函館の夜…夜景と居酒屋と牛柄TAXI

2009-03-03 00:16:56 | 旅行記

問題です。
北島三郎のあの有名な歌「函館の女」。
♪は~るばる来たぜ函館へ~、の続きを歌ってみてください。

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♪さかまく波を…と歌ったかた、正解です。
♪あなたと食べたい鮭茶漬け、と歌えたらそれはそれで大アタリです。
牛は後者。名曲です。
だけど永谷園のお茶漬けは梅茶漬けのほうが好きです。
わからない人には全くわからない話も好きです。

11月4日という日はとにかく長くて盛りだくさんでした。
札幌で友人とちびっこを保育園に送ってから、登別温泉、室蘭のチキウ岬、白鳥大橋、じゃがいも「とうや」やかぼちゃ購入をはじめとする各道の駅、長万部のカニとその先の長い長い大沼国道、そしてここ函館山からの夜景までが、ぎっしりとこの1日に詰まってるわけですから。
がんばった。牛もインプレッサwもがんばった!

長万部から森の道の駅へ。その後5号線をは一気に南下。
函館市内に入ってすぐ、国道わきの駐車スペースに入りネットで宿を物色。

時刻は18時。
今から宿探してチェックイン、一杯ひっかけるには、インプレッサwと荷物置いて徒歩で外出、函館山行ってゆっくり食事してからホテルに戻るとしたら、あとはフロ入って寝るだけっしょ。
明日も早く出るんだし安いとこでいい。
ただ、明日以降の情報は欲しいからネットつながるとこ。
そうだなぁ…あ、コレ2600円。そこそこ安いし函館の駅前だ。

「バス・トイレ付き、無線LAN完備!素泊まりプラン(食事なし・窓なしシングルルーム)」

ん?(←「太陽の船ソルビアンカ」のジュン並みに訝しげ)(←誰も知らない…)
最後に何か見慣れない条件が。
「窓なし」…?格安宿ばっかり探してるとたまにあるんですよ、こういうの。
まぁいいや。「これにしちゃえクリック」を一発かまして速攻宿へ。

函館駅前のほど近く。商店街も目と鼻の先。
部屋に入ったらね、窓無いの(笑)
無いというより開かないんだ。障子がはめこんであって、おそらく窓の外は壁か配管か。
そのわりに普通のシングルよりか広い!
部屋の面積だけならダブルかツイン向けにも使えそうな広さ。
でも2600円っしょ~。あのライダーハウスなら5泊…(以下略)

荷物を整頓したら、サイフとPHSだけ持ってさっそく外出。
フロント脇のチラシを漁ってたら、フロントのおねぇさんが声をかけてくれた。

ホテルのヒト :「これからお出かけですか?」
牛 :「はい。函館山、まだ間に合います?」
ホ :「山頂バスは終わってますけどロープウェイなら十分大丈夫ですよ。ここから駅前の市電に乗ってココで下りて、進行方向にむかって左に折れて少し歩くとロープウェイの駅です。下りの最終が20時50分発なので遅れないように。今日はとても寒いですからしっかり着ていったほうが…」
牛 :「ありがとう!ついでにこの辺で1人でも行ける美味しいお店ありませんか?」
ホ :「やっぱり海産物ですね…うーん、お1人ですと…」
牛 :「あ、フツーの居酒屋とか1人で入るのは平気。むしろ得意です。料理1品の量が1人分って意味で。」
ホ :「それならありますよ♪すぐ近くで、その道をこっちに向かって…」

なんだかこの女性、うれしそうに説明してくれる。
流れるような説明な上にフレンドリーさがちょうどいいw
いっそ「夜勤?何時にあがるの?一緒に食べに行く?」位言いたかったけどやめておくことにした(笑)

かくして、教えてもらったとおりに函館山頂にたどり着き、もの凄い寒さと風により他の観光客が一瞬にして建物の中へ撤退する中、牛はジャックウルフスキンのジャケットのフードまでかぶってその力量を遺憾なく発揮…それにしても寒かったけど。

