Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
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願いを込めていを思いを繋ぎ夢のオリンピック・・・・東京2020オリンピック開会式

2021-07-25 15:57:00 | 暮らし&行事

様々な思いの中、東京オリンピック2020が開幕しました。

なかなか日記書ききれなかったのは、やはりこの日を控えていたからか。

「もうすぐ二回目の東京でのオリンピックを見られる!」

90歳の父が、3年前から何度も口にした言葉。にっくきコロナで、一年延期、いや、もしかすると、中止になるかも?!直前ぎりぎりまでわからず、認知症の父の傍らで、ひやひやしていた。(いや、心のどこかで、絶対やる!と、信じていた)

父念願のオリンピック!ブルーインパルスの飛行を見たら、絶対泣く!と宣言していたが、仕事が入り(涙)飛び去った後の空を眺めて、オリンピック観戦用のピンチョス材料や食材&お酒を仕入れ、開会式を前に、父と相方と3人での乾杯!娘夫婦や孫たちとはコロナで見られず、残念。それでも、じっと開会式を見入る父の姿に、ほっとして、嬉しくて、しんみりして。

静かに始まった開会式。コロナかだから納得。選手たちの、目立ち過ぎず、ひたむきに練習する姿の演出にすでに胸が熱くなる。森山未來さんの祈りの気持ちが込められたダンス。黙祷。東京大会が決まった時の思い、復興五輪の思いを忘れてはならない。そんなお気持ちが、優しく暖かく深い思いが詰まったMISIAさん(なんてチャーミングなドレス!)の『君が代』にも繋がって熱唱にウルウル。

真矢さんのきりりっとした姿、木やり歌が流れる中、地元の神輿が、新宿通りを練り歩くと、担ぎ手としてワクワク話していた相方と娘の姿を思い出し、スタジアムに自慢の神輿たちを貢ぐ姿を、一瞬思い浮かべてしまった。

提灯は秋田の関東を思い浮かべ、(きっと、担ぐ姿見せたかっただろう)木をたたく音に、熊谷和徳(いつも注目している大好きなタップダンサー)のタップの音が重なる、大好きなごちそういっぱいの、なんてワクワクする瞬間。

各国の華やかな衣装の入場行進楽しんでいたら、炎天下動いた疲れが、アルコールで一気に忍び寄り、気が付けば、日本選手団が入場中!

世界と共に今ある日本を感じる演出が、沢山見られた演出、楽しませてもらった。

長かったスピーチも、ウルウルしながら話す瞬間が、印象的だった。

そして聖火。

復興五輪をもう一度確認しながら、繋いできた沢山の一般市民ランナーの姿のbackに流れたクィーンの『手を取り合って』に、またもウルウル一緒に歌ってしまった。MY最高潮は、長嶋さんと王さんと松井さんのスリーショット!長嶋さんの笑顔に、ついに涙。この一瞬だけでも、オリンピックが出来てよかったと、本当に思った。

最終ランナーは、大阪なおみ。令和の、世の中も身も心も複雑で入り込んだ時代、立ち上がり前に進んでいく姿と重なって、美しい花のような聖火台の炎に映し出された、ほほ笑みもとってもきれいだった。


バラバラなドローンたちが作り出す美しい、エンブレムや地球儀に息をのむ。都心では、控えめに、オリンピックに華を添える花火の明るさと対照的で、夜空に浮かぶ青い地球は、本当に美しかった。


戦火を超え前に前にと進んだ昭和の1964東京オリンピックとは違って、何度も、何度も、失敗?!見直し、やり直し、出直して、ついに実現できた、令和の東京オリンピック2020。コロナ入院患者を思えば、夢のようにも思える。

未来への試金石として、この大会が、失敗も不祥事も、パンデミックも、すべて含めて、若者たちへのエールとなる大会になってほしいと祈るばかりです。

おうち観戦やリモート観戦で、みんなの小さなささやかな努力を積み重ねながら。

母健在だった頃、帰省した秋田のホテルの大広間で、4家族でごろ寝して見たアテネ?!開会式をふと思い出した。

あれから、17年念願のオリンピックを、東京のエアコンの効いた部屋で、MY4KTVで観戦中の父。よろよろしながら、二階の自室に上っていく90歳の頑張りを、母も空の上から、見守ってほしいと願うばかりです。