ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1983年1月29日付 ビルボード 全米 Top40 Marvin Gaye - Sexual Healing

2019-01-28 22:34:15 | 1983年ビルボードTop40
1983年1月29日付ビルボード All American Top40、3週目の1位はMen at Workの"Down Under"。オーストラリア出身の彼ら、初めてのワールド発売アルバムからのファーストシングルで1位を獲得した"Who Can It Be Now?"に続く2曲連続の1位獲得、新人で2曲連続の1位という快挙です。

2位は5位からアップ、TOTOの"Africa"。TOTOですが、皆様ご存知だと思います、デヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ルカサーなど凄腕スタジオミュージシャンが結成したスーパーバンド。デビュー曲"Hold The Line"が5位を記録、そして"Rosanna"が前年の1982年に2位を記録、この曲で3曲目のTop5ヒットです。
3位は4位からアップ、Marvin Gayeの"Sexual healing"。長いキャリアを持つソウル界のスーパースターMarvin Gaye、1977年のNo.1ヒット"Got to Give It Up, Pt. 1"以来久し振りのTop40ヒットでTop3入りです。
4位は3週間続けた3位からダウン、Don Henleyの"Dirty Laundry"。ご存知イーグルスのDon Henley、この時は残念ながら元イーグルスですね。この年にイーグルスは解散を宣言、メンバーはソロ活動に入ります。そのDon Henley、初めてのヒット曲が4位まで上がってきました。ただ、ビルボードのチャートでは、Stevie Nicksの"Leather And Lace"が1982年2月に6位まで上がっていますが、この曲にはStevie Nicks with Don Henleyとなっていますので、解散後のヒットは2曲目となります。
5位は3週間続けた2位からダウン、Michael Jackson and Paul McCartneyの"The Girl Is Mine"。Paul McCartney、Stevie Wonderとのスーパースターデュエット"Ebony and Ivory"に続くスーパースターとのコラボでの大ヒット、Michael Jacksonとしては1979年の3週間のNo.1ヒット"Rock With You"以来のヒットです。

この週3位はMarvin Gayeの"Sexual healing"。最高位はこの週から3週間続けた第3位。年間チャートは32位の大ヒットでした。

Marvin Gaye、洋楽ファンの方ならご存知だと思いますが、1960年代から活躍するモータウンレーベルを代表する偉大なるソウルシンガーです。
数々の全米ヒット曲を持っていますが、1968年の"I Heard It Through the Grapevine"、1973年の"Let's Get It On"、そして1977年の"Got to Give It Up"の3曲のNo.1ヒットを持っています。最高位は2位でしたが、"What's Going On"も大ヒットしています。

彼の曲は時代の最先端を行く曲でありました。1977年のNo.1ヒット"Got to Give It Up"「黒い夜」ですが、この曲がヒットした時には正直言って嫌いな曲でありました、が、今聞くと最近のヒット曲だと言っても違和感のない素晴らしい曲だったです。2013年の年間2位の大ヒット曲Robin Thicke Featuring T.I. + Pharrellの"Blurred Lines"は「黒い夜」の盗作疑惑が言われ、今ではこの曲の作者にMarvin Gayeの名前が記載されています。

"Sexual healing"ですがこのような正統派モータウンソウルは久し振りにチャートを上がってきました。普段あんまりこの傾向の曲は聞かないのですが、久し振りのソウルミュージックには癒されますね。
この曲がマービン・ゲイの最後のヒット曲になります。このヒット曲の翌年、1984年4月に自宅で両親の喧嘩を仲裁したマーヴィンと父親が口論になり、父が拳銃を発砲、息子はその銃弾に倒れました。44歳の短い生涯でした。


こちらが1977年のNo.1ソング、年間チャート20位の大ヒット"Got To Give lt Up(黒い夜)"です。
ファルセットボイスで歌うモダンなダンスミュージックです。当時は嫌いだったんですけどねぇ、今はお気に入りの曲です。


その盗作だと言われた特大のヒットRobin Thicke Featuring T.I. + Pharrellの"Blurred Lines"はこちらの記事をご覧ください。

