ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する私と、皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1987年8月1日付 ボブ・シーガー Bob Seger - Shakedown

2023-07-30 20:37:41 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年8月1日付、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はBob Segerの"Shakedown"。Bob Segerですが、デビューは1960年代、初のTop40ヒットが1968年の"Ramblin' Gamblin' Man"、その後しばらくヒットがなかったですが、1976年の"Night Moves"以来コンスタントにヒットを重ね、この曲で18曲目のTop40ヒットで、6曲目のTop5ヒット、これまでの最高が83年の"Shame on the Moon"の第2位、デビューから20年以上を経ての、初のNo.1獲得です。

2位は3位からアップ、U2の"I Still Haven't Found What I'm Looking For"。U2ですが、アイルランド出身、デビューは1980年、母国やヨーロッパではすでに大人気バンドですが、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、この曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒットです。

3位は3週間の1位からダウン、年度を代表するヒットとなりました、Heartの"Alone "。Heartですが、デビューは1975年、デビューシングルの"Magic Man"が9位、それ以降、低迷した時期もありましたが、数々のヒットを生み出し続け、この曲で通算14曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、3曲目のTop5ヒット、"These Dreams"に続き2曲目のNo.1となりました。

4位は5位からアップ、George Michaelの"I Want Your Sex"。George Michaelですが、もちろん皆様ご存知の、イギリス出身のデュオWham!のメンバー、初のソロアルバム『Faith』からのファーストシングルがこの曲です。Wham!のアルバムの中から、George Michaelとしてのヒットが、Wham! Featuring George Michaelとして発表した"Careless Whisper"が3週間の1位、"A Different Corner"が最高位7位、この曲が3曲目のソロでのTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

5位は6位からアップ、Gloria Estefan and Miami Sound Machineの"Rhythm Is Gonna Get You"。Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、これまで、Miami Sound Machineとして1985年に最高位10位を記録した"Conga"が初のTop40ヒット、この曲から、アーチスト名をGloria Estefan and Miami Sound Machineとしましたが、通算で5曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

この週1位はBob Segerの"Shakedown"。長いキャリアのBob Segerの初のNo.1ヒット、1位はこの1週間でしたが、年間チャートは第9位、彼の最大のヒットとなりました。

Bob Segerですが、「長いキャリアの」と書きましたが、1960年代初め頃から活動を開始します。しばらくはシングルのみでしたが、The Bob Seger Systemとして1968年にリリースしたシングル"Ramblin' Gamblin' Man"が初のTop40ヒットとなり、最高位17位を記録します。

その後もシングル、アルバムともコンスタントにリリースしますが、Top40ヒットには至らない時期が続きます。
1970年代中頃から、バンド名をBob Seger & the Silver Bullet Bandとし、1976年にリリースしたアルバム『Night Moves』がアルバムチャートで第8位を記録する大ヒットアルバムとなり、シングル"Night Moves"が最高位4位と、8年ぶりのTop40ヒットを記録します。この曲はシンプルな渋いロックですが、当時から私の大好きな曲でした。こちらをご覧ください→→→

そこから、アルバム、シングルとも、大ヒットを連発、アメリカンロックの大スターになります。1983年には"Shame On The Moon"が最高位2位、年間チャートも14位の大ヒットとなります。この曲は4週間の2位、"Billie Jean"が1位を続けていて、残念ながら1位にはなれなかったのでした。惜しかったです。こちらをご覧ください→→→

そして"Shakedown"、ついにNo.1となりました。曲の作者はBob SegerにHarold Faltermeyer、Keith Forseyの3人の共作。プロデュースも、Harold FaltermeyerとKeith Forseyが務めています。
Harold Faltermeyerといえば、あの「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックからのシングルヒット、最高位3位を記録した"Axel F"で有名ですよね。そしてKeith Forseyは、あの"Flashdance... What a Feeling"を作曲した方。両者とも、ジョルジオ・モロダーに見出され、映画音楽を手掛けているミュージシャンです。"Axel F"については、こちらをご覧ください→→→

