植物性サプリメントの科学
医薬とサプリメントによる健康生活改善




脳血管性認知症の治療薬はありませんが、脳血管性認知症は大脳の髄質に小さな梗塞あるいは出血が多発する病気なので、脳梗塞や脳出血への治療が認知症の治療にも結びつきます。そこで、有用と思われるのが脳血流改善薬です。

その中で中国では古くから使われてきたイチョウの葉のエキスが、脳循環改善効果で使われています。治療薬がないので、サプリメントが代替え医薬になります。イチョウの葉のエキス Ginkgo Biloba はドイツでは病院処方薬になっています。認知症の治療薬で医師により処方されているのです。

リハビリテーションなどの非薬物療法が認知症の症状のみならず、生活の質の改善に役立つこともあるようです。道路で見かけますが、脳梗塞などで倒れたひとがリハビリで散歩しています。

脳血管障害には脳の動脈硬化や高血圧が付随しており、その根本にはいわゆる「生活習慣病(高脂血症や糖尿病、心臓病など)」の関与があります。そのため、脳血管性認知症の予防には食生活や適度の運動、肥満予防、飲酒や喫煙の抑制、精神的ストレスの緩和などが重要です。医師に病気と診断される前に予防できる生活習慣を確立する必要があるのです。病院に担ぎ込まれる前に対処しておきたいものです。

アルツハイマ-型認知症とは原因が異なります。脳血管性認知症も同じようにもとの健康体に復帰することはないと言われています。






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arrowCoral Calcium
   Coral complex
   Coral Incorporated 社製  600 mg 180錠

これは、沖縄のサンゴから作られて、カルシウム、マグネシウムなど 72 種類のミネラルがそのまま手を加えないで、含まれています。詳細は、このペ-ジの下の表をご覧ください。カルシウムおよびマグネシウムは、骨粗しょう症 osteoporosis の予防に必要で、骨を強くするということは、よく知られていることです。 MultiVit にも、カルシウムは含まれています。このサンゴ由来のサプリメントは、ほとんど自然由来のもので、微量に多くのヒトに必要なミネラルが含まれているということです。いま、世界的に注目をあびているサプリメントです。



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ストロンチュウムは骨を強くします。それで、Strontium Bone Maker とよばれています。カルシュウムやマグネシュウムは骨を強くするのに必要であることは、中学生でも知っています。ストロンチュウムが不足していると骨を弱くします。

年をとると、ミネラル不足で骨が弱くなります。転んだりして、骨折をして寝たきりになり、死亡してしまうこともあります。






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アルツハイマ-型認知症、脳血管性認知症は原因が違います。これらの認知症予防に DHA がよいそうだ。DHA は、メンタル面の障害の改善効果があります。DHA で、認知症が治療できるのではありません。症状を改善する効果が期待できます。DHA は、化学的にはオメガ 3 脂肪酸と呼ばれます。

DHA は、心臓血管系にもよいといわれています。米国の FDA でも、オメガ 3 脂肪酸の冠状動脈における心臓病のリスクを低下させるものとして、ポジティブな意見を出すようになっています。メンタルな面に影響があり、最近では、うつ病の改善にも使われています。

特に、北欧の冷たい海に棲息している背中の青い魚から取れる魚油に DHA, EPA が豊富に含まれています。魚を食べるのもよいですが、サプリメントで大量に摂取することができます。副作用は報告されていません。




 

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ガランタミンを含むサプリメント処方のガランタマインド GalantaMind は、Galantamine 4 mg, Vitamine B5 100mg, Choline 200mg の成分を含んでいます。

米国の FDA の警告により、サプリメントの 8mg カプセルは製品はありますが、良心的なサイトでは販売しないことになっています。病院処方では、患者の様子を医師が診断するのですが、サプリメントは自己診断になるので、4mg を販売しているわけです。

