メバロチンなどのスタチン剤の功罪と Natural Option の利用

強力な血中コレステロ－ル低下作用のあるスタチン剤の代表であるメバロチンは日本の三共製薬の開発でした。 ただし、生体から強力にコレステロ－ルを除去すればよいのではなく適切量のコレステロ－ルが存在していないと生体機能はうまく機能しません。

その点で、スタチン剤はコレステロ－ルの調節を適切にしているのでしょうか。 スタチン剤が処方されるのは、他種の (血中コレステロ－ル値を下げるという) 薬剤に比べ、コレステロール低下作用が強力だからです。スタチン剤を投与すれ ば、血中コレステロ－ル値が顕著に低下しますから、患者が満足するわけです。第二の原因は、患者や一部の医者たちが、血中コレステロ－ル値を下げることは 善なりと思いこんでいて、総死亡率増加の危険性に気がついていないのでしょうか。

サプリメントのコレステロ－ル低下効果のあるものは、スタチン剤に比べてコレステロ－ル低下効果は弱いものです。ただし、生体内で適当量のコレステロ－ル 量を一定に保つはたらきがあるといわれています。植物性のサプリメントで健康改善効果を考慮することを Natural Option といいます。

サプリメントの健康改善効果は医薬品に比べて弱くなっているのが普通です。病気になる前のひとが摂取することが多いからです。このようなサプリメントこそ利用価値があるのです。副作用が低減されているのです。

コレステロ－ルは低下させるだけではなく、生体に必要な量を一定に保つ必要があるのです。スタチン剤はこのような機能があるわけではないのです。

医師に体を預けるのではなく自分で自分の健康守る必要があるのです。

サプリメントの純度に注意、アミノ酸やウコンには注意してください

サプリメントの純度は重要なことです。純度が悪いということは不純物を含んでいるということです。サプリメントを摂取するときに、同じに不純物も摂取するわけです。

この不純物に起因する薬理作用が発現することがあります。これは副作用と呼ばれます。サプリメントの本体に起因するものは主作用と呼ばれます。

この不純物に起因する副作用は厄介なものです。製造的には、純度を上げて不純物を取り除く必要があります。製薬会社レベルでは、純度 99.8% 程度にキ－プしています。企業の内部統制によります。通常、製薬会社レベルといわれています。

ところが、サプリメントは医薬品ではなく食品としての規制ですから、不純物を含む製品が流通しているわけです。不純物を含んだ原料は、製造会社から、それ だけ安く入荷できるからです。サプリメントは低価格で販売するので不純物を含む製品が出荷されてしまいます。企業のモラルに依存します。

たとえば、アミノ酸製剤のアミノ酸の純度は、製造会社によって純度のばらつきがあります。医薬品レベルの純度のアミノ酸を摂取するようにしてください。味の素などの企業のアミノ酸の純度は高いものです。

最近注目されているウコンの純度が悪いものが流通しているようです。副作用発現の原因になります。米国ではクルクミンと呼びますが、高純度の製品が出荷されています。

日本においては、サプリメントの規制がゆるいので不祥事がおきる要素があります。製薬会社レベルの純度の高い物質を供給しなければならないのです。企業の安全性に対する社会的責任なのです。

団塊の世代の目標は、糖尿病の克服です

団塊の世代もそろそろ定年退職の年になりました。エリ－ト大學を出たひとも、そうではないひとも、みなさんそろって定年を迎えます。ただし、一部のエリ－トのひとは、天下りで未来がありますが、たいていは定年で退職するのでしょうか。

このようなときに注意をする必要があるのは病気です。糖尿病には注意しましょう。

糖尿病に対する治療は、薬を飲んで糖尿病を治すということではなく、 血糖値をコントロールすることです。血糖値のコントロールを通して、 合併症の発生を抑制します。厳しく血糖値のコントロールを維持することで、 糖尿病合併症の発症を阻止することができるようになります。糖尿病を放っておくと、失明や、脳梗塞、心筋梗塞、足の切断、 尿毒症といった取り返しのつかない合併症を引き起こすことになりかねません。

一般的には、糖尿病そのもので死に至るのではなく、それにより引き起こされる合併症で死に至るのです。糖尿病になってから放っておくと、全身の合併症を引き起こしますが、初期に診断して、 治療をつづけることで、合併症の発症を抑制し、健康な生活を送ることが充分可能です。 食餌療法というものがあります。同じような仕組みなのですが、サプリメントでの血糖値のコントロ－ル改善というものがあります。

医食同源という言葉どおり、毎日の食餌をコントロ－ルすることで、血糖値をコントロ－ルして合併症のリスクを低下させようとするものです。そして自然に血糖がコントロ－ルできる体質に持っていこうとするのです。重症になる前に手をうつ必要があります。

