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スポーツ観戦&体験記、
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騙されて見た?!公人の悲しさー『マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔』

2010-06-25 20:34:00 | M.J
 マイケル・ジャクソンが、醒める事の無い深い眠りに入り、一年がたってしまった。

 一年前の衝撃の日から、深く知り、聴き、見て、自分にとって大切な尊敬する人物の一人になってしまったマイケル・ジャクソン。

 待ちかねていた「THIS IS IT」を何度も何度も繰り返し見て涙。

 そして、一周忌に合わせて日本で公開された映画も、楽しみに見に行った。
 
 果たして中身は・・・

 まずこの作品、マイケルをずっと応援してきた長年のファンにとっては、『マイケルに解雇されている問題のある人物が仕組んだもので、金儲けにマイケルを使われるのはたまらない、見るのを止めよう!』と話している作品だそうで、実際に見てみると、素顔と言うには無理があった。

 素顔というなら『THIS IS IT』の方を、見るべき。

 こちらの映画のマイケルは、常に大勢のファンに囲まれ、プライベートとはかけ離れた世界。会話の端から、物心ついたころから、常に沢山の人囲まれていた事が分かる。
それだけで切なくなってしまった。

 そんな日々の中で、誰にでも心を込めて応対する姿は、驚異。周りが過剰に制限すると、自分からファンの方へ近づいていく。その勇気に、驚く。誰でも受け入れ、欲するものには、惜しまず分け与える。そこまで出来たマイケル・ジャクソンと言う人物を心から尊敬している。

 ついでに言うと、その優しさに漬け込み金をたかり、警戒され始めると、可愛さ余って憎さ百倍という感じで逆恨みし、いわれのの無い罪を押し付け破滅させようとする者や、どんな人にも常に人に真心込めて接する彼の心の大きさを信じられず認めたくないとばかりに欠点を探し出そうと躍起になる者が現れたのも悲しい現実だ。

 素晴らしい人間隣りには、おろかな人間の姿がつき物なのは、キリストとユダの世界から変わらないのかもしれない。人間の性(さが)と言うと悲しすぎる。

 まさに、2本の映画の決定的な差はそこにある。

 熱狂的なファンの喜ぶ姿と、マイケルの笑顔が唯一の救い。辛い時期、ファンに支えられ、最後の記者会見もファンの声にへへへと笑ったマイケル。その最後の会見が映った『THIS IS IT』が又見たくなった。

 天国のマイケルに花束を!!ありがとう!
そして、I LOVE YOU!! 
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笑顔のマイケルとの再会まで、あと二日!-DVD『THIS IS IT』発売

2010-01-25 00:00:00 | M.J
 後2日、正確には、後4日?!『THIS IS IT』DVDが、やってくる。

 どうしても見たかった特典映像に、ワクワク!3Dの「スリラー Thriller 」や、「アースソング Earth Song 」「スムース・クリミナル Smooth Criminal 」の映像も、もっと見られる?!但し我が家には、ブルーレイを見るすべがないので、甥の助けを借りなくてはならないかも?!

 劇場で最後に『THIS IS IT』を見てから、マイケルの本を数冊読み、ネットでも沢山の動画を見て、CDも仕入れた。

 もっともインパクトが大きかったのは、裁判実録本「 マイケル・ジャクソン裁判 あなたは彼を裁けますか? (P‐Vine BOOKS) アフロダイテ・ジョーンズ 」

 本当に、信じられない裏切り行為に唖然。善悪が、冷静に見抜ける人(マイケルの弁護士、トム・メゼロウ氏、そして、陪審員)がいて本当に良かったと思ったけれど、アメリカのマスコミ報道の怖さを改めて感じた。
 お金の為に簡単に嘘をつく(書く)人たち、誤った情報がどんなに多くの人々を傷つけるのか、嘘がどんなに罪深いものか、何も考えていない人たちの多いこと。
 その一方で、凛として最初から最後まで、マイケルを支え続けた家族兄弟、とりわけ常に、冷静にマイケルを見守っていた母親の姿には、感動してしまった。読んでいるだけでも、周りで騒いでいる人々と対照的なマイケルの姿は、胸に迫って来た。

 読んでみれば単なる『嘘つき』『たかり屋』のおこした騒ぎとしか思えなかった。ただショックだったのは、不治の病といわれた癌との闘病生活を支えてもらい、癌を克服する手助けをしてもらった恩人から、裏切られたマイケルの思い、心から支え応援していた人たちに裏切られた気持ちは、どんなに辛かった事か。信じすぎたといえばそれまでだが、大人の中で、ビジネスで繋がった人間関係の中で、せめて、子どもだけは信じていたかっただろうに・・・

