Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
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昭和の二名優去るー船越英二氏、植木等氏を偲んで

2007-03-27 00:04:27 | news
 ほんの少し前、船越英二氏の訃報を聞いたばかりだと言うのに、今日、植木等氏がこの世を去った。

 お二人の出演作品を振り返れば、昭和と言う時代が目に見えるように浮かんでくる気がした。「時間ですよ」の主人、「熱中時代」の校長先生。自分はTVドラマがそれほど見られなかった時代の番組だったが、「北野さん!」と言う台詞だけは、すぐに聞こえてくるし、目に浮かんでくる。上品な雰囲気がありながら、昭和のパワー溢れる元気な時代を象徴するような元気な声、笑顔が、自分にとって、船越さんの基本のイメージだ。

 いっぽう、植木等さん、知る人ぞ知るクレージーキャッツの一員。平社員の代のような、歌とそれを歌うときの底抜けの笑顔が、目に浮かぶ。昭和の高度成長を支えた、サラリーマンの代表のような、イメージが離れない!!笑い飛ばして、満員電車に揺られながらも、毎日の仕事とをこなしていく、たくましさ呑んで笑って、いやな思いも憂さも晴らしつつ、こつこつ、日々を生きる人間としての強さを表現してくれたようなそんなイメージが、自分にとって植木等さんの基本イメージ。

 お二人とも、活気ある高度成長をバックにした昭和の時代に、それぞれ、独自の魅力で魅せてくれた。共通点は笑顔、エネルギッシュな笑顔!
 昭和も大分遠くなり、平成のもやった空気にどっぷりつかった毎日の中、二人がこの世界を去った。お二人の活躍した昭和を懐かしみ、感謝しつつ、ご冥福を祈りたいと思う。


板垣の涙一筋ー『風林火山』鑑賞記11

2007-03-23 17:54:44 | S.Chiba
             第11回 「信虎追放」

 今回の、板垣・千葉ちゃんの見どころは・・・と言うよりも、重臣一同が集まった様が一番の見所で、千葉ちゃん板垣も、もちろん、いい味を出している。

 信虎今川家に出かけた後、重臣が集まり晴信が父信虎の追放を、打ち明けるシーンは、緊迫感が漂う見どころの一つ。謀反を初めて知った信繁の傳役(もりやく)諸角の「・・・謀反にござるか?・・・」の訴えに、きっぱり「謀反でござる!」と板垣。重々しい口調に、映画「柳生一族の陰謀」萬屋錦之介のラストの台詞「夢でござる」を思い出してしまった。千葉ちゃんも貫禄が付いたな~と、十兵衛役の姿を思い出し、なんだかしみじみ感傷にふけってしまった。(笑)

 信繁が晴信に打ち明ける、真摯は言葉表情は、台詞と共に胸に迫る。一人一人の重臣の表情が写り最後に信繁の正面に座った板垣の顔が写ると、涙が一筋頬つたっていた。板垣は、涙もろい?晴信・信繁の兄弟愛、そして、国を思う気持ち、信虎に使えてきた板垣には、どうにもこらえ切れない熱い思いが胸に溢れたのだろう。

 全てを見通した様子の小山田が刀を持とうとすると、反応して刀に手をかけようとした甘利をとめ、クールに「いつから気づいておった?」と睨みを効かせる板垣。重臣の中ではまだまだ若い小山田役田辺さんだが、一歩もひかない力の篭もった表情に、すかし技も心得た憎々しげないい味を出している。

 男達が勢ぞろいするこのシーン、熱のこもった役者同士の激突!と言っても戦うわけではないが・・・こんなシーンどっかで見たぞ?!?!と急に思い出したのは「仁義なき戦い」役者同士が火花を散らす感じが、全く真逆な表現ながら、ジンジン伝わってくるシーンだった。 

 信繁役嘉島典俊さんの爽やかさが、暗く重苦しい謀反の場には、貴重な存在だった。

 そして、親方様との決別のシーン、凍ったような晴信の表情。隣の板垣も決意を固めたように硬い表情で信虎を見つめる。勘助の登場に、思わず弓を引き晴信に制止され従った板垣。次週この三者の関係がどのように、変化していくのかが見物。予告編を見て千葉ちゃんが勘助に刀を突きつけた姿に、ワクワク!(笑)

