時間を費やす!

2013-03-02 02:55:10 | 日記・エッセイ・コラム

心を解放しすぎると痛い目に遭う。
微妙なさじ加減を守ってみても不器用ップリが発揮されるばっかりだし、それ以上に現実は容赦ない。
ソナー手が耳を傷めるみたいな事にはなりたくないけど、耳鳴りにすらコードを聴いてしまうこの癖をなんとかしないとどうにもならない。
過剰適応ってつまり全然適応してないんだよ?自分自身よ。

だから、優しく心にふれてくれる物語をたくさん浴びるために時間を費やそうと思ってる。
さっぱりうまくいかないけど、ね(苦笑)

DVD。
前よりは観るようになったとはいえ、レンタルしてもなかなか時間が割けないのは相変わらず。
延滞しないように見るのが精一杯だけどちょっとずつ。

■プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)
程度は違っても、秘書業務、営業事務、総務事務とかって、「自分がどこまでやろうと思うか」と「そこまでやろうと思える相手か」ってとこじゃん?
ふてくされた顔して書類を右から左に移動するだけでオワリにするならそれまでだよね。
ああスミマセン、牛がやりすぎるんですよねハイ。
だって毎日つまんない仕事するの嫌だもん。
とかなんとかはおいといて、牛も少しはファッションに気を・・・むにゃむにゃ(笑)

■愛は霧のかなたに(GORILLAS IN THE MIST)
これもようやく観ましたよ。
邦題って「?」な事が多いけど、なるほど言われたとおりコレも「?」だなぁ。
どんなだろ、って気軽に観たわりにテーマがとても重くて最後もショッキングだし、観てからずーっと引きずってる。
ゴリラが絶滅の危機に瀕している事実もそうなのだけど。
孤立無援の中で大切なものを失うとヒトはよりいっそう固執するし盲目的になりがち。
同じ立場で同じ場所で同じ思いを共有してくれるヒトの存在って大切なのだけど、同じ価値観を持つってとても困難。
そして、「頭をもっていった・・・あの手を」と言って泣き崩れるダイアンの、このセリフが胸に突き刺さって忘れられない。

本。
あいかわらず読み続けの山田詠美&川上弘美読み残しシリーズ。
ずっと読めなかったんだもん。そりゃオトナ買いもしますよ。
列挙してるヒマがあったら次の読みます。

映画。
字幕版、最終日にモウだめかと思ってたけど駆け込みで観た。
■ライフ オブ パイ
なんというか、あいかわらず感情移入しすぎで、最初っから最後までずーっと緊張し続けてものすごーく疲れた。
映像が綺麗だし、とてもいい映画なのだけどね。モウぐったりでした。
トラとの別れを語る言葉に心当たりがあって、そして主人公が最後に語る二つ目の話がとても胸に染みて・・・とにかく、牛にとって示唆に富む話だった。

ところで。
ゆうべ話には出さなかったけど。

「Lay your hands on me,Baby
君が目にした虚ろなリアル
心の叫び胸に隠したまま
それは今朝の新聞のできごと」
(虚ろなリアル ~Lay your hands on me, baby~/PEARL)

やっぱりこの歌を歌ってた。
牛は昨日と明日を繋いでいく事しかできなくて、ただ必死にそれをやってるだけなんだけどね。

見送るばっかりだ。