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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山 陣場平の貝母と山蕗の芽吹き。堂平大塚古墳の福寿草が開花。春の兆しの喜び(妻女山里山通信)

2020-02-16 | アウトドア・ネイチャーフォト

 2月中旬というのに最高気温が14度という週末。二日前にはなんと18.5度にもなりました。異常な暖冬。私たち妻女山里山デザイン・プロジェクトが保護活動を行っている陣場平の貝母(編笠百合)が芽吹いたはずと登ってみました。地図や貝母の写真は、下に掲載の拙書の斎場山と鞍骨山のページに載っています。

 川中島の戦いの折に、上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わる陣場平。一見すると落ち葉だけで何も芽吹いていないように見えますが。イノシシにまた丸太のベンチを壊されてしまいました。作り直さねば。

(左)あちこちで落ち葉を押し上げて貝母が芽吹いています。だいたい昨年と同じです。ということは、4月の18日(土)19日(日)には満開になると思います。(右)山蕗も出てきました。山蕗とビタミン竹輪のかき揚げや蕗味噌、パスタが楽しみです。

(左)林道から陣場平への西向きの斜面にある貝母。日当たりが良いので成長も早いのです。(右)林道の分岐を300mほど下って、堂平大塚古墳へ。古墳の斜面に咲く福寿草。貝母と同様に毒草です。これほどの群生地は日本でここだけです。非常に貴重なものなんです。

(左)斎場山(旧妻女山)。山頂は円墳で、川中島の戦いで上杉謙信が本陣としたと伝わる山です。(中)妻女山入り口から北の眺め。戸隠連峰と戸隠富士の別名を持つ高妻山。手前は富士ノ塔山。里山に雪はありません。(右)振り返ると妻女山展望台。歴史マニア歴女が大勢訪れます。

(左)タイのおばさまから頂いたタイのインスタントラーメン。モヤシ、キャベツ、ニンジン、シメジなどを入れて。ココナッツミルク風味で酸味もありピリ辛で美味です。(右)別のおばさまから頂いたなんとキノコのソーセージ。写真を見るとシメジに似ています。ビニールの小さな袋に詰められていて唐辛子が入っていてピリ辛。ビールのつまみに最高です。

(左)日曜のブランチは、牡蠣と壬生菜(みぶな)のボンゴレ・ビアンコ。まず壬生菜をオリーブ油でニンニクと炒めてアンチョビーを加え、火が通ったら牡蠣を加え、市販のボンゴレ・ビアンコのソースを入れて少し煮込みます。茹でたパスタにかけて頂きます。馬鹿旨。(右)昨年の4月19日の満開の貝母。今年も同じ頃満開になると思います。ぜひおいでください。信毎にも載り、私のブログや講演を聴いて、毎年何百人も訪れるようになりました。県外からも訪れてくださいます。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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