植物性サプリメントの科学
医薬とサプリメントによる健康生活改善




ケ-ブルテレビはもとより、地上波の局でも、テレビコマ-シャルが増加した健康食品業界が気になります。

確かに、成長産業ですが、売上げ的には小さい産業です。健康食品の効果効能の宣伝内容は、薬事法で規制されています。とくに、地上波の局では厳しく取り締まりされると思います。ほとんど、内容に言及しないで、社名を表示する程度になるでしょう。ケ-ブルテレビでは過激です。

このように、サプリメントの宣伝方法は米国様式が入っているようです。ケ-ブルテレビ局の宣伝内容は、社会的に問題になるかもしれません。厳しく法規制されるまで、続けていくことになるのでしょう。最近は見ないですが、電車内にも健康食品の広告が目立ちました。なんらかの規制があるのでしょうか、最近では見当たりません。

健康食品産業でも経済不況の影響は受けています。売上げ減少になる企業も出てきています。広告業界からの営業もあるのでしょう。健康食品やサプリメントが、テレビコマ-シャルになるとは思っていませんでした。経済恐慌でも、直接的な打撃を受けなかった運のよい業界でした。本来は薬事法で広告規制されている商品なのですが。

テレビコマ-シャルの広告規制は厳しいので、サプリメントには不向きと思っていました。しかし、ケ-ブルテレビではアメリカ的な広告内容になっています。ウェブサイトでの広告内容も変化していくと思います。世の中が薬事法を柔軟に使いこなしていくものと思います。これは、想定内のことでした。






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ビルベリ-の主成分はアントシアニンです。一般的にいうと、アントシアニンは抗酸化能がつよい化合物です。

サプリメントでは、主成分を多く含む地域で栽培された植物を使います。ヨ-ロッパ由来のビルベリ-にはアントシアニンが大量に含まれている種があるようです。

ビルベリ-は疲れた目によいサプリメントということで、日本では紹介されています。たしかに、欧米でも、視覚改善効果は認められています。ただし、視覚改善には目の血液循環も関係しているので、ビルベリ-だけで視覚改善効果はないでしょうが。日本では、どこかの会社がそのように宣伝すると、競合他社も同じように宣伝するものです。そして、定着していきます。ビルベリ-は、とくに PC 利用者の目の疲れによいと、宣伝されています。

ビルベリ-やイチゴにはアントシアニンが大量に含まれていて、健康にたいへん有効であることは間違いないようです。






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ドイツでは、痴呆症改善はイチョウの葉エキスが治療薬として認可されています。病院で処方されています。イチョウの葉のエキスを濃縮しています。純度の高い製品にする技術力が必要とされます。純度が低いと副作用がでると言われています。

痴呆症はいわゆる脳循環が悪化することによって発症するといわれています。その発症を遅らせるには、できるだけ脳循環を改善することが必要です。

高度アルツハイマ-型痴呆症治療薬として保険適用になっているアリセプトには脳循環改善作用はないといってよいでしょう。単なる酵素阻害剤です。開発しているエ-ザイ株式会社から、アリセプトの脳循環改善効果についてレポ-トがあったようですが、結果的に認められなかったのです。行政当局の判断でした。アリセプトに脳血管性アルツハイマ-型認知症または、痴呆症の適応症が認められたら、大変なことになっていたでしょう。同社のこれ以上の捏造デ-タにより、国際的に痴呆症治療が大混乱に陥る可能性があるのでしょうか。

ドイツで認可されているイチョウの葉エキス Ginkgo Biloba の脳循環改善効果は、古くは中国で知られていたものです。日本ではサプリメントで入手することができます。








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うつ病患者は、しばしば自殺願望を抱きますが、抗うつサプリメントは、自殺願望を助長しないといわれています。SRRIs のパキシルは凶悪犯罪を引き起こしたり、自殺願望をもつと言われています。米国 FDA から警告されています。

5-HTP は、脳内のセロトニンの生合成原料を補給するメカニズムなので、比較的穏やかな作用を示すのでしょうか。激しい自殺願望をもつことはないようです。このような科学的な報告はありません。

ただ、1日用量50mg以下の摂取を守ってください。






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アリセプト投与患者の介護負担が増加するということは、アリセプトの発売直後から知られていたことです。確かに、脳内の神経伝達物質のアセチルコリン量が一次的には増加することもあるので、アルツハイマ-病の初期には多少は記憶が改善することがあるという。臨床的には確認されています。