血糖値をコントロ－ルすることで糖尿病進行抑制、バナジュウムの利用

糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度、すなわち血糖値が慢性的に高くなる病気です。インスリンの働きが低下してしまうと、ブドウ糖の利用がうまくいかず、慢性 の高血糖状態になるのです。その病態には、インスリン分泌不全とインスリン抵抗性が関与しているといわれています。器質的にインスリン分泌不全になってい るときは治療が必要になるでしょう。

サプリメントでは、インスリンの利用を効率的にする物質を補給することを目的にしています。インスリンの利用を非効率にしている栄養の不足を補おうとするわけです。 最終的に糖尿病でインシュリン注射を受ける前にやるべきことがあります。 血糖値をコントロ－ルすることで糖尿病進行を抑制することができます。糖尿病のメカニズムを研究していると、生体内での血糖値コントロ－ルに多くの化学物質が関与していることがわかってきました。

ひとつの例として、微量金属のバナジュウムが血糖値のコントロ－ルに関与していることがわかり、サプリメントとして販売されることになりました。ただ、微量 金属は多く摂りすぎると障害がでることがあります。微量に摂るかげんが難しいと考えられています。セレニュウムは、抗がん効果があることが知られていま す。

最近になって、微量金属の効果に注目が集まりました。確かに生体には微量金属が必要です。不足していると健康に害があります。ただ、摂りすぎたときに特異的に生体から排泄させることが難しいので、それほど臨床的に使われないのです。キレ－ションの専門医はいるようです。

糖尿病予備軍の人たちにはサプリメントという食餌療法があります

インシュリンの分泌が衰えてくると血糖値が正常ではなくなります。糖尿病と診断されると食餌療法やインシュリンの投与が薦められます。

飽食の時代といわれています。だれでもおいしい食餌を毎日摂りたいものです。体が太ってしまうこともあり、生体内では血糖の制御が出来なくなってしまいます。中高年のひとには多いのですが、医師に糖尿病として診断されてしまうことになります。

このようなときに、血糖値を正常値に維持するようなインシュリンのようなはたらきをするサプリメントが開発されてきました。

バナジゥウムは生体に必要な微量金属です。細胞レベルで糖の輸送に関与しているので血糖値の制御によいはたらきをします。サプリメントで供給されています。Bitter Orange も効果的といわれています。

医師に糖尿病として診断される前に、個人として血糖値を制御する姿勢がほしいものです。美食を止めることができないのが今の日本の実情です。すもうの親方は、「うまいものが食べたい」 ということで咽頭ガンの手術をことわってなくなったということです。

血糖値制御によいサプリメントは多く開発販売されていて、米国より輸入できるようになっています。

抗うつ剤 SSRI 投与患者の自殺リスクと問題点

現在のところ、FDA（米食品医薬品局）は，米国内で販売されている主要な抗うつ薬について372件，計約10万人分の治験データを調べたところ，25歳 以上は加齢とともに抗うつ薬服用者のほうが自殺率は低下し，65歳以上ではきわめて抑制的に作用しています。高齢の成人には自殺リスクは高まらないということで す。

幼児については自殺リスクが高くなることは知られていることです。25歳未満の自殺リスクが1.5倍，18－24歳層で自殺を準備・未遂する確率に限ると 2.3 倍になるとの報告がでました。このことから若年成人において，投与中に自殺行動のリスクが高くなる可能性が報告されているため，医師により投与後には注意 深く観察することと注意が喚起されています。日本国内でも、医師に対するセミナ－で啓蒙されています。

日本では若年者のうつ病の発生が問題になっています。患者に医師により SSRI が処方されて、患者が SSRI により自殺願望を抱くようになったら大変なことになります。とりかえしのつかないことになります。

医化学的には、よくわかっていないようですが、薬剤の代謝の個人差によるものという研究者もいます。薬剤が早く代謝されて薬効を失ってしまう場合、抗うつ効果が失われるとき、自殺願望をもつことがあるというのです。可能性はあります。

SSRI 開発における製薬会社によるデ－タ捏造についても批判されています。実際に数多くの秘密にされているデ－タがあり、いままで放置されてきたのでしょう。犯罪行為になります。都合のよいデ－タを発表しているわけです。

ただ願うことは、うつ患者が正常な社会生活を営めるように支援すべきでしょう。市場が過激になりかぎて、うつ病患者たちを単なるマ－ケットとして捉えてはいけないのでしょう。

