植物性サプリメントの科学
医薬とサプリメントによる健康生活改善




ブログのサイトに入るときも、ブラウザのよい場所に DHC のバナ-がはってあるし、ショッピングセンタ-のよい場所にファンケルの店舗があるし、新聞の広告欄をみて、小林製薬、アサヒフ-ドなどの大手がしのぎを削っているようです。

最近まで、CoQ10 の販売で過激な競争をしていたみたいです。新聞で大きな広告を見たことがあります。たしかに、ラジカルスカベンジで、体内の細胞レベルから抗酸化能がある ことは、学術的に確かめられているのと、これが抗老化に役立つということもわかっています。とくに、女性の美容に、基礎的なものとしての、応用ができるか ら、市場が大きいわけです。含有量は、カプセルあたり、100mg ぐらいがよいそうですが、DHC では、90 mg で広告を出していましたので、研究の成果がうかがえます。濃度の高いものは、医療用に使うだけで、その効果の目的は違うところにあります。サプリメント は、それほどの濃度、ド-ズといいますが、は高くないほうがよいといわれています。

ただ、日本の企業の場合は、広告費用をかけるので、ビジネスがヒ-トアップしてしまいます。本来は、健康を取り戻すためにサプリメントをのむのですが、そ のようなことより、営業成績のほうが大事なことになるわけです。どの会社の広告をみても、値引率が大きいので、粗利益は小さいのではないのでしょうか。こ の分野から撤退を考えている企業もあるとおもいます。ドラッグストアの業界もものすごい競争になっていますが、商材としてのサプリメント業界も厳しいこと だとおもいます。このようなわけで、日本のサプリメント業界については、毒舌はできない状態になっています。

最後に、日本でもアメリカ的なサプリメントのサイトもありますので、紹介させてください。ただ、米国でも日本のような派手なフラッシュをつかったバナ-を だす会社はあることはありますが、どちらかといえば、B 級のサイトです。まったく、商売がかっていないサイトもあります。医師などが運営しています。これは、A 級サイトです。日本でもあります。このように、日本とは、運 営母体が違うようです。おもしろい発見をしました。





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Yohimben は、化学的にはアルカロイドの仲間に入り、Yohimbe という植物樹皮の中に含まれています。植物サプリメントとして、樹皮を細かくしたものを服用します。男女とわず、性的機能が改善します。インポテンスが改 善するといわれています。数百年前から知られていたことですが、サプリメントとして、Yohimbe Bark が日本に輸入販売されています。Viagra とは違うのは、女性に効果があることです。日本の サイト でも紹介されています。

Yohimbe は、副作用がでるので困っていたのですが、Passion Rx Yohimbe という複合サプリメントの処方で副作用が軽減されています。使用上の注意については、本サイト を参照してください。


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Prostate Power Rx は、前立腺の大きさを正常にもどし、尿がスム-ズに出るようにしたり、その機能を改善するという植物性サプリメントとして、米国で人気が上がっています。前立腺からのホルモン分泌を正常にもどす働きもあります。抗酸化能もあります。

若返りにもなります。そのために、男性の性的機能の改善にもつながります。中高年男性にとってうれしいサプリメントがでたものです。日本語の サイト でも、紹介されています。外科的手術も日本では盛んに行われていますが、副作用のない植物性サプリメントで前立腺の機能改善を考えたらどうでしょうか。


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当方は、グレ-プなどの酸味がつよい、くだものやジュ-スが好きで、胃が酸味に弱くなっているようです。あるいは、胃潰瘍気味のひとも、酸味にこたえるの ではないかとおもいます。そもそも、グレ-プは、ビタミン C がふんだんに含まれているので、それで十分ではないかと思います。

ビタミン C のカルシウム塩は、胃の中でとけても、酸性を抑える働きがあります。この塩をのめば、ビタミン C が補給できます。この製品は、Ester-C  という名前で販売されています。ビタミン C は、サプリメントの代表のようなものです。子供のころから、大量にのんできています。マルチビタミン、Multivit Rx  のようなもので、いっかつして、ビタミン、ミネラルがとれるすぐれものもあります。忙しい人には、かんたんで、一日一錠で十分です。テ-ブルにおいておくだけですみます。


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日本ではあまり見かけないのですが、米国ではサプリメントを作り出す、つまり新しい処方を考案するひとが多くいて、その特許も確立しているようです。多分、ビバリ-ヒルズの豪邸に住んでいるようなひとがいるようだ。

