Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

常識と恥と、思いやりを忘れた人々ーはにかみ王子騒動

2007-06-05 17:48:55 | news
 はみかみ王子こと石川遼君を見るために群がった人々。ギャラリーと言えぬ人々の行動が、ニュースで流れた。
 
 人間は、実際、ノリに任せて何でもできるところがある。どうしようもないが、そこんところの感情を押さえる良識のある人々が、世間体を保ってきた。でも・・・・近頃、常識の無い人々が増殖する一方だ。

 主役の選手、それも若きヒーロー、高校生のアマチュアゴルファー石川遼君に注意されても(観客へ注意させる事自体、御恥ずかしい有様)お構い無し。『恥』は辞書から破り捨て、他の人はどんな気持ちでもかまわない、自分さえ良ければOKの群れ。そんな行いが積もり積もって、その顛末がわが身に振りかかって来るその時、受け入れる覚悟はできている?

 普段はゴルフに興味のない人、観戦のルールを知らないまでも、選手には絶対迷惑をかけ無いのは、基本。「マナーを守って選手みんなを応援して」の王子の訴えはどのくらい効果があるのか。それでも、爽やかに振舞う石川選手に頭が下がる。

 若くしてすばらしい記録を出す選手は、やはり人間の質が違うと実感。ハンカチ王子のコメント、楽天マー君のコメント、女性でも福原愛や、宮里藍他、しっかりとしたコメントを話す選手が増え、頼もしい。その半面、何も見えず、誰も見えず、何も感じなくなる人々も増えた。その中に、大人がいっぱいいるのが本当に恥ずかしい。年を重ねるごとに、常識を知り、恥を知り、思いやりの心を持った大人になるはず?!しかし、常識を無視した大人が起こす、巷の悲惨なニュースの数々。そして報道する人間はまさに掟破りを、胸に秘め、日々暗がりで、企みを続ける気がしてならない。

 『今朝、中央線の優先席の足元に、おんぶバッタが乗っていたよ』そんな娘の一言に癒された翌朝、新宿路上喫煙中の若い女性とすれ違いため息。振り向いたら、こっちでもタバコに火をつけようとしているおじいちゃん、口の中にはタバコが二本!?!?!

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昭和の二名優去るー船越英二氏、植木等氏を偲んで

2007-03-27 00:04:27 | news
 ほんの少し前、船越英二氏の訃報を聞いたばかりだと言うのに、今日、植木等氏がこの世を去った。

 お二人の出演作品を振り返れば、昭和と言う時代が目に見えるように浮かんでくる気がした。「時間ですよ」の主人、「熱中時代」の校長先生。自分はTVドラマがそれほど見られなかった時代の番組だったが、「北野さん!」と言う台詞だけは、すぐに聞こえてくるし、目に浮かんでくる。上品な雰囲気がありながら、昭和のパワー溢れる元気な時代を象徴するような元気な声、笑顔が、自分にとって、船越さんの基本のイメージだ。

 いっぽう、植木等さん、知る人ぞ知るクレージーキャッツの一員。平社員の代のような、歌とそれを歌うときの底抜けの笑顔が、目に浮かぶ。昭和の高度成長を支えた、サラリーマンの代表のような、イメージが離れない!!笑い飛ばして、満員電車に揺られながらも、毎日の仕事とをこなしていく、たくましさ呑んで笑って、いやな思いも憂さも晴らしつつ、こつこつ、日々を生きる人間としての強さを表現してくれたようなそんなイメージが、自分にとって植木等さんの基本イメージ。

 お二人とも、活気ある高度成長をバックにした昭和の時代に、それぞれ、独自の魅力で魅せてくれた。共通点は笑顔、エネルギッシュな笑顔!
 昭和も大分遠くなり、平成のもやった空気にどっぷりつかった毎日の中、二人がこの世界を去った。お二人の活躍した昭和を懐かしみ、感謝しつつ、ご冥福を祈りたいと思う。

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