ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

デビュー50周年で、若さ溢れる19作目  Invincible Shield  / Judas Priest  2024年3月

2024-03-09 10:07:03 | metal
最近新作を発表したローリング・ストーンズのミック・ジャガーは80才(若い頃は30才になったらロックなんてやっていないなんて発言をしてました笑)。
その彼には負ける73才ですが、やっているのは、ブチ切れるハイトーン唱法のヘヴィ・メタル。まさかまさかの70代のヴォーカリスト!がロブ・ハルフォードです。
彼のメタル魂というかロック魂には敬意を表せざるを得ません。
そんな、ロブ・ハルフォードを擁するJudas Priest の最新作をご紹介します。
今作品はYouTubeでボーナス・トラックを含め全曲配信です。スマホさえあれば、別にサブスク契約がなくても、全曲聴けます。時代は変わりましたね。

このバンドは日本でデビューした1976年からずっと追っかけていますが、まさか48年後も新作を発表しているとは当時は想像もしなかったと思います。
実際、3作前の「ノストラダムス」あたりは、かなり落ち着いた作風になり、バンドも引退を迎える雰囲気がありました。
ところが、若い新メンバーを迎えて、リフレッシュ。
そして、今月発表したこの作品「 Invincible Shield 」は凄まじいほどの現役感と若々しさで満ちています。賛否両論はあるでしょうが、今まで最高傑作と言われていた1990年の「Pain Killer」を超えた最高傑作だと思います。リッチー・フォークナーとアンディ・スニープがもたらした力は大きく、古参のメンバーとの化学反応が素晴らしい音に昇華したという印象です。

最新作のポイントは、彼らの平均年齢からは考えられない若さ溢れるエネルギーと練りに練ったアレンジでしょうか?
どの曲も、一筋縄ではいかない展開があり、かつキャッチーです。ギターのフレーズなどは、完全にメロディアスに作りこまれていて、完成度が高い。ここにはこういうメロディやソロ、リフが欲しいと思ったところに、そうしたものが見事にはまっています。まさに緻密なデザインの芸術作品を見るよう。
長年のジューダス・プリースト・ファンならわかるでしょう。今回の作品はルーズなつくりはほぼありません。メロディの展開も起承転結がはっきりしてて、よくメロディアス系のメタルでありがちな、欲求不満が一切発生しません。ちゃんとサビの部分やギター・ソロで至福の満足を達成するというようなアレンジになっています笑。
まさに傑作を作ろうとして、傑作になった作品と言えるのではないでしょうか?
一番の肝は、やはりロブのヴォーカル!ブチキレの叫びが見事です。この年齢で出せるんだ!!と驚きます。若い頃に負けない凄まじさで、鬼神のよう!
そして、リッチー・フォークナーのギターの上手さにも脱帽です。たぶん、パーキンソン病のグレンは簡単なリフとかフレーズのみ担当でしょうから、激しいプレイはすべて彼がやっている可能性が高い(プロデューサーのアンディも弾いているとは思いますけど)。痒いところに手が届くような細かいプレイを見事にやりきっています。

メタリカ、アイアン・メイデンとともに、クラシックなヘヴィ・メタル&ハード・ロックのレジェンドである彼らがここまでの作品を作り上げたことで、全世界の彼らのファンはかなり満足したのではないかと推測します。
彼らがこの先、どこまでバンドを続けられるかわかりませんが、間違いなく、大きな足跡を残したと考えます。

今回は珍しく、全曲紹介をやります。

1曲目は、「Panic Attack」。
やはり、リーダー・トラックだけあって、実に完成度が高い曲です。
ドラマティックな構成は貫禄の出来栄え。この曲で、ロブは高音を披露しており、いまだに現役のシャウターであることを誇っています。過去50年の歴史に基づくサウンドでありながら、実にきらびやかでモダンに仕上がっていると感じます。まさに集大成ともいえる曲です。聴きこめば聴きこむほど味が出てきます。

Judas Priest - Panic Attack (Official Video)


2曲目 「The Serpent and the King」も、強力です。
元気いっぱいの彼らの典型的なスピード・チューン。
ロブのヴォーカルはあの「ペイン・キラー」発表時と変わらず、ブチ切れています。驚異の喉としか言いようがありません。
ワイルドな曲でありますが、キャッチーなメロディが散りばめられていて、実に耳になじみます。
ギターのリフやソロは見事に熟練の職人の技で手抜きは一切感じません。
圧倒的な力を誇る曲に仕上がっています。
Judas Priest - The Serpent and the King (Official Video)

