寮隆吉氏のアリセプト薬害のブログはスゴイです。アルツハイマ-型認知症の患者の介護者のみなさんは、いちどくください。寮の名前はペンネ-ムですね。学生寮に住んでいるみたいです。寮隆吉氏は業界に詳しいひとのようで、内容は正確です。反面、筆者は業界関係になりますから、そこまで書けません。究極のところは書けないのです。しがらみがあります。寮隆吉氏は、どちらかといえば、失礼ですが、左派よりでしょうか。保守中道派でしょうか。正義感の世直しのひとでしょうか。筆者は強い左派にはなりきれない立場です。寮隆吉氏のアリセプトのブログはこれが限界でしょうか。次の記事を楽しみにしています。 寮隆吉氏のブログを直接読んでください。たとえば、一部のさわりを抜粋しておきました。
リンク http://ryo4546.exblog.jp/10450611/
「結局は自分の首を絞める対応はアリセプトを販売する製薬会社にも見られる。唯一の認知症治療薬であるとの懇話会での紹介を小生が聞き間違いをしてはと思い、講演内容のスライド原稿の提供を依頼した。本社に問い合わせて返事をするとのことであったが、その後何の音沙汰もない。どんどん持ち合わせのデータを提供して、現場からの意見を参考にして自分たちの薬をより安全にそしてより有効に使ってもらいたいとの発想は全くない。 神経内科医がアリセプトが周辺症状を増悪させることを知りながら、使い続けようとする意図は何であろうか。そしてアリセプトが周辺症状に対して悪影響があることについて情報を集めようとしないで、アリセプトを売り続けようとする製薬会社の意図はどこにあるのであろうか。何か認知症の治療について神経内科医も製薬会社も充分理解していないように思う。」
つぎに本論に入ります。
アリセプトの物性については、製薬会社より当局には100%純度の薬剤を製造販売していると報告されていますが、50% の不純物を含んでいる可能性があります。当局に提出されているアリセプトの製造法と公表されている分析結果から判断すると、5mg 製品であれば、有効成分 塩酸ドネペジルは、2.5mg しか含まれていません。保険請求は、5mg でなされますが、これが詐欺であるとの法律はありません。また、横紋筋融解や抑うつなどの副作用で肉体的精神的に損害をこうむった患者は、アリセプトの製造会社に対して損害賠償請求権はあると思います。そのためには、医師の処方箋および服用の記録は残してください。しかし、民事裁判が決着する前に、アルツハイマ-型認知症の患者である原告は死亡する可能性が高いですから、現実的に民事裁判は無意味になるでしょうか。はじめから、アリセプトを服用しないことが、身を守ることでしょうか。医師の診断や処置を信用しないということになります。患者の判断は難しいですね。
アリセプトの長期連続投与は、3年にも及んでいるようです。臨床試験では長い期間のデ-タはないのです。医師が、そこまで処方箋を書きつづけているようです。ご苦労様です。患者の病状は悪化する一方なので、実際は、看護人は介護負担に耐えかねているようです。これが、米国や日本の医療の実際なのですが、法律的に合法なのです。
アリセプトの不純物の問題も、米国や日本の薬事関連法規により製造販売中止にはできません。薬害は合法的に進んでいるのです。医師が悪いわけではありません。何も知らされていないのが、責任回避になっているのです。サリドマイド事件のときに、医師は妊婦にサリドマイドを処方したようですが、製薬会社がそのようにそそのかしたということです。行為は犯罪的ですが、医師の責任は問われていないようです。販売しているファイザ-社は世界のトップ企業ですが、製造会社よりアリセプトのデ-タを入手して自信をもって販売しているわけではないのです。ファイザ-社の法律担当者は同社に法的責任はないと判断していると思います。外資系企業はリスクのある商行為はやらないでしょう。この手の問題には対処の方法はないといわれています。薬事関連法規の抜本的な改正が求められていますが、ロビ-活動もあり難しいといわれているのです。