植物性サプリメントの科学
医薬とサプリメントによる健康生活改善




セイントジョンズワ-ト St. John's wort と 5-HTP の併用がうつ症状の改善によいとされています。セイントジョンズワ-トは、そもそもうつ病改善のサプリメントというより、気分を前向きにするのに効果的な ものとして知られています。これと、セロトニン合成促進効果のある 5-HTP を同じに摂ると、うつ病の改善に効果があるといいます。

セイントジョンズワ-トは、このようにして、ほとんどうつ病改善の伝統医薬として使われてきています。5-HTP のように、明確にセロトニン合成原料になるというメカニズムで効果があるのではないのです。この点で、両サプリメントの併用が推奨されているのです。

SRRIs Prozac などが自殺願望を助長するとして、社会的に批判をあびています。製薬会社も医師たちに注意を呼びかけているところです。

このようなわけで、人類の歴史としての伝統医薬として使われてきた植物性のサプリメントに回帰したらどうでしょうか。副作用の避けがたいものは自然淘汰されてきています。




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サプリメントの複合体や塩とは、なになのか。コリン酒石酸塩 Choline Bitartrate というコリンの複合体がよく売れているという。脳内の神経伝達物質のアセチルコリンが減少すると、記憶などが悪くなるといわれています。アルツハイマ-病 の初期の症状といわれています。

アセチルコリンの生合成を促すのに、原料であるコリンを摂取すればよいと考えて、コリン酒石酸塩のようなサプリメントが出来ているのです。

ここで、コリン酒石酸塩の主構造はコリンですが、これは陽イオンをもつので、陰イオンの化合物と複合体になるときに、結晶化させることができます。これで カプセルや錠剤に製剤できるようになります。ほとんど無害な化合物として酒石酸が選択され、コリン酒石酸塩が合成されたのです。医薬品の製剤のやりかたで す。生体に摂取され、血中に溶解するときは、コリンとして作用することになります。複合体としての作用ではないのです。溶液に溶解したときは分解すること になります。

だから、酒石酸についてはこだわらなくてもかまわないのです。将来は、効果的な複合体が発見されないときは、酒石酸が使われることになります。




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サプリメントの耽溺性または習慣性については論じられていません。耽溺性とは、ヘロインなどの麻薬や覚せい剤といわれるものにみられるように、使用が常習 的になり、最終的には体が廃人のようになってしまうのです。このようなわけで、麻薬は特別な医療用の鎮痛目的以外では使用できないように、麻薬取締法という法律で 使用が規制されています。

しかしながら、植物性サプリメントで、精神的な高揚感を催したり、集中力が増したり、創造性が高まるといわれるものがあることはあります。しかし、このようなものは、麻薬としては指定されていません。耽溺性はほとんどないといえます。

うつ病治療の 5-HTP は、副作用として、悪夢をみたりすることがあります。覚せい剤がきれたときの症状に近いものがあります。脳内物質のセロトニンやドパミン量に影響を与えるようなサフ゜リメントは、低い用量を守り、副作用が出ないように注意をする必要があります。

結論的に、サプリメントとして流通しているものは、麻薬や覚せい剤のように、耽溺性は、ほとんど認められないので、安心して長期的に摂取することができます。しか し、まったくないとはいえないのです。たとえば、動物は砂糖のような甘いものは、とめどめなく口にいれる性質があるようです。また、カフェインの入ったコ -ヒ-を多くのむひとがいます。止められないのです。耽溺というよりは、生活習慣といえます。




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注意欠陥/多動性障害 attention-deficit hyperactivity disorder(ADHD)は、こどもによく見うけられるもので、注意力が欠如している場合の病気のことをいいます。大人には見られないものです。成長 すると自然に治るといわれています。幼少期の学習には障害になってしまいます。

オメガ 3 脂肪酸の摂取が効果的といわれています。DHA を摂るとよいといわれています。

子供用に処方されて DHA-Children というサプリメントがあります。北欧で開発されたものが、米国を通して日本に輸入できます。




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インポぎみで困っているひとに、Passion Rx with Yohimbe がおすすめです。Yohimbe は、日本ではインポの治療薬として使われています。

バイアグラ Viagra は、よく知られています。いろいろとウワサがあります。Passion Rx は、米国ではバイアグラが発売されるまえから、使われていた植物性の媚薬です。性的機能改善といいます。女性にも効果的ということで、カップルでの使用が 可能です。この点でバイアグラと違います。

