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スポーツ観戦&体験記、
映画&ドラマ鑑賞記、
日々の出来事などを、綴ってまいります

変わらぬ映画愛・人間愛を込めてー「ラストソルジャー」

2010-11-20 00:00:00 | Jackie.Chen.
 今年は、ファンに嬉しい、ジャッキー映画の当たり年!今月、3本目のジャッキー映画が公開された。

「ラストソルジャー」は久々のジャキーの武侠映画!プロモーションが、少なく、ジャッキーファンでも公開を知らない人が沢山!まるで「ベストキッド」の公開時と正反対だ。

 アメリカでアメリカを舞台にしたファミリー向けのスパイコメディー映画「ダブルミッション」、そして、大いに宣伝費を掛け公開された、中国舞台にしたアメリカ映画「ベスト・キッド」そして、本年度を締めくくるのが、中国を舞台に中国で自らが製作総指揮として関わった構想20年をかけた作品「ラストソルジャー」

 雄大な中国の美しい景色を舞台に繰り広げられる、ジャッキー久々の武侠アクション映画は、大スクリーンで是非見て欲しい!!

 実はこの作品、見れば見るほど、これまでのジャッキー作品の沢山のシーン、スピリットが織り込まれ、ジャッキーが大好きな、チャップリンキートンの映画のようなシーンが入っていて、見終わった時、ジャッキーは『独裁者』『モダンタイムズ』のような、思いを込めた作品を作りたかったのではと思ってしまった。

 以下は、ネタバレ有り、要注意!!

 ジャキーは、登場シーンからギャグ連発!死んだ振りする為の、弓矢や血糊を持参して戦いに借り出されたものの、戦場では父の言いつけを守り、命を落とすことなく、兵士の遺品をかき集めて、偶然、出遭った負傷した敵の将軍を捕虜として国に連れ帰り、褒美を貰おう狙う、抜け目の無い農民兵。夢の褒美は、自分で世話できるだけ?!の田畑。

 戦い終わって気がつくと、兄弟は死んでいた。悲しむどころか、周りの死体から食料やら武器を頂いて回る。そして、偶然にも負傷した敵の将軍を捕らえ褒美を貰う為、故郷へ戻る事に。

 負傷した将軍と戦う?!姿は、懐かしいカンフー映画を思髣髴させ、チャップリン的戦いで笑いを呼ぶ。熊や、山賊(「プロジェクト2」を思い出す)、妖しい歌姫(ショウブラザーズ時代のような?!雰囲気)との遭遇シーンは、アクションやギャグを絡め、チャップリン映画のようなエッセンスがたっぷり。

 もちろん小道具を使ったジャッキー流アクションも、満載!相変わらず生身で見せる、木登りや崖すべり落ち( 「ポリスストーリー」「アクシデンタルスパイ」か?)、石投げの小技も披露、後半の将軍を助けるシーン(「上海ヌーン」?!)まで、ジャッキー映画ならではのエンターテイメントあふれる、展開に懐かしさも感じながら見入ってしまう。(笑)

 とは言っても、これは戦乱下の物語、笑ってばかり入られない。ところどころに、ジャッキーの平和への思いが詰められている。遂に、国へたどり着いた時、長旅を共にしてきた将軍に意を決して下した決断。そして、彼の耳に、どこからとも無く聞こえてきた賑やかな笑い声がかき消され、目の前に現れたのは、思いもよらぬ風景だった。そして・・・
ジャッキーらしく、ちょっとシニカルな幕引きと、美しい風景に、思わずホロリ。構想20年という本作に込めた思いが、ジャッキーの歌声と共に、ラストジーンと胸に沁みてくる。

 そして、お馴染みのNGシーンへ。アクションシーンのNGシーンも沢山入って。相変わらず負傷してまで頑張るジャッキー!(痛そ~~!)チクリ痛んだ胸を、ジャッキーの映画愛がこもった笑顔のNGシーンで暖めてもらって家路へ。劇中何度も流れるジャッキーの歌声は、あくまでも爽やかで、雄大な中国の大地に広がる青空のように澄み切っている。ラストジャッキー演じる兵士が見た青空のように。

 劇場公開されるか不安だったが、前作の好調さを受けて、この秋公開された!こんなに早く劇場でロードショー公開されるとは、実は思わなかったが、宣伝が少なかった分、早速劇場へ足を運んだが、大きなスクリーンを見つめる観客は悔しいほど少なかった。もったいない!!悔しい!!

