ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1984年9月1日付 コリー・ハート Corey Hart - Sunglasses At Night

2020-08-30 22:13:11 | 1984年ビルボードTop40
1984年9月1日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はTina Turnerの"What's Love Got To Do With It"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録するヒットになって以来になり、この曲が10年以上ぶりとなる2曲目のTop5ヒット、長いキャリアの中での初めてのNo.1獲得です。

2位は5位からジャンプアップ、John Waiteの"Missing You"。John Waiteですが、イギリスのロックグループThe Babysのボーカリスト。The Babys解散後ソロ活動を始めてからの初めてのヒットが大ヒット。The Babys時代には3曲のTop40ヒットを持っていますが、"Isn't It Time"(名曲でした)と"Every Time I Think of You"の13位が最高のヒット、この曲がバンド時代、ソロ時代を通じての初めてのTop3ヒットになりました。
3位は前週と変わらず2週目の3位、Lionel Richieの"Stuck On You"。Lionel Richieですが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1を含め7曲のTop5ヒット、ソロになってからはこの曲で8曲目のシングルですが、シングルすべてがTop10ヒットで、Top5ヒットもこの曲で7曲目、Diana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"を含め4曲のNo.1となりました。
4位は3週間の1位からダウン、Ray Parker Jr.の"Ghostbusters"。Ray Parker Jr.ですが、1978年、Raydioの"Jack and Jill"が8位を記録、1980年にはRay Parker Jr. & Raydioとして"A Woman Needs Love (Just Like You 年に年のDo)"が最高位4位の初めてのTop5ヒット、ソロになって"The Other Woman"が最高位4位、この曲で3曲目のTop5ヒット、初めてのNo.1ヒットです。
5位は4位からダウン、5週間の1位、1位からダウンしても4週間Top5にとどまっているロングヒット、年度を代表する大ヒットになりました、Princeの"When Doves Cry"。Princeですが、初めてのTop40ヒット"I Wanna Be Your Lover"以来5曲目のTop40ヒット。これまでの最高のヒットが6位を記録した"Little Red Corvette"ですので、もちろん初めてのNo.1です。

この週7位はCorey Hartの"Sunglasses At Night"。最高位は9月1日付の1週のみの第7位。年間チャートは最高位7位ながらの36位。初めてのヒットが大ヒットになりました。

Corey Hartですが、カナダ出身のポップ・ロックミュージシャン。カナダ出身でこの当時活躍していたのはBryan Adams、Bryan Adamsに引き続いて登場したカナダ人人気アーチストになりました。

デビューアルバムのリリースは1983年の『First Offense』です。実は彼は1980年のヤマハ世界歌謡祭に出演しているのです。デビューアルバムの前に日本で彼の曲を聞くことができたのです。残念ながら私は全然覚えてはいませんです。

"Sunglasses At Night"ですが、ファーストアルバム『First Offense』からのシングルカット。デビュー曲がいきなりの大ヒットになりました。曲の作者はCorey Hart自身。Corey Hartはこのファーストアルバムの全曲を彼一人で作詞作曲しています。なかなかの才能あるアーチストですね。
彼の陰のあるボーカルがこの曲にぴったりでした。


アルバム『First Offense』の最後の曲"Jenny Fey"ですが、ギターにEric Claptonが参加しています。ドブロ・ギターというらしいのですが、独特の音色のギターです。さすがクラプトン、ギターの音色がやけに目立ちます。どういう経緯か知りませんが、デビューアルバムにEric Claptonが参加するって、さすが大物新人です。


