せっかくの秋の三連休ですが、今年は天候に恵まれていませんね。日曜は午後から雨というのでまず聖高原にでかけました。三和峠から聖山に登ろうと準備していたら下山者が。久しぶりに会う友人でした。彼は蝶の専門家なので、ここ2,3年の里山の異変を話すと、そうなんですと。農薬や気象だけでは説明できない様な異変が起きていると。私と全く同じことを感じ取っていました。虫は大嫌いなんて言っている場合ではないのです。「人類の生存に、壊滅的な結果をもたらす」といわれています。この妻女山山系では、その原因が分からないので深刻なのです。色々話し込んで分かれて登り始めたら膝に違和感が。これは無理かなと車で山頂直下へ。
●我々は「6度目の大量絶滅」の過程にいる? 昆虫の減少が表す危険なサイン:哺乳類、鳥類、爬虫類の8倍の早さで絶滅している!
●「携帯電話の電磁放射が昆虫の大量死を引き起こしている可能性」をドイツ最大の自然保護団体の研究が示唆:5G携帯は、人類を滅亡に招くかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/b6/9826866db01a1a99e69b8c76adbf2e09.jpg)
聖山山頂直下からの鹿島槍ヶ岳。気温は7度。
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山頂は霧に包まれ視界がほとんどありません。途中で追い抜いたサイクリストが登頂。なんにも見えませんねと苦笑。アンテナがたくさんあるので電磁波地獄です。人工電磁波の危険性について、日本人はあまりにも無知で無防備です。
●携帯・スマホの電磁波が身体に与える影響とその対策
●携帯電話の電磁波に発ガンリスクの疑い!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/90/dae1c018ebfcc400b7fc5505409146cb.jpg)
しばらくいると、善光寺平が見えてきました。昆虫も鳥の鳴き声もしません。
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下って古いスキー場のリフト降り場へ。眼下に聖山パノラマホテル。蕎麦をはじめ食事が評判のホテルです。ここを拠点として聖山登山は、ファミリー向けです。
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白馬三山も顔を出しました。でも午後は雨になりそうです。
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下って白樺と紅葉しているのはヌルデ(白膠木)。最低気温が8度になると紅葉が始まり、約2週間で見頃になります。まず色づくのはヌルデやヤマザクラ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/61/35482464930bba8bfc3ab0b6c56c81cf.jpg)
トチノキ(栃の木)の黄葉。栃の実は非常食で、「栃切る馬鹿、栃植える馬鹿」といわれたものです。これはまだ幼木ですが、山梨の大菩薩峠へ行く牛ノ寝通りで樹齢700年といわれる樹高30m以上の栃の木を何度も見に行き撮影しました。栃餅も作りました。ピリッとして父にも大好評でしたが、作るのは本当に大変です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/b3/3f6d1db92c8d0eb205e49307ffcad722.jpg)
三峯山と聖湖。連休なので音楽が流れ、聖湖では、へらぶな釣りの太公望も大勢。でもこの曇天が残念ですね。左のキャンプ場では、家族連れがバーベキューをしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/7b/f3d53773c34961d442af5d7163d0dda9.jpg)
その聖湖湖畔にある自衛隊の戦闘機の展示場。昔、自衛隊の演習場が作られる計画があった縁でプレゼントされたものらしいです。演習場はできませんでしたが。これはF104ジェット戦闘機で、私が子供の頃かっこいいなと漫画に描いていました。人殺しの道具なんですが、機能が研ぎ澄まされた姿は美しいのも事実です。コッポラが「戦争ほど美しいものはない」ことの怖さを描いた名作が『地獄の黙示録』。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/05/eb3fceb383cf08360eb373d2f7cfe1a8.jpg)
聖湖。対岸に見えるレストランはピザが美味しい。手前の湖畔には遊具もあって、天気のいい休日には、小さな子供連れの家族が週末にピクニックしています。三峯山からはスライダーがあって、息子達が小さい頃に滑りました。長野市や千曲市からも近くておすすめです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/6f/16f537ffb518e531e197d8a04a7546ab.jpg)