どのようにするかといえば、たとえば、記憶改善というサプリメントは、アセチルコリンエステレ-スを阻害して、脳内神経伝達物質であるアセチルコリンの加 水分解を防ぐというメカニズムを基幹にします。また、アセチルコリンの生合成には、ビタミンなどが必要になるので、それらを適当に複合していきます。記憶 には、脳内の微量金属が起因していますので、たとえばリチュウムなども複合させます。このように、複合サプリメントを処方します。

問題は、かなり大量に販売できないと採算があわないので、その宣伝力が大事になります。Google, Yahoo などの広告でも出てくるという具合です。しかし、このような処方家は、それほど数はいないようで、その会社に契約上、専属になっているようです。他の会社 に引き抜かれないようにしているわけです。また、自分で独立する人もいます。多才なひとたちです。

医療用医薬品を認可する米国の FDA の認可はかなりきびしく、このような複合サプリメントの処方は治療用医薬としてはほとんど認可されないのですが、しかし実際には治療効果があるとわかって いる主成分がはいっているので、効果はあるのです。このようなわけで、FDA からは警告をたまに受けるのですが、処方家はかまわず処方して、それが世界的な人気サプリメントになってしまうのです。これが、米国サプリメントの実際で す。

日本では、それほど輸入規制は厳しくないので、アメリカ並のサプリメントがつかえます。これが、日本人の健康のみなもとになるのではないかとおもっている 次第です。病院で処方されるものより、最先端の 「薬剤」 が手にいれられる可能性があるのです。ここまで言うと、医師会や当局におこられることはわかっていますが。つぎのサイトでも、処方を紹介しています。







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体内のインシュリンが血糖値を下げる働きがあることは、皆さんもご存知です。しかし、糖尿病というものは、昔からあったようです。サプリメントも開発されてきました。これは、精神的に病んでくるそうで、現代の病気ではこわいものです。

では、どのように、サプリメントでは対処できるでしょうか。血糖値の問題は古くから、考えられていたようです。最近わかったことですが、抗酸化能をもつ若 返りに使われているアルファ-リポ酸が生体の血糖値の正常化に寄与するということがわかり、利用が盛んになっています。この化合物は立体異性体があるの で、このうち、(R)-form が活性です。具体的には、R-Alpha lipoic acid R-50 といものが、製品です。従来製品のアルファ-リポ酸は、不活性型 (S)-form を 50% 含んでいるので、きわめて性能が低いということがわかっております。化学的な解析で明らかになっています。これいがいにも、血糖値コントロ-ルに効果があ るサプリメントは、以下のサイトに紹介されています。





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喘息のときに使うエフェドラは、日本ではかぜぐすりに複合されてひろく使用されてきましたが、FDA によりその使用が禁止されています。

エフェドラは、体重減少の効果もあるので、ダイエット、ボディビルでも使われてきました。このサプリメントにおいて、影響がでています。エフェドラを含むサプリメントはその愛好者が多かったのですが、現在は使えない状態になりました。

そのために、Hoodia Gordonii というアフリカのブッシュマンが食べていたという、ダイエットサプリメントが売れています。おもしろいメカニズムで、食事をとると血糖値があがり、それに より満腹感が感じられて、それ以上の食欲が出てこなくなるということです。Pfizer, In.c が医薬品として開発をすすめているといううわさがありますが、いちはやくサプリメントとして売り出されました。

副作用がまったくないということで、日本ではこれから売れていくと思います。








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アメリカで人気のサプリメントの中で、Coral calcium というのがあります。これは、沖縄のサンゴをそのまま原料にした、ミネラル補給のサプリメントです。Coral Incorporated という会社が製造しています。

たしかに、サンゴは、海の生物で、海水の中には生物体が生まれたころの必須ミネラルが含まれているはずです。それらを十分に吸収したサンゴを使ったミネラルができていると聞いて驚いています。サンゴそのものを、企業秘密のようですが、うまく素材を加工しているようです。

骨の成長や代謝には、カルシウム、マグネシウムが必要で、これで十分に補えるようです。日本で手に入れられます。








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ガランタマインド、GalantaMind とは聞きなれない名前ですが、主成分名が Galantamine ガランタミン ですから、それと関係があるだろうということはわかります。