アルツハイマ-型認知症治療薬のアリセプトは、10mg カプセルも販売されているのですが、活性化合物は半量の 5mg しか含まれていませんから、死亡するような重篤なサリン中毒症状は示さないのです。この辺はうまく出来ています。アセチルコリンエステレ-スという酵素阻害は殺虫剤に使われていました。戦時中には生物化学兵器になっていました。副作用を招かない使い方が必要になります。


加齢により生体機能は衰えます。自然に脳内の神経伝達物質のアセチルコリンの産生は減少します。これを薬剤的に増加させるのですが、副作用はでるものです。一般的には、胃腸障害がみられます。ガランタミンの 4mg カプセルを歯で噛み割って、少量を摂り始めてください。徐々に体が慣れてきます。アレルギ-反応がみられたら、摂取を中止してください。




 

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アルツハイマ-病改善サプリメント DMAE がクリ-ム剤で摂取量の微調整が出きるようになりました。クリ-ムを首や胸に塗布するのですが、その量を調整することで、吸収量を微調整することができます。DMAE の過剰摂取は副作用を招くことがあるので、クリ-ム剤は量を微妙に調整することができるので便利になりました。たとえば、過剰に塗布したときには、すぐにふき取ればよいのです。経口摂取だと、吐き出すことは困難です。

医薬品のアルツハイマ-病治療薬でも、パッチ剤が開発されています。首に貼り付ける製剤です。微量を長時間に渡って吸収させるには、クリ-ム剤は効果的になるでしょうか。

多くの用途が考えられています。DMAE を主成分にしたクリ-ムで、主に肌の額や目じりのシワを取り除くのに利用されています。 DMAE 以外に抗酸化能のアルファ-リポ酸や MSM も含まれています。MSM は皮膚にイオウを送り込んで、肌を滑らかにする効果があります。オイルと水分でモイスチャ-になっています。サプリメントというよりは化粧品に近いものです。細胞レベルからルックスまで若返ることができます。

サプリメントの剤形を選んで購入すると、改善効果が期待できるものになり、副作用も軽減されてきます。米国のサプリメントは、医薬並みの開発力になっています。






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米・イーライリリー社による第III相国際共同臨床試験(米国等)が進行中です。(LY450139)

米・イーライリリー社は、抗うつ剤のプロザックを開発したことで有名です。しかし、プロザックは日本では承認されませんでした。最近は、このように、アルツハイマ-病治療薬を開発しているようです。

本品 (LY450139)は、蛋白質を切断してより短い凝集性蛋白質の beta-amyloid(Aβ)を作り出す酵素 γ-secretase の活性を阻害するのがメカニズムです。アルツハイマ-病患者の脳内に沈積する不溶性蛋白 beta-amyloid(Aβ)を溶解させないと脳の神経組織が損傷します。米・イーライリリー社の説明では、本品 (LY450139)は、γ-secretase を阻害することにより Aβ の産生を抑制し、脳細胞の損傷を遅らせる可能性があると報告されている。本品は in vitro、in vivo のいずれにおいても一定濃度以上で Aβ を低下させ、低濃度では上昇させたということです。剤型は経口投与。経口投与だと助かります。注射剤では不便です。

この治験は最終段階にあります。当局 FDA の承認があれば、米国で発売され、日本では厚生労働省の承認を受けて発売されると思います。効果がないと判断されれば開発中止になることもあります。しかし期待できる新薬です。



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古い話を持ち出すのは、日本のマスコミには報道されていないからです。伏せているようです。シカゴ(ロイター)のニュ-スによると、製薬大手エーザイは2006年3月16日、同社が開発したアルツハイマー病の治療薬「アリセプト」を脳卒中患者らの治療に応用する臨床試験で、同薬を服用した648人のうち11人が死亡したと発表しました。偽薬を与えられた患者326人の中に 死亡例はなかったという。 今回の臨床試験は、脳卒中などによる 「脳血管性認知症」の適応症の治療薬としてあらためて認可を受けるため、 世界9カ国で実施された。試験は申請前の最終段階を迎えていたという。

