今日はのんびり市内観光でもしようと、地図を広げまだ行っていない観光地をピックアップし、「湛山寺」と「中山公園」に行くことにしました。
中国の大きな都市ではバスがひっきりなしにやって来ます。
青島でも今、地下鉄工事が行われていますので、地下鉄が出来ればバスの量も減るのでしょうね。
車中で出会った可愛い赤ちゃん。
彼らもかなり長い間乗っていましたが、ずっとこんな眼差しで私の方を見ていました。
笑いかけても、無言で話しかけても表情は待ったく変わらず・・・。
赤ん坊の目にも、「何だか、今までに見たことのない変な奴!?」って映っていたのかな。
104路に乗り、「華厳路」で下車、暫く歩いて行きます。
乗り換えれば湛山寺の前まで行くバスはあるようなのですが、「乗り換えのバス停がよく分からないし、歩いてもすぐだと思うので・・・。」と歩くことにしました。
途中の家々はドイツの影響を残していて、中国の住宅とは少し趣が違います。
「老年大学」がありました。
先日友人のMさんとおしゃべりをした際に、話題に上った大学です。
とても新しい綺麗な校舎でした。
何時か学校訪問してみようかな!?
湛山寺は1930年代に建てられた歴史の新しい寺である。中山公園の東、森林公園の隣に位置する。 30年代当時青島を訪れた国民党南京政府や仏学家たちは青島では仏教が不振なことを知り資金を集めて湛山の南麓に寺を建設した。
まだ100年もたっていない、青島最大の仏教寺院です。
ここは正門ではなさそうですが、ここから入りました。
切符の表と裏
入場料は一人10元の所60歳以上の割引で、二人で一人の金額になりました。
院内には大雄宝殿、三聖殿、天王殿、客室、蔵経楼の五つの建物がある。全部で144部屋あり、建築面積は3741㎡、敷地面積は22244㎡。山の入り口にある2体の獅子の石像は、明代の頃のものと言われている。寺の前には蓮の花の池があり、寺の東側には高さ20m余りの薬師塔がある。南は黄河、東、西、北は浮山、湛山、太平山に面していて、これが青島十景の1つ『湛山清梵』である。
薬師塔
塔の周りを木魚?のようなものを叩き、念仏を唱えながら回っている人たちがいました。
ふと気が付くと、観光客も混じって列が長くなっていました。
薬師塔の傍にある鐘撞塔です。
この日は係員が居なくて近づくことはできませんでしたが、説明を読むと「北京オリンピック」の際に新しく建立されたもののようです。
1回目;限りない功徳((現世、来世に幸福をもたらすもとになる善行)を、
2回目;神の祝福(福恵)が増すように、
3回目;万事が吉祥(目出度いことが起こる兆し)であるように、
願って鐘を撞きます。鐘撞き代は10元(125円位)です。
大雄宝殿
青島に来てまだ猫を見かけたことはありませんでした。
このお寺の境内には沢山の猫が居ました。
この猫はその中のボス!? この暖かな場所から動こうとしません。
でも、他の猫は寄り付きもしないのですよ!
法堂
ここにはお坊さんの養成学院もあるみたいでした。
初々しいお坊さん候補生が行き交っています。
周りには色んな標語?が掲げてありました。
左から1;安寧は自分の心の内に求め、外に求るなかれ。
2;慙愧の心は人の徳を増し、懺悔の心は罪を軽くする。
3;心が平安であれば、世の中もまた平安である。
4;人にものを教えるにはまず身をもって成せ、
自分の決めたことが出来るようになって、
やっと他人との約束ができる。
勝手な訳ですので違っていたらお許しを!
しかし、肝に銘じておきたい言葉です。
【寺内の仏様たち】
左は大きな仏の涅槃像。 右は阿弥陀様?
弥勒像
上の写真の仏様の両側にはこの様な大きな四天王?が鎮座していました。
いつも仏様に関しては迷ってしまいます。
夫に寄れば、日本の呼称と少し違うらしいので、これからの勉強課題です。
寺院内は今までに観光した寺院と何かが違っていました。
よく考えてみると、他の寺院は何百年の歴史を持つお寺です。
敷地内にある木々もとても風格を感じさせました。
このお寺は、その様なお寺にあった重みがかけているように思います。
歴史の重みって計り知れないものですね!
この様な塀は昭和初、中期の日本にも見かけられたように思います。
この様なしゃれた休憩コーナーも設えられていました。
寺内を一回りして正門前にでました。
正門横の「蓮の花の池」(今は花が有りませんでした)からは、薬師塔と鐘撞き塔が望めます。
私たちはこれからリフトで「中山公園」に向かいます。
途中、思いがけず遊園地を見つけました。
この付近には「植物園」もあるようなので、子供連れで遊ぶのには格好の場所なのでしょう。
左;金魚や亀を売売っています。 右;小さな釣堀(誰も釣っていません)
ゴーカート(とても楽しそうでしたが、狭すぎです。敷地はあるのだから、もう少し広くするともっと楽しいと思います!)
池には可愛いボートも浮かんでいました。
海賊船
以前、私は日本でこれに乗って気分が悪くなったので、それ以来「身体にわるい!」と乗らないことにしています。
他にもロープでこしらえたアスレチックなどがあり、親子で楽しむ風景が見られました。
こんな光景は中国でも日本でも同じで、心が和みますね。
これからリフト乗り場に向かいます。