球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

あてんしょん!

2005-06-21 | マジメな話
ごめんなさい、別に今日の日記に着目しろって意味ではないのです。

今日はさっさと書いてしまおうと思います。



明日は就活でグループディスカッションということをします。
これは与えられたテーマに対してメンバーで議論するという種類のもののようです。

しかし僕は自分でテーマを決めてグループディスカッションをする方が好きです。
飲み会7回につき1回くらいの割合で発生させます。なんとなく。

そもそもグループディスカッションとは、
"ゆるいトークになりかねない場でいかに生産的なトークをするか"
のトレーニングだと思うので、もっと日常的にグループディスカッションをしたいですね。
以上、この話題はまた後日。
とはいうものの、以下の話題との関連性は十分です。



さて、鍵をなくしてかなりThe End入っていた今日の就活。

何故か渋谷駅のあたりで「あ、これだ…」という漫画の台詞を思い出しました。
…何の漫画かわかるでしょうか?
かの昔の人気漫画の"YAWARA"です。
…どこのシーンかわかるでしょうか?
コミックス29巻(最終巻)のバルセロナ・オリンピック。
柔VSジョディ・ロックウェル戦のあまりの白熱ぶりに世界が狂喜乱舞する場面です。
些か表現はオーバーすぎるのですが。

観衆の大声援を聞いて、松田は自分が当初から柔に投影し続けていたイメージが
現実になったことに気付く。そして涙を流す。そんなシーン。
「ずっと頭の中で鳴り響いていた歓声が… 本物になった!!(こんな主旨)」

なんかそれがものすごく羨ましくて。
それまでは柔のかわいらしさばかりを見ていた僕ですが、
何故か今日になってその松田の気持ち、ひいては作者の浦沢直樹氏の思いを感じて泣けてきました。

俺が今欲しいのはそういう歓声。誰のために頭に大歓声を鳴り響かせるのか。

なぜ作者の浦沢氏は
"柔を見た瞬間に大歓声を思い浮かべる松田"
というプロットが組めたのか。

ここが今日考えたことの肝です。

漫画家は数あれど、この歓声を今更になって俺に響かせてくれる浦沢氏は凄いと思いました。

マニアックでわからんか。
でも、書いた充実感は過去最高級。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする