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ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

クリーブランド美術展と上野散策

2014-01-20 10:52:19 | 日常
           

昨日は、上野東京国立博物館・平成館で開催中の「クリーブランド美術館展」を見てきました。

この展覧会では、アメリカのクリーブランド美術館が保有する平安から明治までの日本絵画約40点と近代西洋&中国の絵画10点を紹介しています。

「神・仏・人」「花鳥風月」「物語世界」「近代西洋の人と自然」「山水」のテーマ別に展示されていて、日本美術に共通する独特な伸びやかさと繊細な美しさと共に、テーマ毎に違った表情、奥行きを味わわせてくれます。

        

「花鳥風月」を現す屏風絵(トップ「松に椿・竹に朝顔図(一部)はHPより借用)の絶妙なバランスも素敵でしたが、今回私は特に「伊勢物語」を題材にした絵の中の人物像に心惹かれるものを感じました。(写真左「蔦の細道図」、右「住吉の浜(一部))

           

曽我蕭白作の山水画「蘭亭曲水図」は、壮大な景色の中で詩作に興じる文士の姿を右下に小さく描いているという説明を見て面白さを感じたのですが、見えますでしょうか?

やや地味な展覧会のせいか、それ程混み合っていなくて、比較的ゆっくり味わうことができました。平日ならもっと空いていて日本の雅をじっくり楽しむことができるかもしれません。

           

外に出たら、冷たい北風に空は澄み渡り、平成館と本館の間にスカイツリーが見えました。

        

不忍池周辺も風が冷たいせいか人出は少なめ。日溜りで鳩がじっと身体を丸めていました。

           

最後は、恒例「池之端・藪蕎麦」。夫は鴨南蕎麦、私は巣篭もり蕎麦を注文。冷えた身体を熱燗で温めたのは言うまでもありません。(三女)