帰路は猿ヶ馬場峠から善光寺道を下ります。山栗が。天候不順で今年は不作です。栽培品も3割ほど高いとか。緑色が今年のもの、焦げ茶色は急激な寒さで枯れて落ちたもの。潰れているのは昨年のものでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/93/ebd50fdaf11e9dc38203e1219e69c49d.jpg)
途中で見た馬頭観音。ここから松尾芭蕉も歩いた姨捨への脇道もあります。善光寺道は重なっていたり横断していたり。茶店の跡もあって江戸の雰囲気を想像できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/49/6a838a4ca957ee3bfef751a45a933748.jpg)
麓の稲荷山へ。目の前は長野自動車道。向こうに私がホームフィールドとしている妻女山山系が見えます。善光寺平の南部は、南から北に向かって何本もの長い尾根が伸びています。それぞれの谷や扇状地に特徴があって多様性を生み出しています。
●「信州の街道」北国西往還(善光寺道)。芭蕉も歩いた林道猿ヶ馬場線を下る(妻女山里山通信)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/83/594ff41f6d7df14a9b3c4da8a53a5891.jpg)
別の山で見つけたハナイグチ(ジコ坊)。ナメコよりぬめりも甘みも旨さも強くて、大変美味です。今回はわずかに5本採種。キノコうどんにします。右はザラエノハラタケ。やっとでました。例年より2周間ほど遅め。これが出るとウラベニホテイシメジと天然舞茸が出ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/16/2758b2d55cab1e4d96e65be785d561e6.jpg)
松代一本葱。長さ90センチ、太さ3.5センチもあります。松本一本葱、加賀一本葱のルーツといわれます。霜が降りると中がゼリー状になり得も言われぬ旨さ甘さに。有名な深谷葱とか下仁田葱とかありますが、申し訳ないですが比べ物にならない旨さです。でも東京では買えません。栽培量が少ないからです。松代に来たら買って下さい。やはり冬野菜は寒いところのものが美味。同じ野沢菜でも盆地のものより、野沢温泉とか山間部のものの方が美味です。野沢菜漬けは、必ず本漬けを買って下さい。食品添加物が入っているものは偽物です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/07/272661c454b00f2593e5c0a898d632ae.jpg)
天然ムキタケ入りのもつ煮。サツマイモ、ゴボウ、地大根、自家栽培の干し椎茸、松代一本葱。敷物は、草間彌生さんの手ぬぐいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/16/8a9fc100571a7d26d1dae34d1e257505.jpg)
友人からもらったリンゴの秋映。食べきれないのでコンポートにしました。普通は水、砂糖、レモン汁で作りますが、蜂蜜、私が作ったガマズミ酒、レモン汁で作りました。シナモンを振ったものと入れないものの二種類を。なんじゃこりゃというほどの旨さ。ヨーグルトやバニラアイスと一緒にいただきます。パイ生地で包んで焼けばアップルパイになります。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/4b/aa6171e583ed85402e8b4d0c80612255.jpg)
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
●我々は「6度目の大量絶滅」の過程にいる? 昆虫の減少が表す危険なサイン:哺乳類、鳥類、爬虫類の8倍の早さで絶滅している!
●「携帯電話の電磁放射が昆虫の大量死を引き起こしている可能性」をドイツ最大の自然保護団体の研究が示唆:5G携帯は、人類を滅亡に招くかもしれない。
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聖山山頂直下からの鹿島槍ヶ岳。気温は7度。
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山頂は霧に包まれ視界がほとんどありません。途中で追い抜いたサイクリストが登頂。なんにも見えませんねと苦笑。アンテナがたくさんあるので電磁波地獄です。人工電磁波の危険性について、日本人はあまりにも無知で無防備です。
●携帯・スマホの電磁波が身体に与える影響とその対策
●携帯電話の電磁波に発ガンリスクの疑い!