今週 先週 song / artist
1 1 DOWN UNDER / MEN AT WORK
2 5 AFRICA / TOTO
3 4 SEXUAL HEALING / MARVIN GAYE
4 3 DIRTY LAUNDRY / DON HENLEY
5 2 THE GIRL IS MINE / MICHAEL JACKSON & PAUL MCCARTNEY
6 6 MANEATER / DARYL HALL & JOHN OATES
7 7 BABY COME TO ME / PATTI AUSTIN & JAMES INGRAM
8 8 ROCK THE CASBAH / CLASH
9 12 SHAME ON THE MOON / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
10 11 YOU AND I / EDDIE RABBITT
11 13 YOU CAN'T HURRY LOVE / PHIL COLLINS
12 14 THE OTHER GUY / LITTLE RIVER BAND
13 9 MICKEY / TONI BASIL
14 17 GOODY TWO SHOES / ADAM ANT
15 16 HEART TO HEART / KENNY LOGGINS
16 23 STRAY CAT STRUT / STRAY CATS
17 27 PASS THE DUTCHIE / MUSICAL YOUTH
18 20 ALLENTOWN / BILLY JOEL
19 19 HAND TO HOLD ON TO / JOHN COUGAR
20 21 YOU GOT LUCKY / TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
21 25 YOUR LOVE IS DRIVING ME CRAZY / SAMMY HAGAR
22 22 LOVE IN STORE / FLEETWOOD MAC
23 29 ALL RIGHT / CHRISTOPHER CROSS
24 31 DO YOU REALLY WANT TO HURT ME / CULTURE CLUB
25 26 HEART OF THE NIGHT / JUICE NEWTON
26 10 HEARTBREAKER / DIONNE WARWICK
27 34 HUNGRY LIKE A WOLF / DURAN DURAN
28 35 YOU ARE / LIONEL RICHIE
29 30 SHOCK THE MONKEY / PETER GABRIEL
30 32 WHAT ABOUT ME / MOVING PICTURES
31 33 SPACE AGE LOVE SONG / FLOCK OF SEAGULLS
32 46 BACK ON THE CHAIN GANG / PRETENDERS
33 36 TWILIGHT ZONE / GOLDEN EARRING
34 15 GLORIA / LAURA BRANIGAN
35 37 BAD BOY / RAY PARKER JR.
36 - WE'VE GOT TONIGHT / KENNY ROGERS & SHEENA EASTON
37 47 BILLIE JEAN / MICHAEL JACKSON
38 42 I KNEW YOU WHEN / LINDA RONSTADT
39 43 ON THE LOOSE / SAGA
40 40 PUT IT IN A MAGAZINE / SONNY CHARLES
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J. Geils Band - I Do(1983年の洋楽 Part3)

2019-01-24 21:36:49 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart3はJ. Geils Bandの"I Do"。
最高位は1月8日から3週続けた24位。年間チャートは圏外でした。

J. Geils Band、デビュー当初はブルースやR&B色の濃いロックンロールバンドでしたが、70年代に入って1974年にリリースしたアルバム「Nightmares...and Other Tales from the Vinyl Jungle」収録の"Must of Got Lost"が12位のヒットを記録、アメリカンロックの人気バンドになります。
その後ブルース色の強い音楽から段々ポップス色が強くなり、、"One Last Kiss"や"Comeback"、"Love Stinks"など最高位こそ30位台でしたがカッコよいスマッシュヒットを出します。
そしてロックファンの方々はご存知1981年に出したアルバム「Freeze Frame」がアルバムチャートのNo.1、ファーストシングルカットされた"Centerfold"でついに爆発的なヒットを記録します。「産業ロック」になり人気取りに走ったと批判もあったようですが、私はアルバム「Freeze Frame」、大好きでした。

"I Do"ですが、この曲はソウルグループThe Marvelowsの1965年のヒット曲、その時は最高位37位を記録しました。曲を作ったのもThe Marvelowsのメンバーですね。
J. Geils Bandでは1977年にリリースした彼ら7枚目のスタジオアルバム『Monkey Island』に収録、このシングルは、その曲をライブで演奏、1982年にリリースされた彼ら3枚目のライブアルバム『Showtime』に収録されたライブ盤です。

このライブアルバムリリース後、リーダーのJ・ガイルズとともにバンドを引っ張ってきたピーター・ウルフが脱退、その後もう1枚スタジオアルバムを出しますがヒットせず、"I Do"が最後のシングルヒットになってしまいました。良いグループで大好きだったのですが、急に人気が出すぎたのでしょう、解散は残念でした。
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1983年1月22日付 ビルボード 全米 Top40 Don Henley - Dirty Laundry

2019-01-20 21:22:37 | 1983年ビルボードTop40
1983年1月22日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はMen at Workの"Down Under"。オーストラリア出身の彼ら、初めてのワールド発売アルバムからのファーストシングルで1位を獲得した"Who Can It Be Now?"に続く2曲連続の1位獲得、新人で2曲連続の1位という快挙です。