"Shakedown"ですが、そうなんです、映画『Beverly Hills Cop II』の挿入歌、サウンドトラックからのシングルヒットです。『Beverly Hills Cop II』は、『Ⅰ』に続き大ヒットしました。エディ・マーフィ主演の刑事ものであり、アクションコメディ映画、映画は、『1』『2』とも映画館で見ましたが、とっても面白かったです。コメディでもあり、ハラハラドキドキの楽しい娯楽映画でした。

『Beverly Hills Cop Ⅰ』からは、前述のHarold Faltermeyerの"Axel F"、Glenn Freyの"The Heat Is On"、Patti LaBelleの"New Attitude"の3曲のTop40ヒットが出ました。
『Beverly Hills Cop Ⅱ』からも、この"Shakedown"の他にも、この日のチャートには、4位にGeorge Michaelの"I Want Your Sex"、7位にThe Jetsの"Cross My Broken Heart"がエントリー、映画とともに、サウンドトラックアルバムも大ヒットしました。

"Shakedown"ですが、Harold FaltermeyeとKeith Forseyの二人のソングライターが作曲しているだけあって、従来のBob Segerのシンプルなアメリカンロックに加え、ダンサブルで、メロディアスなところもある曲となり、大ヒットに繋がりました。


今週 先週 song / artist
1 2 SHAKEDOWN / BOB SEGER
2 3 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
3 1 ALONE / HEART
4 5 I WANT YOUR SEX / GEORGE MICHAEL
5 6 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
6 8 HEART AND SOUL / T'PAU
7 14 CROSS MY BROKEN HEART / JETS
8 15 LUKA / SUZANNE VEGA
9 4 I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(WHO LOVES ME) / WHITNEY HOUSTON
10 16 WOT'S IT TO YA / ROBBIE NEVIL
11 26 WHO'S THAT GIRL / MADONNA
12 13 KISS HIM GOODBYE / THE NYLONS
13 12 GIRLS, GIRLS, GIRLS / MOTLEY CRUE
14 17 THE PLEASURE PRINCIPLE / JANET JACKSON
15 21 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
16 22 DON'T MEAN NOTHING / RICHARD MARX
17 23 ROCK STEADY / THE WHISPERS
18 10 POINT OF NO RETURN / EXPOSE
19 18 I'D STILL SAY YES / KLYMAXX
20 7 SOMETHING SO STRONG / CROWDED HOUSE
21 24 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
22 9 DON'T DISTURB THIS GROOVE / THE SYSTEM
23 11 FUNKY TOWN / PSEUDO ECHO
24 30 LA BAMBA / LOS LOBOS
25 20 HAPPY / SURFACE
26 27 SEVEN WONDERS / FLEETWOOD MAC
27 32 IT'S NOT OVER / STARSHIP
28 29 HEARTS ON FIRE / BRYAN ADAMS
29 25 MOONLIGHTING / AL JARREAU
30 19 SONGBIRD / KENNY G
31 40 LOVE POWER / DIONNE WARWICK & JEFFREY OSBORNE
32 35 LIVING IN A BOX / LIVING IN A BOX
33 34 CAN'T WE TRY / DAN HILL(DUET WITH VONDA SHEPARD)
34 41 GIVE TO LIVE / SAMMY HAGAR
35 45 DOING IT ALL FOR MY BABY / HUEY LEWIS & THE NEWS
36 39 SINCE YOU'VE BEEN GONE / OUTFIELD
37 36 HYPNOTIZE ME (FROM "INNER SPACE") / WANG CHUNG
38 31 HEAD TO TOE / LISA LISA & CULT JAM
39 46 WHEN SMOKEY SINGS / ABC
40 44 MARY'S PRAYER / DANNY WILSON
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追悼 ランディ・マイズナー "Is It True?"(Eagles) "Nothin' to Hide"(Poco)

2023-07-30 07:08:30 | 70年代の名曲
ランディ・マイズナーのボーカル、好きだったなぁ。
もちろん、"Take It to the Limit"はランディの最高の名曲でしたが、その他にもいくつも紹介したい曲はあります。まずは、過去に紹介したランディのソロヒットがこちらです
・"Deep Inside My Heart"。最高位は1980年12月6日と13日の第22位→→→
・"Hearts On Fire"。最高位は1981年3月14日から3週続けた第19位→→→