3曲目もパワー・チューン。アルバム・タイトル・ソング「Invincible Shield」
です。3曲連続で攻撃的な曲が来るというのは予想しませんでした。キャッチーなサビのメロディと歌詞はライブで大合唱になりそうな予感がします。この曲も彼らの楽曲におけるクラシック・タイプではあるのですが、仕掛けがたっぷりあって、並みの曲と盛り上がり方が違います。ドラマティック・メタルと言いたくなりたくなります。曲の最後の方の哀愁たっぷりのメロディアスなギターのフレーズは感動を引き起こします。こういう技は昔からうまいんですよね。

Judas Priest - Invincible Shield (Official Video)

4曲目「Devil In Disguise」はちょっと落ち着いた曲です。でも、キャッチーな展開でギターもドラマティック。

5曲目 「Gates Of Hell」はちょっとしたハイライトになる曲です。
イントロのアレンジが実にキャッチーで、期待をさせる感じです。
80年代のアリーナ・ロックを思わせるスケールの大きさを感じさせる楽曲。過去の彼らのいろんな要素がいっぱい入っていて、ベテランのファンならニヤリとしまいそう。ギター・ソロはまるで、80年代のヒット曲を思わせる親しみやすさですね。

Judas Priest - Gates of Hell (Official Lyric Video)  


6曲目「Crown Of Horns」もキャッチー。ポップな曲が2曲続くというのは彼らとしては珍しい。
7曲目「As God Is My Witness」は再びスピード・ナンバー。機関銃のようなリフが心地良いです。そしてメロディアスなソロは見事。そして、ロブがメロディアスなサビを歌う時は神が如くオーラをまとう感じがします。曲が至高の高みに昇り詰める印象です。
8曲目「 Trial By Fire 」。この曲もイントロが凝っています。この曲はロブの喉に負担がないタイプの曲で、聴き手としては安心してしまいます。
9曲目「 Escape From Reality 」。ここに来て、やっとダークなリフの曲が出てきました。ややサバスのような雰囲気で、アルバム「ノストラダムス」の時に収録されていた曲はこんな感じが多かったような。こういう曲はアルバムの彩りに必要なのでしょう。
 10曲目「Sons Of Thunder」。ミディアム・テンポのパワフルなリフを持つ曲。やや地味かな?と思ってたら、ギター・ソロが実にかっこいい。短い曲。
11曲め「 Giants In The Sky 」 。正規のアルバムのラストの曲。他の曲と違った雰囲気を持つゆったりした曲。何となくリフは70年代の香りがします。。アコースティック・ギター・ソロとそのあとのバラード風の展開が印象的。

12曲目 ボーナストラック「Fight Of Your Life」。これも、70年代っぽいリフ。
ステンドクラスかキリングマシーン時代の雰囲気。昔の曲かな?と錯覚します。ボートラのせいか、アレンジがおとなしめ。でも、サビのメロディがキャッチーです。最後の方で見事に盛り上がります。
13曲目ボーナストラック「 Vicious Circl」。ノリのいいミディアム・テンポの曲。彼らの典型的な曲です。正規の収録曲にならなかったのは、今一つ個性を作れなかったからかもしれません。
14曲目ボーナストラック「The Lodger」。最後に、悲し気なメロディを持つバラードを持ってきました。この曲だけ、かなりイメージが違いますね。悪い曲ではありませんが、やはり地味さはぬぐえないところで、そういった理由から正規収録曲から漏れたのかもしれません。

それにしても、あらためて50年の歴史を持つバンドというのはすごいと思います。日本ではセカンド・アルバムから紹介されているので(ファーストアルバムは後から日本発表となりました。)、私のような最古参のファンでも48年の付き合いですね(もちろん、イギリスでデビューした時から追いかけている人はいるでしょうけど、ごく少数でしょう。)。興味ない人にとっては、全くどうでもいいことでしょうけど、私にとっては宝物の歴史です。
これを機会にすべての作品に向き合っていこうと思います。19作品はかなりのヴォリュームですね(笑)。

Judas Priest - Crown of Horns (Official Video)


 



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心に突き刺さる青春のサウンド The Struts - How Can I Love You (Without Breaking Your Heart) (Lyric Video)