人間が年をとってくると、記憶力が悪くなるときがあり、このときは社会生活に悪い影響があります。これは、脳の神経伝達物質のアセチルコリンの絶対量が不 足しているためであると考えられ、すべてではありませんが、その減少を抑える働きがあります。子供は、のめません。副作用はなくはないのですが、適切にの めば体調は順調であるといわれています。また、GalantaMind Plus は、別の処方でいろいろなサプリメントが複合されています。これも、人気サプリメントです。






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エ-ザイは、東大薬学部の寄付講座と共同研究をしていた、アセチルコリンエステレ-スとドネペジルとのドッキングスタディは、捏造論文です。正確な分子力学解析をしていないと思います。ここで、お知らせしておきます。

Atsushi Inoue, Takatoshi Kawai, Misako Wakita, Youichi Iimura, Hachiro Sugimoto and Yoshiyuki Kawakami, J. Med. Chem., 39, 4460-4470 (1996).

この論文では、ドネペジルの二つの異性体、(R)-, (S)-enantiomer が、タ-ゲット酵素の活性部位に結合している座標を、分子力学計算で解析しているものです。そして、アリセプトには酵素立体選択性がなく、両立体異性体が 同じ部位に結合するということを結論づけています。

そもそも、かれらの論理では、二つの立体異性体は、その立体構造がほとんど同じということなので、根本的に、このような計算機実験をやることもないのに、 あえて、やらざるを得なかったのでしょう。立体異性体の構造がほとんど同じなのに、論文のデ-タでは多少の結合位置のずれがあって、捏造の工夫の跡があって、より捏造の仕 方がリアルに出ています。

はじめから、酵素活性部位にあるはずの、水分子の座標を入れていないのは、彼らにとって、水分子の座標まで捏造することはできなかったのです。たいていは、酵素とリガンドの間には、水分子が充填 されていますので、そもそもそのようなものを考慮しないで、酵素リガンド複合体のエネルギ-解析はできないのです。それも、ほとんど立体構造が同じというリガンドの 立体異性体と酵素との結合力の違いを、このような解析法では、解像度、計算精度がままならないのです。所詮は、計算誤差に入るはずの解析デ-タなのに、二つの立体異 性体の酵素にたいする結合力は、同じであるという、そもそも結果が決まっていての論文であることは明白です。このような解析結果から、デ-タを作ったようにみえます。したがって、解析の内容は、ほとんど捏造で、実際は、正確 な解析をしていない、計算された分子間相互作用エネルギ-値なども科学的にみても捏造と思えます。

また、立体異性体の酵素選択性、酵素の認識という生化学的によくわからない現象を、それも分子構造解析ではほとんどわからないようなことまで、このような分子力学計算で、そもそも解析ができるわけもないので、そこからも捏造論文の兆しが見えます。

はじめから、企業の目的である結果を、ドッキングスタディで導き出そうとしたようで、大変度胸がいることです。捏造論文がバレたときのことを考えていない のですか。状況は、20 年ほどまえから、見聞きしていましたから、このようなことをやるとは、予想していました。予想していたことを、実際にこの論文を精読して、確認した次第で す。どのような捏造論文が出てくるだろうということは、あらかじめ、予測つくものです。そして、その論文を検索したのです。さがし当てたのです。

この論文では、つまり、計算誤差にはいるはずの解析結果を、有意差があるとして、かってに決め付けているところで、捏造論文の兆しが見え隠れしています。 共著のひとは、現在、京都大学薬学部で教授をしているというので、世の中、終わりということでしょう。しかし、これだけ、体系的に、総合的に、企業ぐるみ で、医薬品開発の捏造をしたことは、いままでも、かなりの多数の事例があると思いますが、アリセプトの事例もすごいものでした。構造活性相関の解析から、 捏造しているのは、ものすごいことです。

なぜ、このように、体系的にデ-タ捏造をしなければならない理由は知っています。理由があるから、捏造するのです。一般的には、うそがばれてしまう危険性 があるにもかからわず、そのリスクがあっても、捏造するしかないのです。しかし、 これほどのデ-タ捏造をする必要はないのではないかと思うからです。その理由をしっているから、捏造デ-タと判断できているのです。総括的に、東大薬学部 がだませるのは、日本薬学会の中だけで、それ以外のエリアでは、だまされません。国民全体をだますことはできないのです。物理とか化学は、別の世界なので す。




