たくさんの人が行きかう週末の仙台駅。
すれ違って、たまにぶつかって、出会って別れて探して待ち続けて。
ちょっとだけ疲れてる牛は誰も待ってはいなかったし、待たれてもいなかったのだけれど。
偶然のwitness。
胸をえぐるような別れはいくつだって知ってる。
慣れることなんてできなくて、いつも怯えて過ごすようになるくらい。
だからなのかな。こんなに胸に染みるのは。
彼は何かを叫んで、彼女はただ背中を向けて去っていった。
その二人の後姿がいとおしくて、だけどただの通行人の牛は視界の端に彼らを映してただ歩き去るだけ。
ねぇ、彼と彼女。
牛は上手に演じられたのかな。「通行人A」を。
あの二人がまた、明日に出会えますように。
知ってるよ~!ホントは臆病で、わかってほしいんでしょ。
いつでも、私とやっちが湯船の縁で、特別な牛のことを待ってるよw
ちなみに私は、昨日やっちに「乙女心がフクザツな時には、エビフライを沢山食べさせてあげるよ!」って言われた…。どういう解釈なんじゃい(苦笑)
彼らは高校生だったと思う。
二人に何があったのかはわからないけど、ただのケンカ別れじゃないだろう事だけはわかった。
まだ若くてこれからだって沢山の人とめぐり合うだろうけど、彼らのこの日の別れを牛が目撃したのは偶然だけど「たまたま」なのよ。
牛はそんな時、立派な通行人を演じることにしてる。
「特別」って、楽しい事じゃないと思うよ。
だけどやっちにエビフライは食べさせて欲しいなぁw