Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

日ハム日本シリーズ制覇&新庄剛志選手引退

2006-10-27 00:03:07 | sport
             祝日ハム日本シリーズ制覇!
 
 パ・リーグが昨年に続いて日本一に!!30年近くパ・リーグを応援している自分は、本当に嬉しい!!
 第二戦で中日に勝ち、北海道で第三戦で地元ファンの前で勝利した時から、これはこのまま一気に優勝へ突っ走る予感が。そして、4戦5戦、ますます気合は入り、日ハムは優勝への自信が増し、観客の応援も日々力強くなり、先取点を取られても逆転、野手のファインプレーをバックに、投手も相手バッターを押さえ込み、日に日にパワーを増す日ハムに対し、中日は弱気になるそぶりはなくとも、試合にかけるエネルギーを日ハムに吸い取られるように、勢いが無くなっていく。熱狂的日ハムファンに飲み込まれるような、惨めな試合はしてはいないものの、振り返れば、残塁、併殺の山。
 昨年に続きファンが優勝を運んでくれたような、日本一。地元と一体になったチーム作りをしてきたチームが、二年続けて優勝したことをもっともっと、プロ野球界が重要視して欲しい。ファン、観客無しでは、プロ野球は成り立たないのだから。
 そして、それをとても理解していた?!選手・新庄剛志選手が引退する。球場を一杯にしたいと日々、思いながらプレーをしている選手がどのくらい日本にいるだろうと考えたとき、いろいろ言われながらもこつこつ続けてきた彼のパフォーマンスに、拍手を送りたくなった。
 満員の球場の声援を受けながら立った最後のバッターボックス、そして、最後の守備で、自分の感状のまま涙を流し、観劇を表現している新庄は、まさに、毎日、野球を楽しんでいた少年の日の気持ちに戻っているように思えた。17年間一緒にプレーしてきたグローブをほほえ見ながら見つめた新庄選手の表情がとても素敵だった。痛む身体を休めて、第二の人生でも活躍されることを祈っている。
 新庄剛志選手、沢山の夢を笑顔を、ありがとう!そして、ご苦労様でした。
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『山麓』23歳の千葉ちゃん&夢の豪華キャスト

2006-10-26 15:49:47 | movie
千葉ちゃんが出演した62年作の東映作品『山麓』という映画を見る為、昼過ぎラピュタ阿佐ヶ谷へチケットを購入しに行った。しっかり地図を見れば、駅方1,2分でつくはずなのに、相変わらずの方向音痴で、駅の反対側へ向かい道を聞いて、駅に到着後、15分かかって何とか探し当てた。
 アスファルト道が切れ、砂利の敷き詰めた中、懐かしいたたずまいのラピュタ阿佐ヶ谷は、喫茶店もレストランもある。ちょっとした坂を登って入った入り口で、チケット購入し帰宅した。4時半過ぎ早稲田から中央線直通東西線で阿佐ヶ谷迄15分、5時開演5分前に到着して、何とか空き席を一つ見付け座って周りを見渡せば、50席では間に合わず補助席も出て通路までびっしりの観客。杖をついたお年寄りの男性から若い女性、おばあちゃんと高校生の孫など、映画ファンの熱気がムンムンで、映画を見る前から幸せ気分。
 上映中の注意事項を、女性が直接観客に話し、上映開始。前方の方の頭も画面に掛かることなく思ったより見やすかったが、少々画面が小さいらしく、クレジットタイトルの上下が切れていた。それも、見ているうちに感じなくなってしまう程度で十分楽しめた。
 見れば、クレジットタイトルでも三田佳子と最初に紹介されている千葉ちゃんは、いきなり登場し三田佳子にプロポーズ!23歳の爽やかさは前列の中年男性も、見終わるまで千葉ちゃんとわからなかった!?!(笑)その後も、丹波哲郎、 山田五十鈴、笠智衆、 淡島千景、 扇千景、岩崎加根子、 渡辺文雄、 木村功、 西村晃、沢村貞子ととにかく”信じられない”?!豪華キャストがドンドン登場し、びっくり。懐かしい風景を楽しみつつ、時代を感じさせないストーリーと役者の演技に、ぐいぐい引き込まれていく。忘却力のため記憶は不確かだが、千葉ちゃんの台詞の中には、心に残るいい台詞がいくつかあって、ピュアなキスシーン!ラストも、千葉ちゃんが出てきて大満足でした。
 引き続き、瀬川昌治監督と淡島千景さんが登場し、トークショーが始まった。俳優の寺泉憲さんの姿も見え、これをお目当てにいらしている方も沢山いるようだ。お二人が登場すると、大拍手! この映画以後、TVドラマ赤シリーズ以来のお二人再会で、おばあちゃんの年代なられているのだが話し方といいとても素敵な、淡島千景さんの美しいこと。おなじみの帽子をかぶった瀬川監督もまだまだ若々しく、まだまだ映画いっぱい撮れそうだ。「勝気でおきゃんな役柄ばかりだったのが、始めて絶える役をこの映画をして、メロドラマの役者さんは、自分はこの作品をメロドラマと考えているのだが、メロドラマの俳優さんは本当に大変だと思った」と淡島千景さんが話されると「大泉撮影所でとった作品で、岡田所長に、電話のシーンだけは良かったと褒められた、山でのロケはトランシーバーで、互いに連絡を取り合ったが、伝言していくうちに、”水薬”が”水虫薬”に伝わって大笑いした。銀座で二人が歩くシーンは、どう撮ろうか悩んで、モノローグを入れるかたちにして、それがとうまくいった。」と、瀬川監督も新人監督として豪華なキャスト相手に、夢心地で撮ったときの思い出を、いくつか話されていました。
 CGなど無かった時代、プログラムピクチャー全盛期時代の作品の魅力を、又、感じ余韻に浸りながら帰ってきました。
詳しい内容・感想は、HPでご紹介したいと思います。

