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スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

勝利の女神様が微笑む時ー『北京オリンピック12日目』

2008-08-23 08:12:14 | sport
 次回の(5日目はあとから書き込むことにして)書き込みと日時が前後するが、いきなり12日目の感想を。

 昨日のソフトの感激の涙が、今でもこぼれそうになるなか、星野ジャパンの試合を見る。出だしは、まさに日本のペース、韓国は浮き足立って勝利の女神にも見放されたようだった。しかし、勝利の女神の見つめる先に映ってきたのは、韓国選手の必死の表情だったようだ。(何故追いつかれた時、星野監督は微笑んだのか?何故、もう少し厳しい表情にならないのか?)初めの展開で心の隙を見せた星野ジャパンのミットから、ボールがぽろり、ぽろりと、転がり落ちて、勝利もまたするりと韓国選手の手の中へと転がり落ちた。

 前夜のソフトボールチーム、ピッチャーの上野が『心の強いものが勝つ』といった意味が分かるような、試合展開だった。ソフトボールチームが見せたファインプレーの数々、一方、今日見せたプロ野球選手のプレーとしては、何とも恥ずかしいプレー。失点は、ピッチャ一人の責任ではない。野球は、いや、野球も、9人で、いや、チーム全員でするもので、誰と名指しできるものではないが・・・。全員のすばらしい全力プレーで挽回しない限り、手放した勝利の女神の微笑みが戻る事は無かった。

 スポーツは生身の人間が見せる極上のドラマ。技術の勝負なら結果は目に見えているはずだが、もう一つ、もっと大きく影響する心の動き、メンタルな強さの勝負がある。必死の思いが勝利の女神の微笑を呼び寄せる。

 明日、星野ジャパンが勝利の女神を呼び寄せる事が出来るのか。これまで、何度も首をかしげた、ベンチの選手・スタッフの表情、その選手達の表情、一挙手・一動をじっと見つめながら、応援したい。ど根性を見せてくれ!泥臭く戦ってくれ!必死で走り必死で投げ、必死で打ってくれ!!大好きな選手達の必死で戦う姿が、見たい!頼むから、見せてくれ!!!

 必死に食らい付いては振り落とされ続けてきた、トラック競技の男子選手の手に、銅メダルが届いた。心を繋いで必死に走る姿は、心でメダルをもぎ取った!と言えるかもしれない。感謝の言葉を、涙をこらえて話す末次選手。頑張れば、いいことはアルそれがここに銅メダル授与となって届いたとは、勝利の女神は、やっぱりしっかり見てくれていた。3ヶ国が予選落ちとは言え、必死にバトンを繋ぎ走りきった4人の姿を見た人は誰もが、大きな拍手を送るだろう。

 野球と400メートルリレー、全く対照的に見えたのは自分だけだろうか。

 明日の星野ジャパンの頑張りを、心から期待してやまない。だが、総力戦には程遠い試合だった今日のような試合をして欲しくない。強敵に、全員で立ち向かって欲しい!星野監督の采配にも注目している。選手を信頼し、交代を恐れず、選手も皆、戦う気持ちを前面に出して、勝ちたい気持ちがあるのなら、その思いをむき出しにして欲しい!!

 テコンドー女子67キロ級岡本選手は、初戦敗退。だがお疲れ様といいたい!彼女は、日本女子選手の中で、いまだに最高のファイターだと思う。彼女を追い越す気迫のある選手が出てくることを祈っている。我が尚志塾大久保支部の金井先生は声で登場!『解説者の金井洋氏』は、いつもの練習時とは一味違ったオーラがでてました。peace
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フェンシング太田選手初銀メダリストー『北京オリンピック第4日目』

2008-08-14 23:21:08 | sport
 オリンピック以外、見る機会がなかなか無い競技の一つ、フェンシング。女子の活躍と共に、今回も男子にも注目していたが、『フェンシングの太田選手、銀メダル』と、急にテロップが流れ、あわててチャンネルを変えた。真っ暗闇の中、戦う二人だけが浮かび上がって見える。カッコイイ!しかし、息が詰まる攻め合いは、見ていてもどっちが攻めたのか、シグナル点灯でやっと分かるくらい、早い。太田選手の選手の、逆転、逆転で勝ちあがった、精神力のすごさに拍手!新しいヒーローの誕生と共に、又、多くの人が注目する競技が現れた瞬間だった。