 今回の主役は、やはり仲代達矢さん演じる信虎最後の重臣たちとの話し合い、今川家での歌会、謀反を知った時、勘助らに従い一人戻る時、勘助に剣を振るう姿その豊かな表情に惹きつけられた。そして、馬から落ち、額から血を流しながら独り言のように言う信虎。勘助に大きな影響を及ぼす言葉「・・・晴信がおるのじゃ・・・わしが育てた・・あのような猛々しい武将を・・・」残酷な定めを受け入れ去る信虎の姿は見事だった。

 もう一人見事な表情は、大井夫人信虎を憎みきれず、晴信を信じ行く末を、ただただ祈り見守る姿に、晴信も涙する。柔らかくも芯が強い女性・母親の姿が吹風ジュンさんの魅力と重なって素敵だった。

 果たして、勘助の策略とは?原作の世界へ入っていく次回からの展開。板垣・千葉ちゃんと内野・勘助の対決が待ち遠しい!! (笑)

決意表明!?-『新テコ同好会』

2007-03-21 18:04:21 | テコンドー
 本日は新宿テコンドー同好会の練習日。祭日の練習は始めてで、少ないのでは?と思ったのは余計な心配でした。金井先生もいらして参加者は、9人と結構賑やかな練習となりました。

 ウォーミングアップの軽いステップキョルギ、一分3セットで身体を温め、基本蹴り 二人組みで基本の蹴りをミットで練習した後、そのまま二人組みでミットでカウンター蹴りの練習、連続蹴りをして、休憩。二人組みで、移動しながらミットでの連続蹴り。ここから自分はミット持ちもギブアップ。プロテクターを付けて、カウンターの練習した後、キョルギ、45秒間3セットして、久々にみんなで整理体操金井先生に挨拶して終了しました。

 先週、目一杯楽しんだツケか?!せっかく、今週も金井先生がいらしたのに、自分は膝の痛みが復活して、移動もままならならず、ストレッチ&タイムキーパー、ミット持ちをしつつ見学。動きたいのは山々だが、膝の訴えには勝てず、明日の事も考え我慢。遂に、減量、減量と言っては見たものの、なかなか減らない体重を、絶対減らす決心をした。早く治して思いっきり蹴りたいです!!今度こそ絶対減量するぞ~~~!!!ここに宣言いたします。(爆)


カッコイイ男達―『疾走538段~熊野・お燈まつり』

2007-03-19 08:16:41 | 祭り
 昨日、久しぶりに、カッコイイ男達を見た。

チャンネルを回しているうちに、NHKの『にっぽん再発見 ハイビジョンふるさと発「疾走538段~熊野・お燈まつり」』と言う番組を途中から見て、引き込まれた。

 山の石段を駆け下りる、言ってみれば単純な祭り なのだが、迫力ある男達のもみあい、真っ暗闇の中、松明を持って、靴幅程も無い曲がりくねった急な山道の石段を駆け下りる様は、スリル満点!!降りるだけでも大変だが、一番を争って駆け下りる姿は、勇ましく、惚れ惚れする。男ならではの勇気とパワーに満ち溢れて、なんともカッコイイのだ。(笑)

 神倉神社の例大祭、お燈祭(おとうまつり)は、毎年2月6日夜に行われる
。勇壮な火祭として和歌山県の無形民族文化財に指定されもいる祭りだ。約2000人の「上り子」と呼ばれる男達は、白装束で、白いものだけを食べて祭りに望む。男たちがあの急勾配の石段を火のついた松明を持って駈け降ります。地元の「新宮節」に「お燈まつりは男のまつり 山は火の滝 下り竜」と歌われているそうで、女人禁制の男の祭り!確かに激しく、危険な祭り。この日だけ、神倉山は女人禁制。太鼓橋の手前で男たちが降りてくるのを、女性はじっと待つ。午後8:00ころ、真っ暗な山を染めた松明の明かりが、男たちが駆け降りて連なって降りてくる。

