前作『カジノロワイヤル』でダニエル・グレイグの魅力に完全にはまってしまった自分、早速、見に行ってきた。
一見地味なダニエルだが、諜報部員007のお仕事モードになると、メチャクチャカッコイイ!今までのどのボンドより目が小さく、派手さのない顔だが、その分、感情が表情から染み出してくる感じが、たまらない。渋い表情はどこかで会ったような気がすると思ったら、好きだったアクションスターの一人、スティーブ・マックィーンに似ていると気づいた。顔の皺、表情が、微妙に似ている気がしてならない。最近見かけなかった、顔立ちが逆に新鮮で、食い入るように画面を見つめてしまう。
大好きなアクション映画、007シリーズ。イワン・フレミングの原作も何冊か読んだ。殺人や、拷問のシーンなどハードなシーンもあるが、それを、上品に見せてくれるマーク・フォースター監督の映像が嬉しい。脇役のMが前作以上に顔を出す。スパイ映画らしく、かっこいい画面といえば、情報収集する場面の、コンピュータ画像。近未来的画像だが、決してありえない画像ではないところがワクワクさせる。
このボンドはクール、といっても女性をしっかり抱くボンドは変わらないが、笑顔は見せず、嘆いたり、ニヤニヤすることもほとんどないが、決して冷徹無表情なわけではなく、ボンドの切ない心情も伝わってくるダニエル・グレイグの演技に拍手。007シリーズおなじみの、ハラハラさせるアクションシーンやスタントシーンでも、その表情で、安心して見ていられて頼もしい。
オープニングのカーチェイスからハラハラドキドキ。ラストに持ってきてもいいぐらいの手に汗握る迫力のあるシーン。沢山用意された、ワクワクさせるアクションシーンの、さらにテンポアップして感じる目まぐるしく変わる編集に拍手!一方で感傷的なシーンでは、ロングショットでじっくり見せ、たっぷり感情移入させてくれて、動と静の切り替えが心憎い。
力強く、チャーミングなオルガ・キュリレンコを初めとするボンドガール達は、ジュディ・デンチ演じるMを筆頭に皆、女性から見てもとっても、カッコイイ!
次々と消されていくスパイ仲間達。悪役を演じるマチュー・アマルリックも、自信に満ちた憎々しげな笑みで、適役として文句なし。
今までのボンドたちは、ハッピーエンドの色っぽいシーンで、ニヤリとさせてくれる娯楽作品的終わり方だったが、ダニエル・グレイグの007作品は、一味違う。前回同様、「これはイギリス諜報部員の物語です」と念を押されるような、どこか空しい寂しさが漂うエンディングで、これから先ボンドがどうなってくのか、早く次回作が見たくなってしまう。
シリーズ22作目に至っても、ワクワクハラハラさせてくれる007映画に拍手!
ショーン・コネリーに勝るとも劣らないくらいファンになってしまったダニエル・グレイグ007演じる23作目は、どんな風に楽しませてくれるのか、今から、心待ちにしている。
一見地味なダニエルだが、諜報部員007のお仕事モードになると、メチャクチャカッコイイ!今までのどのボンドより目が小さく、派手さのない顔だが、その分、感情が表情から染み出してくる感じが、たまらない。渋い表情はどこかで会ったような気がすると思ったら、好きだったアクションスターの一人、スティーブ・マックィーンに似ていると気づいた。顔の皺、表情が、微妙に似ている気がしてならない。最近見かけなかった、顔立ちが逆に新鮮で、食い入るように画面を見つめてしまう。
大好きなアクション映画、007シリーズ。イワン・フレミングの原作も何冊か読んだ。殺人や、拷問のシーンなどハードなシーンもあるが、それを、上品に見せてくれるマーク・フォースター監督の映像が嬉しい。脇役のMが前作以上に顔を出す。スパイ映画らしく、かっこいい画面といえば、情報収集する場面の、コンピュータ画像。近未来的画像だが、決してありえない画像ではないところがワクワクさせる。
このボンドはクール、といっても女性をしっかり抱くボンドは変わらないが、笑顔は見せず、嘆いたり、ニヤニヤすることもほとんどないが、決して冷徹無表情なわけではなく、ボンドの切ない心情も伝わってくるダニエル・グレイグの演技に拍手。007シリーズおなじみの、ハラハラさせるアクションシーンやスタントシーンでも、その表情で、安心して見ていられて頼もしい。
オープニングのカーチェイスからハラハラドキドキ。ラストに持ってきてもいいぐらいの手に汗握る迫力のあるシーン。沢山用意された、ワクワクさせるアクションシーンの、さらにテンポアップして感じる目まぐるしく変わる編集に拍手!一方で感傷的なシーンでは、ロングショットでじっくり見せ、たっぷり感情移入させてくれて、動と静の切り替えが心憎い。
力強く、チャーミングなオルガ・キュリレンコを初めとするボンドガール達は、ジュディ・デンチ演じるMを筆頭に皆、女性から見てもとっても、カッコイイ!
次々と消されていくスパイ仲間達。悪役を演じるマチュー・アマルリックも、自信に満ちた憎々しげな笑みで、適役として文句なし。
今までのボンドたちは、ハッピーエンドの色っぽいシーンで、ニヤリとさせてくれる娯楽作品的終わり方だったが、ダニエル・グレイグの007作品は、一味違う。前回同様、「これはイギリス諜報部員の物語です」と念を押されるような、どこか空しい寂しさが漂うエンディングで、これから先ボンドがどうなってくのか、早く次回作が見たくなってしまう。
シリーズ22作目に至っても、ワクワクハラハラさせてくれる007映画に拍手!
ショーン・コネリーに勝るとも劣らないくらいファンになってしまったダニエル・グレイグ007演じる23作目は、どんな風に楽しませてくれるのか、今から、心待ちにしている。