モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

秋を探して野川公園自然観察園

2007-10-08 | アウトドア・ネイチャーフォト
三連休中日、家族はみな所用で出払ったので、久しぶりに野川公園自然観察園へサイクリング。キンモクセイの香りが強烈な住宅街を抜けてキバナコスモスの咲く野川沿いの遊歩道へ。走り始めると、こんないい天気にもかかわらず出歩いている人が少ないことに気付きました。

しばらく走っていると、なにか爽快じゃない。そうなんです。野川が臭いんです。河川改修によって以前のように水がたまることもなく、見た目には割ときれいな水がよどみなく流れているにもかかわらず臭い。この夏の猛暑の影響で、なにか腐敗するような菌が大量発生でもしたのでしょうか。

実は、野川処理区には浄水場がなく雨天時に未処理の下水をそのまま野川に流しているんです。ですから、野川が臭いと思ったときは、下水が流れていると思った方がいいわけで、当日も川の中で魚を捕っている少年がいましたが、(まさか食べないでしょうけど)あまりお勧めはできませんね。 つまり、野川は、時として下水そのものなんですよ。野川処理区下流部合流改善施設の計画があるようですが、運用は6年後だそうですから…。小さい子供を遊ばせるときは気をつけた方がいいですね。なめてしまったりしますからね。

あまりに臭いので、スピードを上げてようやっと野川公園自然観察園へ。さすがにここまで来ると、下水をたれ流しているゲートはないので水は臭いません。絶品サンマのオリーブ油煮をアオサンのパンに挟んでサンドウィッチを食べてきたのですが、小腹がすいたので、コンビニで烏龍茶とチャーシュー葱おにぎりを買ってベンチで腹ごしらえ。不景気なんですね、有名な蕎麦屋の駐車場はすいてるのに、コンビニは行列でした。

さて野川公園自然観察園は、秋の花が咲き誇っていました。詳しくは写真を見ていただきたいのですが、他には、カントウヨメナ、キンミズヒキ、シュウカイドウ、ヤブタバコ、ユウガギク、ナンテンハギ、キバナアキギリ、ガマズミ、ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミ、タカアザミなどが咲いていました。ツマグロヒョウモンもたくさん飛んでいました。写真は、ツマグロヒョウモンのオスです。盛んにメスを追いかけていました。温暖化と共に北上しているそうです。

帰りは、いつものように調布飛行場へ。プロペラカフェの駐車場は満員でした。ここはお勧めです。私は丘の上で飛行機の発着を見て帰路に就きました。

野川公園自然観察園の他の季節のフォトレポは、モリモリキッズでご覧ください。
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