イーグルスの曲の中で、ランディがリードボーカルをとっている曲は、各アルバムの中に数曲入っているのですが、この曲が好きなのですよね、3枚目のアルバム『On the Border』の"Is It True?"です。
ランディ・マイズナーのボーカルは、この曲のようなカントリータッチの曲に合いますね。slide guitarをグレン・フライが弾いています。


Pocoの1989年のアルバム『Legacy』の中に入っている曲で"Nothin' to Hide"、曲の作者はRichard Marx。もちろんリードボーカルはRandy Meisner。1989年にビルボードで最高位39位を記録しています。この曲がランディの最後のTop40ヒットになったのでしょうか。あまり知られていないですが、この曲はカントリーロックの名曲、素晴らしい曲でした。
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モトリー・クルー Mötley Crüe - Girls Girls Girls(1987年の洋楽 Part29)

2023-07-27 21:18:54 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart29は、Mötley Crüeの"Girls Girls Girls"。最高位は7月25日付の第12位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Mötley Crüeですが、アメリカロサンゼルスで結成された、ハードロックバンド、LAメタルの代表グループですね。

ファーストアルバムは1981年、『Too Fast for Love』をリリースします。このアルバムからは、シングルヒットはありませんでしたが、アルバムは77位まで上昇するヒットアルバムとなりました。

その後、2枚目、3枚目のアルバムと、徐々に人気も高まり、3枚目のアルバム『Theatre of Pain』は、アルバムチャート最高位6位、ついにTop10に入る大ヒットアルバムとなり、シングルカットされた"Smokin' in the Boys Room"は、最高位16位、初のTop40ヒットになりました。こちらをご覧ください→→→

続いてリリースされた彼ら4枚目のアルバム『Girls, Girls, Girls』からのファーストシングルがこの曲"Girls, Girls, Girls"です。
曲の作者はメンバーのNikki Sixx、Mick Mars、Tommy Leeの3人の共作。プロデュースはTom Werman。Tom Wermanは、アメリカのハードロック・メタルロック系のアルバムを数多く手がけたプロデューサーで、Twisted SisterやPoisonのプロデューサーとしても有名な方です。

"Girls, Girls, Girls"ですが、Mötley CrüeはやっぱりVince Neilのボーカルが特徴ありますね。ハード・メタルロックにしか合わないかもしれませんが、その独特なシャウトをこの曲でも聞かせてくれます。"Smokin' in the Boys Room"に続く2曲目のTop40ヒットとなりました。

シングルのヒットに伴い、アルバム『Girls, Girls, Girls』も大ヒット、アルバムチャートでは、惜しくもNo.1は逃したものの最高位は2位の大ヒットアルバムとなりました。
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ビルボード 全米 Top40 1987年7月25日付 ハート Heart - Alone

2023-07-23 20:51:24 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年7月25日付、3週目の1位の年度を代表するヒットとなりました、Heartの"Alone "。Heartですが、デビューは1975年、デビューシングルの"Magic Man"が9位、それ以降、低迷した時期もありましたが、数々のヒットを生み出し続け、この曲で通算14曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、3曲目のTop5ヒット、"These Dreams"に続き2曲目のNo.1となりました。

2位は前週と変わらず、Bob Segerの"Shakedown"。Bob Seger、Bon Jovi"Wanted Dead Or Alive"の記事で出てきたばかりですが、デビューは1960年代、初のTop40ヒットが1968年の"Ramblin' Gamblin' Man"、その後しばらくヒットがなかったですが、1976年の"Night Moves"以来コンスタントにヒットを重ね、この曲で18曲目のTop40ヒットで、7曲目のTop10ヒット、6曲目のTop5ヒットです。

3位は7位からアップ、U2の"I Still Haven't Found What I'm Looking For"。U2ですが、アイルランド出身、デビューは1980年、母国やヨーロッパではすでに大人気バンドですが、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、この曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒットです。

4位は3位からダウン、2週間の1位を記録、Whitney Houstonの"I Wanna Dance with Somebody (Who Loves Me) "。Whitney Houstonですが、初のTop40ヒット"You Give Good Love"が3位、続いて"Saving All My Love for You"から3曲連続のNo.1、この曲でなんと4曲連続のNo.1、まだデビューから3年、6枚のシングルのうち4曲がNo.1となる、驚異の人気です。

