ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

Jefferson Starship - Be My Lady(1982年の洋楽 Part42)

2018-12-20 22:32:35 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのこれでPart42となりました。これで1982年の紹介は一応終了になります。このカテゴリーではスマッシュヒットを中心に紹介していますが、1982年のスマッシュヒットには良い曲がたくさんありました。
今回はJefferson Starshipの"Be My Lady"です。最高位は12月11日と18日の28位。年間チャートは圏外でした。

Jefferson Starship、私のブログでは、これで6回目の登場です。大好きなんですよね。
1960年代のサイケデリックロックバンド「ジェファーソン・エアプレイン」からメンバーチェンジを繰り返しながら何度も音楽性を進化させて、今でも活動する偉大なアメリカンロックバンドです。

この曲"Be My Lady"は、Jefferson Starshipになってからの7枚目のアルバム「Winds of Change」からのシングルカット。
このアルバムの前、中心メンバーの2枚ボーカルのマーティ・バリンとグレイス・スリックの両方脱退していましたが、このアルバムからグレイス・スリックが復帰、ミッキー・トーマスとの2枚ボーカルになっています。
この曲、作曲はメンバーのPete Searsで作詞は奥さんのJeannette Sears、メインボーカルはミッキー・トーマスが務めています。Craig Chaquicoの澄んだギターの音がとっても効いています。
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Chicago - Love Me Tomorrow(1982年の洋楽 Part41)

2018-12-13 21:12:28 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart41はChicagoの"Love Me Tomorrow"。
最高位は12月4日と11日の22位。年間チャートは圏外でした。

"Love Me Tomorrow"ですが彼ら13枚目のスタジオアルバム『シカゴ16』収録曲。このアルバムからは「素直になれなくて(Hard to Say I'm Sorry)」が久し振りの1位を獲得した大ヒットとなりました。
詳しくは9月21日の記事をどうぞ。

シカゴですが、10枚目のアルバム『ホット・ストリート』の頃から人気に陰りが出て、その後の2枚のアルバムではアルバムも売れず、シングルもヒットしない状況が続きましたが、このアルバム『シカゴ16』で大復活しました。
このアルバムからビル・チャンプリンの加入、デビット・フォスターのプロデュースという新生シカゴが大成功したのですね。

"Love Me Tomorrow"ですが、Peter Cetera と David Fosterの共作によるもの。プロデューサーはもちろんデビット・フォスター。
バックにはスティーブ・ルカサー、デビット・ペイチ、スティーブ・ポーカロのTOTOメンバーがついています。
この曲は最高22位とあまりヒットしませんでしたが、私は"Hard to Say I'm Sorry"よりも多少ロックっぽい、昔のシカゴの面影を残しているこの曲が好きです。
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Steel Breeze - You Don't Want Me Anymore(1982年の洋楽 Part40)

2018-12-03 20:23:37 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズも今回でついに40回目。今回はSteel Breezeの"You Don't Want Me Anymore"。邦題は「冷たい仕打ち」。
最高位は11月13日と20日の16位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Steel Breeze、個人名ではなくってグループ名です。
Top40ヒットはこの曲を含め2曲のマイナーなグループですが、曲は覚えやすくて聞いたことがあるかもしれません。

カリフォルニアサクラメント出身の6人組ロックグループ。
バンド名はなんとピンク・フロイドの1975年のヒット曲"Shine On You Crazy Diamond"の歌詞の中の出てくる「You were caught in the cross fire Of childhood and stardom Blown on the steel breeze」からとっているようです。

"You Don't Want Me Anymore"ですが、彼らのファーストアルバム「Steel Breeze」(「カリフォルニア・ブリーズ」っていう笑っちゃう邦題がついているアルバムです)からのシングルカット曲。曲の作者はメンバーのギタリストKen Goorabian。プロデュースはThe Runawaysを見出したことで有名なKim Fowley。
「鉄の風」という名前からは想像できない爽やかな曲です。特にイントロ、というかサビのところが印象的ないかにも80年代っていう感じの曲ですね。
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Rush - New World Man (1982年の洋楽 Part39)

2018-11-19 20:58:51 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズも今回でPart39まで到達しました、紹介する曲はRushの"New World Man"。
最高位は10月30日から11月13日まで3週間の21位。年間チャートは残念でしたが圏外でした。

カナダの英雄Rush、この曲"New World Man"が全米Top40初登場で唯一のTop40ヒットです。

Rushですが、カナダ出身の3人組ロックグループ。結成されたのは60年代ですが、70年代中頃から人気バンドとなり、カナダだけでなく全世界的な人気ロックグループになります。
ボーカルのゲディー・リー、ギターのアレックス・ライフソン、ドラムのニール・パート、70年代からはこの3人の不動のメンバーで活動しています。

この曲"New World Man"ですが、彼ら9枚目のスタジオアルバム「Signals」収録曲。このアルバムは全米3位を記録した大ベストセラーアルバム「Moving Pictures」に続くアルバムで、このアルバムも全米10位を記録する大ヒットとなりました。

"New World Man"、曲の作者はNeil PeartとGeddy Lee、Alex Lifesonのメンバー3人の共作。
プロデュースは彼ら3人に加え、このアルバムまでずっと彼らを支えてきたプロデューサーTerry Brownによるものです。
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Michael Martin Murphy - What's Forever For(1982年の洋楽 Part38)

2018-11-12 22:33:58 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart38はMichael Martin Murphyの"What's Forever For"。
最高位は10月9日から5週間も続けた19位。年間チャートは93位。久し振りの大ヒットになりました。

Michael Martin Murphy、70年代からの全米Top40ファンの方ならご存知かもしれません。
1975年の大ヒット曲"Wildfire"が有名です。
アメリカテキサス出身のカントリーシンガーソングライター。
デビューは1972年で、"Geronimo's Cadillac"という曲が37位の小ヒットを記録します。
そして1975年、"Wildfire"が最高位3位(キャッシュ・ボックスでは2位)、年間39位の大ヒットになります。
ヒット曲自体はこの曲"What's Forever For"が最後になりますが、カントリー界ではずっと活動を続け、最近でもアルバムを出すなど、まだまだ第一線で活躍しています。

"What's Forever For"、Rafe VanHoyという人の曲ですが、実にやさしい良い曲です。Michael Martin Murphyの穏やかなボーカルにぴったりですね。
この曲、良い曲だからでしょう、いろんな人が歌っています。初めのレコーディングは England Dan & John Ford Coleyが1978年のアルバムに収録しています。
他にもアン・マレーやジョー・コッカーなどにカバーされています。
こういったカントリータッチの曲は日本ではほとんどヒットしなくって、この曲もほとんどラジオでもかからなかったと思いますが、大変良い曲です。一度聞いてみてください。



こちらはEngland Dan & John Ford Coleyの1978年のアルバム「Dr. Heckle and Mr. Jive」に収録されたバージョンです。これは素晴らしいです。(私はこのバージョンの方がさらに大好きです)



そしてこちらはMichael Martin Murphyの最大のヒット曲"Wildfire"です。
この曲は知っている方も多いのではないでしょうか。
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