このブログでも以前に書いています。臨床試験で偽薬投与群に組み込まれた人は命拾いをしました。この死亡例により、エ-ザイ株式会社は当局 FDA より新薬の承認を得ることができないと判断した模様です。不純物が 50% も含んでいる薬剤の臨床試験は危険です。メカニズムから見て、アリセプトが脳血管性認知症に効果的とは思えませんね。捏造デ-タに、捏造デ-タを重ねて、臨床試験を行っていたようです。米国のエ-ザイ子会社が手を下していたようです。外国人社員がやっているのです。怖いですね。臨床試験に被験者として参加したくはありません。偽薬投与群に入るかはルシアンル-レットになるようです。生死をさまようわけです。

このように、臨床試験で大量の死亡者が出ているのに、日本ではアリセプトは平然と投与されていますが、このような死亡事例の悪い情報は患者に知らされていないようです。日本でのアリセプトの投与の実態を見ていると、患者は徐々に弱っていき死亡してしまうようです。介護者が投与量を減じているようです。あるいは、介護者が患者に投与していないこともあるようです。日本では患者の身内の家族が介護者になるので米国とは違い特殊です。アリセプトの薬害といえるでしょうか。難しい判断です。臨床試験は病院で行われるので、被験者が死亡しているかどうかは監視されていて、法律により当局に報告しなければならないのです。特に、米国の法律は厳しくなっていると思います。今回の死亡事故は隠蔽ができなかったようです。ニュ-スで出てしまいました。エ-ザイとしては失敗例です。アリセプトが「脳血管性認知症」の適応症の治療薬として承認されなくて喜ばしいことです。もし当局により承認されてしまったら、世界的に相当な数の死亡者が出て、多くの患者は闇に葬られてしまうところでした。




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男性も中高年に至ると性的機能が万全ではなくなるので、サプリメントに頼るしかないでしょうか。医療用医薬のバイアグラでも、効果のない場合があるようですね。このときには、植物成分由来の Passion Rx を試してください。強い勃起不全のときには、ヨヒンベ複合の製品 Passion Rx with Yohimbe を選択してください。媚薬程度の用途でしたら、Passion Rx without Yohimbe を選択してください。サプリメントは医師の処方箋は必要としません。血圧の高いひとや心臓病のひとは、気をつけてください。






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疫学的な調査によると、土壌にセレニュウムの多い土地に住む住民は、低いところに住む人より、直腸がん、膀胱がん、肺がん、食道がん、子宮頚がん、子宮体がんの発生率が、きわめて低いといいうことが知られています。食餌の植物にセレニュウムが含まれるからでしょう。あるいは、食肉にも含まれているからでしょうか。飲み水に微量に含まれているのでしょうか。人類の知恵です。セレニュウムの抗がん効果が知られるようになりました。米国では病院処方医薬品になっているようです。

エビデンスとして、1312人の被験者に毎日200マイクログラムのセレニュウムを摂取させて、10年間経過を追ったところ、肺がん、前立腺がん、大腸がんによる死亡率が49%も減ったということです。微量のセレニュウムをサプリメントの摂取で補給すると抗がん効果が期待できるということです。最近では、セレニュウムのキレ-ト化合物がサプリメントで出ています。過剰の摂取は副作用を招くことがあります。使用説明書の用量を守ってください。

がんは入院して抗がん剤を投与してもがん細胞が消失する可能性はあるでしょうか。単に体力を消耗し、早死にしてしまうようです。あらかじめ、サプリメントでがんに強い体質を形成しておく必要があると思います。

前立腺がんにもオメガ3系の不飽和脂肪酸は非常に効果的だというデータが、圧倒的に多いのです。フラックスシードオイル Flaxseed Oil は植物由来のオメガ3系の不飽和脂肪酸です。オメガ3系の不飽和脂肪酸は、魚油からも摂れます。






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日本では某宗教団体による地下鉄サリン事件といういたましい事件があり、サリン中毒の被害者の中毒症状を知ったわけです。サリンは戦争中に使われる毒ガスで平和時には使われないものなので、その作用については長らく忘れ去られていたのです。被害者には死亡者も出て、多くのひとが後遺症に苦しんでいます。自衛隊の生物化学兵器の部隊が出動しました。