年齢が高くなると、勢いが弱くなりますが、回復は可能です。それが媚薬の力です。媚薬は合法的なものです。心配しないで使ってください。

バイアグラは治療薬ですが、Passion Rx はサプリメントで流通しています。米国から輸入して使えます。

心臓の悪いひとや高血圧のひとは注意をすること。腹上死にならないように気をつけてください。救急車で運ばれたら、カッコ悪いことになります。注意事項を守れば、楽しいサプリメントです。ただし、麻薬や覚せい剤ではありません。米国の内科医が処方したものです。




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大豆イソフラボン由来の植物性女性ホルモンなどを含むものに Hot Flash があります。米国製サプリメントです。Hot Flash は、効きそうな名前です。体内の女性ホルモンが落ち込んできたときに、摂取してください。女性は誰でも、急激にホルモンが低下するときがあります。その対 策によいでしょう。

植物性女性ホルモンはフィトエステロジェンといわれ、副作用の少ないものです。

女性ホルモン以外に、鉄などのミネラルが含まれており、女性は貧血気味ですから、便利な処方です。

このような Hot Flash は日本では初めての紹介となります。新製品です。詳しくは Supplement Facts を見てください。

乳がんなどの抗がん効果も期待されています。女性用ですから、男性は摂らないほうがよいでしょう。




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ムクナ Mucuna Pruriens はパーキンソン氏病の治療薬として知られています。 最近では他の用途に使われています。性衝動を亢進させますから、一般的に、男性も女性も元気になるといえます。あまり元気になりすぎても困るのですが。お 年寄りにはより効果的といえます。仕事の集中力もよくなるといいます。

ムクナには、L-Dopa が含まれています。L-dopa はドパミン Dopamine の生合成原料です。そもそもドパミンは興奮効果のあるホルモン分泌を促します。 ドーパミンは非常に強力な神経伝達物質で視床下部を刺激し(興奮作用があります)、脳下垂体の成長ホルモンを分泌させるのです。 若返りホルモン様成分ですから、アンチエイジング効果があります。

サプリメントとして抽出物が販売されています。家庭菜園で育成することもできます。植物そのものを食べるだけでは効果が小さいので、抽出物を摂ったほうが効果的です。これは、一般的にいえることです。




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ネットショップで販売できるサプリメントと販売価格について考えてみた。

近所にドラッグストアがあるでしょう。首都圏なら近所には必ずあります。そこのカウンタ-に、サプリメントが並べられていて、すぐに購入できます。ただし、ボトルの記載はスペ-スがないので、説明は販売員に聞かなくてはなりません。とにかく購入することはできます。

このように考えてみると、量販店に置かれているようなサプリメントは、よほど価格を低く設定して、値引き幅を大きくしないと、ネットショップでは購入されません。書籍販売のアマゾンの例があります。

きわめて、特別な処方の開発が求められるのです。幸いサプリメントは、安全な植物成分があり、複合的な処方は開発できるでしょう。そこで、安全性を確認することは必要です。大量販売する予定のないサプリメント処方を開発して販売することはできるのです。

米国製のサプリメントは、このように厳しい経済環境で生き残ったサプリメント処方があります。医師のような専門家が開発したものです。日本の量販店では販 売されていません。大量販売を目的としているので、特別な処方を置いておく余裕はないのです。ネットショップは、ロングテ-ルのニッチ的なサプリメントを 扱えば生き残れると思います。

日本国内のサプリメントショップの生き残りは熾烈のようです。どのように、熾烈なのかはまだわかりません。興味があります。たとえば、ビタミン C のようなサプリメントをわざわざ米国から輸入して購入するひとはいないのです。量販店で値引き販売で購入できるのです。




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Natural Sex Booster は、たとえばマカのような性的機能改善効果のある植物由来サプリメントのことです。古来から知られています。このような植物抽出物をブレンドして、媚薬と して利用してきました。Passion Rx はそのひとつです。有名なものでは、Yohimbe があります。Yohimbe は、インポテンス治療薬として日本では医薬品として扱われています。

ひごろの健康生活とこのような媚薬がどのように関わるのでしょうか。インポテンスのように性交渉不能になったとき困ることもあります。これは病気の治療に準じています。

ただ、サプリメントとしては低用量で、説明書に書かれている用量以下で毎日摂取すると、副作用のない、はつらつとした日常生活がおくれるようです。

とくに、女性にはマカがすすめられています。老けてくると見苦しい場合があります。マカなどを摂取していると、若返った気分になるようです。アンチエイジ ングといわれています。日本でも、マカを常用している女性が多いとききます。マカはペル-の朝鮮ニンジンといわれています。

