モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

ハプニングの野草園

2007-10-14 | アウトドア・ネイチャーフォト
次男がサッカーの試合に勝って帰ってきたので、買い物がてら深大寺のはずれにある野草園へ自転車で。前回と違って下水は流れ出しておらず、臭い匂いがしないのはラッキー。でも、今回も野川には行って魚捕りをしている親子がいましたが、時に下水が流れ込む川だとは知らないで遊んでいるのでしょうね。一刻も早くなんとか下水処理場を作って欲しいものです。

野川の遊歩道に出たところで、次男が叫びました。
「あっカワセミだ!」
見ると枯れ草のさきっぽにブルーのカワセミが留まっています。いや別に珍しくはないです。武蔵野市場の下がカワセミの撮影ポイントとして有名で、週末の朝行きますと、ものすごい大きな望遠レンズをつけた老人の一団が、全員カワセミにその大砲を向けて構えています。でもその気になれば、野川界隈では割と普通に見られる鳥です。それでもこんな武蔵野の市街地の真ん中でカワセミを見ると、なんだかとても嬉しくなるものです。

さて前回は野川公園自然観察園に行ったので、今回は野草園から神代水生植物園から深大寺城址、深大寺と回って帰るつもりでした。まずは野川からはずれて野草園へ。ここはカニ山も含めて子供達が赤ん坊の時から自転車に乗せてきて遊ばせた所のひとつです。野川公園にもよく行きましたし、多摩川には夕焼け鑑賞会といって、週末の夕飯前によく夕焼けを見に行ったものです。

野草園は、おじいさんがふたりいるだけでした。まず入口で名前住所と人数を書いて入ります。小さな野草園ですが、武蔵野に自生している、或いは昔は自生していた植物が見られます。今回見られたのは写真にある花とミズヒキ、シュウメイギク、シロヨメナぐらいでした。外にはキバナコスモス。あっ、アオバナフジバカマは南米原産の外来園芸種です。繁殖力が旺盛なので、知らずに植えると生態系を滅ぼす可能性のある植物です。園芸種にもそういうものが有ることを知っておいて欲しいですね。わあきれい!じゃ済まないんです。

そして、深大寺へ行こうと自転車に戻ったら、なんと後輪の空気が抜けてペッチャンコ。ここのところゴムなしバルブの具合が悪くて、数日経つと空気が抜けていたので、パンクではないけれどおかしいなと思っていたところでした。よりによってこんなところで…。まあたいていそんなものですが。公園の事務所に空気ポンプはないか聞いたらないというので、しょうがない帰ることにしました。

こんな時は、頭の中のマップで最短距離を選びます。普段は通ったことがないような道も選んで。お陰でいつもなら、見られないような景色や道を発見できました。おお、こんなところにこんな花がとか、こんな古い家がとか、庚申塔を見つけたり…。歩くと、車や自転車では見逃してしまうようなものまで、しっかりと見ることができます。怪我の功名とでもいうのでしょうか。

野川野草園のフォトレポは、こちらでご覧ください。また、野川は11月になると紅葉がきれいです。こちらでご覧ください。また12月に入ったらこんな感じです。
コメント (2)
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