アルツハイマ-病治療薬のアリセプト、塩酸ドネペジルはコリンエステレ-ス阻害剤なので、サリンと同じ作用メカニズムです。一般的には、コリンエステラーゼ阻害剤は重篤な副作用を招きます。たとえば、臭化シスチグミンという外国の医薬が、コリン作動性クリーゼという、サリン中毒のような副作用を発現します。全身でコリンエステラーゼが阻害されると、特に高齢者では深刻な症状をきたします。ところで、化学的にみると、サリンや臭化シスチグミンは、アセチルコリンエステレ-スと非可逆的結合をします。アルツハイマ-病治療薬のリバスティグミンは日本でも処方されますが、これも酵素と非可逆的結合をするので副作用は強いと言われています。しかし、アリセプトは、可逆的結合をします。後者の化学結合は一時的で弱いわけです。一定時間で酵素よりリリ-スするのです。非結合相互作用とよんでいます。

このようなことが、学問的な説明なのですが、コリンエステラーゼ阻害剤の副作用は、医薬品の根本的なメカニズムに基づくもので、主作用と分離できません。必然的に副作用はあるのです。アリセプトの場合は別の工夫で副作用を軽減しています。アリセプト製剤には、主成分の二つの立体異性体の混合物です。R, S 体で区別しています。R 体は酵素に結合することはわかっています。S 体は酵素に結合しません。酵素に結合しないので、活性は持ちませんが、同時にコリン作動性の副作用も発現しないのです。エ-ザイ株式会社では、この S 体を活性化合物として薬剤中に混在させて、結果的に医師をだまして販売しているように見えます。血中濃度解析では、R, S 体の濃度を測定しながら、片方の立体異性体のみが酵素に結合しているのです。製薬企業はこのような複雑なペテンは古くからやっています。サリドマイド事件もあるので、薬剤学的にはよくない方法と言われているのです。薬事法で禁止されているわけではありません。それで当局も取締りができない状況です。しかし、薬事法の改正もできないのです。

ところが、自然は正直なもので、アリセプト製剤でコリン作動性の副作用は軽減しても、抑うつ、興奮などの精神神経系の副作用が増大します。このような副作用も、アリセプトが起因しているものではなく、ほかの原因を挙げればすんでいるのでしょう。このように、アリセプトは副作用の少ないアセチルコリンエステレ-ス阻害剤で流通しているのです。サリドマイド事件も同じような仕組みでした。この悪の薬剤学はとどまりません。製薬会社は莫大な利益が転がり込むのです。アリセプトには、原因不明の副作用があるのは、不純物が 50% も含まれているのが要因でしょうか。

アリセプトの長期投与でサリン中毒にならない理由について、臨床医のひとたちは不思議に思わないのでしょうか。アリセプトは治療薬なので、中毒は副作用といいます。製薬会社ではいちおう説明はしているようですが、これらは嘘でしょう。患者は苦しんでいます。介護負担が増加して介護者は苦労しています。いつまで、こんなことを続けるのでしょうか。

上に書いたことは臨床医に理解できるでしょうか。サリドマイドは臨床医が好んで妊婦に処方したのです。奇形児が生まれました。本来は、妊婦には処方してはいけないものだったのです。アリセプトはアルツハイマ-病患者には処方してはいけないものではないですか。それで、抑うつ、興奮、精神錯乱、パ-キンソン氏病のように横紋筋が融解していきます。年寄りはもだえ苦しんでいることでしょう。歩行もできなくなり、寝たきりになってしまいます。このような、アリセプト薬害の副作用情報が厚生労働省に報告されているのでしょうか。

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レモンバルム Lemon Balm はニコチンレセプタ-結合能があるので、今後はアルツハイマ-病や認知症に対する記憶や認知機能改善効果に応用されていくのでしょう。抗酸化能サプリメントは多くの改善効果をもつので有用です。