 傷つき疲れきっていたマイケルが、我子の為にも実現したかったコンサート『THIS IS IT 』劇場公開時のアーティストとして、気合の入った表情とふっと肩の力を抜いた表情と、他にどんな表情を見る事が出来るのかワクワク、ドキドキしてきた。

 心から、安らかに!と願いつつ、大好きな音楽に包まれたマイケルの笑顔を見つめたい。
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自分を信じて-『Hero』

2010-01-21 00:00:00 | M.J
  一昨年の、四川大地震のチャリティーで林憶蓮(サンディ・ラム)が、目を潤ませて歌っていた「HERO」が心に残った。ネットで、マライア・キャリーが歌っていると知りいつも聞いている。”a hero lies in you ”歌詞が胸に染み入って、自分を奮い立たせてくれる。

 9月に予約して12月にやっと図書館から借りた、20年前のマイケル・ジャクソンの自伝本『ムーン・ウォーク』を読み終えた。昨年、新たに寄稿文も加え、コンパクトになって横書きを縦書きした再販本を購入し読んでいたが、初版本は全く違っていた。宝物のような何ともいえない大きさと重さを感じた。その中で、以下の言葉が、強く胸に響いて残っている。

 『みんな、疑いすぎるのです。自分で自分を信じなかったとしたら、誰が信じてくれるでしょう?前と同じことをするだけでは不十分なのです。”手にいれられるものは何でもてにいれるよう”心がける事だと思います。背伸びをしたり、立派になれということではないのです。僕はそんな事を信じているのではありません。
 僕らは力に満ち満ちていると、僕は信じています。でも、心をめいっぱいに働かせてはいません。欲しいと思ったもの全てを手に入れるのに充分なだけの力を、心は持っています。』

『仕事に入ると、僕は本当に大変な自信家になります。計画に取り組む時には、それを100パーセント信じています。僕は文字通り魂(ソウル)をそこに注ぎ込むのです。そのためなら死んでもかまいません。それが僕なのです。』

 翻訳で、ちょっと不思議な文章の感じもするが、次元は全く違っても、自分と同じ思いを感じたのだ。そして、わが道を信じ、時間を惜しまず、妥協を許さず、時に命も惜しまず、作品を完成させようとする姿勢に、千葉ちゃん、そして、ジャッキーを重ねてしまった。

 板垣信方を演じてから、二年が過ぎた。千葉ちゃんが、夢を現実に出来る日を待ち望んでいる自分。そして今でもその力を信じている。

 そして、自分も、信じてみようと思う。こんな自分だけど、もっと自分を信じて、『Woman in the Mirror』 から、始めてみよう。 『a hero lies in me 』
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さようならマイケル、speechless-『THIS IS IT』

2009-11-26 22:22:00 | M.J
明日で『THIS IS IT』の上映も終わり。マイケルの最後を見ることは出来なくなる。

 ネットでは、ダイジェストを見ることは出来るし、DVDも発売される予定だが、大きなスクリーンで歌い踊る姿は見納め!?!

 何度見たかわからないが、全部覚えてると言えない自分。とにかく聞いて見て感じたくて、劇場に通ってしまった。

 オープニングのメッセージから、ダンサーの言葉へ、既に涙が・・・。

 ドン!と(ミラーマンから現れる設定の)マイケルの登場。

 一気に引きこまれて行く。ステップ、全身で刻むリズム。一緒に、音楽の中身身をゆだねて見入っている自分。決して声もダンスもリハモードだが、そうして、準備するマイケルの細心の心配りが伝わってくる。

 好きなシーンがいくつかある。

 最初は、アカペラで歌う『SPEECHLESS』。
毎晩聞いて眠るお気に入りの曲を歌ってくれたマイケル。もっと聞きたいが最初のフレーズのみ。それでも、初めに見たとき、歌っている姿を見たかった自分は大感激。何度見てもこのシーンにウルウル。

 「スリラー」の退場シーンのマイケルの表情もソフトでチャーミング。

 そして、「色っぽい?!」と、行って笑うマイケル。「何でそんなこと言うの」と、オルテガに言いながら笑うマイケル。「本気で歌わせないでと」ダンサースタッフに言うマイケル。やっぱり真面目!?!イヤホン(ホントは違う言い方がある!?!)を外して、首を振り言いそうにしてから、笑って、又、歌うマイケル。この後オルテガに伝えるシーンもマイケルもとても好き。そしてビリージーン、マイケル飛行機、etc....

