アリセプトに催奇形性の副作用はあるのか

ラットを用いる動物実験で、アルツハイマ－型認知症治療薬アリセプトは催奇形性の副作用が認められているという。思い出すと、サリドマイド事件がありました。奇形児が生まれた事件で世の中を震撼させました。サリドマイド分子には異性体があり、それが原因といわれています。アリセプトの分子構造にもサリドマイドに似ている構造フラグメントがあり、それによる催奇形性の可能性があります。アリセプトにも異性体があり、認可されている製剤はラセミ体です。つまり、50% が不純物になります。アリセプト分子は状況がサリドマイドに似ているので、催奇形性の副作用が予測されていました。インタ－ネットで調査していると、アリセプトの催奇形性の副作用は間違いないようです。アリセプトを開発販売しているエ－ザイ株式会社は、このような催奇形性の副作用について情報を公開してほしいと思います。

目によい複合サプリメント Eyesight Rx

Eyesight Rx アイサイトは、米国医師の処方によるものです。ビルベリ－のアントシアニンは疲れた目によいといわれています。日本でも幅広い人気のサプリメントになっています。また、ルテインは網膜の酸化を防ぐといわれています。脳循環改善のイチョウの葉エキスは視覚の改善にもよいといわれています。このような目によい植物成分を複合したサプリメントが完成しています。日本に格安の値段で上陸しています。日本では、ビルベリ－などの個別のサプリメントを摂取しているひとが多いのですが、多種類の植物成分を複合した Eyesight Rx は便利です。個別のサプリメントを購入するより安くなります。

Eyesight Rx for Vision Enhancement

神経伝達物質アセチルコリン関連サプリメント

神経伝達物質アセチルコリン関連サプリメントに注目が集まってきました。アセチルコリンは脳で働いている物質です。生合成されています。しかし、年齢が高くなると、この生合成に衰えがみえてきます。老化によるものです。アセチルコリンの生合成を活発にする医薬品は開発されていません。アルツハイマ－病患者の脳内のアセチルコリン量は減少しています。生合成機能が衰えているからです。脳に栄養を与える必要があるのです。アセチルコリン生合成促進を期待して。

また、アルツハイマ－病患者の脳内には不溶性のベ－タアミロイドとよばれるタンパクが沈積していて、神経組織を損傷しています。そもそも、ベ－タアミロイドを溶解する酵素は生体に存在していて、これがうまく機能しなくなっているためと考えられています。酵素の生合成がうまくいかなくなっているのでしょうか。これと、アセチルコリンの問題は別問題と考えてよいでしょう。

年齢が高くなると記憶が悪くなるのは、脳内のアセチルコリンの減少が原因と考えられています。それでアセチルコリン関連サプリメントが注目されています。

Acetylcholine

アリセプトのジェネリックが日本に上陸か

日本のエ－ザイ株式会社の開発販売のアルツハイマ－型認知症治療薬のアリセプトのジェネリック医薬品販売会社のテバ社が日本に上陸して、ビジネスを展開はじめました。日本法人が出来ていることは既に知られています。

テバ社は次のような企業です。
ジェネリック医薬品分野では世界最大のイスラエルのテバ社の全世界売上高は１兆円規模です。日本でジェネリック最大手の企業の30倍近い大きさです。日本では、次の 2015 年に売上高1000億円の目標で、そのために、目標実現には400品目程度が必要になり、その目標達成のために、興和との合弁会社設立に続き、国内ジェネリック企業の吸収合併が不可欠との指摘もある。日本の薬事法はジェネリック医薬品企業に有利になっている。特定の試験のみで認可を受けられるようになっています。確実に発展する見とおしがあります。現在の経済不況を吹き飛ばすような勢いになると思われます。

テバ社のシュロモ・ヤナイ社長兼CEOは、今回の提携契約のために次のコメントを出している。
「興和という実績ある企業と、ジェネリック医薬品においてリーダーシップとノウハウを持つテバが手を組むことによって、今後成長が見込まれる重要なマーケットでのビジネスチャンスを最大化できると考えています。私たちの目標は、5年以内に現在の2倍に成長するとされる日本のマーケットに、高品質で、リーズナブルなジェネリック医薬品を提供することです。それによって日本の政府目標である2012年までにジェネリック医薬品の数量シェア30％の達成にわれわれの新会社が貢献していきたいと考えています。今回の戦略的提携は、テバがジェネリック医薬品業界におけるリーダーシップを強化し、また日本でプレゼンスを高めるための確固たる基盤を得たという点で、わが社の5ヵ年経営戦略を遂行していく上で重要な意味を持ちます」