製薬会社はレモンバルムには興味を示さないでしょう。天然成分は特許性がないので、利益が確定できないのです。サプリメントで販売される程度になります。

アルツハイマ-型認知症の保険適用の処方薬のアリセプトには、ニコチン性レセプタ-の結合能はありません。この点で、認知力回復の効果は限定されるのです。

抗酸化の機能がありますので、抗がんやアンチエイジングに期待がもてます。天然素材にはよいものがあります。









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寮隆吉氏のアリセプト薬害のブログはスゴイです。アルツハイマ-型認知症の患者の介護者のみなさんは、いちどくください。寮の名前はペンネ-ムですね。学生寮に住んでいるみたいです。寮隆吉氏は業界に詳しいひとのようで、内容は正確です。反面、筆者は業界関係になりますから、そこまで書けません。究極のところは書けないのです。しがらみがあります。寮隆吉氏は、どちらかといえば、失礼ですが、左派よりでしょうか。保守中道派でしょうか。正義感の世直しのひとでしょうか。筆者は強い左派にはなりきれない立場です。寮隆吉氏のアリセプトのブログはこれが限界でしょうか。次の記事を楽しみにしています。 寮隆吉氏のブログを直接読んでください。たとえば、一部のさわりを抜粋しておきました。

リンク  http://ryo4546.exblog.jp/10450611/

 「結局は自分の首を絞める対応はアリセプトを販売する製薬会社にも見られる。唯一の認知症治療薬であるとの懇話会での紹介を小生が聞き間違いをしてはと思い、講演内容のスライド原稿の提供を依頼した。本社に問い合わせて返事をするとのことであったが、その後何の音沙汰もない。どんどん持ち合わせのデータを提供して、現場からの意見を参考にして自分たちの薬をより安全にそしてより有効に使ってもらいたいとの発想は全くない。 神経内科医がアリセプトが周辺症状を増悪させることを知りながら、使い続けようとする意図は何であろうか。そしてアリセプトが周辺症状に対して悪影響があることについて情報を集めようとしないで、アリセプトを売り続けようとする製薬会社の意図はどこにあるのであろうか。何か認知症の治療について神経内科医も製薬会社も充分理解していないように思う。」

つぎに本論に入ります。

アリセプトの物性については、製薬会社より当局には100%純度の薬剤を製造販売していると報告されていますが、50% の不純物を含んでいる可能性があります。当局に提出されているアリセプトの製造法と公表されている分析結果から判断すると、5mg 製品であれば、有効成分 塩酸ドネペジルは、2.5mg しか含まれていません。保険請求は、5mg でなされますが、これが詐欺であるとの法律はありません。また、横紋筋融解や抑うつなどの副作用で肉体的精神的に損害をこうむった患者は、アリセプトの製造会社に対して損害賠償請求権はあると思います。そのためには、医師の処方箋および服用の記録は残してください。しかし、民事裁判が決着する前に、アルツハイマ-型認知症の患者である原告は死亡する可能性が高いですから、現実的に民事裁判は無意味になるでしょうか。はじめから、アリセプトを服用しないことが、身を守ることでしょうか。医師の診断や処置を信用しないということになります。患者の判断は難しいですね。

アリセプトの長期連続投与は、3年にも及んでいるようです。臨床試験では長い期間のデ-タはないのです。医師が、そこまで処方箋を書きつづけているようです。ご苦労様です。患者の病状は悪化する一方なので、実際は、看護人は介護負担に耐えかねているようです。これが、米国や日本の医療の実際なのですが、法律的に合法なのです。