2024-03-03 09:59:33 | ブリティッシュロック
The Struts - How Can I Love You (Without Breaking Your Heart) (Lyric Video)

2月9日配信されたばかりの曲。
この曲がいいんですよねー。
70年代、80年代に青春時代を過ごした方なら、ドストライクの曲調。
ヴォーカルのルーク・スピラーによれば、ロッド・スチュアートやフリートウッド・マックの雰囲気があるということですが、すごくハート・ウオーミングな感じです。

2012年結成され、ストーンズやクイーン、グラム・ロックや、ニュー・ウエイヴ等の懐かしいブリティッシュ・ロックを現代風に再現する優れた英国バンド、ザ・ストラッツの作る曲はまさに変幻自在。

この曲は本当に心に突き刺さります。
若い人が聴くと、古臭いかな?
でも、いいんです。私は大好きですね。



なお、2月23日にはもう一曲配信されました。

he Struts - Heaven's Got Nothing On You (Lyric Video)  

この曲も懐かしい雰囲気がすごい。
まさに、変幻自在。60年代~80年代のヒット曲と言われたら信じそう。




このバンドを知らない方がいるかもしれないので、
最後に2017年のこの曲を紹介しましょう。
The Struts - One Night Only  
クイーンというかマイケミカル・ロマンスというか、ダークネスみたいというか、ドラマティックですね。
まさに英国の誇りが溢れた曲です。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Eclipse LIVE 東京公演 at 渋谷WWW 2024.2.19(月) LIVEレポート 

2024-02-24 06:19:02 | 北欧ロック
私と同世代の洋楽ファンの方は、最近だとボズ・スキャッグスの日本公演の話題になるんでしょうけど、ハード・ロック好きの私は、こちらに行ってきました。
スウェーデンが誇るメロディック・ハード・ロックの雄、Eclipseの東京公演です。

まずは、はるかかなたの北欧の地から、極東の日本まで足を運んでいただいたEclipseの4人のメンバーとスタッフ、そして、日本で彼らを支えたAKIKO TOMIYAMA様と関係者の方々のご尽力に深く感謝いたします。ありがとうございました。

それでは、長々とリポートを書きます。
ファンの人だけに読んでもらえばいいと思ってます(笑)。
また、最近は洋楽のライブに行っていないおじさん世代のメタル系、ハードロック系ロックファンの方々の参考になればいいなと考えます。
私自身が、久々のハード・ロック系のライブで、しかも初めて行くライブ・ハウスということで、いろいろと迷いました。

まずは、Eclise の紹介なんですが、スウェーデンのストックホルムで結成されたバンドで、中堅の域にあるハード・ロック・バンドです。年齢は40代半ばから後半というところでしょうか?このバンド、2000年代に北欧で活発化した「80年代風ハード・ロック」のバンド群の一つとして、また、イタリアのメロディック・ハード・ロック専門のレーベル、フロンティアーズ・レコーズが扱うたくさんのバンドの一つとしてとらえる方も多いでしょうが、頭一つ抜きんでています。それは、リーダーのエリック・モーテンソンが作るメロディの構成が非常に秀逸。わかりやすく言うとメロディの起承転結がきちんとしていて、聴いていてスカッとするメロディの流れなんですね。その流れは日本人のメロディ感覚にフィットし、聴いていて実に快感です。最近は彼らもベテランになってきたので、曲の雰囲気が似ているとかワンパターンとか言われることもあるんですが、AC/DC同様、似ていても問題なし。いい曲ならばいいんだというファンの声は強いのです。
ここ数年は、北欧の民謡的メロディ?(伊藤正則氏に言わせると、ゲイリー・ムーアやシン・リジィのようなアイリッシュ系のメロディ)に目立っていて、それが強い個性になっています。なかなか哀愁があって、日本人に合うと思います。
あと、ギターのマグナス・ヘンリクソンのプレイもツボを押さえたハード・ロック・ギター・スタイルで実に痛快です。初期の頃は、ジョン・サイクスの影響がかなり取沙汰されていましたが、最近は独自の音作りで、そんな声も消えました。そうはいっても一時期のいかにもメタル然としたプレイも魅力ではあります。

さて、会場は渋谷WWWです。スペイン坂の頂上に位置する箱です。スペイン坂というと、懐かしいと思うかつての若者は多いのではないでしょうか?2010年開館の新しめのライブ・ハウスで最大収容人数は500人。前はミニシアターだったようです。もちろん、オールスタンディングです。最近の洋楽のバンドはこのようなライブハウスのライブが多いですね。1980年代ころならば洋楽のハードロック・バンドは日本武道館は一部としても中野サンプラザとか新宿厚生年金会館などの大ホールを使ってました。懐かしいです。