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アリセプトの光学純度 50 % 程度の問題について、エ-ザイ株式会社から正式のコメントはないと思います。このまま、販売を続けることなのでしょう。法的には、とめることはできませ ん。患者が医師からの処方をことわって、この薬剤をのまないことしか、予期しない副作用から身を守る手立てはありません。患者は、じきになくなってしまい ますから、副作用情報もデリ-トされてしまうわけです。

この問題の根源的な理由がわかれば、エ-ザイ研究所の技術レベル、ドラッグデザインのやり方の問題点が浮き彫りになるのです。まだ、この問題についての解答は、好評されていないと思います。

それは、これを教えるとエ-ザイ株式会社に利益になるからです。利敵行為になってしまうからです。企業ぐるみでやっているので、企業の中で、とめることはできないのです。

これは、米国 FDA 当局、および米国の法律の未整備をつかれたのです。光学異性体について、明文化して規制できていないので、アリセプトが流通してしまうのです。だれも、こ のように、学術論文から、臨床試験解析から、分子構造解析、代謝物解析まで、すべて、いっかんして、捏造デ-タを構築してしまった場合、規制できないとい うことになってしまったのです。

イギリスの Birmingham 大学病院で、アリセプトのアルツハイマ-病にたいする治療効果がないという結果がでるまでは、開発企業の言いなりになるしかなかったのです。公的研究機関 が、公的研究費で、追試験を行わないと、エ-ザイ研究所のデ-タは信用できないということです。今回は、高い月謝を払ったわけで、エ-ザイのような企業の 医薬品申請は厳格に行わなければならなくなったわけです。

エ-ザイは、現在は、東大、京大などの薬学部で、寄付講座というものをつくって、アカデミック的に研究するようにしているようですが、国民は、そのデ-タ をうのみに、信用してはいけないのです。たしかに、場所は、公的機関ですが、研究費が民間製薬会社が出しているときは、そのデ-タが真実であるかは、すぐ には信用してはいけないのです。
その大学機関ないでの、モラル、規制の程度に依存するでしょうが、上の薬学部はそもそも研究機関として信用されていないのです。

このようになると、製薬会社が大学に寄付講座を設けて、研究する意味が半減してしまうわけです。彼らとしては、公的機関で研究したようにみせかけて、つま り偽装をしようとしているわけで、それが意味をなさなくなってしまうのです。大学としての 「商売」 ができなくなってしまうのです。大学側としては、デ-タ捏造に公的研究機関の場所を提供するビジネスをしているのですが、うまくいくでしょうか。外国の規 制当局がデ-タ捏造を見破ってしまえば、それまでではないですか。臨床試験まで追試するわけですから。



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米国でも、CoQ10 は、サプリメントとして人気があります。CoQ10 は、生体成分ですので、副作用がないのと、フリ-ラジカルょスカベンジして、生体の細胞レベルから、抗酸化といいますが、老化から守る働きがあるからで す。アンティエイジングとして、利用されています。

とくに女性の顔のシワなどは、基本的にはからだの老化からくるので、美容の第一段階として、なにはさておいても、老化から身を守る必要があるのです。た だ、クリ-ムなどに CoQ10 を混入して、それを顔に塗布して、老化を防ごうとするのは、やりすぎではないかと思います。しかし、そのような会社さんもありますので、一般的には、大きな声でいわ ないことになっています。

日本で、CoQ10 を合成している大手の企業がありますので、量産しているようで、その消費量も上げなければならないので、このような CoQ10 ブ-ムになっているものと思います。営業担当者の勝利ですね。よく、サプリメント市場を作り上げたものです。





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学生のころですから、20--30 年前になると思いましたが、リクル-トブックを大学の就職係からもらってみてたら、日本には、製薬会社が非常に多いので、驚きました。当方は、化学、薬化 学の研究者になろうと思っていたので、日本の製薬会社の研究所の内容に興味ありました。

今以上に、当時は、医薬事業部門が乱立していました。現在の 3 倍ぐらいは、あったように思います。医薬がカネになると思ったのでしょう。石油化学、電気化学、ソ-ダ会社など、多くの会社で医薬研究部門がありました が、今はほとんどリストラされて、なくなっていると思います。

