
よく晴れた穏やかな天気に誘われて、夫と「隅田川七福神めぐり」に行って来ました。まずは、大賑わいの浅草から東武スカイツリーラインに乗って堀切へ。掘切に降り立ってみると、お店もほとんどない閑散とした風景ですが、少し歩くと「隅田川七福神順路」の看板が立っていて、道の両脇には要所要所に「七福神」の幟もあって、迷うことなく歩くことができます。


最初のお寺は「多聞寺」。ここのご本尊は毘沙門天。ヒンドゥー今日の財宝神クペーラの別名もある、仏教を守護する四天王の一人で、北方を守護する守り神だそうです。ご開帳は元旦から七草までということで(他のお寺や神社もそうですが)、残念ながら像を見ることはできませんでした。

街中のお蕎麦屋さんでお昼を食べた後は、墨堤通りを、通り沿いにズラリと建物が並ぶ大きな団地を眺めながら1.5キロほど歩きます。時々ガイドさんに引率された団体客たちとすれ違いました。


そして到着したのが、白鬚神社。ここは長寿の神様の白鬚神が祀られているそうです。私達位の年恰好の夫婦がチラホラお参りに来ていました。


向島百花園には降伏・金銭・長寿を備える福禄寿尊がありますが、やはりお堂の扉は固く閉じられていました。せっかく家族連れが来ているのに、、、なんだかな~。でも、色々な草木が植えられ、小さな川が作られたお庭は気持ちの良い散歩コースになっていました。

再び墨堤通りを歩いていくと、ちょっとした広場があって十月桜の向こうにスカイツリーの姿が見えました。


川沿いに桜餅屋さんがあります。緋毛氈に座っていただいた桜餅は、薄い皮と程よい甘さのあんこ、桜の葉の香りが良くマッチして、とても美味しかったです。


桜餅屋さんの直ぐ裏手が長命寺で、ここには水の神様の弁財天が祀られているとのことです。


長命寺のお隣に弘福寺があります。なんとここで布袋尊が公開されていました。やった~!嬉しい。やはり七福神巡りですから、像を見たいというのが本当のところですよね。それに布袋様というのは、SV家にも小さな像があったせいか、七福神の中で最も親しみを感じる神様なのです。これでようやく「七福神巡り」をしてきたのだという実感が湧きました。


最後は三囲神社で、ここには恵比寿神と大国神があるそうです。『昔この神社を建てる時、土の中から壷が出てきたので中を開けてみると、老翁の神像が入っていた。その時狐が現れて、像の周りを三度回ったので、三囲神社となっといわれている』ということですが、「お堂の周りを三回廻るとご利益がある」という情報を夫がどこかで仕入れてきたので、念のため三周してみました。


こうして七福神巡りは無事終了。言問橋を渡って浅草に出て、そこから地下鉄で帰宅しました。言問橋から眺めたスカイツリーは青空にすっきり映えて美しく、カモメが飛び、屋形船が浮かぶ隅田川も、雄大で長閑で素敵でした。(三女)