このように、Sex Booster を健康的な生活をおくるために、毎日のように摂取することが必要になります。医薬品のバイアグラとは違う用途があるのです。必ずしも、サプリメントは病気 の治療に使うのではないのです。健康生活を長く維持することを目的としているのです。




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Evidence-based supplement を看板に掲げている日本のサプリメント企業がでてきました。かなり多くなってきました。

Evidence-based supplement は、動物実験やヒトの臨床試験などの実験事実からサプリメントの改善効果が説明できるものを指します。このようなサプリメントは、伝統医薬として数千年の 間で口コミでその効果が口授されてきたので、西洋医学に基づく臨床試験でのデ-タ解析がなされていないものが多いので事実です。

たとえば、アルツハイマ-病治療で使われているガランタミンは、伝統医薬ですが、長くサプリメントとして利用されていたのが、臨床試験の結果をふまえて、 現在では医薬として FDA で認可されています。ただ、医薬として認可されないで、そのままサプリメントで販売されているものが大部分なのです。

サプリメントといえども、医科学的な臨床試験で健康改善効果を証明することは必要で、その結果はジャ-ナルに公表されなければなりません。

米国では、医師が患者のために、サプリメントを処方することが多くなっています。代替医薬といわれるものです。このような状況にあるので、サプリメントの効果と安全性は重要なことになってきました。

日本でも同じような傾向になっています。病院ではサプリメントの専門家がいて、患者の求めでサプリメントを処方しているようです。このように、サプリメントが医療システムの中にはいってきました。

ただ、サプリメントは販売価格が低く、健康保険の適用外なので、開発企業としての利益は薄いので、多額の費用のかかる臨床試験はなかなか進まないのが現状 です。アルツハテマ-病治療で使われているクルクミンは、費用がかかるので臨床試験ができないようです。製薬会社の協力がえられないようです。臨床試験の 数は少なくても、そのサプリメントの改善効果を期待して長期的に摂取して、健康回復や病気の予防に役立てばよいと考えているのです。この点で、当局の認可 の医薬品とは性格が違うのです。




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国際的製薬企業 GSK (グラクソスミスクライン) 社は最近の医師に対する手紙で、抗うつ剤 SSRIs (選択的セロトニン再取り込み阻害剤) パロキセチン (商品名パキシル)  を服用した成人の自殺リスクが 6 倍に増加することを指摘しているという。これを知ったら、バキシルを服用しなくなります。死にたくないからです。GSK 以外の製薬会社でも同じように、SSRIs のリスクについて啓蒙活動をしている。当然ながら、企業にとって、啓蒙活動をすることが企業のリスクを低下させることになるからだ。

一般的にも知られていることですが、小児についても 1990 年代半ばに行われた臨床試験で、自殺リスクが 2.19 倍になるとニューイングランド医学雑誌に報告されています。しかし、成人の自殺リスクの増大が警告されたのは実際にはこの 2006 年 5 月で、 まさに最近のことでした。それで、世間が騒いでいるわけです。  

米国 FDA と英国 MHRA に提出された SSRIs の成人データから、自殺リスクはプラセボの 2.6 倍と高いことが推定されます。個々の臨床試験の症例数や刑事事件は少なくても、これら規制当局は SSRIs のクラス効果 (SSRIs が共通して持っている有害副作用など)を解析する必要があったようだ。

とかく、規制当局は企業よりの判断をするようだ。オンブズマンのような組織が追求してもかわすのも芸のうちでしょう。よく知られていることです。国民の健 康を守る立場の役所が製薬企業の利益を守っているのです。医師に処方されて、知らずに医薬品を服用してしまう患者は弱者です。

ただ、規制当局の立場でいえば、医科学的に、統計学的に、医薬品の副作用の原因が特定化されないと、動けないわけです。製薬企業に発売停止命令を出すことは容易には出来ないようです。

このように、患者と当局のにらみ合いは、必然的に起こり得ることです。製薬会社のモラルに基づいて解決するのがよいのでしょうか。

サプリメント 5-HTP には、自殺願望リスクについての副作用は報告されていないようです。




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ドパミン Dopamine は、心臓の鼓動を高めたり、血圧を高めたりするはたらきをする脳内の伝達物質です。Dopamine receptor D1, D2, D3, D3, D4, D5 を活性化させることができます。

脳内ドパミン Dopamine 量の増加を目的とした化合物は、サプリメントや医薬品としても使われています。

Dopamine は脳内で生合成されます。しかし、老化などで Dopamine の合成に衰えが出て、量が減少することがあります。Parkinson's Disease は、ドバミン不足が原因の病気です。