 もっともっと多くの人に、ジャッキーの平和への思いが伝わって欲しい。ビデオなんかじゃ、壮大な戦場のジャッキーの奮闘振りは伝え切れない!!是非、ジャッキーの思いが詰まった、久々の武侠映画!?を、映画館で是非ご覧下さい!!

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天草、『千葉祭』3周年 ー 『本渡第一映劇』応援団

2010-11-18 00:00:00 | S.Chiba
 11月17日は、思い出の日。初めての天草そして、初めて入った本渡・第一映劇そして、そこで、支配人=千葉ちゃん大ファン=掲示板の古くからのお客様、カキさんこと、柿久氏に出会えた日。たくさんの映画好きの仲間と、素敵な奥様との初対面は、本当に久々に感じた興奮だった。

 そして11月18日は、忘れる事の出来ない大切な日。千葉ちゃんが天草第一映劇に『千葉祭』に登場した日。朝から、正確に言えば前夜から、緊張して、嬉しさ以上の緊張感を今も思い出すのだが、いっぱいになった劇場に沸き起こった笑いと拍手、遠くからいらしてくれたおばあちゃんの激励の言葉に、近づき舞台に膝をつき話す千葉ちゃんの姿は、特に目に焼きついて離れない。

 あれから3年。「風林火山」の舞台で、翌年、東京で再会した柿久ご夫妻と天草の仲間、千葉ちゃんファンとのオフ会、そして、再会を約束してわかれて、あっという間に月日が流れた。

 映画館の運営は厳しさをますばかりで、単館上映の映画館は激減!当時15件ほどあった歌舞伎町の劇場は、今やミラノ周辺3館になってしまった。(涙)シネコンは出来ているのだが、観客の一体感が感じられないのが寂しい。

 劇場での映画鑑賞は、並ぶところから始まり、席を選んだり、ドアの開け閉めの音がしたり、ロビーで過ごす一時など、映画鑑賞は、気軽にいつでも行ける一つのイベントとなっていた。シネコンがアミューズメントパークだとすると、劇場はイベント会場の感じ、熱気が全く違う。(並ぶところから映画愛が違うのだ!!)だから劇場の接客自体も大切な役割を持つ。店員が素っ気の無い映画館は、魅力が激減してしまう危険がある。反対に、また話がしたくなる、出かけてみたくなる事だってある。比べて、ネットで早くから良い席が取れるシネコンは、確かに忙しい時は助かるが、映画を見た満足感以上にあまり期待できない。(観客もあまりしていない?!)

 千葉ちゃんが映画祭で、熱く語った映画のニュースはまだ流れてこない。(キネ旬書評参照!HPのレポートも途中のままで、申し訳ない。)それでも、あれからずっと、期待して第二回千葉祭での上映を夢見ている、カキさん、そして自分、そして、あの時集まってくれた沢山の千葉ちゃんファンの方々。第一映劇も茨の道を切り開きながら、映画館の上映を続けている。

 天草内外からの沢山のサポーターの応援をもらって、日々、チラシ矢割引券を持って宣伝カーを走らせる、カキさん。千葉ちゃんだけじゃない、健さんや、宮沢理恵さん、木村監督、降旗監督、脚本家薫堂氏も訪れてくれた沢山の思い出と映画愛が一杯詰まった映画館を、私も遠くからずっと応援している。

 明日19日からは、気合の「ハリーポッター」が上映開始!話題の封切り作品上映は、もちろん世界同時の上映開始!アクション&ミステリー大作で、大勝負。出かけて行ってサポーターの方や天草の地元の方と一緒に見れないのが、本当に残念!(涙)映画館の暖かな雰囲気の中、真っ赤なシートに座って、ゆったりと前面に広がるスクリーンで、ワクワク映画を楽しみに来た人たちと一緒に息を飲んだり笑ったりして、大好きな「ハリポタ」を見たい。

 柿久氏の頑張りに、頭が下がります。是非、本渡第一映劇へ足を運んで欲しいです!!そして、カキさんに、リクエストもどうぞ!!!