サブリメントの 5-HTP, Sam-e などの抗うつ効果を期待する声が高くなっていると聞いています。

抗うつ剤 SSRI の投与で自殺願望のリスクとサプリメントの利用

米国でも、日本でも、若年者または女性のうつ病患者が増加しています。抗うつ剤 SSRI 投与の問題が浮上しています。

抗うつ剤 SSRI の投与で自殺願望のリスクが高まるということで、製薬会社は製品に表示義務を負うことになったようです。これは、米国 FDA による規制です。

プロザックなどの SSRI は、米国では大変広く使われているものです。これを投与されている患者のうち、若年者の自殺願望を抱く患者が増えているということです。医学的な統計で明らかになりました。

日本でも SSRI は使われています。当局からの指導があるのでしょうか。日本でも話題になっています。内科や精神科の医師の人たちは勉強しています。

医学的な研究で、SSRI の投与が自殺願望を引き起こすメカニズムはわかっていないようです。統計的にデ－タが出ているためです。ただ、うつ病患者は自殺願望が多いので、投与を中止したことによる自殺も増加するという懸念もあります。

サプリメントでは、5-HTP のようにセロトニン前駆体としてのメカニズムをもつ化合物を摂取して、自殺願望が高まるというデ－タは出ていません。メチル基供与体の Sam-e の場合でもそうです。

このように考えると、抗うつについては、医薬品よりはサプリメントの方が安全といえるでしょうか。現時点では、5-HTP, Sam-e で抗うつ効果を期待したほうがよいのではないでしょうか。

DHEA, 7-Keto-DHEA いずれも副作用にご注意

DHEA は、生体内でアンドロジェンやエステロジェンに変換されます。女性ホルモンのはたらきを増強することになります。 また、7-Keto-DHEA は、DHEA の代謝物です。生化学的には、DHEA の摂取とは異なるようです。生体内で、アンドロジェンやエステロジェンに変換されないようです。7-Keto-DHEA は、DHEA に類似した化学構造をもちます。生体内で類似した作用をもちます。さらに、7-Keto-DHEA は、副作用を軽減するはたらきがあるとのことです。低用量で、7-Keto-DHEA を摂れば、今までの DHEA の副作用がなくなる可能性があります。または軽減できる可能性があります。

サプリメントサプライヤ－は、とかく商材の効果をプラス的に書き ますから、注意したほうがよいでしょう。

いずれも副作用に注意してください。副作用は、過剰量を長期間に摂取するときにみまわれます。

カプセルで供給されているときは、カプセルを噛み砕き、または小分けして、数分の一の量を摂取してください。ときには、専門家の意見を聞いてください。

顔のこじわをとり、たるみを消し去るといわれています。このために、過剰量を摂取しているひとが多いと聞きます。このブログを読んだら、量を加減してください。効果が顕著でないときは、過剰に摂取しがちになります。

このように、ホルモン系薬剤は少量で重要なはたらきをします。大量に摂取すると副作用がでますから、注意してください。

CoQ10 は、サプリメントでアンチエイジング効果で期待の商材になる

CoQ10 は日本では医薬品として虚血性心疾患の治療に使われていました。今でも使われているでしょうか。

CoQ10 は、体内で合成されるのですが、加齢とともに量は減少します。人が経口摂取した際の CoQ10 の代謝や分布に関するデータはほとんどないか、捏造デ－タとい われています。動物実験の論文によれば、経口摂取した CoQ10 は、血漿中と肝臓しか分布しなかったといわれています。これでは、 CoQ10を摂取したところで必要とする臓器に運ばれる保証はないということになります。代謝分布の実験デ－タの信頼性がないので、外部摂取された CoQ10 の生体内利用のメカニズムはわからないのです。

このように、CoQ10 は医薬品としてはまったく根拠がないものと、とらえられると思う。

最近では、特に米国では、アンチエイジング効果としてのサプリメントで使われています。CoQ10 はビタミン E の仲間ですが、抗酸化能をもちます。生体に降り注ぐフリ－ラジカルをスカベンジする役割りがあるといわれています。全身的な細胞レベルでの抗酸化能効果を 期待するのでしょうか。CoQ10 はビタミン E のような摂取が勧められています。

CoQ10 は過剰に摂取しても副作用がないことが魅力です。製造、販売企業にとっても、副作用がないサプリメントは魅力的です。日本の製薬会社でも CoQ10 の製造を始めた会社があるようですが、CoQ10 は不純物の少ない製品が必要です。つまり、医薬品レベルの製造工場で生産する必要があります。GMP レベルで製造しないと米国では使われません。

このように、日本では CoQ10 を大量に製造しているので、サプリメントも大量に販売されなければならないのです。

若い女性には、アンチエイジング効果の化粧品としての利用が勧められるのです。日本と米国が最大の市場になります。

CoQ10 の大量生産工場がある日本では、CoQ10 を大量に消費される必要があるのです。悪いことではありません。日本人のアンチエイジングにつながれば幸いです。