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板垣の決意ー『風林火山』鑑賞記10

2007-03-17 10:38:11 | S.Chiba
            第10回 「晴信謀反」

 遂に「風林火山」サントラ入手!密談戦の10回の話しの前に、少々音楽の話を・・・。

 毎朝目覚めのテーマソングは、N響演奏の「風林火山」。千葉ちゃんの名前が出るところで、気合を入れて、睡眠不足もなんのその、今日も一日頑張るぞ!と、気合を入れております。(笑)

 初めて、このサントラを聞いた時、後半の曲で涙が・・・この音楽はどんなシーンで流れるのか・・・見ずして泣いているという事は、この曲が流れるシーンを見たら号泣?!NHKのサントラは、映画音楽大好き人間の自分を満足させてくれるものが多いが、特に今回はツボにはまった感じ。バックに流れる音楽を聴き、演技をじっくり鑑賞。激しい曲もさることながら、緩やかに優しく雄大に流れるような曲を聞くと、癒される気が付くと涙腺が反応しています。(爆)
そんなサントラを聞きながら、10回の感想を・・・

 今回、意を決し晴信について行く、千葉ちゃん・板垣のひたすら説得する目に注目戦場のような激しさではなく、切々と甘利、飯富両氏に訴えかける。緊迫感の中の、ベテラン実力者、竜雷太さん、さん金田さんとの三者三様のリズム&トーンも心地よい。脅しか?と言う飯富に納得!晴信を切るしかないと言われ、簡単に頷けぬことを知りつつ、迫る板垣。ためらう甘利に、思わず迫って行く板垣の千葉ちゃんらしい素早い身のこなしに、ニヤリ!決してギラついてはいないが、熱い眼差し思いを込めた訴えかけは今回最大の見所。

 もちろん戦場で伝兵衛から届けられた、今川義元からの書状を晴信と見るシーンの笑顔は、今回貴重なシーン。勝ち戦さでご機嫌な信虎の最後の話を聞くシーンの表情は、複雑だ。それぞれの家臣の思惑が入り乱れた表情、板垣の複雑な胸の内を悟られまいとした微妙な表情に注目。最後と思えば、本当は胸が締め付けられるはず。それを押し殺した表情に注目

 前回、晴信の決意にただ見つめ返すしかなかった板垣・千葉ちゃんは、今回、家臣との根回しに命を懸ける。「われらは一心同体」という言葉に思わず嬉しくなる。

 なんといっても、今回、印象に残ったのは、竜雷太さんの甘利の迷い、実直さ故に農民と信虎への思いとの板ばさみの苦しみのこもった、台詞と表情。既に意を決した板垣以上に、決断への苦しみが胸に迫ってきた。家臣として、重臣として、反対など出来ない甘利の苦悩「あまりに、あまりじゃ・・・」とは、しゃれ?!などとつっ込む隙も無いようない演技。
 
 少し若い飯富扮する金田さんは、最近ぐっと実力を付けてきて、重すぎず、二人の中でいいバランスで、説得役を好演

 まさに亡霊のような、勘助の汚れ方は半端じゃない!武田への仕官に向けこのへんが説得力を持ってくるのだろう。(笑)いっぽう、真田幸村の爽やかさ。再登場が楽しみ!今川家3人の密談?!シーンのテンポは、谷原さんの素敵な声、藤村志保さんの凛とした声、伊武さんの怪しく流れるような語り口調。こちらも、面白く次回へ興味をそそられました。

 明日は、遂に父を武田の地から追いやるシーン。板垣はどんな表情で信虎に別れを告げるのか、楽しみ!思わす涙がこぼれたと市川亀次郎さんが話していた、大井夫人と晴信のシーンも注目したい。


コメント
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