Gaba, Valerian ギャバとバレリアンの併用が効果的

生体内で GABA は存在しています。生理活性物質なのです。

GABA そのものもサプリメントとして販売されていますが、経口で摂取したものが、吸収されて血液脳関門を通過して脳に至るかどうかの確証は、現在研究中ということです。 おおかたは、GABA は血液脳関門を通過せず、活性型で脳内に到達しないといわれていました。ところが、最近の臨床試験で、GABA の経口投与の被験者に脳波の改善が見られました。 血液脳関門を通過してリラックスに寄与していることがわかりました。 GABA とともに、Valerian を摂ると更に効果的になります。最近では、Valerian は、抗うつとして 5-HTP のように使われてきています。 GABA の効果として、睡眠障害、自律神経の失調、うつ、不眠といった症状の改善にも効果が期待されています。

Valerian は、脳内神経伝達物質 gamma-aminobutyric acid GABA の脳内での存在を長引かせる効果をもつので、 結果として沈静効果を示すことになります。

Gaba, Valerian の両方で鎮静効果がより効果的になります。

GABA

Valerian

アメリカのサプリメント事情

アメリカのサプリメント事情は日本とはまったく異なるといわれています。米国では、医師の診断をうけて処方される医薬品は高くつくので、低価格のサプリメントで病気を治療するひとたちが多いのです。セルフメディケ－ションと呼んでいます。健康保険制度が普及していないことも原因です。米国でも日本でも、サプリメントは保険適用外なのです。米国では、日本と違ってだれでも保険適用の医薬品を求めないので、国家財政的には有利にはたらいています。

日本の厚生労働省は、ジェネリック医薬品を処方するように医師に求めています。患者が選択できるので、ジェネリック医薬品が普及する傾向があります。米国のサプリメントは、日本製品と違って、病院での臨床試験でも有効性が確認されています。ただ、小規模な臨床試験が行われています。多人数の臨床試験は医薬品のみです。経費がかかるからです。その点でサプリメントは低価格で販売できるのです。

米国のサプリメントは医薬品と同じ程度の不純物などの安全性試験がありますので、純度の高い製品が供給されています。サプリメントでも安全性に関しては、FDA の規制が厳しいのです。

米国のサプリメントはほとんどが日本に輸入できるようになっています。しかし、日本では薬事法の規制はありますので、個人の使用以外では規制はあります。インタ－ネットで小規模の輸入ではほとんど規制はないでしょうか。反面、覚せい剤とか麻薬の輸入は厳しく規制されています。

American Supplements

アリセプトの血中濃度解析デ－タはほとんどデタラメ

欧米ではアルツハイマ－病治療薬として認可されているガランタミンは半減期が短いために、１日２回服用しなければならず，これが患者には多少負担となることが予想されます。アリセプトのデ－タでは、半減期は多少長く１日１回の服用でよいとされています。

しかし、アリセプトは、50% は不純物が含まれていて、このようなファルマコキネティクスのデ－タは不純物を含んで実験しているので、主成分の化合物の半減期が算出されているわけではありません。開発した製薬会社のものは、捏造デ－タの疑いがあるのですが、このようなデ－タが FDA や厚生労働省に申請されているのが実情です。

ガランタミンは、副作用や薬物相互作用もほとんどないといわれていて、サプリメントで利用するには好都合の天然のラッパズイセンから得られた化学物質です。サプリメントのガランタミン 4mg は、１日１回の摂取でよいと書かれています。副作用が見られない摂取方法です。ガランタミンはアリセプトのように立体異性体の不純物を含んでいません。これが、天然の力なのです。

Galantamine

抗うつで１番人気のサプリは、Same サミ－

Sam-e S-adenosylmethionine はそもそも生体に存在している生体成分です。 5-HTP とは抗うつの作用メカニズムが違うからです。 5-HTP とはことなり、 睡眠誘導や体重減少効果をもたない Sam-e は利点になります。 Betaine (trimethylglycine, TMG) は、気分的なエネルギ－、快適さ、注意深さ、集中力、視覚の明瞭さを改善するのに適しているものです。 生体内 Sam-e 濃度レベルを引き上げる効果をもちます。 どちらも メチル基供与 のはたらきがあります。 5-HTP, Sam-e の併用で予期しない副作用が発現することがありますが、 きわめて低用量で両サプリメントを摂取して体の反応を観察してください。

がん患者が抗がん性のサプリメントを摂取するのは悪いのか

がん患者が抗がん性のサプリメントを摂取するのは悪いかのような報道がなされました。米国でのがんの病院治療で、いろいろな抗がん剤が試されます。その患者の遺伝情報によって、治療効果のある抗がん剤が異なるという。普通は、どれかを選択するのではなく、複数の抗がん剤を混合した液剤を点滴するという。カクテル療法といわれています。副作用に患者は苦しむことになります。このプロセスで、患者にとって適切な抗がん剤が選択されていくといいます。