 柔道女子70キロ級上野選手が二大会続けての金メダルを獲得した。内柴、谷本、2選手に続く快挙!しかし彼女も、二選手同様、涙と苦悩の4年間を過ごした。引退を掛けた2005年の世界選手権での初戦敗退の屈辱をバネにこの日を迎えた。左肘脱臼、腸閉塞、引きこもり、それらを乗り越えての金メダル。柔道三姉妹が一つになって取ったメダル。観客席で号泣する妹の姿が、印象的だった。

 本日サイコーに嬉しかったのは、体操女子団体5位入賞!拍手!!8位スタートから、鶴見・大島・美濃部・上村・黒田・新竹選手6人全員が、全てノーミスの演技。5位が確定したのがわかった瞬間、驚きから喜びに変わる表情、涙。4年後のロンドンが、とても楽しみになった。

 感動的な銅メダルは、水泳男子200メートルバタフライ松田選手。温室のプールで泳ぎ子ども達と一緒に筋トレする姿がテレビで放送されたが、久世コーチと共に、頑張ったご褒美のようなメダル。環境の良し悪しではなく、努力する事の大切さを、支えてくれる人の大切さを改めて、教えてくれる銅メダルだった。 
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男子体操チームワークの銀メダルー北京オリンピック第4日

2008-08-14 01:36:27 | sport
 オリンピックの体操を見るようになったのは、千葉ちゃんが元体操選手と知る前からだが、知って以降は、あん馬など、ますます興味深く見るようになった。当時は、塚原光二選手の、月面宙返りという新技に息を呑み、いつも表彰台に乗るような体操日本男子だった。技が高度になり、気がつけば表彰台は常に遠くにある状態になっていたが、それでも、オリンピックの体操競技が始まると、日本や他の全ての国の一流選手の技に魅せられながら見ていた。そしてアテネでの金メダルに感涙。今回は、若いメンバーが沢山入り池谷選手登場を思い出す、いや、それ以上にフレッシュな香りがする日本男子体操チームとなった。吊り輪など手堅い演技の富田選手、予選では失敗したあん馬で、確実な演技を落ち着いて決めてくれた鹿島選手。ベテラン選手に、支えられ、のびのびと若々しい演技を見せてくれた、沖口・坂本・内村3選手。トップバッターの見事な役割を果した中瀬選手。トップの中国と同じ組で、チームワーク良く最後の着地まで、重圧に耐えながら戦い抜いた選手達に拍手。メダルは銀とアテネの金には届かなかったが、若いメンバーも加わり、4年後が楽しみになった。特に内村選手に注目!鉄棒での切れのアル離れ技の連続にワクワク、着地もしっかり決めてくる度胸に拍手!何より19歳のスマイルに魅了されてしまった。

 柔道女子63キロ級谷本選手もオール一本勝ちで金メダル獲得。専門誌で、柔らちゃんこと谷選手をしのぐ人気を証明する、真っ向勝負一本勝ちの連続。決勝の技は、自分でVTRを見て自己ベスト3に入ると歓声を上げた。アテネ以降、国内大会でもなかなか晴れやかな表情が見られなかっただけに、金メダルを手にしたすばらしい笑顔に胸が熱くなった。小細工無しの真っ向勝負に敗れ、しばらく畳から動けなかったフランス・ドコス選手「私達の勝負はいつでも一本で決着する。決勝で対戦でき、技術を競えたのは嬉しかった」という、言葉が心に残った。

 サッカーなでしこジャパンが、決勝リーグ進出を決めた。最後まで走りぬきゴールへ向かっていく姿勢は、男子のチーム以上に気力が篭もっているといつも思う。一点先取されてもひるまず、ノルウェー相手に5点をもぎ取った。澤選手のゴールの笑顔に、目頭が熱くなった。

 ソフトボールは、ピッチャー上野選手の調子がいまいち?!解説の宇津木妙子さんの声も心配そうだったが、強敵オーストラリアを4対3で破りまずは一安心。

 残念なニュースが流れた。予想されてはいたが、マラソン野口選手が欠場。何故補欠選手出場とならないのか、負傷という話しだが、負傷者続出なら、関係者の責任は重い。選手、チームをベストの体調に持っていくことこそ、スタッフの最大の仕事ではないだろうか。本当に残念!そして野口選手はこの経験を生かし、次のロンドンに生かしてほしいと願っている。
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北島・涙の金メダル&世界新ー北京オリンピック3日目