前週と変わらずこれで3週目の2位はMichael Jackson and Paul McCartneyの"The Girl Is Mine"。Paul McCartney、Stevie Wonderとのスーパースターデュエット"Ebony and Ivory"に続くスーパースターとのコラボでの大ヒット、Michael Jacksonとしては1979年の3週間のNo.1ヒット"Rock With You"以来のヒットです。
3位も前週と変わらずこれで3週目の3位、Don Henleyの"Dirty Laundry"。ご存知イーグルスのDon Henley、この時は残念ながら元イーグルスですね。この年にイーグルスは解散を宣言、メンバーはソロ活動に入ります。そのDon Henley、初めてのヒット曲が4位まで上がってきました。ただ、ビルボードのチャートでは、Stevie Nicksの"Leather And Lace"が1982年2月に6位まで上がっていますが、この曲にはStevie Nicks with Don Henleyとなっていますので、解散後のヒットは2曲目となります。
4位は5位からアップ、Marvin Gayeの"Sexual healing"。長いキャリアを持つソウル界のスーパースターMarvin Gaye、1977年のNo.1ヒット"Got to Give It Up, Pt. 1"以来久し振りのTop40ヒットでTop5入りです。
5位は7位からアップ、TOTOの"Africa"。TOTOですが、皆様ご存知だと思います、デヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ルカサーなど凄腕スタジオミュージシャンが結成したスーパーバンド。デビュー曲"Hold The Line"が5位を記録、そして"Rosanna"が前年の1982年に2位を記録、この曲で3曲目のTop5ヒットです。

この週3週目の3位はDon Henleyの"Dirty Laundry"。最高位は3週続けた3位。年間チャートは48位。ソロでは初めての大ヒットです。

Don Henley、もちろん皆さんご存知The Eaglesのメンバー。残念ながらイーグルスは1980年に活動を停止、1982年に解散を発表していますので、この時には元イーグルスです。
イーグルスは、あまりにも偉大なアルバム『ホテル・カリフォルニア』を発表した後、行き詰まってしまったのですね、解散は仕方なかったのかもしれません、バンドメンバーは80年代に入り、すでに脱退していたランディ・マイズナーを含め、個々にソロ活動を始め、個々の成功を収めています。
イーグルスはその時から約10年後の1994年、ソロ活動が一段落したのでしょう、再結成し新曲を含むライブアルバム『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』を出してくれました。よかったです。

Don Henleyもソロ活動としては、Stevie Nicksのソロアルバム『Bella Donna』に参加、"Leather And Lace"が1982年2月に6位を記録しています。
そして初のソロアルバム『I Can't Stand Still』が1982年8月にリリースされました。実はそのアルバムからの初めてのシングルは"Dirty Laundry"ではなく、"Johnny Can't Read"、この曲はビルボードではTop40には入らず最高位は42位どまり、ドン・ヘンリーのソロアルバムは空振りだったのか?と思っていたところ、この曲"Dirty Laundry"が大ヒット、一安心したものでした。

"Dirty Laundry"の作者はDon HenleyとDanny Kortchmar、Danny Kortchmarといえばウエストコーストロック界では有名なセッションギタリストでありソングライターです。Don Henleyはもちろん、Linda RonstadtやJames Taylorなど、数々の大物シンガーと組んで曲を生みでしています。
イーグルス時代とは全く曲調が違いますが、彼のやりたい音楽を自由にやって作ったのがこのアルバムだったのですね。