 キリが無いが、気がつくとマイケルの笑顔が、それもいろんな笑顔が、この映画に詰まっている。それがこの映画の一番の魅力。ステージのマイケルは、観客のパワーを得て、エネルギッシュに激しく歌い踊る。だからこんなにさまざまな表情の柔和なマイケルを見ることは出来なかった。リハならではの温かい笑顔、真剣な眼差しにぐんぐん惹きつけられる。

 日本で大ヒットの理由は、50歳になっても仕事=音楽に情熱を注ぐ人間マイケルの魅力だと思う。音楽と向き合うマイケルの真摯な眼差し、そして感情的にならないマイケルの物腰に(喉をいたわるの為に高いソフトな声で話すのだと、ライオネル・リッチが話していたが)多くの人達が、心動かされたのだと思う。

 まだ、書きたい事はあるけれど、それは又次の機会に・・・

 明日、最後の最後に、スクリーンのマイケルにさよならを言いに行く。ありがとうマイケルと。そして、日の目を見なかったダンサー、コーラス、スタッフ、ステージつくりに関わったすべての人に、感謝の気持ちを込めて、大スクリーンで映画をじっくり味わいたい。
 
 見終わった後の寂しさは、想像もつかないけれど・・・

 きっと、speechless・・・ 


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もう一人の星の王子様ー追悼マイケル・ジャクソン

2009-08-19 13:38:00 | M.J
 書きたい事が一杯過ぎてなかなか、まとまらず、時だけが経ってしまった。

 振り返って書くのは止めて、今日から、又少しずつ、綴って行く事に・・・

 沢山の方がこの数ヶ月で、”この世(界)”から、旅立って行きました。寂しさばかりが、積もってしまったこの数ヶ月、思い出を振り返って綴りたい・・・

 

6月25日、その人は、突然この世から旅立ってしまった・・・

 いつまでも 子どもの心をもったまま 生きた人

 夢を失わず、真っ直ぐ夢に向かって 生きた人

 夢に向かって 努力を惜しまなかった人

 心から、子ども達を愛し慈しんだ人

 なによりも、平和と愛を願っていた人

 家族を大事にした人

 そして、世界屈指のエンターティナーであり

 アーティストであり永遠のスーパースター

 穏やかな物言いと笑顔の裏にある

 栄光と引き換えに背負った苦労の数々 

 幼い日々から途絶える事が無かった

 日々の悩み、苦しみの大きさを 誰にも想像できない

 誰も 彼の本当の思いを知ることは出来ない

 彼は 『 LOVE YOU ! 』といい続けた

 最後まで 笑顔で投げキッスをして

 

 『マイケル・ジャクソン』と聞いてもあまりにポピュラーで、超人気者には関心を持たない?!自分の癖?!?で、これまで、じっくりCDを聞く事も、DVDを見ることも、詳しく生い立ちを知ろうとする事も無かった。見聞きするテレビ報道は、彼の『奇行』を、取り上げて、変人扱いをするようになものばかりだった。

 ネットで見た心肺停止の一報に、目を疑った。誤報と信じた。半日後、事実と知った時、押し寄せてきた寂しさは、何だったのだろう・・・大ファンでは無かったはずなのに・・・

 以後、連日放送される、ノーカット版ビデオの見事なダンスや、バラードの優しい歌声に改めて魅了され、ネットで調べ、CDやVDVや本を取り寄せた。CM撮影での火傷の話し、そして難病について等々、プロとしての生き方に尊敬。幼い頃から、ずっとずっと、エンターテイメントの世界で生きながら、沢山のチャリティーを行ってきた、人間としての心の広さ、大きさ。一つ一つ事実を知るたびに、ロンドン最終公演を見たかったと、残念でたまらなくなった。

 けれど、マイケル・ジャクソンは、この世から消えてしまった。はじめて見たときから忘れられない「チャイルドフード」のビデオ。美しくてもの悲しい姿に衝撃を受け、そして、胸が熱くなり、大好きなビデオになった。

 彼は、ピーターパンだと言う。ネバーランドに住み、永遠の少年として生きていた。けれど、実は彼は少年時代をあっという間に終え、普通の少年とは異なる大人の世界で生きてきた。自分には、突然、消えた彼の笑顔と「チャイルドフード」の姿が、自分の大好きな『星の王子様』と重なってしまう。素敵な歌声とワクワクさせるようなダンスを、みんなの心の中に残して、遠い世界へ旅立ってしまった。

 自分を信じ、我が道を歩む『星の王子様』のように、心の痛みを胸に秘め、誰も傷つけず、子どもの心を失うことなく、ひたすら夢に向かって進み、突然消えてしまった彼が、どこか遠くの星で永遠の安らぎの中、歌って踊っていることを、心のどこかで祈っている自分がいる。今はただ、『マイケル・ジャクソン』が、沢山の『愛』を持って、この世界に、この地球に、降りてきたことに、心から感謝している。

           Love  MICHAEL JACKSON
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