そのころ、思ったのですが、医薬開発の能力のある研究者など、日本にはそれほど人数は多くないので、おかしいなと思いました。研究所など、一部の会社にし か作れないほどのシロモノだからです。結果として、わかったのは、ほとんどくわせもので、中身がないような、偽装された研究所だったようです。規制当局で は、ある程度の設備をもたない企業の研究所のデ-タ申請は認められなくなりましたので、そもそも医薬品開発の条件を満たせなかったのです。

当時は、武田、三共か塩野義がまともな会社だったと思います。その他の会社の研究所は、バラックのようなところで、牛乳びんを実験に使っていたようでし た。聞いた話しです。だから、研究者で、これらの会社に入れない人は、ダメな人だったわけです。当たり前ですが、仕事をする場所がそもそも、ないわけです から。入っても、しょうがなかったわけです。現在は、少し様子が変わっていると思いますが、学問的な基盤からして、日本は米国に追いつけないのは、自明の 理になってしまいました。製薬会社も大きいところは、なくなっていくのでしょう。小さな会社は、医薬開発能力がないのに、製薬会社のカンバンを掲げている だけです。


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おもしろい話しがあるのですが、製薬会社の社長とすれば、薬学部の教授の人がエ-ザイ研究所などの所長になってくれれば、なにか医薬品が開発できると思ってい るようです。それは、当の本人が思っているだけのことですが、たいてい、研究所をぶち壊しにしてしまうようです。よく聞く話しです。

なぜ、このようなことがおきるかと考えます。製薬会社の研究所は、モラルの高さが求められるのです。捏造デ-タによって、臨床試験の患者が死亡してしまう ことがあります。企業側からすれば、社員のモラルの高さを求めるしかないのです。新製品によって、数千人の人々が生活をしているわけです。そもそも、モラ ルのないような人たちを、モラルをあげて仕事をしてもらうところなのです。

ところが、大学教授からきた人の場合は、そのモラルを理解できないのです。たぶん、驚くことは、大学の職員より、製薬会社の社員の方のレベル、モラルの高さに圧倒されると思い ます。それで、その人は、生きていく場所をなくして、自暴自棄になり、企業研究所をぶっ壊してしまうとだと思います。根源的には、人間のモラルの違いです。薬 学部の大学教授は、本来はモラルの高い人だと認識されますが、日本では、そうではないのです。確かに、大学の基礎研究では、モラルより、研究成果が求めら れるからです。

大学教授と製薬会社の研究所長とは、モラルの根源がちがうので、理解できないでしょう。反対に、製薬会社から、大学の教授になる人はいますが、能力差が圧 倒的にちがいます。大学の研究者の方が、はるかに能力は上です。共同研究などするレベルではないでしょう。捏造論文を書く程度の能力しかない人が大部分で す。これは、勘違いしたくないものです。当たり前のことですが。



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世界的な製薬会社の日本法人の Pfizer, Inc. で、なにかバタバタやっているようですが、新聞でみているかぎり、詳細は不明です。日経の記者も踏み込めないのでしょう。労使問題のようです。

Pfizer, Inc. は、世界的な企業ですが、医薬品の副作用の問題などで、業績が多少よくなくなっていると聞いていますが、それでも、のぼり調子の企業です。世界的な規模で の、人員削減で、日本法人にも、その割り当てがきたのでしょう。しかし、日本法人の状況は、業績がよいので、リストラすることができず、本社からのノルマ 達成ができないということでしょう。前任のの外国人社長が解任されたということでした。まさに、戦国時代の下克上のような状態で、現在は日本人社長で収 まっていると聞いています。

西洋人は、日本人は現地雇いということで、そもそも社員を 「人間」 と思っていないようです。ドイツ系の製薬会社でも、そのようなうわさを聞いたことがありました。だから、日本にきたら、日本人の社長を雇って、任せればい いと思うのですが、これも、日本人は信用できないといわれれば、それまでです。ただ、日本では、とくに、研究者の雇用、就職が自由にできないような国であ るということを、米国本社にわかってもらいたいと思うのですが、わかってくれないようです。言葉は悪いですが、日本人は、「現地人」、「土人」 のような人間と思っているのでしょう。当方の知り合いでも、外資系の製薬会社で、長く勤めている人は、ほとんど聞いたことがないですよ。大体、5 年以内にやめているようです。Pfizer, Inc. の社員はそのことがわかっていないのでしょうか。研究関係では、3 年程度で、やめて出ていったほうがよいのではありませんか。ろくなことはないようです。



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