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『ワールド・トレーディング・センター』―命の力

2006-10-21 01:48:12 | movie
「ワールド・トレーディング・センター」を、ビデオだと見ない気がして、相方と公開初日、だいぶ古めかしくなったプラザ劇場の、大スクリーンで見てから二週間が過ぎてしまった。あの日を思い出し、感想を少し・・・

 『9・11』をどうのこうのということではなく、あの時起きた事を、できるだけありのままに近く描いていこうとしている感じが伝わってきた。一瞬にして落ちたビルの地下。救助に向かって災害に巻き込まれ埋まってしまった二人の警官が、暗闇の中で励ましあう。役者は、泥や瓦礫に埋まり、顔や手が出ているだけの顔と声のみの演技だが、力強い演技に引き込まれてしまった。一方で、二人の無事を祈る家族の一喜一憂が描かれ、ふと「アボロ11号」を思い出した。
 突然、戦場のような現場に現れる海軍兵士の、抜群の存在感。まるで、変身ヒーローのような登場だが、これは作り話ではなく、ますます印象に残った。彼が見つけなかったら二人は今、存在しなかった?!救われた消防士らは20人だという。それを多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれ。生きる為の努力をすることは当たり前だが、あの過酷な状況で、命が絶えなかった奇跡のような現実を前にして、人の生き死には、人間の力を超えたものの支配の下にあると、再確認して劇場を出た。
 見ず知らぬの他人同士が抱き合い、涙する人をいたわる姿に、人種も国も宗教も関係なく、こうして抱き合えたらこんな悲劇が減って行くだろうと考えたとき、アメリカの作品だからどうのこうのという大人ではなく、純粋に、人間達の悲劇と戦う姿をこの映画見て感じてくれるような子供たちに、見て欲しいと思った。
 血みどろシーンは極力なくし、暗い照明でけが人の表情も抑え気味で撮っている中、会話だけで惹きつけて行く、役者の力。エキストラ一人ひとりの演技も確かで、表情だけで悲惨さが伝わってくる。ハリウッドのエキストラの奥深さを感じてしまった。バックに流れる音楽が、心に沁みて行った。
 今も世界のあらゆるところで(アメリカを含め、多くの国の軍隊やテロリストの起こした事件の下)泣き抱き合う人々が沢山いる。そんな場面が少なくなりますように、小さな努力でもしていきたいと思いながら、家路についた。”人はいいもの、いい心を持ったものだ”と思いながら・・・。
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