 嬉しい情報が一つ、テレビの旅番組に、本渡第一映劇、登場決定!?(来年、1月!!)石塚英彦さんの司会のテレビ朝日系で高橋克典さんと新山千春さんが訪ねる旅に5分少々の登場、皆さんお見逃し無く!!どんな紹介になるのか、今から楽しみにしている。
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始まりは「キイハンター」ー『千葉流 サムライへの道』

2010-11-12 00:00:00 | KEYHUNTER
「キイハンター」カラー編放送終了から数ヶ月、「キイハンター」という言葉を聞いて「見てた!見てた!」という声に喜んだり、「ああ~、知ってるしってる」という声にニヤニヤしてしまう自分にとって、また一つ嬉しい出来事があった。

 芸能生活50周年記念パーティーを、沢山の仲間と家族と無事終えた千葉ちゃんが、期を同じくして、自伝的著書「千葉流 サムライへの道」発表。中には、「キイハンター」に関する話が、あちらこちらにちりばめられていて、ニヤニヤしながら、何度も読んでしまった。

 アクションの話、尊敬する深作欣二監督の話、ジャパンアクションクラブの話、共演者の話し、「キイハンターの津川啓子」こと野際陽子さんの話、家族の話、ニヤニヤしながら、何度も読んでしまった。

 一部を抜粋してみると・・・

『アメリカ映画みたいな軽さを狙って、「僕が来なかったら、あの世行きよ」とか、オネエ言葉を使ってみたのだが(笑)、これが当初のハードボイルド調ドラマの中で絶妙のアクセントとなり、監督も「いいね!」と乗ってくれた。丹波哲郎さん演じる黒木キャップを「ボス」と呼んだり、谷隼人さんを「ボーヤ」と呼んだのも私のアイデアだが、「姐御」と呼んだ野際陽子との掛け合いでは、お互いにアドリブを連発。その軽快なやり取りが番組のウリのにひとつにもなった。それが縁で結婚にまでいたるのだから、『キイハンター』はまさに、公私ともに私にとって大切な作品となった。

 アクションに磨きがかかったのも、この『キイハンター』であった。風間洋介はタフで軽業師のように身軽という設定なので、もっとも危険な任務が回ってくるが、体操選手としてオリンピックを目指していた私には、それをこなすアクションが求められた。私も自信とプライドがあるので、ほとんどスタントマンなしで行ったが、それが話題を呼び、どんどんエスカレートしていったようだ。』

 もっともっと紹介したいが、それは実際本を手にとって、読んでほしい。

 「キイハンター」に出会い、仲間とのチームワーク、躍動する身体アクションの楽しさ、危機を気合と余裕でやり過ごす心意気など、多感な少年少女時期に、沢山のものをもらって育った自分。風間洋介の頃からずっと変わらぬ夢見る千葉ちゃんに出会える自伝本には、流石に反省することもいっぱいのようだが、それでも夢を見るパワーは変わらない!いや実現しようとするパワーと共に、さらに大きくなっている、感じが伝わってきた。

 自分も歳を重ねる度に夢が増えていく!?
叶えられる夢がどのくらいあるかはわからないが、チャレンジ心を常に心に、愛とディスカバリーと、しんどい時もウィンクできる風間君的余裕を持って、千葉ちゃんの後を追いかけて行きたい。

 誰も信じてくれなくても自分だけは、自分の事を信じて、そして、自分を裏切る事なく。

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挑戦し続ける力ー高鍋剣士全日本初優勝

2010-11-10 00:00:00 | sport
 11月3日は、親戚がが出演する「メサイヤ」を鑑賞。素晴らしい演奏、歌唱に感動している最中、第58回全日本選抜剣道選手権大会が行われていた。

 ブログアクセス増加で、気がついた高鍋進剣士の初優勝。ネットで試合の様子をチェックし、感動!美しいフォームから繰り出された目にも留まらぬ面一本が鮮やかに決まった決勝を何度も見入ってしまった。

 国技ともいえる柔道、空手がスポーツ化してきた中、剣道はずっと変わらぬユニホーム、袴と面と竹刀で戦われている。10分間の攻防は休憩なし。ひたすら駆け引きと打ち合いが繰り返される。渾身の一本は、目にも留まらぬ速さ。相打ちのシーンは、素人にはどちらが早いのか、判断はかなり難しい。動と静の美しい試合が剣道。ひたすら打ち込み竹刀を振り続ける繰り返しの中にある精神の修行が作り出す静かで激しい戦いに、何時も引き込まれてしまう。憧れの世界だ。