Dopamine は、フェネチルアミンの構造をもち、血液脳関門を通過することはできません。よって、Dopamine を経口などの外部摂取により、摂ることは出来ないのです。そこで、Dopamine の前駆体の L-Dopa は、血液脳関門を通過するので、L-Dopa を摂取すれば脳内の Dopamine 量を増加させることができると考えたのです。

Mucuna Pruriens は、植物由来のサプリメントで、L-Dopa を含んでいることがわかっています。これを摂取すれば、脳内 Dopamine 量の増加に寄与すると考えています。インドでは古くから使われていた伝統医薬でした。

アミノ酸のフェニルアラニンやチロシンは、L-Dopa に代謝されるので、脳内ドパミン量増加に貢献すると考えられています。

ただ、このようなタイプの薬剤やサプリメントを常用すれば問題もでてくると思います。今後の課題です。依存性について考えておく必要もあります。




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きれいな顔立ちをしているのに、脂肪の塊のような体をしていて、結果的にブス、失礼、になってしまっている女性が多いこのごろです。細身の体になれば、万事解決するように思えます。よい方法があります。

ダイエットの原則は食欲を抑制することにあると思います。これに知的な方法はあるのでしょうか。

最近、会社の仕事中にアメをなめるひとが多いと聞いています。血糖値を高めて、食欲を抑制していることになります。結果的にダイエットになるのでしょうか。しかし、アメをなめることで糖が摂取されてしまいます。カロリ-をとってしまいます。

カロリ-が少なく、その少量を摂取して、短時間に血糖値を上昇させることで、食欲をが抑制されます。結果的にダイエットになります。他力本願です。自力での食欲抑制は困難でしょう。この方法は米国で広まって います。植物由来の CitriMax, Hoodia Gordonii などのサプリメントが発売されています。これらは、おなじメカニズムです。

ダイエット目的のサプリメントの副作用は問題になります。ときに、死亡事故が起きています。先の CitriMax, Hoodia Gordonii は、副作用のないことが知られています。不純物を含まない、副作用のない安全なサプリメントでダイエットを成功させましょう。いうまでもなく、適度な運動も必要です。

気持ちを切り替えることがだいじです。体をスレンダ-になることで、幸福な未来が開けます。米国製サプリメントが簡単に入手できるようになりました。






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Mintia, Frisk には、フェニルアラニンやチロシンが複合されていて、これが生体に摂りこまれると L-dopa に変換され、更に Dopamine ドパミンに変換されると考えられています。精神を集中させたり、仕事に前向きな状態になったりします。ときに創造的になることもあります。

ここで、フェニルアラニンは生体内酵素でチロシンに変換されるので、どちらを摂っても作用としては同じになります。Mintia, Frisk は、同じような質の効果をもつのですが、強さは異なると思います。

記憶、注意力、機敏性、集中力などの気分の改善によく使われているサプリメントに、Mind Power Rx があります。この処方にもチロシンが複合されています。カルニチンやコリンなども含まれています。フェニルアラニンやチロシンも個別のサプリメントで販売 されています。用量を守れば安全にお使いになれます。

精神的な改善効果には、ドパミン量増加のメカニズムが使われるようです。多くの幅広い改善効果が期待されています。性的改善も期待できるようです。

日本に Mintia, Frisk が販売される以前から精神系サプリメントは輸入されていました。うつ病治療にも使われている 5-HTP もそのひとつです。

日本のデジタル産業などでも、更に過酷な精神を集中した仕事が求められるようになったので、精神系サプリメントの需要が多くなってきました。いままでは米国で売れていたもの ですが日本でも売れ始めました。精神科に通院することはいやがる風潮がある日本では、サプリメントの利用は広まると思います。







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L-Theanine テアニンは、リラックス系サプリメントのアミノ酸です。近いものには、GABA, Taurine などがあります。アメリカから輸入されています。人間に対する科学的効果はくわかっていないようです。

休息感を与えることから、安眠にも効果があるといわれていて、テアニンを摂取すると、睡眠の質が良くなるといわれています。特に良く寝たという感覚、また起きたあとの疲労 回復感が感じられるという結果と共に、夜中に目が覚める回数が減少するという報告があります。テアニンの効果で、深く熟睡できるようになるといわれています。

実際のテアニンとリラックス効果の実験では、50mgのテアニンを服用し、40~50分ほど後にアルファ波が増加する結果が出ており、テアニンの濃度が高 いほどアルファ波が強く現れることから、リラックス効果はテアニンの量に依存しているようです。テアニンは、脳や神経機能に作用して、リラックス効果のあるセロトニンやドーパミンを増加させているというメカニズムが提唱されています。




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