今週 先週 song / artist
1 2 WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER
2 5 MISSING YOU / JOHN WAITE
3 3 STUCK ON YOU / LIONEL RICHIE
4 1 GHOSTBUSTERS / RAY PARKER JR.
5 4 WHEN DOVES CRY / PRINCE
6 9 SHE BOP / CYNDI LAUPER
7 8 SUNGLASSES AT NIGHT / COREY HART
8 16 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
9 11 IF THIS IS IT / HUEY LEWIS & THE NEWS
10 10 IF EVER YOU'RE IN MY ARMS AGAIN / PEABO BRYSON
11 13 THE WARRIOR / SCANDAL
12 12 ROUND AND ROUND / RATT
13 15 LIGHTS OUT / PETER WOLF
14 18 DRIVE / CARS
15 6 I CAN DREAM ABOUT YOU / DAN HARTMAN
16 21 THE GLAMOROUS LIFE / SHEILA E.
17 17 ROCK ME TONITE / BILLY SQUIER
18 7 STATE OF SHOCK / JACKSONS
19 22 ALL OF YOU / JULIO IGLESIAS & DIANA ROSS
20 24 DYNAMITE / JERMAINE JACKSON
21 26 CRUEL SUMMER / BANANARAMA
22 29 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
23 28 WHEN YOU CLOSE YOUR EYES / NIGHT RANGER
24 20 SEXY GIRL / GLENN FREY
25 14 SAD SONGS / ELTON JOHN
26 31 WE'RE NOT GONNA TAKE IT / TWISTED SISTER
27 27 LEAVE A TENDER MOMENT ALONE / BILLY JOEL
28 32 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
29 19 DANCING IN THE DARK / BRUCE SPRINGSTEEN
30 35 TORTURE / JACKSONS
31 33 RIGHT BY YOUR SIDE / EURYTHMICS
32 23 PANAMA / VAN HALEN
33 46 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
34 39 THE LUCKY ONE / LAURA BRANIGAN
35 40 GO INSANE / LINDSEY BUCKINGHAM
36 36 17 / RICK JAMES
37 42 THERE GOES MY BABY / DONNA SUMMER
38 38 TWO SIDES OF LOVE / SAMMY HAGAR
39 41 ONLY WHEN YOU LEAVE / SPANDAU BALLET
40 49 LUCKY STAR / MADONNA
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スレイド Slade - My Oh My(1984年の洋楽 Part34)

2020-08-27 21:58:03 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart34はSladeの"My Oh My"。
最高位は8月18日と25日の37位。年間チャートは圏外でした。

Sladeですが、2カ月前に紹介しました6月16日付で最高位20位を記録した"Run Runaway"以来2度目の登場、Top40にも2曲目の登場で、最終的にもこの2曲のみがTop40ヒットになりました。

Slade、その"Run Runaway"の時にも紹介しましたが、再度復習しますと、イギリスのロックグループ、デビューは1960年代半ば、レコードデビューは1969年にリリースした『Beginnings』です。
残念ながらこのアルバムはヒットしませんでしたが、1971年にシングルの"Coz I Luv You"が母国イギリスで突然の大ヒット、70年代初めのグラムロック・ブームに乗って大人気グループとなります。
その後もアメリカではヒットが出ませんでしたが、イギリスではNo.1ヒットを連発、スーパーロックグループとして人気を確立します。

その後もライブでは相変わらずの大人気グループでしたが、70年代半ばころからレコードセールスの方は低迷していました。
そして彼らの11枚目のアルバム『The Amazing Kamikaze Syndrome』からのイギリスでのファーストシングルカットがこの曲"My Oh My"です。イギリスではこの"My Oh My"の方が先にシングルとなり久し振りの大ヒットとなりました、最高位2位を記録します。
その後、メンバーの脱退等もあり活動が停滞した時期もありましたが、今でも活躍を続けています。

"My Oh My"ですが、曲の作者はメンバーのNoddy HolderとJim Lea。
この曲はロックバラードの名曲、いい曲でしたねぇ。
70年代のNazarethの"Love Hurts"やAerosmithの"Dream On"を思い出すような美しいメロディのロックバラードです。
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ビルボード 全米 Top40 1984年8月25日付 レイ・パーカー・ジュニア Ray Parker Jr. - Ghostbusters

2020-08-23 20:20:42 | 1984年ビルボードTop40
1984年8月25日付ビルボード All American Top40、3週目の1位の大ヒットになりました、Ray Parker Jr.の"Ghostbusters"。Ray Parker Jr.ですが、1978年、Raydioの"Jack and Jill"が8位を記録、1980年にはRay Parker Jr. & Raydioとして"A Woman Needs Love (Just Like You 年に年のDo)"が最高位4位の初めてのTop5ヒット、ソロになって"The Other Woman"が最高位4位、この曲で3曲目のTop5ヒット、初めてのNo.1ヒットです。