アルツハイマ-病患者は一般的には老人です。老人ゆえに、老人病を抱えています。アリセプトがこのような老人病の症状と分離できないような副作用をもつといわれています。たとえば、抑うつ、興奮、横紋筋溶解などの副作用がしばしばみられます。これらの副作用がアリセプトの投与にすべて起因していると考えることもできないのです。老人病の症状は、アリセプト投与に関係ないかもしれません。アリセプトの製造会社はそのような説明をしているのでしょう。

アルツハイマ-型認知症治療薬として保険適用になっているアリセプトの投与により、介護負担がむしろ重くなったという例が多くあります。介護者には理解できないでしょう。

医薬品を承認、認可は厳しくなされます。しかし、アルツハイマ-型認知症治療薬の承認に、介護負担については問わないのです。介護負担が増加することについては、全く考慮していないのです。患者の寿命が延びることも保証はないのです。それが、医薬品承認の審査基準なのです。



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心筋梗塞は血栓のような血液凝固物が心臓の血管につまり、血流が止まってしまうことにより生じます。ポリフェノ-ルはカカオとかお茶の成分のカテキンに含まれているものです。血液内で動脈硬化により血液凝固がおきることがあります。このような血液凝固物は血液中に再び溶かす必要があり、ポリフェノ-ルはこのはたらきがあります。このように、ポリフェノ-ルはサプリメントの中でも重要なものなのです。血液をサラサラにするサプリメントといえます。

最近では、ポリフェノ-ルはアンチエイジングや抗がん効果をもつといわれてきました。いずれにしても、体に良いサプリメント成分です。








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高度アルツハイマ-型認知症治療薬といわれているアリセプトの抑うつと興奮作用は、一見して相反するような副作用なので、アリセプトの化学構造と関係していると考えて良いでしょう。

家屋の材料に有機溶剤が使われていて、新築に住むと抑うつになるひとがいるという。殺虫剤で抑うつ症状を呈するひともいるという。有機化合物が脳内に侵入すると、このように抑うつになることがあるといわれています。また、ある種の化学的部分構造をもつ化学物質は興奮性の作用をもつことが知られています。過度の興奮も副作用と判断されるでしょう。反社会的な行動に出ることがあります。老人が暴力を振るうことがあるのですが、これもアリセプトの副作用だったのかもしれません。その老人のカルテを見るしかないでしょうか。アリセプトの投与歴があるのでしょうか。医師の守秘義務で、一般的には見ることはできません。

アリセプトの分子構造由来の副作用として、抑うつや興奮が見られると考えられているのです。ただ、アセチルコリンエステレ-ス阻害メカニズムによる記憶改善が満足できるほどの臨床的効果があれば、このような副作用は容認されるのでしょう。

ご存知のように、アリセプト製剤は、50% の不純物を含んでいて、この成分はアセチルコリンエステレ-ス阻害効果はないのに、患者を抑うつや興奮の副作用に落とし入れているだけと思えます。製剤中の不純物を分離できないので、このような副作用が発現されているのでしょう。

考え方によっては、アリセプトは単なる抑うつや興奮剤で、その副作用としてアセチルコリンエステレ-ス阻害効果があるだけではないでしょうか。科学的にはそのようにも考えられるのです。

アリセプトの分子構造や代謝過程と毒性の構造活性相関を解析する技術が、アリセプト開発のエ-ザイ株式会社にはないようなので、このような科学的研究成果はほとんどみられていません。

ただ、患者は苦しんで、介護者の苦悩が続くだけなのでしょうか。


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5-HTP には、はきけ、嘔吐や悪夢を見るとか副作用があり、副作用を防ぐには量を少なくする必要があります。専門用語では、1日用量といいます。1日の摂取量を1日用量といいます。錠剤に含まれている主成分量です。5-HTP は、50mg が目安になります。これでも、副作用を懸念するときは、錠剤を半分に割って、25mg を摂取してください。

サプリメントでは、水からの主治医になるのです。セルフメディケ-ションといいます。自分の健康は自分で管理するという考え方です。医療用医薬品を服用するには医師の診断を受け、処方箋で薬剤を受け取ることができます。サプリメントは医師の処方箋を必要としませんが、摂取量には気をつけてください。錠剤に含まれている主成分量をよく見てください。5-HTP は、100mg の錠剤も販売されています。50mg の製品を購入してください。5-HTP は抗うつの定番のサプリメントです。うつの患者は脳内にセロトニンが不足していると考えられています。このセロトニンを補給するのが 5-HTP です。アミノ酸の一種の化合物です。








