自然の中の生理活性物質を濃縮して、代替医薬を作り出そうとしています。昔からある考え方です。代替医療は医療用医薬品ではなく、天然素材から生理活性物質を抽出して有効成分を取り出そうとします。これが代替医薬といわれるもので、このような医療を自然医療、自然選択、Natural Therapies といっています。
西洋科学では、抗生物質や抗がん剤など、めざましい発展がありました。ところが、アルツハイマ-病や痴呆症など、まったく手がつけられないような病気で年寄りが苦しんでいるのが現状です。医薬の開発のめどはないようです。がん治療でも、患者の遺伝情報による効果の違いがあるので、副作用の強い抗がん剤を複数取り混ぜて投与している現状です。テ-ラメイド医療が待たれるところです。診断方法が困難になります。このように必要な医薬品がないのです。
いま、この見なおしがきています。自然から採れるサプリメントの健康改善効果が注目されています。代替医療 Alternative Medication といわれています。米国の医師に専門家が多くいて開発製品が日本に輸入されるにいたっています。
アルツハイマ-病ではカクテル療法としていわれていますが、イチョウの葉エキス Ginkgo Biloba やクルクミン やコリン などのサプリメントを取り合わせて、長期的に摂取することがすすめられています。医薬品認証は臨床試験の評価基準が厳しいので、なかなか医薬品開発はすすみません。サプリメントでは、価格が安いので、消費者には好まれています。イチョウの葉エキスについては、日本の病院でも使われているようです。ドイツでは医薬品になって、保険適用になっています。