Tik's little window 

スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

アクションと演技と、千葉ちゃん!

2010-04-23 18:15:00 | S.Chiba
東映チャンネルの「キイハンター」放送も後数ヶ月になってきました。(今度は、白黒第一回からの放送を是非、東映チャネルにリクエストお願いしたい!!)ラスト近くの風間君活躍編は、アクションよりもドラマの比重が大きくなっている感じ。

 例えば・・・・麻薬密輸ブローカーの女との悲恋や、大使館書記の女性の身辺ガード&命を張った救出劇など、女性がらみの事件では、ぐっと渋い演技で、見せくれます。 乞うご期待!!

 アクションの方はと言えば、派手ではありませんが、崖を女性を抱いて転げ落ちたり(スローで千葉ちゃんを確認!女性は???あらわな格好で勇敢にも落っこちています!!!)、負傷した足(お馴染み小林稔侍さんと曾根晴美さんに、襲われます!)を引きずりながら、犯人を追い詰めたりと、嬉しいヤラレのシーンも有り、その迫真の表情と共に見入ってしまい、充分満足!!

 「キイハンター」での、スタントやアクションで注目され、自分を含め、沢山のファンを作り一躍スターの仲間入りをした千葉ちゃん!アイデアをみんなで出し合い、作り上げた「キイハンター」のアクションシーンは、多くのアクションファンをも作り出した。

 その一方で、デビュー当時からキイハンターまでに出演した作品でのドラマ的演技の評価が陰に隠れてしまった感じの千葉ちゃんが、当たり役「キイハンター」の風間君を長期休暇にして、監督の家に下宿して(野○さんとの電話代が、大変だったとか?)、アクション無しで、血盟団事件の主役『小沼正』の熱演を披露したのが、映画「日本暗殺秘録」。(この演技で『京都市民映画祭演技賞』を受賞)

 キイハンターでもお馴染みの、帰郷した地元の病院で出会うが入院も出来ぬまま死んでしまう、賀川雪絵さん演じる彼にとって初めての女性の亡骸にしがみついて泣くシーンは、とても好きなシーンの一つ。他にも、藤純子さんとの悲恋、師となる片岡知恵蔵とのツーショットシーンなど、見どころ沢山で、是非多くの方に見てもらいたい作品の一つ。東映オールキャストのテロリストを扱った作品なので、血なまぐさいシーン盛りだくさんなのだが、その中で、一番長い千葉ちゃん主演のエピソードだけは、青春物のように描かれていて、自分もこの部分なら何度見ても大丈夫!!

 この作品から4年後、「仁義なき戦い広島死闘編」の『大友勝利』の熱演へと続くのだが、全く対照的な爽やか硬派千葉ちゃんの熱演が見られるお勧めの作品だ。

 アクション俳優として花を咲かせた千葉ちゃんだが、尊敬する深作欣二監督の言葉『肉体は俳優の言葉だ』を忘れることなく、役者はどちらも、求められれば何でもこなせるのが理想で有り、そうでありたいと願う千葉ちゃん。今、改めて、その演技が見たいと思う。

 アクションが若さの演技の魅力なら、今の千葉ちゃんの熟年の演技を是非、見たい!  『小沼正』から『大友勝利』そして『板垣信方』へ。次は『?』そう思い、強く期待し願うのは、自分だけではないだろう。 

 これから、ゆっくり、千葉ちゃんのアクションだけではなくドラマ的作品も紹介してゆきたいと計画中です!少々お待たせしますが・・・・乞うご期待!!

『鐘』そして『道』ー祝男女シングル優勝!フィギュア世界選手権

2010-04-05 21:43:00 | sport
 注目のバンクーバーオリンピックで逃したメダルを手に入れられるか?注目の中始まった、トリノのフィギュア世界選手権は男女シングル日本人ダブル金メダルという至上初の快挙で幕を閉じた。

 浅田真央選手の自由演技『鐘』は、何度見ても見ているほうが力が入ってしまう。それほど、ハードルの高い大人の表現力が必要とされる演目だと思う。それを、彼女が最後まで諦めずに挑戦したこのシーズンの努力・気力に拍手を送りたい。最後の最後に、その努力が報われた思いがした。何故このプログラムをここでと思ったのは自分だけではないだろう。けれど、最後の、最後に、金メダルを取る為に、多くの苦悩を乗り越えた(ジャンプの思わぬ不調)浅田真央の滑り終えた時の表情に、両手を高く上げたその姿に、『鐘』でなければならなかった意味が、少し分かったような気がした。