 高鍋進剣士のドキュメンタリーを見てから、ずっと優勝の日が来るのを願っていた。8度目の挑戦にして掴んだ優勝の相手は、共に稽古をしている朋友、昨年の覇者、内村剣士。4歳年下の相手との手に汗握る攻防は、開始から8分過ぎ、張り詰めた空気の中、得意技、一瞬の面一本で決まった。

 念願の優勝にも涙は無し、長年、指導してくれた人、選手権に呼んで貰った事への感謝の言葉が、何度も口からこぼれた。汗まみれの表情に、これまでの修行の汗を思う。遂に女神が微笑んだ、いや、その境地へとたどり着いた。しかし連覇は、さらに難しい。来年も優勝へ向かって、黙々と稽古を重ねてゆく事だろう。もちろん今回負けた剣士たちも。

 祝!高鍋進剣士初優勝、日本一。苦労人の優勝に勇気をパワーを貰った。この勢いで、国際大会でも、優勝を目指してほしい。
鮮やかな面一本が、又見たくなった。
 
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仲間を信じ頑張りぬく野球に乾杯!ー祝、日本シリーズロッテ優勝!

2010-11-09 00:00:00 | sport
 今年の日本シリーズはサイコーに面白かった。見た事の無いような、二夜連続くの延長戦。深夜まで続く痺れるような、延長戦。何度も手を合わせて祈りながら見てしまった。決定力不足という人もいるだろうが、選手達の最後まで諦めない気力、根性が伝わってきた。特に、アンダースローの渡辺投手の好投は、昔見た日本シリーズで阪急ブレーブスで投げた、山田投手、そして、足立投手を、懐かしく思い出し見入ってしまった。(歳がバレバレ!!汗)

 セリーグのシリーズ出場決定戦は、中日の圧勝だったが、見ていて燃えない面白みの感じられない試合だった。野球は楽しくない(楽しめない)そんな言葉を聞いて、納得してしまった。きっちりと、勝つ。決まりパターンのように、最後に出てくるピッチャー。なんだか、計算されたような選手起用。ほとんど表情も変えずに、ずっと座って身動きもせず腕を組んで、冷静な様子で見ている、監督。どこと無く冷え冷えとした雰囲気?!勝ってもちっとも興奮しない、ガッツポーズもでてこない。(シリーズ最終戦、負けが決まったとたん、ベンチ裏に消えた。)

 スポーツの一番の醍醐味は、熱い思いと気合!と思っている単純単細胞人間の自分にとって、そんな雰囲気は別世界。3位からの逆転、連敗からの逆転と、逆転の連続だったロッテが、その雰囲気を吹き飛ばしてくれた。

 スポーツが大好きな自分。人間が大好きな自分にとって、生身の人間がその一瞬一瞬を、勝ち負けの世界で必死にプレーする姿は、結果を度外視しても感動そのもの。人間は生き物だから、良い時もあれば悪い時もある。面白いもので、悪い時に、思わぬパワーがでてきたりするのが、人間の魅力。その力を出させてくれる鍵の一つが、仲間。そして、見守ってくれる人、応援してくれる人、そして、勝負の相手、敵でもあるのだ。

 いつもと同じメンバーで、仲間で勝負に挑んだロッテの、2アウトからの粘りのバッティングは圧巻だった。一方、短期勝負のシリーズには好調な選手を使うという言葉に、違和感。誰が好不調を決定するのか?!復調は、どう判断するのか?不調の選手を応援したり乗せたり、選手のいいプレーに拍手し、惜しいプレーに激励する監督に選手達も一丸となって熱い思いで応える。何度も手をたたいたり、微笑んだり、ベンチの最前列で選手達と共に試合をする監督の姿が嬉しくて、また胸が熱くなった。

 今年の日本シリーズは、挫けない、諦めない気持ち、頑張る気持ち、仲間を信じる気持ちを沢山もらった、記憶に残るとっても良い日本シリーズだった。両チームの選手、スタッフに心から感謝の拍手を送りたい。そして、『和』の気持ちも大切にしたい。
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