ソロアルバムからのファーストシングル"Johnny Can't Read"です。私は"Dirty Laundry"よりもこの曲の方が好きなんです。


今週 先週 song / artist
1 1 DOWN UNDER / MEN AT WORK
2 2 THE GIRL IS MINE / MICHAEL JACKSON & PAUL MCCARTNEY
3 3 DIRTY LAUNDRY / DON HENLEY
4 5 SEXUAL HEALING / MARVIN GAYE
5 7 AFRICA / TOTO
6 4 MANEATER / DARYL HALL & JOHN OATES
7 8 BABY COME TO ME / PATTI AUSTIN & JAMES INGRAM
8 9 ROCK THE CASBAH / CLASH
9 6 MICKEY / TONI BASIL
10 10 HEARTBREAKER / DIONNE WARWICK
11 12 YOU AND I / EDDIE RABBITT
12 16 SHAME ON THE MOON / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
13 15 YOU CAN'T HURRY LOVE / PHIL COLLINS
14 14 THE OTHER GUY / LITTLE RIVER BAND
15 11 GLORIA / LAURA BRANIGAN
16 17 HEART TO HEART / KENNY LOGGINS
17 19 GOODY TWO SHOES / ADAM ANT
18 18 THE LOOK OF LOVE / ABC
19 20 HAND TO HOLD ON TO / JOHN COUGAR
20 23 ALLENTOWN / BILLY JOEL
21 21 YOU GOT LUCKY / TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
22 22 LOVE IN STORE / FLEETWOOD MAC
23 25 STRAY CAT STRUT / STRAY CATS
24 24 I DO / J. GEILS BAND
25 27 YOUR LOVE IS DRIVING ME CRAZY / SAMMY HAGAR
26 29 HEART OF THE NIGHT / JUICE NEWTON
27 31 PASS THE DUTCHIE / MUSICAL YOUTH
28 13 STEPPIN' OUT / JOE JACKSON
29 - ALL RIGHT / CHRISTOPHER CROSS
30 32 SHOCK THE MONKEY / PETER GABRIEL
31 35 DO YOU REALLY WANT TO HURT ME / CULTURE CLUB
32 34 WHAT ABOUT ME / MOVING PICTURES
33 37 SPACE AGE LOVE SONG / FLOCK OF SEAGULLS
34 53 HUNGRY LIKE A WOLF / DURAN DURAN
35 49 YOU ARE / LIONEL RICHIE
36 43 TWILIGHT ZONE / GOLDEN EARRING
37 40 BAD BOY / RAY PARKER JR.
38 38 TWO LESS LONELY PEOPLE IN THE WORLD / AIR SUPPLY
39 39 MEMORY / BARRY MANILOW
40 42 PUT IT IN A MAGAZINE / SONNY CHARLES
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ABC - The Look Of Love(1983年の洋楽 Part2)

2019-01-16 22:58:37 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart2はABCの"The Look Of Love"。
最高位は1月8日から3週間続けた第18位。年間チャートは年度の途中で圏外になってしまいましたが、最終的にHot100に24週、Top40にも13週エントリーする大ヒットでした。

ABCですが、イギリス出身のポップバンド。
ファーストアルバム『The Lexicon of Love』がまずはイギリスで火が付き、全英アルバムチャートで1位を獲得、アルバムからシングルヒットも出てきます。しかしアメリカではまだHot100にも入りませんでしたが、アルバムから3曲目のシングルのこの曲"The Look Of Love"が初めてシングルチャートを上げってきます。

この頃、イギリスのニューロマンティック系アーティストがPVによるビジュアル効果をも併せてアメリカで「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン」と呼ばれるブームを起こし、ABCもこの波に乗ってチャートを上がってきたのでした。
日本でも大ヒットしましたのでよく聴きました。ディスコでも大人気だったですね。イギリスでは彼らのシングルのうちでこの曲が最もヒットし、第4位を記録しています。全世界的なヒットになりました。
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1983年1月15日付 ビルボード 全米 Top40 Laura Branigan - Gloria

2019-01-13 20:36:52 | 1983年ビルボードTop40
1983年1月15日付ビルボード All American Top40、4位から上がって1位はMen at Workの"Down Under"。オーストラリア出身の彼ら、初めてのワールド発売アルバムからのファーストシングルで1位を獲得した"Who Can It Be Now?"に続く2曲連続の1位獲得、新人で2曲連続の1位という快挙です。

前週と変わらず2位はMichael Jackson and Paul McCartneyの"The Girl Is Mine"。Paul McCartney、Stevie Wonderとのスーパースターデュエット"Ebony and Ivory"に続くスーパースターとのコラボでの大ヒット、Michael Jacksonとしては1979年の3週間のNo.1ヒット"Rock With You"以来のヒットです。
3位も前週と変わらずDon Henleyの"Dirty Laundry"。ご存知イーグルスのDon Henley、この時は残念ながら元イーグルスですね。この年にイーグルスは解散を宣言、メンバーはソロ活動に入ります。そのDon Henley、初めてのヒット曲が4位まで上がってきました。ただ、ビルボードのチャートでは、Stevie Nicksの"Leather And Lace"が1982年2月に6位まで上がっていますが、この曲にはStevie Nicks with Don Henleyとなっていますので、解散後のヒットは2曲目となります。
通算4週間の1位からダウンしての4位はHall & Oatesの"Maneater"。Hall & Oates、1976年の初めてのヒット曲"Sara Smile"から多数のヒット曲を持っていますが、1981年のNo.1ヒット"I Can't Go for That"以来なんとこの曲で5曲目のNo.1獲得です。
5位も前週と変わらずMarvin Gayeの"Sexual healing"。長いキャリアを持つソウル界のスーパースターMarvin Gaye、1977年のNo.1ヒット"Got to Give It Up, Pt. 1"以来久し振りのtop40ヒットでTop5入りです。