最近では、がん患者は抗がん活性をもつというサプリメントを長期的に摂取しているといいます。この効果がプラスされるので、抗がん剤の研究がやりにくくなったのだと思います。

多くの抗がん活性をもつサプリメントが知られてきました。

Anti Cancer Supplements

アリセプトの特徴についての深読みが面白い

塩酸ドネペジルには次の特徴がある。エ－ザイ株式会社で開発販売されいるアルツハイマ－型認知症治療薬の特徴は次のように知られています。次が要約です。他のサイトで拾いました。

特徴
強力かつ選択的なＡＣｈＥ阻害作用を有する。 従来の製剤に比べて、末梢神経のブチリルコリンエステラ－ゼに作用することが少なく、ＡＣｈＥへの選択性が強いので副作用は少ない。 末梢性の副作用が少ない。
血漿中濃度消失半減期が長いので、 1日 1回投与である。
脳移行性がよい。
アルツハイマ－病（軽度及び中等度）の中核症状である認知機能障害の進行を抑制する。
合成は 3工程であるから安価に製造できる。

さて、少し深読みしてみましょう。

生物学的な実験は、ラセミ体で行われています。つまり、50% 分の立体異性体を区別しないで、血中濃度や代謝解析をしているので、エ－ザイ研究所のデ－タはまったく信用できません。単一立体異性体で実験すべきです。しかし、アリセプトの単一立体異性体は水の中で速やかにラセミ化してしまうのです。実験デ－タを捏造しないと実験デ－タがまとまらないありさまでした。一般的には、アリセプトについては捏造デ－タです。しかし、申請デ－タは当局では受けつけたようです。当局の審査は捏造デ－タを見破ることを目的としていないのです。アリセプトの開発研究者達のあせりが目に見えるようです。

最後に面白いのは、合成のステップが短いのでコストが安いということです。ラセミ体を製剤しているので、安くついています。しかし、50% 異性体が非活性体になっています。ここのところをごまかすために、エ－ザイ株式会社は、当局に対して、二つの立体異性体が酵素に結合していると説明しています。こんなうまい話しはありません。ノ－ベル賞クラスと言われたようです。担当者は天才と言われたようです。しかし、このようなことは、学術的に否定されています。これは、真っ赤な嘘でした。

このように、アリセプトの特徴が本当の実験事実であるかは、きわめて疑わしいところです。患者はモルモットになっているだけです。同社には虚言癖の研究者が多いようです。

脳内神経伝達物質アセチルコリンに注目

脳内神経伝達物質アセチルコリンが注目されたのは、そんなに古いことではなく、30 年ぐらい前です。アルツハイマ－病患者の脳内アセチルコリン量の分析により、同病の患者にアセチルコリンが減衰していることが確かめられました。アルツハイマ－病とアセチルコリンが結びつけられてしまったのです。

これで、脳内のアセチルコリン量を増加させるような医薬品の開発がアルツハイマ－病治療につながると思ったのです。アリセプトは、消極的なのですが、脳内でアセチルコリンが加水分解されてコリンに変換される酵素反応を阻害するだけなのです。アセチルコリンは脳の記憶に関わる物質なので、相対的にしても脳内にアセチルコリンが残留することは記憶機能にとってポジティブになるのです。記憶が改善されるのです。これは知られています。アリセプトを連投しても、記憶機能の改善がいつまでも続くわけではないのです。このとき、アリセプトの投与を中止すべきといわれています。副作用を招くだけになりかねません。

しかし、アルツハイマ－病の初期症状に記憶が悪化するステ－ジがあるのですが、アリセプトの投与にかからわず、病気は進行するのです。つまり、アリセプトは病気の進行を遅らせることは出来ないのです。アルツハイマ－病の進行を遅らせることを期待している患者には、アリセプトの投与を中止することも必要であるといわれているのです。

Acetylcholine

精神的に元気になるサプリメントが必要になりました

精神的に元気になるサプリメントが必要になりましたが、ドラッグや覚せい剤は勧められません。罰せられます。

科学的には、脳内のドパミンがこの精神的に前向きにする効果をしているといわれています。脳内のドパミン濃度を上昇させるようなサプリメントを摂取する必要があるのです。チロシンやフェニルアラニンなどのアミノ酸は脳内に移行してドパミンに変換されます。これによって、ドパミンの作用が発現されるといわれています。

また、ムクナプルリエンス Mucuna Prurience というサプリメントは、L-dopa を含んでいて、脳内でドパミンに変換されます。効率良く返還されています。L-dopa は、脳内で直接にドパミンに代謝されるので、前駆体といわれています。

