2007 年の統計では、アルツハイマー病の患者数は世界で2,660万人だが、2050年には1億人を超えるかもしれないという予測があります。米アルツハイマー協会(AA)主催の認知症予防国際会議(International Conference on Prevention of Dementia)で報告されています。この国際会議では毎年新しい状況が報告されていて、日本からも出席しているという。上記の1億人のうち40%以上のひとは、養護施設と同様の高度な介護を必要とする疾患後期の患者であることが予測されています。日本では、要介護認定ということでしょうか。根本治療薬の開発などの大きな進歩ではなくても、アルツハイマー病の予防や進行を遅らせる方法が進歩すれば、介護の必要性などの状態が変化してくるといわれています。
このように、米国のアルツハイマ-病患者の増加は深刻なものです。日本でも同様に深刻になっています。
アルツハイマ-病を予防したり、進行を遅らせるサプリメントの開発が必要になってくるのでしょう。当然ながら、医薬開発も急ぐ必要もあるのですが、これは遅遅と進んでいないようです。このままでいくと、上記のような数字で示すような状態になってしまうということでしょうか。大規模な介護のシステム構築が必要になってくるのでしょうか。
日本では、アリセプトのようなものが、高度アルツハイマ-型認知症治療薬として唯一の保険適用薬剤として売られていますが、むしろ老人病を助長するかのような副作用報告が目立ちます。アリセプトは患者数減少の牽引になっているのでしょうか。
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