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アルツハイマ-病にはコリン原料の補給が必要ではないかと思っています。確かに、アルツハイマ-病患者の脳内のアセチルコリン量は減少しています。産生能力が衰えているので、アセチルコリン量が減衰するのです。アセチルコリンの産生を促すために、栄養学的にできることは、コリン原料をサプリメントで補給することです。栄養学的には、これが精一杯でしょうか。アセチルコリン産生を促すために、生化学的プロセスを活性化させるのは困難です。

国内で唯一保険適用になっているアルツハイマ-病治療薬といわれているアリセプトは、すでに減少したアリセプトが加水分解してしまうプロセスを阻害することがメカニズムです。積極的に、アセチルコリンの産生を促すはたらきはできないのです。これが医療の限界です。脳内でアセチルコリンが減少すると記憶などが悪くなるといわれています。アセチルコリンが増加しても、アルツハイマ-病の根本治療にはならないのですが。








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特定保健用食品として認定されているサプリメントが市場に出てきています。臨床試験などを実施して、有効性と安全性が認められています。医薬品ほどの厳密なデ-タは求められていません。

アンチエイジングの効果があるといわれているサプリメントが世界的に多くなっています。ただ、抗老化といっても、詳細な定義が困難です。そして、医学的な測定が困難になります。なにをもって、老化と判断するかは異論があります。

一般的に、生体の細胞レベルで空気中のラジカルなどで酸化反応が進行すると、生体が老化するといわれています。そのように考えているのです。DNA に老化の因子が含まれていると考えることもできます。寿命は生まれもったものと、捉えるのです。

抗酸化能のサプリメントで細胞の酸化を防いで、なるべく老化を避けようとする考え方には真理があると思います。強い抗酸化能をもつサプリメントが必要になります。日本の特定保健用食品認定において、アンチエイジング効果の定義が明確になっていないと考えています。米国では、アンチエイジングの医薬品開発は未確定なので、サプリメントは多く開発されています。








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コルサコフ型アルツハイマ-病の患者は、もっともらしく、とんちんかんな返事をしたり、猜疑心が強く、また妄想などの症状を呈しやすく、社会問題になるタイプです。また多幸的(とにかくにこやかで、幸せそうな)な印象を強く受けるのはこのタイプです。 このような患者はよく見うけられます。

このような患者にアリセプト 5mg を投与すると、興奮することがわかっています。この場合は、かえって介護負担が増えるということです。

上のようなことが、アルツハイマ-病の専門医の意見です。ただ、アリセプトは 50%50% の立体異性体の混合物なので、副作用の原因はわかりません。

アルツハイマ-病患者を介護をしているひとは、患者にこのような症状が出たら、医師に報告する必要があるでしょう。コルサコフ型アルツハイマ-病の患者は全体の 10% 程度はいる模様です.



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アリセプトのようなアセチルコリンエステレ-ス阻害剤は、脳内のアセチルコリンが減少している患者では、ときに記憶能力がいくらか改善するが、数ヶ月どまりといわれています。アルツハイマ-病初期のときは、ときに効果的になることがあるという。長く効果はないので、途中で投与は打ちきられているいう。

このように、アリセプトを投与されているアルツハイマ-患者の行動心理学的症状、介護者の心理学的病理学、介護コスト、支払われていない介護者時間、有害副作用、死亡では、臨床試験でのプラセボ投与群と比較して、有意な差はなかったと報告されている。

アリセプトを開発したエ-ザイ株式会社などによる、過剰なまでの宣伝で、医師、薬剤師、患者が騙されているのではないか、と考えられているようだ。英国での公的機関による臨床試験でも、費用対効果はないとの結論がでているようだ。

結論的に、アリセプトを投与されたアルツハイマ-病患者の介護負担が軽くなることはないだろうし、寿命が延びるということはないようです。統計的にそのようなデ-タは出ていないということです。ガランタミンのようなサプリメントで用は足りるのではないでしょうか。過剰なまでの薬剤費負担になっているようです。たいへんな薬剤を認可してしまったようです。

アリセプト製剤の 50% の成分はアセチルコリンエステレ-ス阻害作用をもたない化合物です。端的にいって、不純物です。この作用は副作用に出てきます。このために、介護負担が重くなっているのではないでしょうか。記憶機能が数ヶ月間改善するために、歩行困難になってしまうことがあるようです。これで、介護負担が増加しているのです。戦争時に使われる地雷は、敵兵士の脚部を破壊することで、敵の行動能力を減じるための兵器です。アリセプトは地雷のような役割りを担っている薬剤でしょうか。皮肉な結果になっています。アルツハイマ-病患者を介護している患者を苦しめる結果になっているようです。アリセプトが保険適用薬剤なので、費用対効果はきびしく監視しなくてはいけないのです。