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しばらくいると、善光寺平が見えてきました。昆虫も鳥の鳴き声もしません。
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下って古いスキー場のリフト降り場へ。眼下に聖山パノラマホテル。蕎麦をはじめ食事が評判のホテルです。ここを拠点として聖山登山は、ファミリー向けです。
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白馬三山も顔を出しました。でも午後は雨になりそうです。
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下って白樺と紅葉しているのはヌルデ(白膠木)。最低気温が8度になると紅葉が始まり、約2週間で見頃になります。まず色づくのはヌルデやヤマザクラ。
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トチノキ(栃の木)の黄葉。栃の実は非常食で、「栃切る馬鹿、栃植える馬鹿」といわれたものです。これはまだ幼木ですが、山梨の大菩薩峠へ行く牛ノ寝通りで樹齢700年といわれる樹高30m以上の栃の木を何度も見に行き撮影しました。栃餅も作りました。ピリッとして父にも大好評でしたが、作るのは本当に大変です。
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三峯山と聖湖。連休なので音楽が流れ、聖湖では、へらぶな釣りの太公望も大勢。でもこの曇天が残念ですね。左のキャンプ場では、家族連れがバーベキューをしていました。
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その聖湖湖畔にある自衛隊の戦闘機の展示場。昔、自衛隊の演習場が作られる計画があった縁でプレゼントされたものらしいです。演習場はできませんでしたが。これはF104ジェット戦闘機で、私が子供の頃かっこいいなと漫画に描いていました。人殺しの道具なんですが、機能が研ぎ澄まされた姿は美しいのも事実です。コッポラが「戦争ほど美しいものはない」ことの怖さを描いた名作が『地獄の黙示録』。
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聖湖。対岸に見えるレストランはピザが美味しい。手前の湖畔には遊具もあって、天気のいい休日には、小さな子供連れの家族が週末にピクニックしています。三峯山からはスライダーがあって、息子達が小さい頃に滑りました。長野市や千曲市からも近くておすすめです。
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帰路は猿ヶ馬場峠から善光寺道を下ります。山栗が。天候不順で今年は不作です。栽培品も3割ほど高いとか。緑色が今年のもの、焦げ茶色は急激な寒さで枯れて落ちたもの。潰れているのは昨年のものでしょう。
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途中で見た馬頭観音。ここから松尾芭蕉も歩いた姨捨への脇道もあります。善光寺道は重なっていたり横断していたり。茶店の跡もあって江戸の雰囲気を想像できます。
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麓の稲荷山へ。目の前は長野自動車道。向こうに私がホームフィールドとしている妻女山山系が見えます。善光寺平の南部は、南から北に向かって何本もの長い尾根が伸びています。それぞれの谷や扇状地に特徴があって多様性を生み出しています。
●「信州の街道」北国西往還(善光寺道)。芭蕉も歩いた林道猿ヶ馬場線を下る(妻女山里山通信)
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別の山で見つけたハナイグチ(ジコ坊)。ナメコよりぬめりも甘みも旨さも強くて、大変美味です。今回はわずかに5本採種。キノコうどんにします。右はザラエノハラタケ。やっとでました。例年より2周間ほど遅め。これが出るとウラベニホテイシメジと天然舞茸が出ます。
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松代一本葱。長さ90センチ、太さ3.5センチもあります。松本一本葱、加賀一本葱のルーツといわれます。霜が降りると中がゼリー状になり得も言われぬ旨さ甘さに。有名な深谷葱とか下仁田葱とかありますが、申し訳ないですが比べ物にならない旨さです。でも東京では買えません。栽培量が少ないからです。松代に来たら買って下さい。やはり冬野菜は寒いところのものが美味。同じ野沢菜でも盆地のものより、野沢温泉とか山間部のものの方が美味です。野沢菜漬けは、必ず本漬けを買って下さい。食品添加物が入っているものは偽物です。
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天然ムキタケ入りのもつ煮。サツマイモ、ゴボウ、地大根、自家栽培の干し椎茸、松代一本葱。敷物は、草間彌生さんの手ぬぐいです。
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友人からもらったリンゴの秋映。食べきれないのでコンポートにしました。普通は水、砂糖、レモン汁で作りますが、蜂蜜、私が作ったガマズミ酒、レモン汁で作りました。シナモンを振ったものと入れないものの二種類を。なんじゃこりゃというほどの旨さ。ヨーグルトやバニラアイスと一緒にいただきます。パイ生地で包んで焼けばアップルパイになります。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。地形図掲載は本書だけ。山の歴史や立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。10本のエッセイが好評。掲載の写真やこのブログの写真は、有料でお使いいただけます。
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