5位は9位からジャンプアップ、George Michaelの"I Want Your Sex"。George Michaelですが、もちろん皆様ご存知の、イギリス出身のデュオWham!のメンバー、初のソロアルバム『Faith』からのファーストシングルがこの曲です。Wham!のアルバムの中から、George Michaelとしてのヒットが、Wham! Featuring George Michaelとして発表した"Careless Whisper"が3週間の1位、"A Different Corner"が最高位7位、この曲が3曲目のソロでのTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

この週3週目の1位となりました、Heartの"Alone"。この3週間の1位で、年間チャートは第2位。惜しくも年間No.1は、4週間の1位The Banglesの"Walk Like an Egyptian"に譲りましたが、年度を代表する大ヒットになりました。

Heartですが、活動を開始したのは60年代、アメリカシアトルでハートの元になるバンドを結成、オリジナルメンバー、ギターのRoger FisherとベースのSteve Fossenらを中心に活動を開始します。70年代に入り、Ann Wilson、続いて妹のNancy Wilsonがバンドに加わり、バンド名も「Heart」として活動します。

レコードデビューは1975年、ファーストアルバム『Dreamboat Annie』をリリース、そのアルバムから、3枚目のシングルとなる"Crazy on You"が最高位35位を記録、その後、カナダで小ヒットした2枚目のシングル"Magic Man"がアメリカでもヒットし、最高位9位を記録します。

私は、その時からHeartの大ファンで、1986年に"These Dreams"が初のNo.1を記録した時には、ホント嬉しかったですが、なんとこの"Alone"で2曲目のNo.1、それも年間チャート2位の特大のヒット、信じられない思いでもあり、洋楽ファンを続けてきて良かったなぁ、と改めて思いました。

"These Dreams"がNo.1になった時には、 「祝!ハート No.1記念」として、こちらの記事で、過去に記事にした9曲のリンクを貼ってあります。是非ご覧ください→→→

"Alone"ですが、Heart9枚目のアルバム『Bad Animals』からのファーストシングル。曲の作者はなんとあのBilly SteinbergとTom Kellyのコンビ。「なんと」と書きましたが、そうなんです、Madonnaの"Like a Virgin"、Cyndi Lauperの"True Colors"など、数々のロックバラードの名曲を生み出したソングライターコンビです。

元々、オリジナルはHeartではなく、Billy SteinbergとTom Kellyのプロジェクトi-Tenの1983年のアルバムに入っていた曲でした。その曲をHeartがカバーして、大ヒットにつなげました。
この曲大ヒットしただけあります。名曲ですね。アン・ウイルソンのボーカルがまた曲にぴったりでした。

アルバム『Bad Animals』も大ヒット、惜しくも1位は逃しましたが最高位2位を記録、前作『Heart』に次ぐ大ヒットアルバムとなりました。


こちらがオリジナルのi-Tenバージョン、ものすごくカッコいいじゃあないですか、さすがBilly SteinbergとTom Kelly、曲も良かったのですね。i-Tenですが、Billy SteinbergとTom Kellyのプロジェクトということですが、どんなメンバーのバンドで、誰が歌っているのか、全然わかりませんでした。


