バイアグラによる視覚障害の副作用

性的不能治療薬のバイアグラの服用者の一部に、重度の視覚障害の症例が出ているとの報告を受け、米連邦政府当局 FDA が調査を開始したという報告がありました。

バイアグラのおかげで元気に生活しているひともいるのですが、厄介な問題が浮上してしまいました。FDA が把握している視覚障害の症例報告は、全体で 42 件にのぼるのですが、開発企業の Pfizer, Inc. の見解では、全服用者の数からみれば、わずかな人数ということですが、副作用の被害者からみれば深刻なことになります。

勃起障害の治療薬として認可されているバイアグラは、心臓疾患により医師から性交渉を止められている人が服用することをは禁じられています。また、ニトロ グリセリンのような硝酸塩を含有する薬品を服用している患者に対しても、バイアグラを服用しないよう警告が出されているところです。これは、バイアグラが血管拡張作 用があるので、急激に血圧を低下させるためです。血管拡張作用の性的機能改善薬は、このような副作用があることは知られていることです。

バイアグラは軽度の視覚障害があることは知られていたのですが、失明するほどの障害が発生するとは知られていなかったので、FDA でも重要視しています。

植物性サプリメントの Passion Rx は、視覚障害の副作用は報告されていないので、医薬品のバイアグラより、安全性が高いのではないでしょうか。

性的機能改善ヨヒンビンの作用

性的機能改善サプリメントのヨヒンビンの作用は古典的に知られています。アフリカに生育しているヨヒンベといわれる樹木の主に樹皮を細かく砕いたものを摂取することによ り，性的機能が改善するという。ヨヒンベの主成分は，アルカロイドのヨヒンビンという化学物質です。教科書的には，古くから知られているものです。性的機 能改善とは、男性のインポテンスの改善ということで、ペニスの血管を拡張して血液が流入しやすいようにすることです。しかし、外陰部のみの血管血管拡張作 用だけではすまないので、他の部位の血圧降下作用をともない、高血圧や心臓病のひとには負担が大きくなるので，摂取は注意をするように言われているものです。女性に たいしても性的機能改善がみられるといわれています。

ヨヒンビンは、インポテンスの患者が多い米国では、多く使用されていると聞きます。FDA により治療薬として認可されています。日本でも一部で認可されているものです。サプリメントとしては広く利用されています。日本には輸入ができるように なっています。バイアグラは、近年になって開発されたインポテンス治療薬ですが，ヨヒンビンは古典的に知られていたものです。このようにサプリメントの利用が盛んになっているのです。

すでに述べたように，性的機能改善効果作用をもつサプリメントや医薬品は，血管拡張作用の化合物で，高血圧や心臓病のひとには要注意のものです。