 今度男に生まれたら、やって見たい!しかし、昼間降りるのは、景色が見え急勾配がわかるだけに、怖い!!皆怪我せずに降りてくるだけでも拍手!!真っ暗闇の中、松明と、山ノ神が守ってくれるような気がしてくる。
 挑戦する勇気、駆け下りるパワーに、うっとり見とれて見入ってしまった。まだまだかっこいい男が一杯!!現代の日本男児も、なかなかどうして、男前、カッコイイ男が一杯だ!!(爆)

板垣の決意ー『風林火山』鑑賞記10

2007-03-17 10:38:11 | S.Chiba
            第10回 「晴信謀反」

 遂に「風林火山」サントラ入手!密談戦の10回の話しの前に、少々音楽の話を・・・。

 毎朝目覚めのテーマソングは、N響演奏の「風林火山」。千葉ちゃんの名前が出るところで、気合を入れて、睡眠不足もなんのその、今日も一日頑張るぞ!と、気合を入れております。(笑)

 初めて、このサントラを聞いた時、後半の曲で涙が・・・この音楽はどんなシーンで流れるのか・・・見ずして泣いているという事は、この曲が流れるシーンを見たら号泣?!NHKのサントラは、映画音楽大好き人間の自分を満足させてくれるものが多いが、特に今回はツボにはまった感じ。バックに流れる音楽を聴き、演技をじっくり鑑賞。激しい曲もさることながら、緩やかに優しく雄大に流れるような曲を聞くと、癒される気が付くと涙腺が反応しています。(爆)
そんなサントラを聞きながら、10回の感想を・・・

 今回、意を決し晴信について行く、千葉ちゃん・板垣のひたすら説得する目に注目戦場のような激しさではなく、切々と甘利、飯富両氏に訴えかける。緊迫感の中の、ベテラン実力者、竜雷太さん、さん金田さんとの三者三様のリズム&トーンも心地よい。脅しか?と言う飯富に納得!晴信を切るしかないと言われ、簡単に頷けぬことを知りつつ、迫る板垣。ためらう甘利に、思わず迫って行く板垣の千葉ちゃんらしい素早い身のこなしに、ニヤリ!決してギラついてはいないが、熱い眼差し思いを込めた訴えかけは今回最大の見所。

 もちろん戦場で伝兵衛から届けられた、今川義元からの書状を晴信と見るシーンの笑顔は、今回貴重なシーン。勝ち戦さでご機嫌な信虎の最後の話を聞くシーンの表情は、複雑だ。それぞれの家臣の思惑が入り乱れた表情、板垣の複雑な胸の内を悟られまいとした微妙な表情に注目。最後と思えば、本当は胸が締め付けられるはず。それを押し殺した表情に注目

 前回、晴信の決意にただ見つめ返すしかなかった板垣・千葉ちゃんは、今回、家臣との根回しに命を懸ける。「われらは一心同体」という言葉に思わず嬉しくなる。

 なんといっても、今回、印象に残ったのは、竜雷太さんの甘利の迷い、実直さ故に農民と信虎への思いとの板ばさみの苦しみのこもった、台詞と表情。既に意を決した板垣以上に、決断への苦しみが胸に迫ってきた。家臣として、重臣として、反対など出来ない甘利の苦悩「あまりに、あまりじゃ・・・」とは、しゃれ?!などとつっ込む隙も無いようない演技。
 
 少し若い飯富扮する金田さんは、最近ぐっと実力を付けてきて、重すぎず、二人の中でいいバランスで、説得役を好演

 まさに亡霊のような、勘助の汚れ方は半端じゃない!武田への仕官に向けこのへんが説得力を持ってくるのだろう。(笑)いっぽう、真田幸村の爽やかさ。再登場が楽しみ!今川家3人の密談?!シーンのテンポは、谷原さんの素敵な声、藤村志保さんの凛とした声、伊武さんの怪しく流れるような語り口調。こちらも、面白く次回へ興味をそそられました。

 明日は、遂に父を武田の地から追いやるシーン。板垣はどんな表情で信虎に別れを告げるのか、楽しみ!思わす涙がこぼれたと市川亀次郎さんが話していた、大井夫人と晴信のシーンも注目したい。