で、開場は18時だったのですが、どうも勝手がわからず、超早めの16時に到着してしまいました。ライブ会場によっては、早い時間にグッズ販売をやっているというし、私ははるばる東北の地、仙台から新幹線で来るので、もしトラブルなどで電車が止まったらどうしよう?(最近、時々ですが発生していて不安です)と思い、かなり余裕をもってきました。

まあ、到着したら誰もいません。後で理解したのですが、WWWは開場前にグッズ販売はしません。グッズ販売は入場後です。そして、チケットには整理番号がついているので、その順番でしか入場できません。つまりギリギリの時間に来れば間に合うのです。常連の方は直前に来るようです。
私は1時間ほど時間をつぶし、17時頃行くと、私と同様に早めに来た静岡の人がいたので、声をかけます(突然話しかけたのにも関わらず、いろいろと応じてくれてありがとうございました。)。ロックの話などをしながら、待ちました。やはりロック好きの人との会話は楽しいですね。しかもメロディアス・ハード・ロックという狭い範囲での話題で盛り上がるのはなかなかありません。単独行動というのも私と同じ。リアルでは周囲に同じ趣味の人っていないものです。

そして、時間が来て、会場の入り口に並びます。
並んでいるときに、なぜかエリックが整列の前を通りました。おおっとびっくり。顔が小さい!
そして待ちに待った入場。ドリンク代は600円です。以前は相場は500円だったけど、上がってきているのかな?
静岡の方に教えてもらったのはグッズを2つ買うと、サイン会の抽選券が当たるということ。早速、2点購入。この時は当たるといいな。当たらないかもという軽い感じでした。
ハイネケンを飲み干し(静岡の方によれば常連の方はおしっこ行きたくなるので、ドリンクチケットはすぐ使わず、ライブ後に行くとおっしゃってました。場所の確保の上からもそれが正解ですね。)、フロアへ。一番前は埋まっているので(私は小柄で華奢なので、一番前に行きたいとは思いませんでした。背中を押されるのが怖い(笑)。1段高くなっている場所の柵の前で寄りかかるところに静岡の方と陣取ります(ここは見晴らしがよく、私にとってはベストポジションでした。)。ちなみに、WWWは元映画館ということで後方が高くなる階段状で、背の低い人にとっては後方でもよく見えます。



そして、会場では、モトリー・クルーの曲がずーっと流れます。メンバーが好きなんでしょうね。
そして、ついに19時過ぎにLIVE開始。会場はほぼ満杯。
オープニングは最近のライブの情報通り、前作「Wired」のリーダートラック「Roses On Yore Grave」。そして、新作「Megaromanium」の「Got It!」と突き進みます。「Megaromanium Tour」なのですが、新作と旧作をバランスよくミックスするというセットリストでバラエティに富んでいます。どの曲もサビの部分が覚えやすい曲なので、観客の大合唱が続きます。いわゆるシンガロングだらけ。バンドと観客の一体感がすごいことになってました。
コール&レスポンスも大盛り上がり。
マグナスのソロからのお遊びでブラック・サバスの「ヘブン・アンド・ヘル」をやったときは、観客は喜びましたね。やっぱり名曲ですからこれも大合唱になります。東京公演だけでやったようで、名古屋大阪では「さくらさくら」だったという情報があります。
観客の年齢は40代から50代くらい?80年代ハードロック、メタルのファンがひきつけられているといった印象。
なお、このバンドは女性割合がメタル、ハードロック系の割に高いのが意外でした。個人的感覚では40%以上?やはりメロディの親しみやすさが大きいのでしょう。過激さやテクニカルな演奏よりも、メロディの良さが女性の心をつかむのかな。そういえば、80年代のハード・ロックのライブは女性が多かったのを思い出しました。
Eclipse - "Roses On Your Grave" - Official Music Video  