今週 先週 song / artist
1 1 ALONE / HEART
2 2 SHAKEDOWN / BOB SEGER
3 7 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
4 3 I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(WHO LOVES ME) / WHITNEY HOUSTON
5 9 I WANT YOUR SEX / GEORGE MICHAEL
6 10 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
7 8 SOMETHING SO STRONG / CROWDED HOUSE
8 12 HEART AND SOUL / T'PAU
9 4 DON'T DISTURB THIS GROOVE / THE SYSTEM
10 5 POINT OF NO RETURN / EXPOSE
11 6 FUNKY TOWN / PSEUDO ECHO
12 13 GIRLS, GIRLS, GIRLS / MOTLEY CRUE
13 14 KISS HIM GOODBYE / THE NYLONS
14 15 CROSS MY BROKEN HEART / JETS
15 22 LUKA / SUZANNE VEGA
16 21 WOT'S IT TO YA / ROBBIE NEVIL
17 17 THE PLEASURE PRINCIPLE / JANET JACKSON
18 19 I'D STILL SAY YES / KLYMAXX
19 11 SONGBIRD / KENNY G
20 20 HAPPY / SURFACE
21 24 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
22 28 DON'T MEAN NOTHING / RICHARD MARX
23 26 ROCK STEADY / THE WHISPERS
24 25 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
25 23 MOONLIGHTING / AL JARREAU
26 33 WHO'S THAT GIRL / MADONNA
27 31 SEVEN WONDERS / FLEETWOOD MAC
28 16 EVERY LITTLE KISS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
29 30 HEARTS ON FIRE / BRYAN ADAMS
30 36 LA BAMBA / LOS LOBOS
31 18 HEAD TO TOE / LISA LISA & CULT JAM
32 34 IT'S NOT OVER / STARSHIP
33 32 ALWAYS / ATLANTIC STARR
34 44 CAN'T WE TRY / DAN HILL(DUET WITH VONDA SHEPARD)
35 42 LIVING IN A BOX / LIVING IN A BOX
36 41 HYPNOTIZE ME (FROM "INNER SPACE") / WANG CHUNG
37 27 JUST TO SEE HER / SMOKEY ROBINSON
38 40 ONE FOR THE MOCKINGBIRD / CUTTING CREW
39 43 SINCE YOU'VE BEEN GONE / OUTFIELD
40 49 LOVE POWER / DIONNE WARWICK & JEFFREY OSBORNE
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スード・エコー Pseudo Echo - Funkytown(1987年の洋楽 Part28)

2023-07-20 20:55:53 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart28は、Pseudo Echoの"Funkytown"。最高位は7月18日付の1週のみの第6位。年間チャートは99位。かろうじて年間Top100に入るヒット曲となりました。

Pseudo Echoですが、1982年にオーストラリアメルボルンで結成されたニューウエイブ系ロックバンド。ギターでキーボード、ボーカルのBrian Canhamと、ベースでキーボードのPierre Gigliottiの二人が中心となって結成されました。

ファーストアルバム『Autumnal Park』のリリースは1984年、母国オーストラリアやニュージーランドでは大ヒットしましたが、イギリスやアメリカでは全くヒットしませんでした。
1984年には2枚目のアルバム『Love an Adventure』をリリース、このアルバムも、母国オーストラリアでは、アルバム、シングルとも大ヒットとなりますが、世界的なヒットにはなりませんでした。

"Funkytown"ですが、まずはシングルのみでリリースされたようです。原曲は、全米Top40ファンならもちろん皆さんご存じ、あのLipps Inc. ですね。1980年に4週間の1位、年間チャートが8位の特大のヒットとなりました。曲の作者はLipps Inc.の中心メンバーのSteven Greenberg、プロデューサーも同じくSteven Greenbergです。

このLipps Inc.ですが、当時から、正体が分からない、謎のグループでした。セッションミュージシャンが集まった音楽ユニットだったですね。超一発屋で、特大のヒットとなったこの曲以外にはTop40ヒットが全くないグループでした。そのグループによる大ヒット曲"Funkytown"、ディスコですが、エレクトリックダンスミュージックという、当時ではものすごく斬新な曲でした。

その"Funkytown"が、Pseudo Echoがカバーして、まさかロックになってしまうとは、あのヘンテコリンな(斬新ともいいますが)曲が、まさかのカッコいいロックになってしまいました。アメリカではこの曲のみのヒットで、Lipps Inc.と同じく一発屋になってしまいましたが、記憶に残るヒット曲となりました。


こちらがオリジナルLipps Inc.の"Funkytown"、1980年5月に4週間のNo.1、年間チャートは第8位。2つ前の記事、レベル42の回では、1979年に1週のみでしたが1位となった「M」の"Pop Muzik"を紹介いたしましたが、この"Funkytown"は、"Pop Muzik"と並んで、「なんじゃこの曲は!なぜ1位になる??」の曲でした。今ではよく聞きますけどね。
Lipps Inc.というのは「口パク」のこと、PVは、ボーカルのシンシア・ジョンソンではなくって、別の人が口パクで出演しています。なかなか刺激的なPVではあります。
コメント (26)
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