2位は前週と変わらず2週目の2位、Tina Turnerの"What's Love Got To Do With It"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録するヒットになって以来になり、この曲が10年以上ぶりとなる2曲目のTop5ヒット、初めてのTop3入りです。
3位は5位からアップ、Lionel Richieの"Stuck On You"。Lionel Richieですが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1を含め7曲のTop5ヒット、ソロになってからはこの曲で8曲目のシングルですが、シングルすべてがTop10ヒットで、Top5ヒットもこの曲で7曲目、Diana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"を含め4曲のNo.1となりました。
4位は前週と変わらず、5週間の1位の年度を代表する大ヒット、Princeの"When Doves Cry"。Princeですが、初めてのTop40ヒット"I Wanna Be Your Lover"以来5曲目のTop40ヒット。これまでの最高のヒットが6位を記録した"Little Red Corvette"ですので、もちろん初めてのNo.1です。
5位は7位からアップ、John Waiteの"Missing You"。John Waiteですが、イギリスのロックグループThe Babysのボーカリスト。The Babys解散後ソロ活動を始めてからの初めてのヒットが大ヒット。The Babys時代には3曲のTop40ヒットを持っていますが、"Isn't It Time"(名曲でした)と"Every Time I Think of You"の13位が最高のヒット、この曲がバンド時代、ソロ時代を通じての初めてのTop5ヒットになりました。

この週3週目の1位がRay Parker Jr.の"Ghostbusters"。最終的にも1位はこの3週間、年間チャートは9位の大ヒットでした。

Ray Parker Jr.ですが、1977年、Jerry Knightなどとともに、R&Bグループ「Raydio」を結成、デビュー曲の"Jack and Jill"が1978年に最高位8位を記録する大ヒットになります。Jerry Knightについては、今月初めの私のブログでOllie & Jerryの"Breakin'... There's No Stopping Us"を紹介しました。この8月にはRaydioのメンバーの曲が2曲入っていますね。

Raydioの"Jack and Jill"ですが、この曲は良い曲でしたねぇ~。ソウルとポップス、ダンスミュージックが融合した80年代のR&Bを代表する曲でした。
Raydioですが、だんだんRay Parker Jr.のワンマンバンド化してきて、Raydio→Ray Parker Jr. and Raydioとなり、81年に4枚目のアルバム『A Woman Needs Love』を最後に解散してしまいます。

Raydio解散後、Ray Parker Jr.はソロ活動を開始、82年に"The Other Woman"が最高位4位を記録するヒット、その後Top40ヒットを2曲出した後、この"Ghostbusters"が大ヒットを記録します。

"Ghostbusters"ですが、映画『ゴーストバスターズ』の主題歌。映画の大ヒットとともにこの曲も大ヒットしました。映画を見ましたが、この曲は映画の雰囲気にばっちり合っていました。この映画にはこの曲が欠かせなかったです。
曲の作者はRay Parker Jr.。プロデュースも彼自身が務めています。
PVには大物が多数出演しています。なんとピーター・フォークやカーリー・サイモンまで出演しています。


さてこの曲、盗作で訴えられました。その曲がHuey Lewis And The Newsの"I Want A New Drug"です。この年1984年の3月に最高位6位、年間チャートは55位を記録するヒットとなった曲です。う~ん、やっぱり似ています!


今週 先週 song / artist
1 1 GHOSTBUSTERS / RAY PARKER JR.
2 2 WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER
3 5 STUCK ON YOU / LIONEL RICHIE
4 4 WHEN DOVES CRY / PRINCE
5 7 MISSING YOU / JOHN WAITE
6 6 I CAN DREAM ABOUT YOU / DAN HARTMAN
7 3 STATE OF SHOCK / JACKSONS
8 9 SUNGLASSES AT NIGHT / COREY HART
9 15 SHE BOP / CYNDI LAUPER
10 10 IF EVER YOU'RE IN MY ARMS AGAIN / PEABO BRYSON
11 16 IF THIS IS IT / HUEY LEWIS & THE NEWS
12 14 ROUND AND ROUND / RATT
13 17 THE WARRIOR / SCANDAL
14 8 SAD SONGS / ELTON JOHN
15 18 LIGHTS OUT / PETER WOLF
16 23 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
17 19 ROCK ME TONITE / BILLY SQUIER
18 27 DRIVE / CARS
19 12 DANCING IN THE DARK / BRUCE SPRINGSTEEN
20 20 SEXY GIRL / GLENN FREY
21 26 THE GLAMOROUS LIFE / SHEILA E.
22 25 ALL OF YOU / JULIO IGLESIAS & DIANA ROSS
23 13 PANAMA / VAN HALEN
24 28 DYNAMITE / JERMAINE JACKSON
25 11 INFATUATION / ROD STEWART
26 32 CRUEL SUMMER / BANANARAMA
27 30 LEAVE A TENDER MOMENT ALONE / BILLY JOEL
28 31 WHEN YOU CLOSE YOUR EYES / NIGHT RANGER
29 40 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
30 21 SHE'S MINE / STEVE PERRY
31 39 WE'RE NOT GONNA TAKE IT / TWISTED SISTER
32 41 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
33 35 RIGHT BY YOUR SIDE / EURYTHMICS
34 22 BREAKIN'.. THERE'S NO STOPPING US / OLLIE & JERRY
35 48 TORTURE / JACKSONS
36 36 17 / RICK JAMES
37 37 MY OH MY / SLADE
38 38 TWO SIDES OF LOVE / SAMMY HAGAR
39 44 THE LUCKY ONE / LAURA BRANIGAN
40 45 GO INSANE / LINDSEY BUCKINGHAM
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ピーボ・ブライソン Peabo Bryson - If Ever You're In My Arms Again(1984年の洋楽 Part33)

