モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

週末雑記(OM-1・川中島合戦・戊辰戦争)

2007-10-22 | 歴史・地理・雑学
お気づきでしょうか。このところ東京の空が時折やけに騒々しいのを。先週、あまりに空が五月蠅いので外に出てみると、ものすごい数のヘリコプターの大編隊。V字に7機ずつ21機。そのあと双発のヘリも含めて計50機あまりが南へ飛び去っていきました。なんでも28日に観閲式があるとかで、その練習に行った帰りのようです。どうやら行き帰りでコースを変えているようです。

まるで「天空の城 ラピュタ」のワンシーンのようだとは、次男の感想。味方と分かっているので安心ですが、年輩の方はおぞましき空襲なんかを思い出してしまうのでしょうね。なにやら日本周辺はきな臭いニオイがしますが、どうにか平和であって欲しいものです。

そんな週末に、まずは今年初の「鮭の白子のフライ」をいただきました。キングサーモンだと最高なんですが、銀鮭でもそこそこ美味しい。なんでも若返りにいいそうで、鮭の白子から抽出したエキスで作られたサプリメントもあるとか。白ワインでマリネしてフライにし、レモン醤油でいただくと絶品です。あとは、たたいて味噌と練り合わせて鍋にすると濃厚で美味しい。

次男と新宿へOM-1の電池アダプターを買いに行きました。OM-1は、私が学生時代に初めて買った一眼レフで、これで写真を覚えました。アマゾンにもこれを持っていきました。その後コンタックスに乗り換えましたが、やはり捨てがたくカメラケースの隅に眠っていたのですが、ある時から次男のPCのデスクトップが、スバル360から、このOM-1に代わっていたのです。聞くといいなあこれというので、じゃあ誕生日のプレゼントにやるよ、とあいなったのでありました。

ところで、これは製造中止になった水銀電池なので、私は使えないと思っていたのですね。そしたら息子がアダプターをつければ使えるってというのです。知りませんでした。ということで新宿ヨドバシカメラのカメラ館へ本当に久しぶりに行きました。ハッセルブラッド、ライカ、マミヤ、オリンパス、ニコンなど往年の名器が並んでいます。しばし感慨にふけりましたヨ。

息子がメモを渡すと、お兄さんの目が一瞬光りましたね。年輩の店員さんもニコニコと嬉しそうでした。やっぱりね、写真はアナログよお!分かってんじゃないのお若けえの、ってな感じでした。でもって、今度はストラップを探しに。ところが今はみなデジカメ用の1本フックのものばかり。やっと一眼レフ用のものを見つけたら、これが高い。結局ニコンの一番安いものを購入。

最後はやっぱりフィルムだねと、フィルムを探しに別の建物へ。まずは、カラーネガでと5本ほど買って、やっぱりモノクロも撮りたいなと、それも購入。全部揃って彼もニンマリ。あのね分かってる?撮り直しとか消去とかできないんだよ。分かってるよ! デジカメにはない、その緊張感がいいんですよね。なにかテーマ決めて撮った方がいいな。うん。何を撮るんでしょうね。そのうち彼のブログでアップされるでしょう。
でもって全ての用事が終わって博多天神でチャーシュー麺を食べて帰ったのでした。

でもって午後は、連れが東部公民館でやっている展覧会の撮影をしてから、niwa-coyaさんでやっている水彩画教室の撮影に長男と。なるほど絵を描くにはいい環境ですね。光の入り方もいいし、みなさん集中して描いておられました。

その後、仙川商店街へ行くと諏訪郷友会長善館の学生による記念祭の御輿行列に行き会いました。通り道なので、ずっと以前から練習風景は見ていましたが、実際に練り歩いているのを見たのは今回が初めてでした。いいもんですね。ところで、この間に信州つながりで実はniwa-coyaさんに、とても珍しい方が訪れてこられたのでした。残念ながら携帯を持ち合わせていなかったので、お会いできなかったのですが…。

なんでも、私の「清野氏の要害、鞍骨城についてのフォトルポ」をご覧になって、わざわざ東京の反対側より訪ねてくださったとか。清野氏の末裔の方でした。清野に清野氏なしといわれるように、村上義清の家臣でもあった清野氏は、北信濃が武田信玄によって占領されると、上杉氏を頼って越後へ移ったのです。その後武田の滅亡後に、一旦は松代に戻るのですが、豊臣秀吉の命で上杉景勝が会津130万石に移ると、松代の清野氏・寺尾氏・西条氏らは、家来妻子を伴って全員が会津に移ったのです。その後、米沢減封となりますが、会津に残ったものもいたでしょう。

そして時は流れ、戊辰戦争の官軍の中心をになったのは、真田幸民を藩主とした松代藩でした。松代藩のメリケン砲は、会津若松城を穴だらけにして勝敗を決したわけです。つまり、戊辰戦争は、有る意味一部は、松代出身者同士の戦争でもあったのです。歴史の偶然とはいえ、これは衝撃の史実といえるでしょう。

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5 コメント

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フォトルポの‥ (‥kousaku!)
2007-10-23 10:54:55
写真の中にウスタビガの繭がありましたがキレイですね。
あの繭で糸を取ったら緑色になるのかな‥なんて想像しました。

絹でも野生種の蚕では緑がかっていてじつに美しい色になりますよね。お蚕さんは人が育てないと存続できないのでしょうけど野生の蚕は羽根が退化していないのかなあ‥(~ ~;)
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雪景色の宝石のようです (MORI MORI)
2007-10-23 17:35:18
天蚕は、ヤママユガの繭ですね。もう少し黄緑色かな。採れるのは夏だったと思います。ウスタビガは、冬に見られるんです。
だから利用されないのでしょうか。
これがあちこちにあるんですから、感動します。この繭で織物作ったらいい色合いになるでしょうね。

蛾って、分類的には蝶と一緒なんですが、成虫になると口がなくて一生なにも食べないものがいたり、不思議なんです。
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 (FUKI)
2007-10-25 06:54:12
今日は曇りで明日は全国的に雨の予想です。昨日、澄んだ秋空に低空飛行で飛行機が2機頭の上を通り過ぎて行きました。戦争中だったら、あのまま攻撃されている位置関係でした。もちろん日の丸の国旗が描いてありましたが、戦後生まれの私でもあまり良い感じはしませんでした。
仕事のあと疲れていたのですが、山の入り口まで行ってハナイグチを少し採ってきました。やっと秋の実感です。
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異常気象 (MORI MORI)
2007-10-25 09:42:32
ネットで見ると、夏キノコのタマゴタケが採れたと思うと、もうクリタケが出ていたりと、暑くて急に涼しくなったせいでしょうか、キノコも混乱しているようです。

次男は、アナログカメラを毎日なで回しています。
空が高くなりました。
そろそろキノコ狩りにでも行きたいなと思う今日この頃です。
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蛾は嫌われますね。 (‥kousaku!)
2007-11-04 04:15:53
触覚のせいもあるしあのボテッとしたお腹のせいもあるのか
役に立っているんですが‥どうも『蛾』は人に嫌われます。

しかし口がない‥!そんな『蛾』がいるとは知りませんでした。ムシの世界は不思議だらけです‥(笑)
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