印象的だったことは以下のとおり。
Erik Mårtensson - ボーカル、ギター 
とにかく元気でフレンドリー。顔が小さい。ギターを東京の楽器店のESPで購入して、すぐ使用したことを話していました(店員の「ありがとうございました。」を真似(笑))。前回のコロナ期のマスクや声出し抑制のライブが残念だったことも語っていて、今回の制限なしのライブが本当に嬉しそう。ギターを弾きながら歌う時と、マイクスタンドを持って歌う時と雰囲気が変わります。華のあるヴォーカリストですね。マイクスタンドで、ベースのヴィクターを突っつくような動きやぴょんぴょん飛び跳ねる動きが印象的。
Magnus Henriksson - ギター
バンド内で一番貫禄があり、どっしりした感じ。 ハード・ロック、メタルの様々なギタースタイルを器用にこなす人物。
 Philip Crusner - ドラム 
ロング・ヘアで、髪の毛を束ねたり、下したり、また束ねたりと忙しい。まさに、メタル、HR系のプレイヤーの容姿。スティック回しをよくやってました。
Victor Crusner - ベース 
フィリップと兄弟みたいですね。でかい!でも愛嬌あります。今回、リード・ヴォーカルも担当してました。盛り上げ役と言った感じの人。

後半盛り上がりが頂点に達したのはこの曲かな?
Eclipse - "Never Look Back" (Official Music Video)  
この曲はイントロから、一緒に歌えますからね。
ホントに大合唱でした。

セット・リストはほぼ予想どおりでしたが、2,3曲予想外していて、その曲については歌詞を覚えておらず残念。

セットリストは
Roses your grave(アルバムWiredから)
Got it!(Megaromaniumから)
The hardest part is losing you(Megaromaniumから)
Run for cover(Wiredから)
The storm(Armageddonizeから)
Bleed&scream(Bleed&screamから)
High road(Megaromaniumから)
Hurt(Monumentumから)
Children of the night(Megaromaniumから)
Anthm(Megaromaniumから)
Runways(Armageddonizeから)
The Masquerade(Paradigmから)
Saturday night(Wiredから)
Jaded / Battlegrounds(Monumentum、Bleed&screamから)
Downfall of eden(Monumentumから)
Black rain(Monumentumから)
Never look back(Monumentumから)
Twiright(Wiredから)
I don't wanna say i'm sorry(Armageddonizeから)
Viva la vicotria (Paradigmから)

いずれも名曲ばかり。
ラスト2曲についてご紹介します。

Eclipse - I Don't Wanna Say I'm Sorry (Official / New Studio Album / 2015)  
この曲は、典型的なメタルのリフを持つ曲ですが、メロディの展開の満足度が高くて、実にかっこいい。初期の頃はこの手のメタル・タイプの曲が日本のファンの心をつかんだような気がします。ライブでは、思いきりヘドバンできる曲です。


Eclipse - "Viva La Victoria" (Official Music Video)  

まさに、最近の傾向である北欧の民謡的なイメージのメロディラインが強調された曲。日本人にとっては懐かしさ感じてしまう郷愁の旋律です。これも、聴いているうちにクセになります。知らないうちに、「ヴィーヴァアーラ、ヴィクトーオリア」と口ずさみますね。

とにかく大合唱のライブなので、喉を使いました。腕も振って、筋肉痛になりそう(実際、後で痛みを感じました(笑))

LIVE終了後は、サイン会の抽選を待つようにアナウンスがあり、しばらく待ってたら、まさかの「メンバーの意向により、抽選券を持っている全員が当選」!何と太っ腹!私は、Tシャツにサインをもらい、全員と握手。これで、かなりラッキーだったんですが、さらにスタッフから写真を撮るので待つように言われます。
たぶん、全員で記念写真かな?と思ったら、
何と一人づつメンバー4人と手持ちのスマホによる記念撮影。
驚きです。ここまでサービス精神の高い外国人のバンドは聴いたことがありません。緊張してサンキューくらいしか話せなかったのが残念。英語やスウェーデン語で気の利いた一言を言いたかったのですが、突然のことで全く頭に浮かばなくなりました。直接会話する機会があるなんて予想してませんでしたから。でも、スマホには画像をゲット。ほんとにラッキーでした。

名古屋、大阪でもやはり大合唱だったようです。
メンバーもかなり手ごたえを感じたのではないでしょうか?
素晴らしいバンドのライブに参加できて、今年一番の充実した夜になりました。
早くも次回の来日が楽しみです。

それにしても、
やはり、ライブ情報はX等ネットでマメにチェックしないと危険ですね。
たぶん、3日間ほどネットをチェックしなかったりすると、大事なライブのチケットに気づかないという事態に陥りそうです。
最近は東京、名古屋、大阪でのライブが中心で(まさかの名古屋飛ばしもあります)、地方在住者は厳しいのですが、絶対見たいバンドはなるべくなら見逃したくないものです。




コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Skin in the Game /The Immediate Family  2024.2 リリース 伝説の職人たち健在!

