球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

怪人は館に吸い込まれ

2005-01-29 | 初期の投稿
今日のタイトルと相当関係のある『オペラ座の怪人』。
今日から上演されることを今日知って、思いつきで鑑賞してしまいました。
(某オケの方々、すみません…。 言い訳は訊かれたらします。)

さて、瑣末的なことばかりが気になって本質をつかむのがいまいち上手くない僕が、何を思ったか。
ちなみに、ネタバレはナシです。

①ミュージカル調に展開していく大筋
この映画を見たときに誰でも書くと思われる『音楽が凄まじい』。
どうも作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバー氏の代表作のようです。
(ちなみに、僕がこの名前を今日ネットで調べて初めて知ったという事実があるのかどうかは不明です。)
怪人のテーマはかなり電子楽器的な様相をも呈しています。
「凄まじい」と書いたのは、その内容よりもむしろその爆音っぷりであるといえます。

②顔って人間と人間をつなぐ通路と言うけれど
怪人が仮面をしているのは、仮面をはずすとちょっとヤバめの外見だからであるといえます。
しかし、大きく損傷してしまった顔というのは、究極の卑屈さを生み出すのでしょうか。
ネタバレなしといっておきつつネタバレしそうになりまくってます、スミマセン。
僕は僕の愛読書(?)『他人の顔(安部公房)』を想起せずにはいられなかった。
でも、正直怪人にはあまり共感できなかった。
凡庸な感想ですが、勝手な奴だなコイツって思ってしまいました。

凡庸な感想をかなり強力に感じたので今日はここまで。
コメント
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