2020-08-20 21:48:48 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart33はPeabo Brysonの"If Ever You're In My Arms Again"。
最高位は8月18日から3週続けた第10位。年間チャートは47位でした。

Peabo Brysonですが、R&Bシンガー。中でもソウルバラードの第一人者です。
レコードデビューは1970年代中頃。ソロで出したアルバムは、R&Bチャートではコンスタントにヒットしますが、レギュラーチャートでは大ヒットにはつながりませんでした。

初めてのシングルヒットは、Roberta Flackのデュエットで1983年に最高位16位を記録した"Tonight, I Celebrate My Love"。初めてのTop40ヒットであり、年間チャートも96位に滑り込みました。
このシングルが入ったアルバムは『Born to Love 』ですが、「Peabo Bryson and Roberta Flack album」ということで、全編Peabo Bryson と Roberta Flackのデュエットアルバムです。

そして"If Ever You're In My Arms Again"が2曲目のTop40ヒットで、この時点で彼の最高のヒットとなりました。
曲の作者はCynthia Weil、Michael Masser、Tom Snowの3人のソウル系ソングライターの共作。彼の10枚目のスタジオアルバム『Straight from the Heart』からのシングルカットです。
邦題は「愛をもう一度」。美しいソウルバラードです。Peabo Bryson、なんといってもソウルバラードが似合います。

Peabo Brysonのシングルヒットですが、実は彼一人で歌ったのはこの1曲のみ。この曲の後、1992年に全米No.1ヒットとなったRegina Belleとのデュエット"A Whole New World"を含め4曲のTop40ヒットがありますが、すべてがデュエットソングなのでした。ソウルデュエットの帝王(?)です。

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ビルボード 全米 Top40 1984年8月18日付 Dan Hartman - I Can Dream About You

2020-08-16 21:10:14 | 1984年ビルボードTop40
1984年8月18日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はRay Parker Jr.の"Ghostbusters"。Ray Parker Jr.ですが、1978年、Raydioの"Jack and Jill"が8位を記録、1980年にはRay Parker Jr. & Raydioとして"A Woman Needs Love (Just Like You 年に年のDo)"が最高位4位の初めてのTop5ヒット、ソロになって"The Other Woman"が最高位4位、この曲で3曲目のTop5ヒット、初めてのNo.1ヒットです。

2位は4位からアップ、Tina Turnerの"What's Love Got To Do With It"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録するヒットになって以来になり、この曲が10年以上ぶりとなる2曲目のTop5ヒット、初めてのTop3入りです。
3位は前週と変わらずこれで3週目の3位、The Jacksonsの"State Of Shock"。この曲はJacksonsではありますが、featuringとしてMichael Jackson と Mick Jagger.となっております。The Jacksonsとしては、「The Jackson 5」時代を含め、70年代前半を中心に、No.1ヒットを4曲、2位が3曲、この曲で8曲目のTop3ヒットになりました。
4位は2位からダウン、5週間の1位の年度を代表する大ヒット、Princeの"When Doves Cry"。Princeですが、初めてのTop40ヒット"I Wanna Be Your Lover"以来5曲目のTop40ヒット。これまでの最高のヒットが6位を記録した"Little Red Corvette"ですので、もちろん初めてのNo.1です。
5位は6位からアップ、Lionel Richieの"Stuck On You"。Lionel Richieですが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1を含め7曲のTop5ヒット、ソロになってからはこの曲で8曲目のシングルですが、シングルすべてがTop10ヒットで、Top5ヒットもこの曲で7曲目、Diana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"を含め4曲のNo.1となりました。

この週6位はDan Hartmanの"I Can Dream About You"。最高位はこの週と翌週8月25日付けの第6位。年間チャートは29位。彼の曲の中で最もヒットした曲になりました。

さて、Dan Hartmanですが、アメリカのシンガーソングライター。
実は彼は「知る人ぞ知る!」ミュージシャンなのです。元々はエドガー・ウィンター・グループに在籍、エドガー・ウィンター・グループの最大のヒットアルバム1972年にリリースした『They Only Come Out at Night』にももちろん参加、異例のロックインストゥルメンタル曲で全米No.1を記録した"Frankenstein"にもベースで参加しています。
Edgar Winter Groupの"Frankenstein"に続くシングル"Free Ride"は彼の作であり、リードボーカルもDan Hartmanが務めています。

70年代中頃にソロデビューを果たし、初めてのヒットは1978年に"Instant Replay"という曲が最高位29位を記録します。
この"Instant Replay"にはEdgar Winterがsaxophoneで参加しています。

その後、アルバム・シングルともコンスタントに発表しますがヒットせず、この曲で6年ぶりにTop40に入ってきました。
この曲のヒットの後、2曲がTop40に入る中ヒットを記録します。
さらに、1986年、大御所 James Brownに曲を提供、アルバムにも参加しています。その曲が "Living in America",で、最高位は4位を記録、この曲を上回るヒットを記録しました。

"I Can Dream About You"、邦題は「あなたを夢見て」ですが、この曲は映画「ストリート・オブ・ファイヤー」収録曲。サウンドトラックと、彼のソロアルバム『I Can Dream About You』の両方に収録されています。
改めてこの1984年は映画サントラ曲の当たり年でした。この映画は、私は見ていないですが、映画はかなりヒットしました。
ところで、サントラはDan Hartmanがボーカルをとっていますが、映画では架空のグループThe Sorelsが歌っており、Winston Fordという人が歌っているようです。

"I Can Dream About You"の作者はDan Hartman。ストレートなポップロックで、彼の最大のヒットになりました。


こちらがEdgar Winter Groupの曲で1973年に最高位14位を記録した"Free Ride"。リードボーカルと曲の作者はDan Hartmanです。


今週 先週 song / artist
1 1 GHOSTBUSTERS / RAY PARKER JR.
2 4 WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER
3 3 STATE OF SHOCK / JACKSONS
4 2 WHEN DOVES CRY / PRINCE
5 6 STUCK ON YOU / LIONEL RICHIE
6 8 I CAN DREAM ABOUT YOU / DAN HARTMAN
7 12 MISSING YOU / JOHN WAITE
8 5 SAD SONGS / ELTON JOHN
9 10 SUNGLASSES AT NIGHT / COREY HART
10 13 IF EVER YOU'RE IN MY ARMS AGAIN / PEABO BRYSON
11 9 INFATUATION / ROD STEWART
12 7 DANCING IN THE DARK / BRUCE SPRINGSTEEN
13 15 PANAMA / VAN HALEN
14 17 ROUND AND ROUND / RATT
15 20 SHE BOP / CYNDI LAUPER
16 19 IF THIS IS IT / HUEY LEWIS & THE NEWS
17 25 THE WARRIOR / SCANDAL
18 23 LIGHTS OUT / PETER WOLF
19 22 ROCK ME TONITE / BILLY SQUIER
20 24 SEXY GIRL / GLENN FREY
21 21 SHE'S MINE / STEVE PERRY
22 11 BREAKIN'.. THERE'S NO STOPPING US / OLLIE & JERRY
23 35 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
24 14 LEGS / ZZ TOP
25 30 ALL OF YOU / JULIO IGLESIAS & DIANA ROSS
26 27 THE GLAMOROUS LIFE / SHEILA E.
27 34 DRIVE / CARS
28 33 DYNAMITE / JERMAINE JACKSON
29 29 ALIBIS / SERGIO MENDES
30 31 LEAVE A TENDER MOMENT ALONE / BILLY JOEL
31 36 WHEN YOU CLOSE YOUR EYES / NIGHT RANGER
32 37 CRUEL SUMMER / BANANARAMA
33 18 JUMP / POINTER SISTERS
34 16 EYES WITHOUT A FACE / BILLY IDOL
35 40 RIGHT BY YOUR SIDE / EURYTHMICS
36 43 17 / RICK JAMES
37 39 MY OH MY / SLADE
38 42 TWO SIDES OF LOVE / SAMMY HAGAR
39 47 WE'RE NOT GONNA TAKE IT / TWISTED SISTER
40 52 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
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