現在の日本の情勢では、精神的に前向きにならなければ生きていけない国になりました。依存性は少ないサプリメントの利用は手助けになるのでしょう。仕事中に眠気をとるためにも使われています。フェニルアラニンは以前はうつ病の治療にも使われていたといいます。

Dopamine

アリセプトに50%不純物を混合している理由

アルツハイマ－型認知症治療薬として処方されているアリセプトには、立体異性体の50% 不純物が含まれていることはエ－ザイ株式会社からも報告されています。化学的には、ラセミ製剤といわれるものです。アリセプトはラセミ製剤で厚生労働省から認可されているので、製造販売することは法律違反ではありません。健康保険適用になっています。

アリセプトは、アセチルコリンエステレ－スに可逆的に結合して脳内神経伝達物質のアセチルコリンの加水分解を阻害するメカニズムです。したがって、アリセプトの投与により、脳内のアセチルコリン量が相対的に増加します。このために、予測される副作用はコリン作動性のものです。コリン作用による吐き気や腹痛などの消化器系症状です。このために、3mg の投与錠が用意されているのです。実際は有効成分は1.5mgしか含まれていません。初期の副作用の様子をみるためです。すぐに、5mg 錠の投与が始まるようです。

アリセプトの 50% 含有の不純物はコリン作動性ではありません。したがって、コリン作用による吐き気や腹痛などの消化器系症状の副作用はほとんど示さないと考えられます。アリセプト製剤の半分はこの非コリン作動性化学物質が含まれているので、製剤全体の見かけのコリン作動性の副作用を軽減しているのです。これが、製剤中に、不純物を 50% あまり混入している理由と考えられます。血中濃度は、コリン作動性、非作動性物質を区別しないで測定しています。分析能力がないためでしょう。あるいは、意図的でしょうか。

つまり、アリセプトでは、血中濃度を高く保って、全体としてのコリン作動性の副作用を軽減している製剤を構築していることになります。FDA では、製薬会社に対して、このような製剤をおこなわないように指導しています。医者を騙すことはよくないでしょう。

これが、アリセプトのラセミ製剤の秘密というものです。このようなテクニックは古くから使われてきました。サリドマイド事件がありましたが、薬事法で禁止されているわけではありません。最近になってもこのような怖い製剤が法律に基づいて製造販売されています。患者には身を守る手立てはないのです。

自然からとれるガランタミンは脳内アセチルコリンの相対的濃度を上昇させ、記憶改善の効果があることが知られています。自然から抽出したものに立体異性体の不純物は含まれていないのです。自然の力は賢いのです。自然医薬品には化学合成による医薬品より優れているものが多いのです。

Galantamine

アリセプトとガランタミンの併用は禁忌

アルツハイマ－型痴呆症治療薬といわれているアリセプトとサプリメントのガランタミンの併用は禁忌です。脳内のアセチルコリンエステレ－スという酵素のアセチルコリンの加水分解を阻害するメカニズムは同じで、併用すると作用が増強されるからです。

アリセプトは抑うつや錯乱、興奮という避けがたい副作用があります。このために、投与が中止になることがあります。このようなときに、ガランタミンのはたらき場所があります。ガランタミンは記憶の改善効果が期待されています。古くから知られていた伝統医薬でした。最近では、アルツハイマ－病の改善で知られています。

Galantamine

アリセプトと抗うつ剤との併用で副作用の発現

アリセプトと抗うつ剤との併用で副作用が発現するという報告があります。老人はとかくうつ病になっており、抗うつ剤が投与されています。アリセプトの副作用で抑うつになることがあり、それがアリセプトの副作用と認識されないで、漫然と抗うつ剤が投与されている場合があると思います。いずれにしても、アリセプトと抗うつ剤が併用されています。このときに、無視できないメンタル的な副作用が発現する場合があるという。具体的に、その副作用がどのような症状を呈するかは、詳しくは報告されていないようだ。

ガランタミンというサプリメントは、脳内のアセチルコリンの相対的濃度を増加させるメカニズムはアリセプトと同じですが、ガランタミンはニコチンレセプタ－を刺激するということで、抗うつの効果が期待できるといいます。アリセプトの欠点を補うもので世界的に注目されています。ガランタミンは記憶、認知の改善が期待できるものです。記憶や認知の悪化はアルツハイマ－型痴呆症の初期にみられる症状として知られています。

ガランタミンは最近では立体特異的に合成できるようになっていますが、サプリメントでは植物からの抽出物が原料になります。アリセプトのように、立体異性体の不純物を含んでいません。光学的に純度 (100%) が高いのです。

Galantamine