 キム・ヨナに触れると、オリンピックで、至上最高点をはじき出し、誰もが認める素晴らしい演技をした彼女は、やはり燃え尽きていたともいえるような、精神状態だったのではないかと思う。金メダリストは誰でも味わう、マスコミ取材の嵐の中で、出場をギリギリに決めた事情を考えれば、2位の成績は本当に立派だと思う。今年のプログラムは、誰よりも、スケーターの魅力を最大限に生かしたもので、特にオリンピックのフリーでは、彼女の表情、指先にいたるまで魅了された。

 表情で魅了されたと言えば高橋大介の『道』は、今まで見た中でも一番と言えるほど好きな演技。昨年の怪我辛いリハビリを乗り越えた、高橋選手の豊かな表情が、沢山詰まっていて、それが音楽と一体なって、盛り上がり感動的に終わる。何度見ても涙ぐんでしまう。滑り出しのポーズと、ステップの中盤、両手を挙げ思いが溢れるようなシーンがお気に入り。そして衣装も!!ピッタリだ。沢山の人の思いがこもった『道』は、高橋選手の表情とともに、忘れられない演技になるだろう。

 初めてのアベック優勝が、来年の日本開催の世界選手権にも続きますように、二人のチャンピオンの新しいプログラムを、とても楽しみにしている。

 

久々心地よいアクション映画ー「シャーロック・ホームズ」

2010-04-01 00:00:00 | movie
 小学生時代、買ってもらった「名探偵ホームズ」シリーズ(ちなみに、妹は「怪盗ルパン」シリーズを買ってもらっていた)で、出会って依頼、本の中でのヒーローと言えば、『シャーロック・ホームズ』。霧の濃いロンドンは、そのまま憧れの世界だ。

 そのホームズを、ロバート・ダウニーJrが演じると言うので、ワクワク!!「チャーリー」からずっと注目している俳優。「アイアンマン」になったのにはビックリしたが、果たして今度はどんな姿で魅せてくれるのか?!21世紀のホームズに会いに劇場へ。

 映画の日の昼下がり、大好きな劇場、歌舞伎町ミラノ1は、広い劇場ながら平日でも4分の入りと言ったところ。

 オープニング、暗く霧の立ち込めたロンドンの街並み、石畳を馬車が走る。すぐに、お馴染みのシャーロック・ホームズの世界に入り込んでしまった。怪しげな、儀式に潜入するシーン、覆面の男達の姿にキイハンターのシーンを連想してしまう。(爆)

 ハイスピードのカメラの作り出す解説入り(笑)アクションシーンに、今度は「子連れ殺人拳」のオープニングアクションを連想し、ニヤニヤ。自分にっとってのハイスピードカメラのアクションシーンの原点となる映画です!(爆)

 とっても強い女性が現れると、もうワクワク!薬を盛られ、スッポンポンにされても懲りない、女性に優しい(弱い)ホームズに、風間君を又連想。(爆×2)

 爆破シーンは、役者を巻き込んだ激しいシーンの迫力に、又もや、キイハンターが・・・(爆×3)

 話しの展開は、速い。沈黙の推理シーンは、ホームズの脳内を映し出す演出に変わり、場面がめまぐるしく変わる展開、21世紀のホームズは、アクティブ&スピーディー。

 そして、忘れてならないワトソンとのシーン、二人の間にあるのは、一体?????突っ走るホームズを、図らずも?!いつもサポートしてしまうワトソン。ピッチャーとキャッチャーのような?!テニスのダブルスコンビのような?!なんとも上手い言葉が見当たらないが、この二人の間に、熱~い友情(愛情?!)があることは紛れも無い事実。そこのところは、これまで以上に、ホームズにとって、同居人ワトソンが、一般社会との架け橋のような、なくてはならない存在のように描かれていて、ジュード・ロウがとてもダンディーに魅力的に演じている。まさにチームプレイ、少年と大人の対比と言ってもいいような、二人の関係は、続編の中でも是非見て行きたい。

 続編と書いたが、ラストの展開は、いかにも続編に繋がる感じ。渋いエンドロールをじっくり味わいながら、早く会いたくなるローバート・ダウニーJrのホームズ。

 帰り道、久々に、自分の中にホームズが・・・アクションの深作監督が、このスピーディーなアクション映画見て、なんと思うか・・・等と考えながら、風をきってチャリをこぐ自分に、ニヤニヤ、幼稚園時代の初恋の人に会ったような気分で家路についた。

 ホームズ、ワトソン、そして、美しいアイリーンの3人を見て、ルパン3世、次元、不二子の3人組を連想してしまったのは自分だけ?!?(爆)