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フランス南西部の松の樹皮から抽出されるピクノジェノ-ルがアルツハイマ-型認知症に進行抑止または改善効果があるとの報告があります。生体の細胞に対するフリ-ラジカルの酸化反応は、がん、心臓病、アルツハイマ-病などの重篤な病気を誘引する原因といわれています。ピクノジェノ-ルは抗酸化能をもつプロアントシアニジンを主成分とするサプリメントです。ポリフェノ-ルです。日米欧で、幅広くサプリメントで使われています。

がん、心臓病、アルツハイマ-病などの病気はその原因が複雑なのですが、細胞の老化現象による原因で生じるといわれています。老化現象は細胞レベルでのフリ-ラジカルの酸化反応によるので、ピクノジェノ-ルのような抗酸化能物質がこのような病気のリスクを低減することができると期待されるのです。

アルツハイマ-病患者の脳に形成するベ-タアミロイドが神経細胞を器質的に損傷して、
いちど損傷を受けると回復できないといわれています。このベ-タアミロイドの沈積も、それを溶解する生体のメカニズムが機能を失ったためといわれています。細胞レベルでの老化現象が原因といわれているのです。

抗酸化能のビタミン C, E とともに、ピクノジェノ-ルもしくはフラバンジェノ-ルを用いてアンチエイジング効果が期待できるでしょう。アルツハイマ-型認知症の進行遅延効果も期待できるでしょうか。朗報です。






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2007 年の統計では、アルツハイマー病の患者数は世界で2,660万人だが、2050年には1億人を超えるかもしれないという予測があります。米アルツハイマー協会(AA)主催の認知症予防国際会議(International Conference on Prevention of Dementia)で報告されています。この国際会議では毎年新しい状況が報告されていて、日本からも出席しているという。上記の1億人のうち40%以上のひとは、養護施設と同様の高度な介護を必要とする疾患後期の患者であることが予測されています。日本では、要介護認定ということでしょうか。根本治療薬の開発などの大きな進歩ではなくても、アルツハイマー病の予防や進行を遅らせる方法が進歩すれば、介護の必要性などの状態が変化してくるといわれています。

このように、米国のアルツハイマ-病患者の増加は深刻なものです。日本でも同様に深刻になっています。

アルツハイマ-病を予防したり、進行を遅らせるサプリメントの開発が必要になってくるのでしょう。当然ながら、医薬開発も急ぐ必要もあるのですが、これは遅遅と進んでいないようです。このままでいくと、上記のような数字で示すような状態になってしまうということでしょうか。大規模な介護のシステム構築が必要になってくるのでしょうか。

日本では、アリセプトのようなものが、高度アルツハイマ-型認知症治療薬として唯一の保険適用薬剤として売られていますが、むしろ老人病を助長するかのような副作用報告が目立ちます。アリセプトは患者数減少の牽引になっているのでしょうか。






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飲料水にアルミが過剰に含まれているという報告があったようですが、分析的には生体には安全なことは確かめられています。飲料水に有害金属は含まれていないのが安全基準になっています。

家庭で使われているアルミの食器から、生体内にアルミが移入する可能性があります。現在、アルミのなべを使っている場合は、鉄やほうろうの製品に交換したほうがよいでしょうか。ビ-ルがアルミ缶で販売されていますが、この習慣を変えるのは難しいことになるでしょう。瓶ビ-ルにした方がよいかもしれません。

アルミは軽量でさびない金属なので、多くの場所で使われてきています。生体には微量のアルミは必要です。アルミが存在しないと生体の機能も停止してしまいます。必須元素になります。しかし、必要量以上のアルミを生体に移入すると害になります。

最近わかったことは、アルミニウムとカルシウムなどの金属が核となった、水に不溶性のプラ-クが血管内に形成し、血液循環を阻害しているようです。これが、アルツハイマ-型認知症の原因のひとつと考えられるようになってきました。アルミ性の食器を使うようになったのは最近のことです。

この不溶性のプラ-クを溶解し、排泄する医薬品はないでしょう。キレ-ション効果が必要になります。セラペプテ-スは歯科の炎症治療に使われていますが、米国ではプラ-ク排泄に利用されるようになってきました。サプリメントで入手することができます。





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