2008-08-13 18:10:57 | sport
 感動の瞬間があの4年前同様、いや、それ以上の大きさで、やってきた。男子100メートル平泳ぎ北島選手のラスト50メートルの泳ぎはまさに圧巻だった!ハラハラドキドキが確信の喜びの興奮に変わった。解説者とアナウンサーの声が、さらに感動を大きくし、涙がこみ上げてきた。握りこぶしを振り上げ吼える北島選手の姿に、これまでの重圧から解放された思いが、伝わってきた。そしてインタビューの涙。4年前の表情とあまりに違うその姿に、4年間の苦労・苦悩が伝わってきた。感謝の言葉を伝える表情に、又、涙。代表落ちも経験したゴールドメダリストが、再び復活を成し遂げるには、どれだけの無念の涙を流した事だろう。二つの金メダルに叶うだけの努力を続ける根性・気力がどれほどのものかを、白いタオルで顔を覆った北島の姿が、現していた。おめでとう!!一緒になってがんばっている気持ちになれた、とても幸せな瞬間を共有できた事、本当に、ありがとう!!

 女子クレー射撃のママさん選手中山選手は、女子初の4位入賞。ご両親の協力で、二年半のブランクから復活。息が詰まる3位決定戦で的を外し、愛娘にメダルを見せる夢はロンドン迄お預けとなったが、銃を構える勇ましい姿から、泣きじゃくる娘を抱いた優しいママの笑顔に変わるようすが、とっても素敵だった。

 大興奮したのは、バトミントン女子ダブルス。オグシオコンビは残念ながら敗退したが、末網・前田組の大健闘。中国の世界No1ペア相手に、ラリーを繰り返し粘り勝ち。アナウンサーは大興奮!解説者は涙!?自分はガッツポーズ。

 女子バレーボールは、荒木選手大爆発で、ベネズエラに完勝このまま決勝リーグ目指して連勝してほしい。

 フェンシング女子フルーレでは、高校の体育教師を昨年春から休んで強化合宿をしてきた菅原選手が、初の7位入賞。見事な粘りの試合を見せてもらった。

 明日は楽しみな男子体操個人総合。若き内村選手と美しい演技の富田選手の演技を、と~っても注目している! 
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父の誇り金メダルー柔道66キロ級内柴選手『北京オリンピック2日目』

2008-08-12 17:58:44 | sport
 祝!今大会金メダル第一号、柔道男子66キロ級内柴選手

 2大会連続の金メダルだが、その間の敗戦の様子を見てきた自分は、必死で「内柴!内柴~~~!」とテレビに向かってなんども叫ん出しまった。試合前後の弾むようなフットワーク、全く息が上がらず平然と引き上げる様子に、練習努力の積み重ねを感じた。それでも、勝負は運が物を言う。それを自分に引き寄せる事ができるかどうかが、ポイント。オール一本勝ちの金メダルは、チャンピオンなのになんで勝てないのと言って、お父さんを奮起させた一人息子・輝(ひかる)君のお陰かもしれない。女子52キロ級中村選手は銅メダル。平成産まれ初のメダリストになったが、笑みは見せなかった。谷亮子を破ったこともある彼女、階級を一回級上げての出場だったが、金メダル意外は、意味がないと、力強く雪辱を誓っていた。

 女子ホッケーは、初戦突破。猛攻を、しのいだ選手特に、身体を張ったキーパーのプレイが印象に残った。

 男子バレーボールの予選第一試合は3-1で、イタリアに力でねじ伏せられた。必死にしがみついて、もぎ取った一セットだが、メダルにはまだ遠い気がしてしまった。ガンバレ日本!

 女子バトミントンダブルスで注目されていた小椋・潮田ことオグシオコンビは、1セットの固さからヒヤヒヤしたが、2-1でベスト8へ。はじめて見たコンビの動き、世界選手権銅メダルの実力を、ちらっと見せてくれた。

 そしてこの日もう一つ嬉しかったのは、団体女子体操の入賞決定!予選8位通過。24年ぶりの快挙に拍手!!15歳の鶴見の演技に注目している。決勝がとっても楽しみだ!!
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