アリセプトの不純物の問題も、米国や日本の薬事関連法規により製造販売中止にはできません。薬害は合法的に進んでいるのです。医師が悪いわけではありません。何も知らされていないのが、責任回避になっているのです。サリドマイド事件のときに、医師は妊婦にサリドマイドを処方したようですが、製薬会社がそのようにそそのかしたということです。行為は犯罪的ですが、医師の責任は問われていないようです。販売しているファイザ-社は世界のトップ企業ですが、製造会社よりアリセプトのデ-タを入手して自信をもって販売しているわけではないのです。ファイザ-社の法律担当者は同社に法的責任はないと判断していると思います。外資系企業はリスクのある商行為はやらないでしょう。この手の問題には対処の方法はないといわれています。薬事関連法規の抜本的な改正が求められていますが、ロビ-活動もあり難しいといわれているのです。

 

 



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うつから脱するにはその要因を取り除く必要があります。生体内に必要な物質が不足していれば補給すればよいのです。ビタミンや必須アミノ酸はそのような考えです。毎日の食餌でまかなえることもあります。医食同源で食品がクスリになるわけです。うつ病の薬も開発されてきています。うつ病患者の脳内にセロトニンという神経伝達物質が不足していることがわかっています。それを補給すればよいのでしょうか。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors; SSRI)としてプロザック Prozac が米国で発売され話題になりました。Paxil パキシルは、同じメカニズムの医薬品です。パキシルは日本でも承認されて処方されます。シナプスにおけるセロトニンの再吸収を阻害するメカニズムです。 SSRI は脳内の神経伝達物質であるセロトニンを放出するシナプスのセロトニントランスポーターに選択的に作用し、セロトニン再取り込みを阻害する。 結果的にセロトニン濃度がある程度高く維持され、うつ状態が改善するものと考えられています。セロトニン仮説といわれているものです。セロトニンの増加は不安感をやわらげ、気分を楽にします。しかしながら、SSRIs は、セロトニンの絶対量を増加させるものではありません。

このような選択的セロトニン再取り込み阻害薬を処方された患者たち自身から、自殺願望が強くなるということは警告されていました。米国での発売直後から、患者たちから言われていたのです。それでも、発売を続ける価値がある薬物だったのです。そのように解釈されています。それでも、うつ病治療効果もあるので、使われてきました。ひとつの麻薬みたいな使われかたもされたようです。その後に、銃乱射大量殺戮事件や日本ではビルの高層階より無抵抗の子供を投げ捨てるという非情な事件が続き、パキシルのような強い抗うつ剤の処方歴があるということで、当局から警告が出ています。このような事件が起きて発売が停止されたわけではありません。薬剤には有益な効果もあるのです。使い方の問題になるでしょうか。

比較的穏やかな抗うつ効果をもつサプリメントが使われています。自殺願望は持ちたくないですね。凶悪事件は起こしたくないのです。セロトニンの原料になる 5-HTP はよく使われますが、サミ-は生体成分で気分を明るくする効果があります。精神科医にとっても、鬱病治療はてこずるようです。複雑な要因があり、長い治療時間が必要になるようです。今でも、パキシルのような選択的セロトニン再取り込み阻害薬の処方が主流になっているでしょうか。精神科領域で薬物療法は少ない例です。カウンセリング療法も必要になるでしょうか。いずれにしても、簡単に治る病気ではありません。

日本でも、カウンセラ-の育成に力を入れているようです。資格試験もあるようです。精神科医の育成も大事になるでしょう。日本でも精神科領域の患者が増加してきましたから、忙しくなる「業界」になるでしょうか。









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内臓脂肪は取れやすく、肝臓から血液中に中性脂肪やコレステロ-ルで放出されていきます。血圧をあげたり、インシュリンのはたらきを悪くして血糖値を高くすることがあります。このようにして、血液がドロドロになり流動性が悪くなります。血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。活性酸素により白血球が付着したり、血糖が多いために赤血球の柔軟性が悪くなったり、中性脂肪により血小板が固まりやすくなったり、このようにして血液がドロドロになって健康に悪くなります。このようなドロドロ血液は動脈硬化につながります。メタボリックシンドロ-ムとして揶揄されている症候群です。飽食の日本では今後の大きな課題になりました。

このように、内臓脂肪の付着により血液がドロドロになり健康が脅かされます。イノシト-ルは内臓除去のはたらきがあるサプリメントです。






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