老化現象には認知障害、がん、高血圧、関節炎、顔にできるしわなどがあります。老化における障害は多岐にわたります。これらの障害を取り除くことがアンチエイジングといいますが、これほどの万病のクスリはありえません。現実的に抗がん剤も満足いくものがありません。エイジングによって病気が引き起こされます。そのような病気を予防するものがアンチエイジングのクスリでしょうか。医学的な論文でアンチエイジング薬のようなタイトルを見かけました。天才の医者が出たのかと思いましたが、内容はたいした論文でなかったので安心しました。
アンチエイジングという用語の定義があいまいです。老化を食い止める効果に対する評価項目があいまいです。アンチエイジングという現象の定義もできないでしょう。老化という現象の定義もないのです。今後ともアメリカの学者が作ることもないでしょう。
皮膚科学が専門の学者としては、皮膚のしわが出来にくくなることがアンチエイジングなのでしょう。がんの専門医は、がんになりにくい医薬品があれば、アンチエイジングなのでしょう。多様化した内容になると思います。
このように、西洋医学ではアンチエイジングは単純に定義できませんが、アロマテラピーではアンチエイジングが定義されています。顔などにしわとかクスミができて、ルックスとして年老いたように見えることを老化、エイジングと言います。それを抑制することがアンチエイジングなのです。アロマテラピーではスキンケアを中心に考えるので単純化しています。アンチエイジングということは、精油のトリートメントで可能だからそのように言うのです。