この週7位からダウンして11位はLaura Braniganの"Gloria"。最高位は昨年11月27日から3週間続けた第2位。年間チャートは1982年の75位に1983年の56位と2年間連続のチャートイン。2年連続年間チャートに入る曲はなかなかないです。ちょうど年度の途中になってしまいましたが、Hot100に通算36週、Top40に22週と超ロングヒットでした。これが年間のカウントになったら年間Top5入りしただろう特大のヒットでした。

Laura Branigan、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のポップス歌手。この"Gloria"が入ってる同名のアルバム『Gloria』がデビューアルバムでデビューシングルが大ヒットしました。
その後も彼女の大活躍は続き、"Solitaire"や"Self Control"の大ヒットにつながります。
残念ながら2004年に47歳の若さで亡くなっています。

この曲"Gloria"ですが、元々はUmberto Tozziというイタリアのポップスシンガーの1979年の曲で、歌詞もイタリア語でした。
この曲はイタリアで2位、スペインでは1位になるなど、ヨーロッパで大ヒットしました。
その曲をJonathan Kingという人が英語に翻訳、Laura Braniganが歌って今度はアメリカでも大ヒット、さらにはカナダでは1位、イギリスでも6位になるなど、世界中での大ヒットとなりました。


こちらが原曲のイタリア人歌手Umberto Tozziバージョンです。


今週 先週 song / artist
1 4 DOWN UNDER / MEN AT WORK
2 2 THE GIRL IS MINE / MICHAEL JACKSON & PAUL MCCARTNEY
3 3 DIRTY LAUNDRY / DON HENLEY
4 1 MANEATER / DARYL HALL & JOHN OATES
5 5 SEXUAL HEALING / MARVIN GAYE
6 6 MICKEY / TONI BASIL
7 12 AFRICA / TOTO
8 13 BABY COME TO ME / PATTI AUSTIN & JAMES INGRAM
9 14 ROCK THE CASBAH / CLASH
10 11 HEARTBREAKER / DIONNE WARWICK
11 7 GLORIA / LAURA BRANIGAN
12 15 YOU AND I / EDDIE RABBITT
13 8 STEPPIN' OUT / JOE JACKSON
14 16 THE OTHER GUY / LITTLE RIVER BAND
15 17 YOU CAN'T HURRY LOVE / PHIL COLLINS
16 21 SHAME ON THE MOON / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
17 20 HEART TO HEART / KENNY LOGGINS
18 18 THE LOOK OF LOVE / ABC
19 22 GOODY TWO SHOES / ADAM ANT
20 23 HAND TO HOLD ON TO / JOHN COUGAR
21 26 YOU GOT LUCKY / TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
22 25 LOVE IN STORE / FLEETWOOD MAC
23 29 ALLENTOWN / BILLY JOEL
24 24 I DO / J. GEILS BAND
25 31 STRAY CAT STRUT / STRAY CATS
26 9 ROCK THIS TOWN / STRAY CATS
27 37 YOUR LOVE IS DRIVING ME CRAZY / SAMMY HAGAR
28 10 TRULY / LIONEL RICHIE
29 32 HEART OF THE NIGHT / JUICE NEWTON
30 30 LET'S GO DANCIN / KOOL & THE GANG
31 52 PASS THE DUTCHIE / MUSICAL YOUTH
32 35 SHOCK THE MONKEY / PETER GABRIEL
33 33 A PENNY FOR YOUR THOUGHTS / TAVARES
34 34 WHAT ABOUT ME / MOVING PICTURES
35 49 DO YOU REALLY WANT TO HURT ME / CULTURE CLUB
36 36 DOES IT MAKE YOU REMEMBER / KIM CARNES
37 40 SPACE AGE LOVE SONG / FLOCK OF SEAGULLS
38 38 TWO LESS LONELY PEOPLE IN THE WORLD / AIR SUPPLY
39 42 MEMORY / BARRY MANILOW
40 45 BAD BOY / RAY PARKER JR.
コメント (14)
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