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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

雨曇り晴れの天気の中、親不知、生地、宇奈月、糸魚川の能への旅。幻の幻魚(妻女山里山通信)

2020-11-07 | アウトドア・ネイチャーフォト
 秋山郷の紅葉に酔いしれた翌日は、雨とあられと青空が交じるドラスティックな天気の日でした。まず、道の駅あらいから高田インターで高速に乗り能へ。そこから国道8号を西へ親不知に向かいました。

 親不知ピアパークから親不知方面の眺め。高速道路が下がっているカーブにはインターチェンジがあります。この先の高速道路は海の上を走っています。ここに来たのは、2年前に食べて衝撃を受けた幻魚丼を食べたいからでした。開店したてのレストピアに行くとあるはずの幻魚丼のメニューがありません。厨房にいた女性に聞くと、本当ならもう出せるんだけど、権利の問題とかで入荷しないのよ。とか。魚業権でしょうか。泣きそうです。仕方なく高速に乗って富山県の朝日町へ、

(左)宇奈月温泉へ行くつもりが間違えて富山方面へ。そうだ生地(いくじ)魚の駅でお昼にしようと。魚の駅「生地」。(右)開店にはまだ時間があるので、黒部漁港を散策します。潮の香りが気持ちいい。

(左)開店した鮮魚売り場。ベニズワイガニ。(右)キトキトの魚介類が並んでいます。

(左)富山ではげんげと呼ばれる幻魚。地元の方から幻魚には白幻魚と黒幻魚があって、黒幻魚の方が大きくて肉厚で美味いと聞きました。これがどちらかは分かりません。げんぎょは元は下魚という説がありますが、とんでもない。馬鹿旨です。(右)この日はやっていませんでしたが、週末や休日は食べられるでしょう。300円は激安です。

(左)向かいの航海灯が開店したので入店。なんと幻魚の天ぷら定食がありました。2年ぶりです。親不知のレストピアと違い三枚おおろしでなく丸揚げで小骨がありますが、美味。右下のつみれ汁も馬鹿旨です。(右)満足して漁港を散策。鮮魚は持ち帰れないので、幻魚の干物、タラの塩漬け、ホタルイカの干物、秋刀魚の糠漬けなどを買いました。

 宇奈月温泉。発電所。

 小雨がそぼ降る黒部川。トロッコ列車が通ります。天気のせいもあるのでしょうが、昨年に比べると紅葉の鮮やかさがないように思われます。

(左)トロッコ列車が来ました。雨にも関わらず乗客がたくさん乗っています。(右)有磯きときと庵で夕食にと買い求めた白エビ天丼弁当。二重の白エビの下に野菜がたっぷり。これは美味でした。銀座六丁目にもお店があります。

 しばらくすると雨は止んで青空が。やはり生地に先に行ったのは正解でした。

 宇奈月から朝日町のヒスイ海岸へ。太平洋では珍しくないのですが、日本海で初めての大波。水平線も平らではありません。翡翠を拾っている場合ではありません。

 この後、10m以上全速力で逃げました(笑)。

 親不知。白い高波は10m以上あります。私はほとんど演歌は聞かないのですが。石川さゆりの「能登半島」を口ずさみながら糸魚川に戻りました。

(左)糸魚川の天津神社の奴奈川神社に参拝。猛烈なアラレが降りました。(右)車中泊のマリンドリーム能生へ戻ります。その前に長者温泉へ。地元の方と歓談しました。

 マリンドリーム能生の夕焼け。風と波がもの凄く、海岸から離れた場所に駐車しました。さて明日はどこへ行こうかと。ここで杉ノ原のゴンドラのパンフレットを見つけました。ここへ行こうと決めました。風と打ち付ける波の音が凄まじく、1時間ごとに目が覚めました。ヤレヤレの夜でした。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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