Hakodate01

そういえば何年か前、神戸の夜景を見たときもむっちゃくちゃ寒かった。
あの日も朝から晩まで歩き回って、最後に薄着のままロープウェイに乗って凍えて大変だったんだった。
夜景ってのはとにかく寒いものだ。
だけど函館の夜景もなかなかだ。堪能。

その後、最終のロープウェイに乗って下山。
とにかく寒くて、市電の電停で待ってたら、ずっと気になってたタクシー発見。

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暗い中あわてて撮ったらブレブレですが、函館には牛柄のタクシーが走ってるんですよ。
ううっ、インプレッサw連れじゃなければ乗りたかったなぁ。そんでもって記念撮影もさせてもらいたかった。。。
いっそ連れて帰りたい。

このタクシー、「moomoo-TAXI」という一風変わったタクシーなんですが、ホルスタイン柄には白黒のほか赤、ピンクもあるらしい。
しかも、内装が白黒のホル柄(いや、コレはダルメシアン柄でしょ…)な車輌もあるらしく、サイトで見る限り非常に目がチカチカすることになってます。

それだけで驚いちゃいけない。

「モーモーSSツアー」を予約すると、運転手が牛柄の着ぐるみを着てきてくれるという謎なサービスすら展開しているのだ。
サイト見ると…いや、普通におかしいでしょ(笑)
車種も三種類そろえる中、「ウシティマ」「ウシファード」の名称が…容易に車種がわかりますが、とにかくその牛っぷりを称えたい。

と思ったら、「個人タクシーJAZZ研究会」なるものがあり、車内にカロッツェリアのデッキを備えたタクシーで「ミッドナイトJAZZクルージング」というコースまであるのだとか。
こういう営業努力はすばらしいですよね。
客に業界の愚痴をたれ続ける仙台のタクシーにはうんざりしていた牛ですが、こういうタクシーなら乗ってみたいと思えるというもの。

とにかく、牛にとってはかなり興味深いモーモータクシー。
函館へ行ったらぜひご利用を。
Moomoomini
牛も次に行くときにはSSツアー予約してみたい。
(子供向けに牛の着ぐるみを貸してくれるらしい。大人はどうなんだろう。)

さて、市電で駅前まで戻ったら、教わったホテルの近くの居酒屋「弁財船」でイカ刺しだのなんだのをつまみつつ晩酌と相成りました。
ここの居酒屋の親方と「お客さん、どこから?」「宮城だけど札幌でラリー観た帰りです」から始まってみたら。

「さっき来た男のヒトもラリーの帰りって言ってたよ。いやでも渋いねぇ!F1とかじゃなくてラリーか!いや私も昔ね…やっぱり車はラリーがいちばん…(以下略)」

話せば話すほど、このかたも車好きでバイク好きだった(笑)
で、ドゥカティとカワサキの話になって話が広がる広がる!
そしてお店の女性のかたも含めて「ザンギ」と「鶏のからあげ」は何が違うのかとか、ジャガイモの品種といも餅の話にまで及び、牛はやっぱり我慢できずに日本酒をおかわりしちゃってすっかりいい気分。
函館いい街だ。イカ刺しもうまい。

とても寒い夜だったけど、牛はほろ酔いで、ホテルまでの道のりをニコニコしながら戻るのでした。
うまいものばんざーい♪
ラリーばんざーい♪
車好きバイク好きよ永遠なれ~♪
っうぃ~!気分良いなぁ♪
ホテルのフロントのおねぇさんありがとー!いい店だったよぉ♪

…牛よ、明日も早いんだが。


1 コメント

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イカ刺し~ (たんぽぽ)
2009-03-13 12:08:15
イカ音頭はおどらなかったんですか
ああ、見物できなかったのかなぁ。
函館夜景、奇麗にとれてますね。
中学の修学旅行で行ったけど。
ここまできれいにはみえなかったなぁ・・・・
春だったからかしら?
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