKS LIKE A LADY) / AEROSMITH
32 39 PUSH IT / SALT-N-PEPA
33 19 HEAVEN IS A PLACE ON EARTH / BELINDA CARLISLE
34 38 TRUE FAITH / NEW ORDER
35 28 (I'VE HAD) THE TIME OF MY LIFE / BILL MEDLEY & JENNIFER WARNES
36 42 CAN'T STAY AWAY FROM YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
37 44 PUMP UP THE VOLUME / M/A/R/R/S
38 41 I FOUND SOMEONE / CHER
39 44 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
40 24 ANIMAL / DEF LEPPARD
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