2024-02-17 05:43:01 | AOR
1970年代のウエスト・コースト・サウンドの職人的ギタリストとして、有名なダニー・コーチマー。
その彼が属するバンド、The Immediate Family のセカンド・アルバムが発表されました。
このバンドは伝説のバンド「ザ・セクション」のメンバー、ダニー・コーチマー(g)、リーランド・スカラー(b)、ラス・カンケル(D)、に加え、やはり職人的ミュージシャンのワディ・ワクテル(g,v)、スティーブ・ポステル(g,v)が参加したまさに大人のアメリカン・ロック・バンド。
ザ・セクションについては、このブログの2021.1.10の記事(カテゴリーはクロスオーバー)、ダニー・コーチマーについては2021.9.5の記事(カテゴリーはAOR)ごご覧ください。
アルバムの内容は、まさに、多様なロック・サウンド。
みんな、おじいさんなのに、音が若い!まさに音の玉手箱や!って感じ。

南部っぽい、粘っこい土っぽい音がこのバンドの真骨頂みたいだけど、あのウエスト・コースト・サウンドも再現してたりして、うれしい。
まずは、その手の爽やかサウンドからご紹介します。「Catch You On The Other Side」。おお、70年代、おお、西海岸!タイムマシンに乗ったみたいにあの時代を感じます。

Catch You On The Other Side



ファンキーな「24/7/365 」はジェームス・ブラウンを彷彿とさせて、これも、70年代の雰囲気がありますね。

24/7/365



この曲「Love Suicide」なんかは、スティーリー・ダンのようなAORの雰囲気たっぷりです。リフとかギターの音は何となく拝借している感じがありますね。

Love Suicide  


AC/DCに触発されたというリーダー・トラック「Whole Lotta Rock and Roll」。AC/DCというより、サザン・ロックですね。スワンプの香りがします。土臭い感じかな。粘っこい感じが、クセになりますね。

The Immediate Family - Whole Lotta Rock and Roll


最後にアルバム・タイトル・ソングです。
大人のロックです。
スケールの大きさを感じさせるゆったりしたサウンドの中に、年輪のような重みを感じて聴き入っちゃいます。

The Immediate Family - Skin In The Game (Official Video)



このアルバム、未だ現役という感じ満載の素晴らしい作品です。
70年代のアメリカン・ロック好きなら、聞き逃せないと思います。
衰えてしまったスターたちが多いですが、この人たちは、基本裏方系なので、全く衰えないまま職人の技を維持していますね。
クラシック・ロック万歳です。
コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Memoirs of an Officer and a Gentleman / EL&P  1978年

2024-02-09 20:56:39 | プログレ
EL&Pのラスト・アルバム(その後再結成しているが再結成後はもう元のレベルになかったので、個人的にはこの作品がラスト・アルバムと考えます)で、アトランティック・レコードとの契約上作らなければいけなかったという「ラブ・ビーチ」に収められた大作が、この曲。

「ラブ・ビーチ」はアルバム・タイトル、ジャケット、音楽性、全てにおいて、厳しい評価が下された作品だったと思います。
彼らのの代名詞でもあったプログレッシブ・ロックがほぼ感じられない内容であったことが大きかったですね。

当時は、ロック仲間の中でも、「こりゃ何だ?」みたいな感じで、この作品の話題に触れないようにしていた気もします。
「でも、ポップ・アルバムとしては、悪くないんじゃない?」という声もあったんですね。

さて、問題のこの曲。
ピート・シンフィールドが作詞に参加していて、そこがプログレっぽいといえばプログレっぽいかも。
ゆるやかに進む作品で、緩慢で地味なイメージもあるんですが、繰り返し聴いていると、じわーっと来る魅力があります。
実はけっこういい曲だったりします。
というわけで、定期的に聴きたくなるこの曲をアップしました。

Memoirs of an Officer and a Gentleman


ついでに、「ラブ・ビーチ」に収録されていたいかにもEL&Pらしい「Canario」も聴いておきましょう。
やっぱりこういう曲は気持ちが上がりますね。
Canario
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする